はじめまして

今回、新しくブログを開設しました。

ホシガラスがタゲリを探しに行き、その結果は?

2009-12-27 18:21:06 | Weblog
 12月25日 今日も晴れて風も無く暖かくなるとの予報でこの日も
一生懸命働いている人もいるのに申し訳無いとは思いつつ出掛けました。

 今日はタゲリを見に行くグループが有りましたので厚かましくもお仲間
に入れて頂きました。皆さん熱心で気持ちの良い人ばかりです。

 茅ヶ崎駅からバスに乗って、千の川の近くで降りました。
 千の川沿いに歩きますが鳥影は少なく、目に入るのはハクセキレイ・
ムクドリとスズメぐらいです。
 それでもそのうちにいろいろと出て来るで有ろう、今日の主目的はタゲリ
なのだと胸に大きな期待をしてゆっくりと歩きます。

 ムクドリです。ムクドリは適応性の強い逞しい鳥です。恐らく地球最後の
日まで生き延びることでしょう。



 建物の屋根にチョウゲンボウの若鳥が、ぽつんと止まっていました。
 見るからに幼い顔をしています。いかにも暖かい日射しを楽しむかの
ように日向ぼっこのようです。



 日向ぼっこに飽きたのか下に降りてフォークリフトの前で砂浴びを
始めました。それから間もなく飛び立ちました。その瞬間です。



 近くにホオジロの群れがいますが枝が邪魔になって良く写せません。



 千の川沿いに歩くとやがて小出川に出ます。少し広くなります。
 今年はツグミの渡来が遅く12月になっても余り見かけませんでした。
 最近になって漸くぼつぼつ姿を見せて呉れるようになりました。
 ツグミを見ると、いよいよ冬到来を感じます。この鳥は昔、霞網で沢山
獲られて焼き鳥にされたものです。時代は変わるものです。良い事です。
 河川敷におりました。



 オオバンが泳いで来ました。嘴の白がはっきりしています。 



 住宅地の植え込みにカワラヒワの群れが騒いでいます。ひとしきり騒いで
キリリコロロロロと鳴いて飛び立って行きました。



 川にはコガモが出て来ました。カワセミが傍を駆け抜けて行きます。



 河川敷の草地にバンが歩いていました。向こうを向いているので赤い嘴
が見えません。内気なのでしょう。



 小出川に出ると矢張り鳥影が多くなります。コガモの夫婦です。



 最近、マガモと思うと良く交雑種のマガイマガモに出会います。所謂
アヒルマガモです。真性種に比べると少し大きく不格好です。
 然し、これは真性のマガモです。前を行くのは♀です。
 マガモも♂が三泳ぎ下がって泳ぐようです。最近の風潮でしょうか?



 ヒドリガモが河川敷の草地に上がっています。鴨の中でもこの種類は
良く陸に上がります。陸地の草が好きなのでしょう。時には大きな群れで
上がって菜食したり日向ぼっこをしたりしているのを見かけます。



 中には、ぽつんと川の中で泳いでいる仲間もいます。



 対岸に古武士のようなアオサギが佇んでいました。鷺類の中で最大級の
種です。翼も広く飛んでいる姿は優雅ですが、佇んでいる姿は余り美形で
は有りませんが、これが良いと言う人も有ります。人様々です。
 ただし、この鳥が羽を乾かしている姿はカワウのそれに比べると滑稽です。



 小出川の数少ない中州にイカルチドリの番いがいました。何故か
離れています。喧嘩でもしたのでしょうか?それともまだ恥ずかしいので
しょうか?
 イカルチドリを見ながら土手に座って昼食にしました。





