はじめまして

今回、新しくブログを開設しました。

寒中のホシガラス

2010-01-29 17:02:30 | Weblog
 本物のホシガラスは冬の間、大好きなハイマツは雪の下なので積雪の上に出ている
松の実や時々は山麓に下りて来て人家の近くで餌を漁り、時には海岸へ出てくる事も
あります。いずれにしてもホシガラスにとっては冬は厳しい生活になりますが、私事
ホシガラスは寒中といえども特に今年は暖冬で助かっています。

 北国の人には申し訳無く、湘南の極楽に安んじて身を置き感謝しながら楽しんでも
います。

 またまた気まぐれブログです。

 1月25日  晴天が続きます。

 冬期の市民講座が始まりました。今日は、三銃士の時代 と言うタイトルで、
フランスの17世紀の時代に付いての話で、ダルタニアンが出てくる訳で無く
ダルタニアンを中心に三銃士の存在が当時のフランスの情勢を見事に小説の形
で現していると言う事でした。
 パリは戦争を考慮して中心から放射状に街が形成されていますが、パリの西
に位置するリシュルーと言う小さな町は、当時二年に亘って宗教戦争で攻めら
れ全体が包囲され、住民は最後には本になっていた羊の皮を水に浸けて食べた
とのことでした。そして、その町は奈良や京都のように碁盤の目になっている
綺麗な町である事に興味がありました。
 パリへ行ったら是非寄ってみたくなりました。

 1月26日  グラゥンドゴルフの月一回の記録会です。天気は良いのですが
グラゥンドが雨無しで、かちんかちんの凸凹です。中でも少し傾斜の草地に設定
したホールは15mなのに、OB続出でパー3なのに非道い人は16も出す始末。
 ホシガラスも9と4になりました。春に草の芽が出てくる迄待つしかありません。

 夜は日本書紀の講座です。相変わらず欽明天皇の条で、朝鮮との外交問題ばかり
です。この条は全部、外交記録ばかりで余り面白くありません。

 夕刊に軽井沢の野鳥を70年近く観察し、最近20年間は朝の鳥を録音して記録
している人が、めっきり鳴き声が少なくなったと報じていました。
 軽井沢でも、そのようでは全国的に寂しい事で、ホシガラスの家の周辺でも最近は
スズメでさへ少なくなっています。
 野生の動物は自然に敏感ですから大きな天変地異が無ければと思っています。
 

 1月27日  少し寒くなりました。
 スポーツ吹き矢の日です。冬眠組が若干おいでになるので参加は21名と会員の
半数です。そしてスコアも寒いので低調でした。

 5月に出展する野鳥写真のセレクトに入りました。今までの2万点くらいの記録
から選ぶので大変です。それもたった一日の為にです。 これも地域社会に少しで
も貢献出来ればと思っています。

 1月28日  曇って今にも雨になりそうでしたが、なかなか降りません。
 グラゥンドゴルフの日ですが、風が強く黄塵万丈とまでは行きませんが、黄塵百丈
くらいに吹いて来ます。地面も相変わらず凸凹です。従ってスコアも低調でした。

 1月29日  晴れました。

 知人からトラフズクの情報が入ったので、7時半に家を出ました。
 県央の小さな公園です。
 行くとカメラマンが20人ほど集まってカメラを向けています。殆どが撮るだけの
人達です。
 大きな椎の木の中に、うまく隠れています。
 最初はトラフだけで、ズクまで見えませんでした。1時間ほど待って、やっと
全身が出ました。逆光になる直前でした。
 トラフズクは、体長35~40Cm 翼を広げると91~102Cmの中型の
フクロウの仲間です。体長に差があるのは大きい方が雌です。
 鷲鷹や梟は雌の方が大きいのです。これは子育てに関係していて雄は身軽く餌を
獲りやすく、雌は雛を守る為がっしりと神様が創られたようです。

 やっと撮れたトラフズクです。






 
 これまでにあちこちで何回か見ていますが隠れていて、なかなか見られません。
 特に最初は、見易い場所に居ることも有るのでしょうが、人が集まる事によって
どんどんと隠れやすい場所へ移動するようです。
 然し、人家から遠く離れると餌になる小動物や好みの昆虫が少なくなるので
ミミズクとしても痛し痒しです。
 それだけに、人間も温かい目で見守って上げる必要があります。

