はじめまして

今回、新しくブログを開設しました。

4泊6日のヴァンクーバーの旅でした。

2008-05-30 18:05:07 | Weblog

 昨年2月に続いて2度目のヴァンクーバー探鳥旅行です。
 昨年は冬鳥、今年は夏の鳥が目的です。
 どんな鳥に出会えるか楽しみにして、何時もの気心知れた
仲良しグループ6人で出掛けました。

 男性2人、女性4人です。打ち合わせ通りの電車で成田へ。
 カナダは夜の便なので出掛けは楽です。お昼に家を出ます。

 成田でいろいろと手続きをして長ーい長ーい通路を歩いて
搭乗ゲートへ向かいます。カナダはローカルなのでしょうか?
何時も空港のはずれになります。これ以上無いと言う遠い場所
に搭乗ゲートがあります。

 18時20分、いよいよ搭乗です。そして19時16分、
エアカナダ004便は成田を離陸しました。

 これで8時間後の、今日の12時にヴァンクーバーに着く
のです。なにか得するような感じです。
 何時も東回りに飛んでいれば永久に歳を取らないような
錯覚にとらわれます。

 ゆっくりと日頃読めない本でも読もうとすると手許灯が点き
ません。見ると殆どの席が点いていません。
 アナウンスで故障の為、点きませんとのこと。
 点検不備もこの位なら、まー良しとして持参のMDで落語や
藤沢周平作品の朗読を聴くことにしました。

 食事は2回ですが、何故か馴染みません。
 カナダ人の客室乗務員が何か言いますが、最初のチキンだけ
判ったのでチキンと答えると、出て来た物はチキンカレーでした。

 他に何かあったようですが、我慢します。

 東行きは直ぐに夜が明けます。窓が閉まっているので判りません
が、19時に成田を発った時、ヴァンクーバーは夜中の3時です。

 間もなく夜明けです。寝てはいられません。

 2度目の食事が運ばれて来ましたが、美味しくありません。

 時計の針を戻しヴァンクーバーに対応します。

 予定より早く現地11時42分に無事着陸しました。

 ヴァンクーバーも又、長ーーい長ーーい通路です。
 そして入国手続きは、延々の列です。それでも去年よりは楽です。

 江戸川の女子高校生150人ほどが修学旅行で固まって並んで
いました。一括手続きは出来ないようです。

 やっと手続きが終わり、荷物を引き取り2台のカートに皆さんの
分も乗せて出口を出ようとすると私と同行のM氏が呼び止め
られ、別の通路へ連れて行かれました。
 女性達は先に出てしまいました。もっとも抵抗出来ません。


 別室へ行くと同じように拉致された乗客がカートに荷物を載せて
待っています。中国人が多いようでした。
 取り調べが、至極のんびりとしていて一人でなかなか終わり
ません。これでは先に10人ほどいるので何時片付くか判らな
い状況でM氏と、いらいらしながら途方に暮れていました。

 20分程待たされて後ろの方から何か言われ私達の番になり
やれやれと思ったのに、係官は英語だけです。
 パスポートを見せ、観光だと言うと無事に釈放されました。

 後で聴くと、空港職員の訓練の為に抜き打ち的に適当に
ピックアップして調べるようです。変な物に当たってしまい
大迷惑でした。ヴァンクーバーは中国人が多く、いろいろと
持ち込むので調べるのだそうです。
 特に一人で多くの荷物を積んでいたので目についたので
しょう。 

 とんだ所で時間を食ってしまいました。
 無事に皆さんと再会して、これから4日間お世話になるガイド
のK氏の待っている場所へ急ぎます。

 天気は多少雲があるものの晴れで気温は快適です。

 何やかやあって13時35分、いよいよヴァンクーバー探鳥に
出発です。時期的に花も沢山咲いていて沿道は綺麗です。

 ポプラが亭々と聳え、車内は日本語ばかりなのでカナダに来た
感じよりも北海道を走っている感じです。
 ただ走行が右側通行なので、対向車が来ると一瞬はっとします。

 広いです。何しろ日本の26倍の土地に四分の一の人口しか
住んでいないので広いです。

 今、降りて来た空港です。


 先ずは空港近くのアイオナビーチパークへ行きました。
 ここは、昨年も一番最初に訪れた公園ですが、市内の汚水処理
の沈澱池で、ここからパイプで4Km先の海底へ流しているとの
ことです。もっとも処理された汚水なので多少の匂いはあります
が、それほど濁ってはいません。鳥も好んで浮いています。