 近づいたと思うと背中を見せて川の浅瀬に仲良く入って行きました。

 お昼が終わって立ち上がると近くの畑の植え込みにホオジロの群れが現
れています。全部で6羽でしたが3羽しか写せませんでした。



 この川には必ず居るイソシギが見えないと思っていたら、やっとの
お出ましです。絶えず尾を上下に振って歩く姿が特徴です。



 これで千の川から小出川にかけてのコースで見られる鳥は少ないながらも
大体見られましたので、これから本命のタゲリです。

 この段階で36種でした。まずまずの成果と思います。

 それにしても種類は出るものの個体数は格段に少ない感じです。
 温暖化の影響も有るでしょうが、それ以上に自然環境の悪化が大きな原因
と思います。
 1970年を境に石油加工製品の氾濫で、生活面は向上したものの
ナイロン製品やポリ袋、ペットボトルなどの廃棄物は、昔のように木や土など
自然物を加工した製品を廃棄してもやがては自然に還った時代と違って、ほぼ
永久に融けない為、地上は勿論、川でも海でも汚染が進行しています。
 その為に、川や海では水生植物が育たなくなり、これを食料にしている
魚や鳥などを始め多くの水生動物の成育に大きな影響が出ています。

 人間の住んでいない極北等では島に溢れる程の鳥が生息しているのに
少しでも人間が住んでいる場所では動物たちは恐怖に満ちた生活を余儀なく
させられています。

 確かなデーターが無いので確たる事は言えませんが地球上に飛び交っている
電磁波の影響も有るような気がします。
 高圧線の傍では鳥が少なくなっている事も或いはこれを物語っているかも
知れません。

 何れにしたも石油加工製品の廃棄についての規制措置を地球規模で法令化
する必要が有るのでは無いでしょうか?

 それは兎も角、タゲリです。小出川を離れて寒川方面に向かいます。

 みんなで同じ行動をしても効率が悪いので、二手に分かれて探す事にして
どちらかが探せたら携帯で連絡し合う事にしました。
 然し、広い区域を探しても探しても見当たりません。携帯も鳴らず、発信
も出来ません。

 以前は、この地区では普通に沢山の群れを見られたものです。それが
どうしたことでしょう。

 タゲリは土壌中の小生物を餌にしているので、それには田が湿っていなけ
ればならないのに見ると田が乾いています。それと最近は稲を機械で刈るので
刈り株が低くてタゲリが姿を隠す余地がありません。
 タゲリは警戒心の非常に強い鳥なので、これを考慮しなければならないと
思います。
 又、最近は人手不足で機械農業となるので、燃料の漏洩や匂いの残存も
影響が有るような気がします。

 タゲリが居ないことでいろいろと考えさせられました。

 9時半から15時まで良く歩きました。お陰で少々疲れました。

 それでもそりなりに充実した一日を過ごす事が出来ました事を主催者に
感謝する次第です。 

ホシガラスの忘年野外パーティー

2009-12-23 17:18:31 | Weblog
 12月23日  天皇誕生日です。気持ちの良い晴天が続きます。

 逗子の野鳥観察同好会は毎月第四日曜日が例会ですが、他の予定があって
なかなか参加出来ずにいますが、今月は23日の水曜日なので参加しました。

 先月、採集したトリュフの試食も兼ねて野外パーティーともなりました。
 相模湾に注ぐ川の源流に沿って林道が延びています。

 春にはいろいろな鳥がさえずり繁殖もしているので、格好の探鳥地でも
あります。

 参加者10人で、それぞれ鍋や焜炉や食材を持って林道の奥へ進みます。
 中には自前の畑で採れた無農薬新鮮野菜を重いのに持って来られた方も
おりました。

 探鳥会と言うよりも主な目的は野外パーティーが本命のようです。
 そして年に一回の会費納入日でもあります。

 林道の入口ではカケスが騒いでいました。空にはオオタカかハイタカか
が舞っていましたが直ぐに稜線に入り確認出来ませんでした。

 冬の低い日射しが林道に影を伸ばしておりました。



 落ち葉を踏んで時たま聞こえる鳥の声に耳を傾けながら歩きます。



 杉林が有り、葉をすっかり落とした落葉樹があり、常緑樹が混在するので
鳥の棲む環境としては絶好な場所です。
 ウグイスが笹鳴きをし、ウソも笛を吹き、メジロ・ヤマガラ・シジュウカラ
の混群が駆け抜けて行きます。



