はじめまして

今回、新しくブログを開設しました。

酒匂川探鳥番外編

2011-04-22 18:29:26 | Weblog
 毎月定例の小田原市酒匂川探鳥のホシガラスにとっては番外編とも言うべく
或るグループの探鳥会に参加しました。

 4月22日 折悪しく天気は曇り空です。雨の心配は無いようなので安心して
歩きました。

 時節柄、冬鳥と夏鳥の端境期で鳥は少なく寂しい風景でした。
 何時もより集合時間が一時間近く遅いので少し楽です。

 10時近く堤防に上がると春霞で無く曇り空の下で全体に靄っています。
 ツバメが低く水面すれすれに飛んでいます。気圧が低いので餌になる虫が低く
飛ぶ為、ツバメも低く飛び回ります。恐らく明日は雨でしょう。

 電線にも止まって盛んに鳴いていました。尾が長く胸が赤いと♀に人気がある
ようです。



 初夏の訪れを伝えるセッカの声が聞こえましたが、姿は見られませんでした。

 昨年秋の台風で水量が増し洪水の影響で上流からのゴミが河川敷の立ち木に絡み
流が悪くなると言う理由で、すっかり草木が刈り払われたので殺風景な中でキジが
啼きました。はきだめに鶴ならぬ、掃き溜めにキジです。



 ダイサギは嘴が黒くなっていますが、まだ黄色い個体もいました。



 コサギが餌を狙っています。



 アオサギは何も考えず超然としています。



 ダイサギに比べるとコサギは遙かに小型です。ダイサギ91Cm、コサギ60Cm



 鴨類は殆ど北国へ向かいましたが、何時も早く来て遅くまで居るヒドリガモ
は、まだ残っています。



 曇り空なので酒匂川も淀んでいます。



 昨年生まれのウミネコやセグロカモメが少し残っています。北に向かうには
幼かったのか何か事情が有ったのでしょう。



 旅鳥のムナグロが見られました。全部で三羽いました。そのうちの一羽です。









 空にはヒバリが囀っていました。





 やがて地上に降りて来ました。



 鳥影は少ないようでしたが、纏めると44種になりました。
 来月は夏の風物詩であるコアジサシが飛び交う事でしょう。そして沖合には
オオミズナギドリが舞っている事でしょう。いよいよ夏本番になります。
 楽しみでもあり、さぞかし暑くなる事でしょう。




世の中、サクラ、サクラ、桜です。

2011-04-14 19:22:15 | Weblog
 東日本大震災の被害を他所に自然の力は春爛漫を告げています。
 何処を見ても桜、桜、桜です。

 近くの公園へ出掛けて見ました。正に桜の世界です。









 クヌギの花穂もいっぱい下がっています。



 そして又、桜です。







 被災地の方達も安心して、このような桜を賞でる日が一日も早く来る事を祈念
しています。

ホシガラスのお花見

2011-04-11 15:52:21 | Weblog
 今年の春は一進一退で暖かくなったと思うと急にストーブが欲しいような寒の戻り
が有ったりで、なかなか本格的な春が来ませんでしたが4月に入ると漸く遅い春が訪れ
るようになりました。

 4月4日 友人のグループが毎年開催している作品展が大震災の余波で落ち着かず
行きそびれていましたが遂に4日が最終日なので別の友人を誘って出掛けました。

 北鎌倉駅を降りると円覚寺が有ります。春の日射しの下で明るく見えます。



 紫陽花が咲く頃、賑わう明月院も今はひっそりです。その近くの道では道祖神が
祀られています。



 辛夷が満開でした。



 4月10日  鎌倉は桜が満開となり、正に春爛漫です。鳶も嬉しそうです。





 地元の探鳥グループに参加しましたが、冬鳥が去り夏鳥はまだと言う端境期の
為、鳥は居ません。時折アオゲラが啼いたり鶯・目白が啼くくらいです。
 今日はもっぱら花見です。