 コマツグミがみみずのような物を銜えて止まっていました。


 アイオナの池です。


 雲があって残雪の山が見えません。

 ホシムクドリやウタスズメが見えましたが遠くて撮れません。
 黒いのでカラスと付けられていますが、日本にはいない
ムクドリモドキ科の鳥で脇に赤い模様がある、ハゴロモガラス
です。後ろにいるのは同じ科のコウウチョウです。


 ハゴロモカラスは体長22Cm、コウウチョウは19Cmと
やや小形です。
 ハゴロモカラスは翼の模様が美しく、これから何回も出て来る
と思います。見ると近いし大きいので写したくなります。

 ガイドさんがフタオビチドリを見つけて呉れました。
 遠くて小さいのでなかなか見つかりませんが、やっと見つけ
ました。それでも22Cmですが保護色なので見つけ難いです。


 池の干潟にアメリカヒバリシギが歩いていました。
 見ると遠い対岸には沢山動いています。


 草むらにカナダガンの卵が割れて落ちていました。
 恐らくカラスが中を食べたのでしょう。小銭入れと対比して
見ました。


 見方を変えたアメリカヒバリシギです。


 フタオビチドリとアメリカヒバリシギが仲良く餌を漁っています。


 カナダガンの群れが降り立ちました。


 カナダガンは体長約80Cm、翼を拡げると1mを越します。

 ミカズキシマアジという鴨の仲間です。


 1996年の1月に愛知県の木曽川にたった一羽飛来した時
は大騒ぎでした。木曽川の中州は100mも離れていましたが
スコープでやっと見えて感激したものでした。それが、ここで
はいとも簡単に見れます。また後でも出てきます。

 カナダガンが飛んで行きます。何故かこちらへ向かって来る
ケースは少ないです。


 池の中の放棄物の上にアメリカイソシギがいました。


 空には悠々とハクトウワシが飛んでいます。


 ハクトウワシはアメリカのシンボルのようになっていますが、
日本で言えばトビのように何処にでも居て、雑食性なので何で
も食べ、ゴミ捨て場に集まります。
 但し、大きく姿は美しいです。体長80~94Cm、翼を拡
げると180~230Cmもありますから見栄えがします。

 同行の目の良いHKさんが、葦原の中に何か見つけました。
 キガシラムクドリモドキと言う、黄色い頭の鳥です。




 葦原の中なので撮りにくいことです。身体は黒です。
 この鳥も名前のようにムクドリモドキ科のとりです。
 体長はやや大きくて24Cmです。

 アイオナビーチパーク付近の風景です。16時近くです。


 雲が低く垂れ込めていますが天気は大丈夫でしょう。
 涼し過ぎるくらいです。

 15時45分にアイオナを後にしました。
 ブラックベリーと言う植物が凄くはびこっていて茎に棘
があり、触ると固くて痛いです。ズボンの上から刺されて
血がにじんでいました。子供は気をつけなくてはなりません。