 河原に降りて持参した材料で、ご馳走を作ります。枯れ木を集めてたき火
もします。楽しいひとときです。



 本日のメインは野菜たっぷりの肉汁と、トリュフのかかったスパゲッティ
です。その他、お菓子やら果物やら盛りだくさんです。

 肉汁は野菜の出汁が出て格別に美味しく、茹でたスパゲッティーにかけた
トリュフは先月の想い出と共に何か高級料理を頂いているような満足した思い
でした。 青空の下、出来る事なら止めたいような楽しい時が流れて行きます。

 自然いっぱいの超豪華なレストランの雰囲気です。



 帰る途中、ノスリが高空を飛んでいました。







 約5時間後、今年一年の御礼を述べ、それぞれが佳き年を迎えられるように
祈って別れました。

 今年も後、8日間となりました。今年も無事に過ごせそうです。

ホシガラスのうろうろ歩き

2009-12-22 12:35:26 | Weblog
 12月15日 いよいよ寒くなりました。

 それでも体操教室で動いていると暖房のせいもあり窓を開ける始末です。
 省エネになりませんので暖房を止めました。
 気温は低くても太陽の日射しは結構暖かく矢張り湘南は有り難い土地
です。

 12月16日 忙しい一日でした。

 吹き矢の日で今年最後なので、終わってから皆さんと食事会になりました。
 みんなでわいわいがやがやと楽しい事です。お酒も少し飲みました。

 その後が句会です。投句は既に済ましているので気楽ですが、選句の時に
先刻のお酒が効いて俳句を見ながらうとうととしました。

 その句会も終わって簡単な忘年会となり帰宅は20時を過ぎました。
 長女からボーナスのお裾分けが届き、嬉しくなりました。

 
 12月17日 寒さが一段と増して来ました。それでも北海道や東北・山陰
に比べれば天国です。
 グラゥンドゴルフの最終日です。今年はホールインワン200本達成出来
ませんでした。最も皆さんの半分も出て居ないので無理な事です。
 193本で終わりましたが平均では4本/日強ですからまずまずです。

 年末に向けて雑用が多くメモして置かないと忘れそうです。

 12月18日 今日も晴れです。完全に西高東低の冬型の気圧配置で東日本
は晴れが続き西日本は雪の多い季節になりました。

 恵比寿の東京都写真美術館で、木村伊兵衛さんとフランスのアンリ・
カルティエ・ブレッソンさんの合同写真展が開催されているので見学しました。

 恵比寿のガーデンプレイスは私にとって忘れられない懐かしい場所です。
 恵比寿駅から長い長い動く歩道で何回も乗り継いで外に出ます。



 写真美術館の入り口です。



 写真美術館の小路から恵比寿駅方面です。



 木村伊兵衛さんの秋田の写真は、丁度撮影された頃に私も秋田に居たので
格別印象深いものがあります。
 ブレッソンさんの写真はパリのブレッソン写真館でも観ているので馴染み
がありました。
 昭和29年にブレッソンさんの招きで木村さんがパリへ行き、二人で写真
を撮り合ってからのお付き合いのようです。
 木村さんもブレッソンさんもお互いにライカを駆使して世界中を撮り歩き
ました。
 パリの写真美術館でも木村さんの写真が展示されていました。

 終わって目白で鳥切手の仕入れをしてから皇居のお壕へ行きました。
 もしかして白いミコアイサに会えるかもと期待して行って見ました。

 最初はユリカモメやキンクロハジロだけでした。ミヤコドリとも言われる
ユリカモメは東京都の鳥なので皇居の壕にも並んでいます。



 これも皇居のお壕の定住者であるコブハクチョウです。



 遠くに何か白いものが見えて絶えず潜ったり出たりしています。双眼鏡を
持参せず最近は目が悪くなって来ましたが明らかにミコアイサです。
 小さなデジカメでしたが一応は撮ってみました。矢張りぼけぼけ写真です。



 今日は東京落語第606回です。暗くなってから入りました。

 前座さんの後、新真打ちの女性が出ましたが格段の違いです。
 前座さんも一生懸命に演じていますが、間の取り方が違います。
 話芸と言うだけに唯、筋書き通りに語るだけでは駄目です。難しい物です。

