中国からの緑豆仕入価格の値上げと人件費アップにより、最盛期230社あった国内のもやし業者は130社ほどと100社も減っているという。
そこに昨今スーパーなどの小売店側から価格の値切りが相次いでいて、ご存知の通り一袋10円台や一桁台で売られる事もしばしばあり、元々薄利だったものが採算割れを起こしてそこに至る。
小売店サイドとしてはもやし業者を叩いて安く仕入れられれば痛みが少なく目玉商品として売り込む事ができるためだ。
しかしいくら薄利多売とは言っても一袋20円台以下が販売するが生産コストに見合うはずがないのは当然の事で、ついに最低でも一袋40円程度で販売して欲しいとメディアを通じて窮状を訴えに出た。
つまり一袋38円程度が最低ラインという事になる訳だが、目玉として特売をしたいのであれば小売店側が負担すべきではないだろうか。
また一袋10円未満で販売するというのは、生産側のコストにも見合わないだけではなく侮辱にも等しい部分なので、これから必ず疑問符が付けられてくる部分であろう。
行きすぎた値切りはもやし業界の疲弊を招くだけなので、あまりにも酷い値下げについては正していただきたいと切に願う。