 日本のセイダカアワダチソウのように困っているようです。
 黒い実はブルーベリー同様ジャムに使えるとのことでした。

 ヴァンクーバーへ来ると西も東も判りません。太陽の位置
と海の方角で判断します。

 約1時間で、バーナビーレイクへ着きました。周囲約10Km
の大きな湖でした。

 住宅の前に見事なシャクナゲが咲いていました。


 今はシャクナゲの季節で、他にマロニエの花も随所で見られ
ました。ヴァンクーバーは正に花の都です。

 ホオジロ科の鳥でワキアカトウヒチョウが木の枝に止まって
いました。


 北国では見られないと思って居たハチドリがいました。
 もっとも、ここではハチドリは2種類だけです。
 そのうちのひとつ、アカフトオハチドリです。


 小さいです。体長10Cm。日本ではキクイタダキの大きさ
です。ここでは飛んでおらず止まっていました。
 そのうち、ホバリングしている姿が見られるでしょう。

 派手派手模様のアメリカオシです。日本のオシドリの仲間
です。日本より少しバタ臭い感じです。


 昔、軽井沢の星野温泉の池に飼われていました。

 池の傍でカナダガンの雛が地面に嘴を突っ込んでいました。
 折からの傾いた太陽の光を浴びて光っています。


 公園には随所に巣箱が設置されていました。
 ミドリツバメが休んでいます。


 ミドリツバメの頭は太陽に当たると緑色に光ります。

 池には、ビーバーが棲んでいて直径3m以上も有る巨大な
邸宅を造っています。
 池を泳いで来ました。


 見ると怖い顔をしています。カワウソの仲間ですから
一見怖い顔です。
 大きな巣です。ここでは2箇所で見られました。


 バーナビーレイクからヴアンクーバーの高層住宅が遠望
出来ます。


 カナダガンの家族の傍にマガモとアメリカオシが寄って来て
います。みんな仲良く平和です。


 カナダガンは大家族です。全部無事に育つのでしょうか?
 自然は厳しいです。


 近くにコウウチョウがいました。カラスみたいですが、
ブラックバードの仲間で他の鳥の巣に託卵します。
 キイロアメリカムシクイは、その被害を受けています。


 最後は、またまたアメリカオシです。目立つ色なので見ると
写したくなります。


 17時35分、バーナビーレイクを後にしました。
 今日の契約は19時までなので、ホテルへ急ぎます。
 明日からは7時半から19時半まで、12時間目いっぱいの
探鳥です。早起きして夜は食事が終わると22時になります。

 初めてホテルにチェックインして部屋へ入ると想像していた
以上に豪華でした。

 案内では二つ星との事でしたので覚悟していましたが、ここ
コーストプラザホテルは四つ星半で部屋は広くダブルのベッド
が二つとリビングも広々としてキッチンには総ての設備が揃って
いて何不自由無い状態です。

 フロアは27、28、29階の各01号室で一番良い部屋との
ことでした。

 鍋やコップや携帯コンロも用意して来たのが無駄になり幸い
でした。

 それでも私達の2801号室に集まり、持ち寄りの食事を
料理して、鳥合わせが終わると21時を過ぎていました。
 
 21時のヴアンクーバーの風景です。まだ明るさが
残っています。


 今日、見聞きした鳥は43種でした。

 明日からは6時起床です。

 2日以降は、ぼつぼつ仕上げます。では又のちほど。




5月10日からの12日間 その2

2008-05-21 22:35:35 | Weblog
 5月14日  雨のち曇り
 
 本命の吹き矢の日です。一週間で一番楽しいと勝手に思っている
日ですが、スコアは点付けになると、途端にがた落ちになります。
 まー、それでも楽しい事と健康に良い事で満足です。

 午後は鳥の仲間と句会です。5人しか集まりませんでした。
 5句出して、3点句 2、1点句 2、無点句 1でした。

 柏尾川に10年居るキンクロハジロを詠った句
  静かなる 流れに十年 残り鴨

  十一は 美形の鳥に 慈悲を乞ひ
   十一はカッコウの仲間で、姿の美しい鳥に託卵します。

  深山に 何を諭すか 仏法僧  
   仏法僧は声はコノハズク を言い、姿はブッポウソウと
   言う黒い鳥です。

  島の春 駐在さんの 大あくび
   離島の駐在さんは事件も無く平和でのどかです。

 9日にニコンのSSに黴取りを依頼していた、レンズが修理
完了で戻って来ました。26000円余もかかりました。
 常時、使用していたのについついうっかりして黴を生やして
しまいました。大損害です。

 5月15日  晴れ

 地元の市に2組しか無い、グラゥンドゴルフの会の大会です。
 42人の参加で始まりましたが、15回目と言う事で15位
にも賞品が出て、幸いにも当たりました。

 慣れないグラゥンドなので最初はボギーも出てスコアはパー
プレー。その後少しづつ改善され何とかアンダーになりました
が15位でした。

 参加賞やホールインワン賞やらで、金目の物は何も無いのに
結構多くなり嵩張る荷物を持って帰りました。

 天気も良いので狭い庭に茂った草を電動草刈り機で刈り、少し
さっぱりしました。
 
 5月16日  晴れ

 東京落語会の日です。9時半に出掛けました。
 先ず、新宿へ出ました。量販店でPCの用品を物色します。
 次は、目白で鳥の切手の仕入れです。1万種になったら止める
つもりでしたが、既に越えてもまだ続けています。
 まー、出来る迄続けるつもりです。それでも最近はアフリカの
低開発国が観光資源的に発行している質の悪いのに額切手は
敬遠します。
 表示されている学名と、鳥の絵が違う粗悪な品も往々有ります。