 今日のトリはさん喬師匠の、『芝濱』なので期待しましたが矢張り立派
でした。酒飲みの魚屋の亭主が濱で50両の財布を拾い有頂天になっている
処を、おかみさんが夢だ夢だと説得して亭主を立ち直らせる噺ですが、その
過程の描き方が、さん喬師匠独特の演出で語った事は流石でした。

 12月19日 今日も晴天です。
 
 別の場所でやっている、吹き矢に出掛けました。
 良く晴れて空気も澄んだいるので、高い場所からは大島が良く見えました。

 12月20日 寒くても良く晴れています。

 例会で宮が瀬の早戸川林道を歩く日です。標高300mの林道なので、
さぞかし寒い事と予想して完全な冬支度で出掛けましたが風も無く思った程
寒さを感じませんでした。
 
 今日は歩くので三脚も持たず簡単な軽いカメラで出掛けましたが不精を
しては駄目です。折角、赤いベニマシコが出ても撮れず切歯扼腕です。

 宮が瀬湖で橋の向かうダムが有ります。



 ここの常連のミサゴが魚の半体を下げて飛んでいましたが、やがて湖の
フローターの上で食べ始めました。



 遠いので部分拡大しましたが、こんなものです。何が何だか判りません。
 辛うじて魚の尾が見えます。ミサゴの主食は魚です。


 道路の端にこぼれている草の実をカヤクグリが無心で漁っていました。
 10数人の人が近づいても余程お腹が空いているのか一生懸命食べて
いました。





 杉の梢に数羽のアトリが、これも一生懸命杉の実を食べていましたが遠い
のでこんな写真になりました。



 全部で4Kmも歩いたでしょうか?14時半近くにバス乗り場に戻りました。
 大半の参加者は、そのまま帰りましたが6人は17時に点灯する日本一の
大クリスマスツリーを見る為に残りました。

 親水公園を散策しているとカワセミが飛んで来ましたが陽は既に山の端に
消えていました。



 クリスマスツリーの有る広場から上の店の有るメインの通りまでは141段
の階段があります。ふーふー言って登りました。やがて17時になります。



 17時に点灯しました。高さ30mとのことです。







 先ほどの階段の傍の電飾に輝くトンネルを登ってバス乗り場へ行き
17時50分のバスで帰りました。



 天気も良く寒さもそれ程で無く、一日充実した楽しい日でした。

 12月21日  晴れが当然のような日が続きます。

 午前中の予定が終わってから近所の福引き会場へ行き、くじ引きをしました
が、この種のものには縁遠く最初から諦めています。
 31回くじ引きの機械を回しても出てくる玉は、赤とか黄色とかの低位の
籤ばかりでした。インスタントの蕎麦とか、うどんとか後は30円の金券が
20枚程度でした。

 午後から友人の誕生日祝の為に東京へ出ました。場所は今半で、しゃぶしゃぶ
です。此処でも籤が有り私は、はずれでしたが友人は自分で引かず仲居さんに
替わりに引いて貰うと一等5000円のディナー券でした。

 まー当たらないよりはと言う事で満足しました。

 12月22日  この晴れが何時まで続くのでしょうか?

 ぼつぼつ空気の乾燥が気になり再び流感が心配になります。

 今年最後の日本書紀の講座です。一年かかって本文だけで見ると約20回
で42頁しか進みません。それだけ講義が丁寧なので有り難いことです。

 私も講師も生きている間には終わりそうもありません。

 今回はこの辺で失礼します。そんなにめぼしい事も無くお疲れ様でした。


ホシガラス酒匂川へ

2009-12-14 10:42:37 | Weblog
12月13日  一転して曇り空で寒い日でした。

 定例の酒匂川探鳥です。寒いのに、それにもめげず18人が参加され
ました。
 冬鳥の最盛期に入りましたので多いに期待して出掛けましたが、酒匂川
の堤防に立つと鳥影はさっぱりです。ムクドリが騒ぎモズがひっそりと灌木
の梢に止まっているだけです。
 然し、良く見ると曇り空の下で沢山のヒメアマツバメが飛び交っています。
 川の中州にはダイサギ・コサギがぱらぱらでした。
 粗末な新居?でハシボソガラスのペアが睦まじく囁いていました。



