クロマティック・ハーモニカ10数本(最大17本)が奏でる旋律に、バイオリン、ビオラ、チェロの弦楽器が絡むという、これまでにない響きを聴かせたこのコンサート。満場の客席を「魅了した」素晴らしいものでした。
ピアノやギターなどの伴奏による演奏が一般的なハーモニカにとって(マイクで音量を持ち上げないなら)、弦楽器とは絶対音量が違うわけですが、多くのクロマティック・ハーモニカの音が合わされば別。
コンクール出場経験者たちが奏でる音色は、つややかでかつ力強い。和谷門下生の音色の特徴が存分に出ていました。
また、CX-12のテナーハーモニカを使った弦楽器のような構成の演奏もいくつもあり、低音部をしっかり支えたアンサンブルの響きを楽しめました。
~*~
今回のコンサートの狙いは、クロマティック・ハーモニカによるアンサンブル演奏および弦楽器との共演、そして、稲川有徳さん、園友栄さんというコンテストでグランプリを獲得した若手のプレイヤーにスポットを当てることだったといえます。
F.I.H.世界大会のYouTubeでしか聴くことができない稲川有徳さんの演奏、G.エネスコ「ルーマニア狂詩曲第1番 Op.11」は圧巻の演奏でした。テクニック、表現力とも抜群。ソロ演奏は生で初めて聴きましたが、彼の演奏は世の中にもっと知られてよいと思います。
園さんのA.ライスナー「チャルダス・インターメッツォ」も素晴らしい出来。若手がまぶしいくらい輝きを放った日でもありました。
慶應義塾ワグネルソサィエティー・オーケストラ(弦楽アンサンブルメンバー) のストリングスカルテットと和谷先生・稲川さんのJ・ムーディー「1771」。オリジナルはストリングスとハーモニカのために書かれたものだけに、こういう感じだったのかと納得。これが聴けたのもうれしい。
和谷先生自身のソロ演奏。先日の神楽坂・グリーでの熱い演奏に比べると少しクール?と思えるほどでしたが、コンサートホールでの音色は格別。
もうひとつ。出演した女性陣は素敵なドレスを召しておりまして、これまた華やか、あでやかでした。写真がないのが惜しまれます(撮影は禁止でしたので)。
ハーモニカの未来が少し明るくなったような、アーティスティックなコンサートでした。
(3月8日(日)18時、市ヶ谷ルーテルセンターホール「和谷泰扶と門下生によるコンサート」)
ピアノやギターなどの伴奏による演奏が一般的なハーモニカにとって(マイクで音量を持ち上げないなら)、弦楽器とは絶対音量が違うわけですが、多くのクロマティック・ハーモニカの音が合わされば別。
コンクール出場経験者たちが奏でる音色は、つややかでかつ力強い。和谷門下生の音色の特徴が存分に出ていました。
また、CX-12のテナーハーモニカを使った弦楽器のような構成の演奏もいくつもあり、低音部をしっかり支えたアンサンブルの響きを楽しめました。
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今回のコンサートの狙いは、クロマティック・ハーモニカによるアンサンブル演奏および弦楽器との共演、そして、稲川有徳さん、園友栄さんというコンテストでグランプリを獲得した若手のプレイヤーにスポットを当てることだったといえます。
F.I.H.世界大会のYouTubeでしか聴くことができない稲川有徳さんの演奏、G.エネスコ「ルーマニア狂詩曲第1番 Op.11」は圧巻の演奏でした。テクニック、表現力とも抜群。ソロ演奏は生で初めて聴きましたが、彼の演奏は世の中にもっと知られてよいと思います。
園さんのA.ライスナー「チャルダス・インターメッツォ」も素晴らしい出来。若手がまぶしいくらい輝きを放った日でもありました。
慶應義塾ワグネルソサィエティー・オーケストラ(弦楽アンサンブルメンバー) のストリングスカルテットと和谷先生・稲川さんのJ・ムーディー「1771」。オリジナルはストリングスとハーモニカのために書かれたものだけに、こういう感じだったのかと納得。これが聴けたのもうれしい。
和谷先生自身のソロ演奏。先日の神楽坂・グリーでの熱い演奏に比べると少しクール?と思えるほどでしたが、コンサートホールでの音色は格別。
もうひとつ。出演した女性陣は素敵なドレスを召しておりまして、これまた華やか、あでやかでした。写真がないのが惜しまれます(撮影は禁止でしたので)。
ハーモニカの未来が少し明るくなったような、アーティスティックなコンサートでした。
(3月8日(日)18時、市ヶ谷ルーテルセンターホール「和谷泰扶と門下生によるコンサート」)
数枚撮ってしまいました。
どうりで・・・
「写している人誰もいないなあ。みなさん写真より心にしっかり残しておこうという訳ね。」
なあんて思いながらシャッター押してましたわ。
おめでたいfuyoyoで、失礼しました。
兎にも角にも、他では聞けないすばらしい響きでしたね。
和谷先生のホームページで正式にアップしてほしいものです。