 住宅地では格好の良いスェーデンの名車VOLVOのスポーツタイプが駐車し
ていたので持ち主に無断でパチリしました。



 いつものコースで佐助稲荷の道に入ります。





 ここも満開の桜です。



 佐助稲荷の鳥居道に入ります。



 奉納する鳥居は一基30万円とのこと。幟は5千円で一対で1万円と書かれて
いました。本殿の周りにも沢山の幟が献上されています。



 崖にはイワタバコが青々と繁っていました。紫の花が待ち遠しいことです。



 佐助稲荷はその昔、源十郎なる魚屋さんがある日犬に追われた狐を助けた処、
その夜、狐が恩返しに訪れ魚を扱うより大根を植えなさいと教えるので源十郎
さんは半信半疑ながら大根を栽培するようになりました。
 その当時、鎌倉に疫病が蔓延し多くの村民が苦しみましたが源十郎さんの大根
を食べると忽ちのうちに快癒するので源十郎さんはお金持ちになりました。
 その御礼にこの地に稲荷明神を祀ったのがこの佐助稲荷になったとのことです。



 ここには霊狐泉と言う湧き水が有り、水源になっています。



 周辺もサクラ、サクラです。



 源氏山には直径10Cm程の椿も咲いていました。



 菜の花も満開です。



 葛原ケ丘神社も桜に覆われています。花見客も賑わっていました。



 頼朝像の丘でも花見客が思い思いに宴を張っています。



 探鳥は適当に切り上げて有志で花見に出掛けました。それぞれの持ち寄りで
食べ呑み喋って16時頃、陽が傾くまで楽しく過ごしました。



 頭上もサクラです。



 名前を教えて貰いながら忘れてしまった紫色の草も咲いています。
 誰方か教えて下されば今度は忘れませんので宜しくお願い致します。
 ごく普通の何処にでも有る草花のようです。時々耳にしますが思い出せません。



 レンギョウも満開です。



 そして最後もサクラで今日一日が終わりました。



 

ホシガラスの怒り

2011-04-04 10:00:13 | Weblog
 4月4日  我が家の狭庭に夏みかんの木が二本ありますが毎年沢山の夏みかんが
下がります。不精者のホシガラスは肥料も与えず、ほったらかしにしていますが結構
甘くて多くの人に好まれています。
 今年は少ない上に、これまでぼたぼたと落ちて、その都度二つに割って針金に差し
メジロやヒヨドリの餌にしています。





 例年、ゴールデンウイークに収穫しますが今年は30か40個ぐらいしか収穫出来ない
ようです。これからも毎日のように落ちるので更に減るかも知れません。


 それはさて置き、今回の大震災で地震と津波の上に原発事故で多くの不安を日本だけで
なく全世界にも与えています。

 そんな時に世の中に大きな影響を与え兼ねない発行部数の多い週刊誌が事もあろうに
知られざる秘密的に暴露記事を特集しています。
 その上、富士山が爆発するとか、大きな地震がまだ来るとか確証の覚束ない記事を大き
なタイトル付きで書いています。勿論、ホシガラスはそんな雑誌を買う気は有りません。

 いくら言論の自由と言う時代とは言え、余りにも単に売らんかなの無責任な態度には
腹立たしくなります。

 こんな時だけに、多くの人に安心感を与えるような科学的に確証の有るデーターを
挙げて説明することがマスコミとしての責務と思います。

 原発事故が人体に影響が出るような風評は、くだらない芸能人の暴露記事とは違
います。

 選挙の事前報道にしても徒に予測を書き立てれば、ましてや無党派層の多い現在、
多くの選挙民に影響を与える事、大です。それでは正しい選挙にならないと思います。

 マスコミが国民に与える影響は大きなものが有るだけに単なる風評で無く確証の
有る報道をするべきです。

 仮に原発事故が社会的に悲惨な影響が出るよう事態の場合、その発表は政府に任せ
るべきです。この点、政府にもくだらない報道記事を放任している責任があります。

 規制は無理にしても指導すへきです。

 履き違えた自由主義が、やがては日本を滅亡に追い込む事にもなりかねません。

 くだらない無責任な報道記事に惑わされないように呉れ呉れも注意したいものです。


葛西臨海公園を歩くホシガラス

2011-04-02 15:55:06 | Weblog
 4月1日  漸く春の兆しが感じられます。花粉情報は非常に多いとのことなので
瞼に塗布薬を塗って出掛けました。マスクは眼鏡が曇るので敬遠します。