 河川敷の草むらの灌木の梢にモズです。



 鳥影も少ないので歩くテンポも速く9時半頃には取水ダムに着きました。
 ヨシガモの♂が大分綺麗になっていました。

 嘗ては湖面を埋め尽くす程の鴨達の群れでしたが、最近では遠くに
ぱらぱらの状態です。それも我々の影を見ると遠ざかります。
 対岸までは250mぐらいでしょうか?我々が向こうへ行く頃には
いち早く察して遠くへ移動します。
 二班に分かれて両方から行くと恐らく飛び立つ事でしょう。

 兎に角、鳥は警戒心強く目も格段に良いようです。



 何時もの場所ではゴイサギが昨夜の事でも考えているのか、これから
何処へ行ったら美味い餌にありつけるかなとでも考えているのでしょうか。
 物思いに耽っています。



 今日の目玉と期待していたカワアイサの群れが現れました。
 ♂2羽と♀6羽でした。200mぐらいの遠さです。



 カワアイサの群れに一羽のウミアイサの♂が接近して来ました。
 カワアイサの♂が追い払いに行きます。
 左から2羽目の小さい方です。カワアイサは体長65Cmですが、
ウミアイサは55Cmと小さめです。普通は別々に暮らしているので
すが、こんなに接近することは珍しい事です。
 遠くて良く見えませんが、カワアイサの♂の頭は緑色で、つるんと
しているのに対してウミアイサの♂の頭はぼさぼさの冠羽が有ります。



 飯泉橋を渡っているとグループの一人が呼んでいますので行って
見るとノスリが木の枝に止まっていました。
 ノスリはワシタカの仲間でも余り働きが無く、鷹狩りにも使われず
可哀想にバカトビとかクソトビとかマグソダカなどと蔑称されていま
した。飛び方が野を摺るように飛ぶので、この名が付けられたとの説
もあります。



 川の中州には何時ものようにハマシギの群れが忙しく餌を漁って
います。



 河口近くの草原の草を刈って整地作業をしている上でチョウゲンボウ
が物怖じもせずに眺めています。
 大分近づいても動きません。何故かと見ていると整地の時に地中から
掘り出される昆虫や蚯蚓などを狙っているようです。
 アマサギが田起こしの時に農具の後について飛び跳ねる地中生物を捕ら
える姿は良く見かけますがチョウゲンボウの場合は初めて見ました。



 チョウゲンボウに気を取られていると又、後ろで立ち止まって何か
見ています。戻って見るとオオタカの若鳥でした。これも遙かな遠さ
です。対岸の河川敷です。



 再びチョウゲンボウの場所に戻ると何か長い物を掴んでいます。
 蛇だ、蚯蚓だといろいろ騒ぎましたが何か判りません。
 恐らく大きな蚯蚓ではないかと結論がでました。
 下の写真では長い物が下がっていますが、次の写真では食べたのか
消えています。





 河口付近の鴨達の群れの中にカンムリカイツブリが眠っていました。
 これから良く見られる事でしょう。



 最後に今日期待のひとつ、ハジロカイツブリがやっと出ました。
 普通のカイツブリより、やや大きめの31Cmです。丁度逆光に
入ったので頬から首にかけての白色が判然としませんがご勘弁を。



 9時から14時半まで歩いて今日は52種の鳥に出逢えました。
 先月より2種多かっただけでした。来月はもう少し増えるかも
知れません。
 寒い一日と覚悟していましたが、それ程では無く助かりました。

 12月14日  今日も曇りです。時々陽が射す
くらいでぱっとしません。予報では12月本来の寒さが続くと報じています。

 カメラの修理が出来上がったので銀座へ出ました。序でに勤めて
いた会社のOBの部屋に寄りカレンダーを貰いました。
 本来なら年末に集まって幹部の講演を聴き、その後で懇親会となり
帰りにカレンダーと手帳その他を貰うのですが、今年は流感の影響で
取りやめになりましたので各自で出向くことになりました。

