昨25日は恒例の酒匂川定点観察の日でしたが、生憎と朝からの雨で、その上風も強いとのことなので断念して、いろいろ考えた末、葛西臨海公園へ行くことにしました。
それでも担当者としての責任上、どんな真面目で酔狂な物好きがいたらと思い定刻に集合場所を確認しましたが勿論誰もいませんでした。
晴れて会員のC、KさんとS、kさんと三人で出掛けました。
葛西臨海公園駅に着くと私たち同様、物好き熱心なバーダーのグループが集まっていました。その人たちを横目で見ながら雨の中を歩き出しました。
まず、ミコアイサの♂一羽に♀8羽の群れが近くに見られたので嬉しくなりました。
ここは小さな覗き窓から見られるので気兼ねなく近くの鳥たちを見る事ができます。
そのうち、オオハシシギやアカアシシギも現れて呉れラッキーでした。
これは手前にタシギ、その向こうが嘴の長いオオハシシギです。
オオハシシギは、ここでは時折見られます。
飛び立つオオハシシギですが、どうしても後ろ姿になります。
こちらへ向かって飛んで呉れることは滅多にありません。後ろ向きで失礼します。
ここはセイタカシギもたくさんいて、鳴き声ですぐ判ります。なかなか賑やかなおしゃべりさんです。
座る時は赤い脚を前に出して座るので一見行儀の悪い感じですが、鳥の脚の見える所は人間で言うと足首に当たる場所なので、やむを得ません。悪しからず。
アカアシシギと思って撮ったのにまたまたオオハシシギが写ってしまいました。
この日は雨の中でしたが、140カット程、撮りましたのでどこかに入っていることでしょう。後から探してみます。ほんとにもー! と言うところです。
海岸に出るとスズガモの群れに出会いました。一番近くの♂一羽をパチリ。
スズガモも♂一羽に♀が十数羽でした。鳥は大変です。
ネーチャーセンターの近くの葦原でオオジュリンが葦の茎の中の虫を探して食べていました。
今日の目玉はタマシギです。他のバーダーさんに教えて貰い、また降って来た雨の中を出掛けました。
いましたが遠くて大変。私の余り期待しないで持って行った300ミリの望遠では撮れません。辛うじてそれらしきものが写っている程度です。
このタマシギは♀ですが、多くの他の鳥と違って♀は卵を産みっ放しで子育ては
♂の役目。♀は派手に着飾って遊び歩いているだけです。人間にも時折います。
タマシギが良く撮れないので、近くに来たモズのペアをパチリ。モズもペアリングの時期です。
これは可愛らしい♀です。地味に慎ましくしています。
こうして約4時間、雨の中を行ったり来たりで過ごしました。
今日、見られた鳥の種類は43種でした。曇天の雨の中としてはまずまずでした。