 上野へ出て東京都美術館で開催されている、パリの100年展
を見学しました。
 1830年から1930年に亘る、パリをモチーフにした絵画、
彫刻、デッサン等、200点くらいが展示されていました。

 最初に見えたのは、パリの風景です。これを見て昨年秋に訪れた
パリの風景とそっくりの光景が描かれて居る事に今更ながら感動し
ました。200年近く経った今でも、当時の風景が残されている、
パリ市の景観維持に感心しました。

 最後は本命の東京落語会です。前座さんの”寿限無”は、長い
名を持つ寿限無さんが、これまた長い名のスペイン女性と結婚し
て母親が中に立って大騒ぎになる噺で前座ながら好演でした。

 その1で紹介しました、鎌倉落語会の前座さんが、この噺を
したように書きましたが、少し混乱して間違いでした。
 鎌倉の前座さんは鯉昇師匠の弟子の鯉之助さんで、演題は
湯屋番でした。道楽者の若旦那が勘当になり居候の果て、湯屋
に奉公する噺でしたが、これも好演で将来が楽しみな若手です。

 中トリは権太楼師匠の、占い八百屋(又の題 御神酒徳利)は
爆笑落語で師匠独特の演技で、場内に笑いが絶えませんでした。

 仲入り後の取り付きは、滝川鯉昇師匠の、持参金でした。
 マクラは先日、鎌倉で話したものと同じでしたが、真面目な
顔で語る噺には、何回聴いても笑えます。

 トリの文楽師匠は、マイクの調整が悪く聴き辛かったのが難点
でした。

 21時少し過ぎて終演になり、何時ものように友人と一杯呑ん
で23時半頃の電車に乗ると、G車でも満席で2列車やり過ごし
ても駄目なので諦めて乗ると川崎まで立つ始末。
 G車にもシルバーシートが必要になります。
 それも座っているのは殆ど若者です。元気な若者が何もG車に
乗ることないと思うのは年寄りの僻みでしょうか?
 彼等にして見れば、高齢者がこんな遅くまで残っている事自体
身の程知らずと思っているのではないでしょうか?

 そんな事で大船に着いたのは0時半です。それからタクシーを
待って帰宅は1時過ぎになりました。

 お陰で就寝は2時でした。やれやれです。

 5月17日  晴れ

 午前中もう一箇所の吹き矢の会に出掛けました。
 4時間の睡眠が祟って、スコアは最低です。その上、またまた
指導員さんに、いろいろと注意されて滅茶滅茶です。

 早退して町内の有志の会に出席。奇数月の第三土曜日が例会です。
 何時も世話して下さる幹事さんに感謝です。

 13時過ぎに散会となったので、オオタカの観察小屋が開放され
るとのメールが入っていたので出掛けました。
 午に呑んだせいか、電車で乗り越して大分先まで行ってしまい
戻って行って見るとね鍵は閉まっているし誰もいません。

 仕方なく付近を歩いて最後は藪漕ぎまでして戻ると矢張り誰も
いないので帰る事にしました。

 明日は亡くなった妻の月命日なので、佛花とお供えを買って帰り
供えました。何時までも忘れられない事です。

 北海道の友人からアスパラガスが送られて来ました。1Kgも
あります。早速茹でて晩酌のおかずにしました。

 友人は今、痴呆症になっていますが、息子さんの嫁さんが気を
きかして送って下さったのです。申し訳ないことです。

 5月18日  晴れ

 葛西臨海公園の探鳥会です。私の担当なので身軽に出掛けます。
 その為、写真も撮る事無く500万画素の簡易カメラD100
だけを一応は持ちました。

 14名の参加でした。5月の最適日なので家族連れで賑わって
いました。

 人工干潟には潮干狩りの家族もいました。遠くを見るとまだ、
スズガモの群れとミヤコドリが残っています。

 砂の海岸の歩きにくいのも厭わず近くへ行って見ました。
 コアジサシが啼きながら、小魚を漁っていました。

 陽ざしが強く、暑くなって来ました。

 ポイントを回って観察センターの周りを一周しました。

 予定通り15時に現地で解散しました。
 見聞きした鳥は42種でした。

 5月19日  曇り夜になってから雨

 何と言う事の無い1日でした。終日、PCに向かってあれやこ
れやと整理したりしました。

 また、バンクーバー行きの荷物を整理用意しました。明日託送
です。次第に荷物が増えるのは何時もの常です。
 でも、無人島へ行くのでは無いので不足な物は現地で調達出来
るので気楽です。