 帰りに映画館の時間を見ると丁度開演の時刻なので、予てから観よう
と思っていた『2012年』に入りました。

 惑星が地球に向かって一直線になると地殻に変動が起き、地軸も曲がり
北極と南極が移動し、海水が盛り上がりエヘレストが崩れて最高峰で
無くなるのが2012年の12月21日と言う想定の映画です。

 最近はCGを駆使していろいろな映像が出来ます。以前、日本でも
小松左京の『日本沈没』と言う小説と映画がありましたが、それの世界版です。

 地殻が変動し世界各地で地割れ・陥没、それに伴う大津波でアメリカ
大陸もアフリカ・もヨーロッパも壊滅状態になり中国が何万人も収容出
来る脱出船を7隻建造しますが、それに乗るには一人10億ユーロ
(1300億円)のチケットを買わなければ乗れないとの事で各国の首脳
が優先的に乗船しますが、暴動が発生し多くの人が船になだれ込んで辛う
じて助かり、変動が静まった後に新しい0001年が生まれると言う
ストーリーでした。
 2時間半の長編でしたが、CGの素晴らしさが満喫できました。

 今回はこれにて。






ホシガラスの気まぐれブログ その2

2009-12-13 20:34:52 | Weblog
 12月6日  佳く晴れた日です。

 7時に家を出て海へ向かいました。昨日、雨の中でちらりと見たウミスズメ
をもう一度確認するためです。現場には7時半に着きました。
 富士山が綺麗に見えますが、暖かいので少し霞んでいます。



 ウミスズメは、ウミスズメ類ウミスズメ科の水鳥で体長26Cm、日本には
冬鳥として渡来しますが、関東では珍しい鳥です。それも何時もは沖に居て
今回のように近くで見られる事は貴重です。遠くに6羽見えました。



 コイワシの群れを追って近くに来ました。





 ウミスズメに気を取られているとスズガモの♀の群れが沖を飛んで
います。



 間もなく着水しました。♀だけの群れで♂のいない女系集団です。



 珍しいのでウミスズメに戻ります。



 コイワシを追っていると水面に出たと思うと直ぐに潜ります。





 1時間半ほど見て、例会も有るので引き揚げました。
 日曜日の為か海岸ではサーファーが沢山浮いていました。



 例会は鳥が少なく参加者の数が勝りました。終着地の公園では落ち葉が
模様を画いています。



 午前の木漏れ陽が冬の気配を感じさせていました。



 午後は鳥の渡りに就いての講演を聴きに横浜へ出掛けました。
 渡り鳥の各個体のコースは南下も北上も同じコースを辿る事が、発信器
をつけて調査した結果、判明しているとのことです。
 最近は人工衛星を利用して調査が出来るようになりましたが、その費用は
何千万円の単位となるので簡単には出来ません。
 サシバについての渡り調査が下記のように図示されました。



 左の黄色い線は梅雨前線により、中国から朝鮮半島へ迂回したコース
とのことです。

 一日、有意義に過ごしました。暗くなってから帰宅しました。

 12月7日  今日も良い天気です。こんな良い天気にじっとはして
いられません。三度目のウミスズメ観察に出掛けました。

 ウミスズメに追われたコイワシの群れが跳ねています。



 良い天気と思って出掛けましたが雲が出てきて富士山は隠れてしまい
ました。
 またウミスズメの写真です。



 警戒する時や、仲間との合図の時はチッチッと可愛らしい声で鳴きます。
 スズメのような声とも言われています。



 カンムリカイツブリもいました。これからは屡々みられる事でしょう。



 イソヒヨドリの♀が近くに降りました。イソヒヨドリと言っても
ヒヨドリの仲間でなく、ヒタキ科の小型ツグミの仲間です。
 この鳥も雌は地味です。



 ウミスズメの水中での泳ぎは、まるでペンギンのようです。



 近くの漁港にキンクロハジロが気持ちよさそうに眠っています。



 二日間に亘って一応はたっぷり観察しましたので引き揚げ周辺を散策
しました。

 海には小春日和の陽が燦々と降り注いでいました。平和な眺めです。



 ヨットハーバーには沢山のヨットが並んでいます。



 帰宅後、一休みしてから平家物語の受講に出掛けます。
 この日は慌てて出掛けたのでテキストを間違えて持って行ってしまい
他人から借りて拡大コピーしたお陰で文庫本の小さい字に悩まされずに
済みました。目もぼつぼつ考えなければならなくなりました。