 そんなことを考えながら帰宅しました。

ホシガラス狩川へ行く

2010-01-24 20:35:19 | Weblog
 1月24日  今日も予報に反して無風快晴 の暖かい日でした。
 
 毎月訪れる小田原の酒匂川の支流になる狩川での探鳥です。
 ここは毎年、近くで淡水の鴨類が沢山見られるので楽しみな所で今日も期待して出掛けました。
 小田原から大雄山線に乗り三つ目の穴部で降りて100mも歩くと狩川の堤防にでます。

 堤防に出ると唖然としました。鴨が見渡す限りぱらぱらです。コガモが僅かに泳いでいるだけ
です。河川工事で以前より川幅が広くなり流れも急になっています。そして工事はまだ続いて
おり、ずーっと上流まで杭が打たれています。
 洪水対策とか、下流の水防対策とか、いろいろと理由が有ることでしょうが何か使う為の工事
のように思えてなりません。
 今まで事故も無く平穏で自然が保たれ鳥達も平和に暮らしていたのに、突如として川の様相が
変わり鳥達を始め多くの生物が戸惑って居ることでしょう。

 それはそれとして良い天気です。箱根の連山、その後ろに雪を戴いた富士山そして丹沢の山塊
がくっきりです。

 先日登った870mの矢倉岳が、又いらっしゃいとばかりに身近に迫っています。



 富士山は八合目辺りから上だけが見えます。完全に厳しい冬の姿です。



 1169mの明神岳がなだらかな山頂の起伏を見せています。



 目を転ずると北東に丹沢山塊で、その右端に大山(1252m)が聳えています。



 鳥が少ないので、周囲をきょろきょろですが川にはコガモが寂しく泳いでいます。



 工事中の土塊をバンの若鳥が歩いていました。鼻から嘴にかけての赤がまだ有りません。



 少ないながらも、ぼつぼつ出始めますが、個体数は僅かです。乾いた田にモズが下りました。



 遠くの土塊に隠れるようにイカルチドリが見えます。



 本日の狩川の流れです。右上の禿げた山は723mの大野山で山頂に牧場があります。



 単線を三両編成の大雄山線が走って行きます。



 水辺の哲学者と言いましょうか、暇人と言うのでしょうかアオサギが、ひねもす佇んでいます。



 カルガモとコガモしか見られなかった中で、やっとヒドリガモが現れました。



 対岸に貼り付くようにカイツブリが、ひっそりと浮いています。



 同行者が対岸から携帯で、タシギが居ると知らせて来たので戻って行って見ましたが、お寝み
中でなかなか起きて呉れません。仕方なく寝姿をパチリです。首を羽根に突っ込んでいますが、
こちらが正面です。



 傍の人家の庭に、蝋梅が満開でした。柔らかい匂いが漂っていました。



 河川敷の杭に婦人のモズが止まっています。



 季節の鳥とも言うべき、ジョウビタキの♀です。



 再び、バンが現れました。矢張り、これも若鳥でした。長ーい足指が見えます。



 対岸の工事用の杭に、イソヒヨドリが止まっています。♂です。



 セグロセキレイは良く現れます。日本の固有種とされていますが、韓国やウスリー川での
繁殖記録がありますので怪しくなって来ました。それでもアメリカ大陸やヨーロッパ・アフリカ
には居ませんから世界的には貴重種になります。