 夜は平家物語の講座です。六箇度の合戦の条です。
 まだ、平家に多少力が残って居る時期ですが、四国・九州から
源氏に心を寄せる勢力に攻められます。
 その数、6回に亘って平家は勝利します。然し、次第に敗色が
濃くなります。

 終わって外へ出ると雨になっていました。

 5月20日  雨のち曇り

 夜来の雨風が強くブラインドに当たっていました。
 起きる頃には大分弱まりました。その頃、市の広報マイクが警戒
情報を流します。
 何時も、このマイクで放送される頃には、もう大丈夫です。
 今日も大分穏やかになりました。

 それでも、グラゥンドゴルフ中止の連絡網が回って来ました。

 今日は体操教室の日なので、あっても不参加の日です。

 出掛ける頃には風が少し残っているものの雨は殆ど止みました。

 体操教室から帰ってから成田へ荷物を託送しました。いよいよです。

 先日仕入れた鳥切手の整理に入りました。半分しか出来ません
でした。

 5月21日  晴れ

 湿度も低く気持ちの良い五月晴れです。久しぶりに布団を干します。

 吹き矢の日です。淡々として吹きました。それ相応のスコアです。

 終わってから今年40周年で終わる、鳥の会の記念号編集の
打ち合わせを印刷屋さんを交えてしました。
 予算の事もあり、どんな物が出来るか楽しみです。

 こんな12日間でした。

 明日からバンクーバーへ出掛けますので、またブログはお休み
になります。
 帰ってから、異国の鳥を紹介させて頂きます。どんな鳥に
出会えるか楽しみです。
 
 ではまた。

 
 
    

5月10日からの12日間 その1

2008-05-21 19:23:18 | Weblog


 5月10日からの12日間は特にブログに載せるような事も
無く全くの個人的なメモとして記録しましたので、写真も無く
詰まらないので読まなくて結構です。

 5月10日  雨

 恒例のオオタカ観察が雨で中止になったので、新しく入会し
た吹き矢の会へ出かけました。
 最初に33点も出して気を良くしたものの、その後はさっぱ
りで、その上公認指導員さんから基本的な事でいろいろと注意
されるので余計、めためたになりました。
 基本的な事は理解出来るものの、それぞれ体型や癖や体力が
あるので、一様には行かないので定型的な理念だけでは、その
通りには行かないものです。と自分なりに考えて抵抗していま
ます。上達しないのには、吹き矢に向くか向かないかもあるよ
うです。

 雨の中をとぼとぼと帰りました。

 夜は、地元の落語会で、前座さんの寿限無をアレンジした噺
き好演でした。寿限無と言う長ーい名前の主人公が成長して結
婚すると、これがまた長ーい名前のスペイン女性で、中に立つ
母親が大変な思いをすると言う長ーい噺でした。
 独演会は滝川鯉昇師匠です。ちりとてちん、と佃祭り を師匠
独特の演出で演じましたが、爆笑の絶えない演技でした。

 笑いを含みながらの帰宅となりました。

 5月11日  雨のち曇り

 定例の酒匂川の探鳥会ですが雨の為、中止を会員に伝えると
天気予報から兎に角出かけたいとの事なので、主催者としては
出掛けない訳にも行かず何時もの通り出掛けました。

 会員のSKさんと、CKさんは熱心な方で、この熱意で何時
も降っている雨も上がるほどです。

 この日も鴨宮駅に降りると小降りになり、酒匂川に出る頃に
は上がって来ました。たいしたものです。お天気の神様もこの
二人の熱意に負けてしまうようです。お陰でこちらは助かりま
す。4人で傘をたたんで歩きました。