 12月8日 晴れて暖かい日でした。

 68年前のこの日、日本は不幸な国へと進み始めました。そして今でも
他国の支配下にあるような情けない国になっています。
 
 仮にこの日が無かったとしても資源の無い日本は、何時かはどこかに
頼らざるを得ないかも知れませんが、知的な面では対抗出来たでしょう。
 要は施政者の人格と、それを選ぶ国民の知力だと思います。

 このままでは日本は、もっともっと情けない国になってしまうと思う
のは私だけでしょうか?

 68年前のこの日、私は小学校6年生でした。寒い日でした。
 校庭に全校生徒約二千人が集められ、校長から訓辞がありました。
 子供心に何も判らず奮い立ったものです。

 そして68年、今日は午前中グラゥンドゴルフを楽しみ、午後は近くの
公園を歩く会に参加しました。
 この公園は森を構成する樹木の多くが照葉樹の為、鳥は少なく植物に
興味を抱き発見が有る場所です。適当な起伏があるので良い運動にも
なります。行程は約2Km弱で、ぶらりぶらり歩くには適当な丘です。

 出がけに家の近くのお寺の銀杏が綺麗なので撮りました。



 公園には近年、古民家の長屋門が移築されて文化財とされています。



 折角の長屋門なのに、前面に生け垣が有り詩情を損ねています。
 行政の配慮が足りません。

 日溜まりになるような所に、沖縄では普通に見られると言われる
タチアワユキセンダングサ が、まだ花を付けていました。



 時節柄余り発見は有りませんでしたが、紅葉が夕日に映えていました。



 黄葉が池に写って綺麗です。



 帰り際にもう一度黄葉を眺めます。



 夜は日本書紀の講座です。今日はテキストを間違えずに持参しました。
 陽が落ちると、めっきり冷えて来ます。

 12月9日  

 曇り日でしたが、吹き矢には30人も集まり今日も盛況でした。
 午後は嫌いな歯医者通いです。後一回で終わるとのことでほっとしました。

 12月10日  

 グラゥンドゴルフの記録会ですが、参加者12名だけでした。
 皆さん高齢化が進み、寒いと休みが多くなり脱会者も増えて来ました。

 12月11日  昨年40周年を機に解散した地域の鳥の会の有志が
集まって想い出会を開きました。生憎の雨の中を出掛けました。
 11時から15時まで歓談して次回を約して別れました。

 その後、私は嘗て日本のチベットと言われた岩手県沢内村が豪雪を
はね除けて立ち上がる映画を観に行きました。
 昭和29年が始まりで、その頃私も勤めの中で度々訪れた事がある
ので懐かしく観ました。あの当時、秋田県から山越しして行ったり
横黒線(秋田県横手から岩手県黒沢尻・今の北上市を結ぶローカル線)
で和賀湯本からバスで湯本へ行き一日に一本のバスで行ったものです。
 バスが無いと約20Kmを歩きました。

 その頃は自動車も無く現場へ行くには殆ど歩くしか無かったので
それが今の健康に役立っているものと感謝しています。

 12月12日  晴れて暖かく10月の陽気と言われていました。

 猛禽類の生態調査に参加し、9時から15時まで空を眺めていました。
 暖かくて大変楽でしたが、こんな日ばかりは無くこれからは北風の
吹く中での観察もあります。
 この調査も繁殖期を中心に現在まで10数年続いています。
 自然相手の仕事は根気のいる仕事です。それも総てボランティアだから
出来る事です。


 今回も大分長くなりましたので、この辺で終わります。
 もし最後まで読んで下さった方があれば心から感謝します。
 ご苦労様と共に有り難うごさいます。