 綺麗なキセキレイが飛んで来ました。本当は、もっと綺麗になりますが今の時期では良い方
でしょう。少し、くどく載せました。





 後ろ姿もなかなかです。



 もう一つ、おまけです。



 今年は暖冬なので、あちこちで梅が綻んでいます。特に紅梅は早いです。メジロがやって
来ました。



 メジロだけをクローズアップして見ました。



 少ない少ないと言いながらも狩川沿いに約5Kmを4時間半かけて歩き、特別に珍しい種は
有りませんが、兎も角も43種の鳥に出逢えました。

 個体数の少ないのが気になる探鳥会でしたが、天気に恵まれ心地よい一日が過ごせた事に
感謝です。

ホシガラスの三度目の初詣で

2010-01-23 17:58:16 | Weblog
 1月23日  今日も良く晴れた暖かい日でした。
 
 この所、毎年恒例になりました神奈川県相模の国一宮の寒川神社への初詣でに
出掛けました。
 同行の人達の都合で今日にしましたものの結局は三人だけになりました。

 こんな遅い時期なのに参拝者が結構おりました。

 神社の傍を流れている目久尻川は嘗て鴨たちが沢山泳いでいましたが今では
川の流れが汚れて一羽もいません。鯉が泳いでいるだけです。



 寒川神社は本来、相模線の寒川駅で降りて長い参道を歩いてお詣りするので
すが何時も近道して、一つ先の宮山駅から歩きます。

 ここからですと約5分程で拝殿に着きます。



 今年は寅年なので、寅のねぶたが飾られています。背景は風林火山の武田
信玄です。



 ここでも、おみくじが縛られていました。この中にはいろいろな思いが
籠められて居ることでしょう。



 1月も下旬に入っていますのに参拝客が結構おりました。昇殿しての
お祓い希望者も列をなして待っていました。
 拝殿は流石に正月ほどの賑わいはありません。



 早くも節分の準備が始まっていました。



 拝殿には出雲大社ほどでは有りませんが大きなしめ縄が張られて
います。



 1月中なのか土日だけなのか、1月にしか参拝しないので判り
ませんが屋台も沢山出ていました。



 地元の鶴ヶ岡八幡宮と菩提寺に続いて相模の一宮にお詣りして
今年も無事に過ごせる事を信じて帰宅しました。




ホシガラス真鶴へ

2010-01-23 08:57:28 | Weblog
 1月22日  予報では一時晴れるが間もなく曇り寒い一日との事でしたが、真鶴は湘南でも暖かく9時半頃現地に着いてみると太陽が燦々と降り注いでいました。
 今日は同行9人です。駅から真鶴岬の突端まで約4Kmを、上を見たり横を見たりしてのんびりと歩きます。 歩き出して間もなく上空を鳶の群れです。中にノスリも混じって仲良く帆翔を楽しんでいるかのようです。





 見ているとミサゴが一羽東へ飛び抜けて行きました。あっと言う間でした。

 真鶴駅は海抜60m程の処に有りますので海までは、どんどんと下って行きます。
 やがて真鶴漁港に着きました。ウミネコ・ユリカモメが飛んでいます。
 防波堤には多数の鴎類が並んでいます。大半がウミネコ・ユリカモメ・セグロカモメ・
オオセグロカモメです。中にコサギ・アオサギが見えましたが、その中に並んで今日の最大目的のクロサギが5羽ほど点々と見えました。
 遠くに丹沢の山々が霞んで見えます。寒さは全然感じません。

 クロサギは遠くてカメラに入りません。そのうちに岩礁で近くに見える事を期待して先に
進みます。

 この真鶴には船の神様として貴船神社が有り、そのお祭りは日本三大船祭りとして有名です。





 神社を過ぎて海岸に出ると、テトラポットにイソヒヨドリの雄が飛んで来ました。



 春になり繁殖期の色になると、もっと綺麗になりますが今はまだです。

 岩礁に出ると果たしてクロサギ2羽がいました。番いのようですがどちらも真っ黒なので
クロサギにならないと判別が付きません。少しグレーがかった方が♀と思います。
 図鑑でも雌雄同色としか表現されていません。







 暫く、クロサギやイソヒヨドリを眺めながら先に進みますと、これまで下って来たので
今度は少し上りになります。
 シロハラの声がしたり、それを眺めたりゆっくりと進みます。
 この辺りは関東でも有数の魚付き林地帯です。照葉樹林が海岸に張り出して影を作る事から魚が寄って来るのです。
 又、点々とクロマツの巨木があります。この松にマツノザイセンチュウと言う1mm程の
線虫がマツノマダラカミキリに寄生して、ともども松を枯死させるので昔は細いパイプで
薬液を注入して防御していましたので、そのパイプが随所の松に見られました。