 コアジサシが飛び交い、セッカの声が聞こえると初夏です。
 河川を綺麗にしたので、折角のオオヨシキリがめっきり少なく
なりました。
 行政の考え方によります。

 それでも37種の鳥に出会えました。

 5月12日  曇り夜に雨

 寒い1日でした。
 22日から、バンクーバーへ出掛けるので無駄とは思いながら
旅行保険をかけます。何時もの外交さんに来て貰いました。

 13時から、バンクーバーへご一緒する方達と細部の打ち合わ
せやら、買い物です。まだまだ先の事と思っていましたが、後10
日の事となりました。

 夜は平家物語の講座です。一ノ谷の合戦前の小競り合いの条です。
 何時も思うのですが、この頃の兵集めと報酬は、どうしているの
か不思議に思います。
 結局、勝てば何がしかの報酬(主に土地)が貰えるが、負けたら
何も貰えない所か命まで失う事になりますので、負けそうになると
一目散に逃げ出すので最後は侍だけが残ることになるようです。

 武士の死生観も今とは違って、死ねば幸せな冥界へ旅立てると
信じていたのでは無いでしょうか。

 帰って暫くしてから雨になりました。

 5月13日  雨のち曇り

 起きると雨は止んでいるもののグラゥンドに水たまりが出来て
予定していたグラゥンドゴルフが中止になりました。

 鹿児島の知人から、新茶と鹿児島の手作りちまきが送られて来ま
した。何時も季節毎にいろいろと土地の産物を送って下さる有難い
方です。
 ふとした事からお知り合いになり、もう30年になります。

 一期一会の出会いでした。ご夫婦とも今年で還暦との事で、まだ
お若い方です。お子さん二人も立派に生活されておられるようで
羨ましいくらいです。

 鹿児島のちまきは、餅米を炊いて灰汁に漬けてから搗いて作る
ようです。きな粉を付けて食べます。
 沢山なので、ご近所にもお裾分けして喜ばれました。

 夜は日本書紀の講座です。
 日本書紀にしても古事記にしても、果たして当時の天皇の命令で
編纂されたものか疑問に思うことが屡々あります。

 当時の日本の文化で、このような立派な伝記が日本人の手で書か
れたでしょうか?
 恐らく、朝鮮からの渡来帰化人が古老の話から文章化して、箔を
付ける為に当時の天皇に奏上して発表の許可を採ったので無いで
しょうか?当時の天皇が、それほどの文化程度を持ち合わせていた
かも疑問に思えます。
 種族の長としての存在にしか過ぎなかった当時の天皇の教養も
今から見れば疑わしいものに思えます。

 我々の年代から見ると不敬罪的な考え方になりますが、講座を
聴いてその内容から天皇の威厳が余り見られません。

 これは私の全く個人的な考え方なので問題も有ることでしょう。

 今の時代だから言えることです。

 歴史は所詮、推理でしか考えられません。そこに歴史の面白さ
が有ります。

 その1は、これまでで14日以降は、その2になります。



5月4日 地元の例会です。

2008-05-13 12:18:14 | Weblog
5月4日 (日)   曇り

 ゴールデーウィークの天候は良好との予報に反して
毎日あまり良くない。

 地元と言ってもごく近い隣の市での探鳥例会。
 冬鳥と夏鳥の入れ替え期とは言え、鳥の姿は滅法少ない。

 参加者の方が多いくらい。



 それでも、ここ10年近く無事に生き続けるキンクロハジロ
の♀が今日も元気に泳いでいました。
 
 我々がここで初めてキンクロハジロを見たのは98年4月
なので、10年になります。
 鴨類は普通なら春になると北のシベリアへ旅立つのに、
このキンクロちゃんは、何が原因か残っています。
 旅立つ時に飛べない事情があったのか、ここがすっかり気に
いったのか判りませんが、兎に角元気でいる事は何よりです。


 鳥が少ないので川を眺めていると、ボラが一斉に鼻上げし
ていました。これも何が原因か判りません。
 そして一斉に潜ると、また出てきます。

 その数50~60尾です。
 自然界の事は判らない事ばかりです。


 終点の公園では、藤の花が真っ盛りで淡い香りが漂って
いました。


 コミスジの交尾です。蝶も種族の保存に懸命です。


 この日、見聞きした鳥は23種で、参加者28名でした。


雨の中、三郷と葛西へ

2008-05-13 11:17:10 | Weblog


5月3日 (土)  雨のち曇り 

 毎日がゴールデンウィーク見たいな生活でも予定がいろいろと
あって急に出掛けると言う訳には行かず、前から予定していた
シラコバトをみに行く日をこの日に決めていました。
 生憎の雨降りです。

