はじめまして

今回、新しくブログを開設しました。

舳倉島での二日目です。

2008-05-04 19:18:00 | Weblog

4月26日  晴れ一時雨そして雷あり
 昨夜の食べ物が悪かったのか明け方3時過ぎ、気分が
悪くなり体調を崩しましたが一過性の症状で朝のうち、
少し休んで回復しました。

 同行の人たちは4時半に起床して5時に早朝探鳥に出
掛けました。皆さんが帰って来る迄、静かに寝ていますと
体調が戻りました。
 一緒に朝飯を食べて8時半頃から出掛けました。

 コースは海沿いの道から港へ出て、小公園を見て学校の校庭
から水場のある観察小屋で、ここに来る鳥を暫く観察します。
 これまでと、これからも同じ鳥が出て来ますが、環境と動作
が違いますのでご勘弁下さい。

 まずはコサメビタキです。ヒタキ類特有の愛くるしい目です。
 体調13Cm、スズメより少し小さめです。


 トラツグミが来ました。暗い場所が好きで夜、ヒー ヒョー
と悲しい声で啼きながら飛びます。
 体調約30Cmと少し大型です。


 水場にカシラダカがいました。本州では冬鳥です。
 これからシベリアへ旅立ちます。


 ヒガラはいつでもいます。高い場所が好きで良くスギや
ヒノキの梢で啼いています。
 この写真は水浴び後、水のしたたるような良い姿になり
ました。


 キビタキの♂は何時も綺麗です。


 アオジです。スズメより少し大きめです。


 水場にいると、いろいろな鳥が来ます。
 ヤブサメは鶯の仲間で10.5Cmの大きさ。
 シシシシシシと虫のような声で啼きます。然し、地表近く
の藪の中にいるので、なかなか見られません。


 またまたコサメビタキです。


 今日のオオルリも綺麗です。体長は16.5Cmとスズメ
より二回りほど大きめです。
 コマドリ・ウグイスと共に日本三大鳴鳥に挙げられます。
 天は二物を与えていますが、顔は少し怖目です。


 舳倉島には今、子供が全然居ませんので、学校(小中学校)
は廃校になっています。その為、校庭は草ぼうぼうでした。
 以前は適当に刈られていましたので、鳥も集まり良く見え
ましたが、草丈が高くて見えません。
 二宮金次郎が薪を背負って、むなしく本を読んでいます。


 舳倉島の地図です。人口は夏場で約200人とのことで、
冬には殆ど輪島市へ引き揚げます。
 生業は漁業が主体で、昔は海士さんの島でした。
 民宿は2軒ですが、お客は殆どバードウォッチャーと釣り
と工事関係者だけです。

 南北約2Km、東西約500m 周囲約4Kmです。



 島だけに、海に関係した神社が6社もありました。

 南東海岸の風景です。


 島の中央に無線の中継塔があります。

 サクラが咲いていました。


 灯台は昭和6年に建てられ当時は職員とその家族が常駐して
いましたが、平成17年からは、七尾海上保安部が巡回管理を
担当しているとのことです。
 この光は、33Kmまで届くので輪島市との途中にある
七つ島まで届くようでか。七つ島にも灯台があります。


 高さは33.5mです。

 さて、我々が良く行く観察舎です。四阿形式になっているの
で、雨にも大丈夫です。この日も午後に大粒の雨が降って来て
雷も鳴り出しました。


 暫くすると止んで、陽も差して来ました。
 カワラヒワが群れて餌を漁っていました。


 オオルリも水場にやって来ました。


 雨が止んだので水場を離れ、西側にある龍神池へ行きました
が、ウミネコがいるだけでした。岩場には今着いたばかりの
コサメビタキやオオルリが、まだ息づかいも荒く身体を休めて
いました。
 それでも人が近づくと飛び立ち可哀想になります。


 イタドリに止まるコサメビタキです。ちょっとピンボケです。

 オオルリは慣れない岩場で懸命に身体を休めています。


 陽が長いので、日の出が5時 日の入りが18時過ぎ。
 18時、宿に戻り夕食。島なので魚と山菜の料理です。

 夕食後、今日見て来た鳥を確認(我々は鳥合わせと言います)
すると52種になり、累計で63種になりました。22時に
就寝しました。