 その照葉樹林に、エナガ・シジュウカラ・メジロ・コゲラなどの混群が回遊してやって来ました。その賑やかな事、しばし見とれました。

 森林浴散策路を抜けると間もなく真鶴岬になります。この頃クロジを見つけた人がいます。3~4人で探しますがホシガラスは見失いました。
 トイレの屋根にはアカハラがいました。
 見晴らしの良い広場で昼食になりました。大島が霞み、初島はくっきり、利島でしょうか
薄く霞んでいました。
 
 昼食後、海の方に降りました。近くには水仙が花盛りでした。香りが流れて来ます。



 正にここは春です。下るのは良いのですが帰りの登りが気になります。そう思いながらとうとう海岸まで来てしまいました。三石は目の前になりました、



 海はまったく静かです。双眼鏡で眺めているとウミアイサが目に入りました。
 その頃には皆さんも降りて来て全員で眺めることが出来ました。写真は無理でした。

 日溜まりに海浜植物が楚々と咲いて居ましたが名前が判りません。お判りの方は教えて下さい。ハマダイコンかも知れませんが自信が有りません。



 ここにも先刻のクロサギのペアかも知れませんが2羽が飛来して来ました。





 岩礁では岩海苔の採取に余念がありません。



  良く陽の当たる岩壁にスズメバチの巣でしょうか?大きな巣がありました。
  上から下まて40cmも有ります。



 海岸の散策路を歩き、番場浦から上に上がり14時25分のバスで
帰りました。
 最後にビンズイが出て、この日の鳥合わせでは35種となりました。

 暖かい日射しに恵まれて素晴らしい探鳥会でした。
 

 

ホシガラスの寒の入り その2

2010-01-22 21:08:32 | Weblog
 1月16日 吹き矢です。可もなく不可もなくの成績です。後は家庭内雑用で一日が
終わります。

 1月17日 ゆっくり過ごします。
 夜は、かまくら落語会 でした。
 柳家小三冶師匠のお弟子さんの、柳家三三 さんです。
 三三さんは、真打ちですがまだ35歳で神奈川県小田原市の出身です。
 古典落語の、高砂や と 藪入り でした。
 高砂や は現在でも古典的な結婚式では唄う事も有るでしょうが、藪入り に関しては
死語になるような行事で今の若い人には理解できない事と思います。
 今では、週休2日が常識ですが昔の奉公人は年に2日の休みで、1月の15日と7月の盆だけでした。それだけ人間関係が良好に保たれていました。

 昔の事でも良い習慣はあるものです。

 1月18日 日中は殆ど家の中で過ごし夕方、平家物語の講座に出掛けました。
 義経が景時と不和になり、五艘の船だけで四国に上陸し、平家の護衛兵の大将を
捕らえ平家の敵状を探らせ案内させる条です。所謂、巻第十一の勝浦合戦です。

 1月19日 暖かい日です。明日は大寒です。こんなに暖かくてよいのでしょうか?

 体操教室と、遅まきながら新年会です。今年も元気で過ごすよう乾杯しました。

 1月20日 大寒ですが、朝から暖かい日です。

 スポーツ吹き矢の日。暖かいのに28名しか参加しません。冬眠組が結構います。
 三段のホシガラスですが、6ラウンドのうち最初と最後だけが、それらしく終わり
中の4ラウンドは三段ならぬ散々でした。

 午後は鳥の仲間で開催している句会です。こちらは8名で月一回集まっています。
 言葉のお遊びを楽しんでいます。

 1月21日  今日も暖かい日でした。グラゥンドゴルフをプレーしていると暑く
なり上から脱いで行く始末です。

 近くの海岸で珍鳥が現れたとの情報で、いろいろと調べると日本では初めての
珍鳥のようです。
 北米には普通に見られる鳥ですが、声も良くなく姿もぱっとしないのに何故、日本
に現れたのか不思議です。
 恐らく何かのはずみで、船に乗って渡来したとしか考えられません。
 以前にも台湾から船で来た鳥がありましたので、今回もそのように考えました。

 鳥を見ていても簡単にスズメだ、ムクドリだと決めつけると飛んでも無い事に
なるものです。

 夜は自然保護団体の会合に出席して一日が終わりました。