 同行4人、天気予報の10時頃には雨も上がると言う情報を
信頼して、雨支度でとことこと出掛けました。

 葛西臨海公園まで行って様子を見る事にしていましたが、雨は
本格的になりましたので兎に角、三郷まで行きますと心持ち少し
小降りになったようです。

 傘をさして雨の中を、とぼとぼと昨年の記憶を辿りながら、あ
ちらこちらと歩き、やっと見覚えの有る養鶏場を見つけました。

 見ると昨年5月5日に来た時に止まっていた電線に今年も一羽
が止まっています。嬉しくなりました。
 昨年は一人で来たので居なくても自分だけのことですが、今回
は3人を案内しているので責任を感じます。

 雨なのでカメラを出す事もせず、眺めるだけと思っていました
が、同行のO氏が早速にカメラを取り出してパシャパシャ写し始
めると、こちらも気が気でなくなり、やおらリュックからカメラ
を取り出します。

 カメラを出した途端に鳥が飛び立つ事は良く有ることですが、
この時も、そうでした。鳥独特の霊感でレンズに危険を感じる
のでしょう。

 やがて戻って来て今度は少し離れて養鶏場の向こう側の電柱に
三羽が止まりました。

 今度は大丈夫ですが、相変わらずの雨の中です。レンズも曇り
ます。凄いピンボケ写真になりました。
 それに天辺の一羽は後ろ向き、他の二羽はそれぞれ半分くらい
が電柱に隠れています。




 余りのひどさに昨年の写真を載せます。仲睦まじい二羽です。



 電線の一羽です。


 
 雨の中でも何とか目的のシラコバトを見れた事で満足です。
 この鳩は、局地的にしか棲息していないので日本では他の地
で見る事は殆ど不可能です。
 
 埼玉県の県の鳥に指定されているので、埼玉県にもっと頑張
って保護して貰いたいものです。

 嘗てこの地域には養鶏場が多かったので、シラコバトも居心
地が良かったのでしょうが、養鶏場が最近めっきり減少した事
と鶏舎がオープンでなく鶏卵生産工場化して密閉型になったの
でシラコバトも、おこぼれの餌が採れず棲息出来なくなり、そ
の姿を見る事が出来なくなりました。

 ポッポツポ はとポッポツポ と唄われる童謡の鳩は、この
シラコバトです。
 昨年は良く晴れていましたので、この声を聴き探す事が出来
ました。

 雨も殆ど上がりました。途中でオオヨシキリの声を聞き、飛び
立つ姿も見ました。これも昨年と同じ場所でした。
 まだ、この辺は自然が残っている事を嬉しく思いながら午近く
の電車で葛西臨海公園へ向かいました。

 この鳥類園の池では、シギ類が見られました。
 お腹を黒くして夏姿になったハマシギです。


 嘴が長く下に湾曲しているチュウシャクシギは長い嘴を使って
泥の中のゴカイやカニを食べます。体長42Cmの中型のシャク
鴫です。


 飾り羽をなびかせて♀にアッピールするコサギの♂です。


ハマシギとキアシシギの群れの中にキョウジョシギ
(京女鴫または狂女鴫)が進入して来ましたが争いになりません。
 この鳥は石をひっくり返して、下にいる虫や小動物を食べます
ので英名では、Turnstoneと言います。


 比較的珍しいオオハシシギです。体長29Cmでシギの中では
中型です。




 脚の黄色いキアシシギです。体長は25Cmです。


 キアシシギより10Cmほど大きいアオアシシギで、脚が
蒼色で、グリーンでは有りません。


 再びオオハシシギです。繁殖地はシベリア北方地帯で日本
には旅の途中に寄りますので滞在期間は長くありません。

 夏羽はお腹が赤くなります。


 鳥も頭がかゆくなると脚でかきます。





 ふと後ろを見ると桐の花が咲いていました。


 海に出るとカンムリカイツブリが、ぽつんと一羽浮いて
いました。


 曇り空の下をコアジサシが飛んでいました。
 アジサシの中でも嘴の黄色く小型(体長28Cm)は、
コアジサシで、嘴が黒く大形(35.5Cm)の種は
アジサシです。良くにているので大きさと嘴の色で見分け
ます。





 雨の中の出発でしたが、午後は完全な曇りだけとなり15時
過ぎ気持ち良く帰途に就きました。