 鳥見のお仲間に誘われましたので、大災害の事は心に留めそれはそれとして、こちら
まで打ちひしがれていても仕方ないので気持ちを転換させて出掛けました。

 10時半頃、京葉線の葛西臨海公園駅に着きました。春休みにも拘わらず子ども達
は少なめです。日本一を自負する観覧車は回転しています。

 園内に入ると直ぐにオナガの声がします。三羽ばかりが梢にいます。
 姿は良いのに声がカラスの仲間だけに悪く損しています。





 植物も春を迎え生き生きと輝いています。トサミズキです。



 サンシュも黄色く咲いています。



 アセビ(馬酔木)は枝いっぱいに白い花を付けていました。



 コブシも少女のような可憐な花を咲かせています。



 池にはキンクロハジロとホシハジロが春の陽を浴びてのんびりと浮いています。
 ホシハジロの♀が泳いでいる後ろから♂が追いかけて行きます。離れ過ぎているので
一緒に撮れませんでした。先ずは♀です。



 その後、5m程の距離をおいて♂が待って下さいとばかりに追いかけて行きます。
 春です。



 アオサギが新しい命を育んでいます。嘴がピンクに染まっています。



 歩いていると木立の中のクヌギの花穂をマヒワが啄んでいます。今冬はマヒワを多く
見ました。暫く眺めます。









 遊歩道の傍らではレンギョウが、零れるばかりに咲いています。



 海の見える場所ではユリカモメが群れています。頭を黒くして夏羽根の準備をして
いますが、まだ完全な黒でなく斑です。今に黒い頭巾を被ったようになります。
 後、数日の事です。春の陽を浴びるとどんどんと黒くなります。



 遠くにハジロカイツブリが見えますが余りにも遠いので眺めるだけにしていますと
次第に近くでも浮いたり潜ったりする姿が見えるようになりました。



 顔の横面に扇のようなリボン状の羽根を見せます。番いで手前が♂です。



 仲睦まじく一緒に潜ります。



 直ぐ近くにも来て呉れたのでパチリです。



 日本一の大観覧車と菜の花畑です。



 ここには二つの人工渚がありますが、東なぎさは立ち入り禁止なので鳥達が
楽園として多数見られますが遠いのが残念です。
 西なぎさから見ているとダイシャクシギが現れました。



 このシギは鴫類では大きくて体長が60Cmも有ります。やがて水際に降りて
出てきた風を除けて居眠りしたり欠伸をしたりして長閑に佇んでいました。



 そこへ又、ハジロカイツブリがやって来ました。体長31Cmで冬鳥ですから
やがて北国へ去って行くのでしょう。つかの間の夏羽根です。



 東なぎさの向こうには何万羽というスズガモの群れが浮いています。
 東京湾だけで数十万羽のスズガモが飛来しているようです。この鴨もやがて北の
アリューシャンやカムチャッカからシベリア目指して繁殖の為に去って行く事でしょう。



 無数のスズガモに見とれていますと、渚の石垣にハマシギの小集団が見えました。



 このシギも間もなく北帰行を始める事でしょう。岸辺もだんだん寂しくなります。

 何を思ったのかスズガモの♂が近寄って来ました。体長45Cmとやや大型鴨です。



 沖に、飛鳥Ⅱクラスの超大型客船が浮いています。



 気水池には鳥の姿が無かったものの、午後になったら少しは何か戻って来ているのでは?
と淡い期待を抱いて再び行って見ました。その手前でアオジが何か啄んでいました。



 気水池には期待も空しく矢張り鳥の姿が有りません。聞く処に依りますとオオタカ
が近くに居て小さな鳥達は全部逃げてしまったとの事です。
 然し、オオタカの姿は見えません。

 今日一日の暖かさでサクラも漸く少し綻んで来ました。



 道ばたにはハナニラが咲いています。



 紫色のハナニラも傍で咲いています。



 淡水池の小島ではアオサギの夫婦が巣作りに余念がありません。



 太陽も大分西に傾き、16時近くなりましたので引き揚げる事にしました。
 遠くにスカイツリーが霞んで見えます。



 今日見られた鳥は、カイツブリ類3種、サギ類3種、鴨類10種を含めて44種
でした。

 4月2日  この処、停電も無く空は晴れています。

 久しぶりにスポーツ吹き矢に出掛けました。約3週間ぶりなので狙いが定まらず
失点が多くスコアも良くありませんが、それでも段位並みには纏められました。

 夕方には余震が有りました。まだ完全には落ち着きません。

 何時になったら以前の平和が戻るのでしょう。自然の力は凄いものです。