ハーモニカな日乗

すばら式ハーモニカライフ、ガーデニングなどその他日常雑多を綴る。

ピーターラビットとビアトリクス・ポター資料館

2012年10月28日 | 雑記
読売新聞10月25日付けの埼玉版にピーターラビットの初版本全4種展示・・・第1作・おはなしという記事が載っていました。

今から20年ちょっと前、オーディオブックがちょっと流行った頃、「CDで楽しむピーターラビットのおはなし」という絵本と音楽・朗読のコラボレーション企画が出まして、東芝EMIに取材したことがあります。第1巻はCDのメインは大貫妙子さんの「ピーターラビットとわたし」、朗読と森山良子さんのイメージ曲、そしてあの手のひらサイズの絵本をキレイな函に入れた凝ったもの。

ボクはそれを持っていたのですが、実は今年、家の新築引っ越しの際のどさくさで処分してしまったのです。それはビアトリクス・ポター資料館の所蔵リストにも載っていません。手元にもうない悔しさと、イギリス湖水地方に住んだポターの家が再現されていることを知って、この日(10月28日日曜日)、東松山市のさいたま子ども動物自然公園内にある「ビアトリクス・ポター資料館」に行って来ました。イングリッシュガーデンも絶対みられるだろうと。

ビアトリクス・ポター資料館入り口の坂道


資料館正面


家の全景


左から




ガーデンは秋ということもあってか花が少なくて残念。係の人の話だと、ここは知ってのとおり非常に夏は暑い土地柄(日本一暑いまち熊谷市はお隣です)。イギリス風のガーデンは難しいんだとのこと。



ピーターラビットのおはなし


物語の世界を再現したミニチュア。マグレガーさんがピーターを追いかけています。  



雨の日のおかげでお客さんが少なく、係員から詳しく絵本の初版本とポターにまつわる話を聞かせていただきました。

館内は先に写真撮影した場所以外、撮影禁止。なので、初版本等のコレクション写真はありません。ピーターラビットの絵本に関する洋書・和書の初版本をこれほど集めた資料館は世界中さがしてもないそうです。


資料館真向かいのピーターラビットの森は、物語の世界を楽しめる公園になっていて、フクロウやリスなどがいて、ピーターラビットもいますし、お家もあったりして、童心に返った気分。なかなか楽しいではありませんか。

ピーターの足跡がありました


いた!





動物園に行ったというのに見たのはコアラなどほんの少し。屋外に放し飼いのマーラがいました。うさぎの一種かと思いましたらネズミ科の動物でした。


子ども動物自然公園は武蔵野の雑木林がふんだんに残った場所。紅葉もきっとキレイでしょう。熊谷方面に行くことが多いので、また寄ってみようと思います。

あの当時の音が聴きたい

2012年10月24日 | 雑記
串田孫一さんの名朗読で知られたエフエム東京の番組「音楽絵本」のテーマ曲が、ヴィヴァルディの「bfl、ob、vn、fg のための協奏曲ニ長調RV94、第二楽章ラルゴ」と、ようやくわかったと先日書きました。

そこで、区立図書館からLPレコードを借りてきました。「室内協奏曲集 ヴィヴァルディ」。演奏者は、ミカラ・ペトリ(リコーダー)、ハインツ・ホリガー(オーボエ)、フェリックス・アーヨ(ヴァイオリン)ほか5人。ハインツ・ホリガーやフェリックス・アーヨは有名なので知っていますが、ミカラ・ペトリはあいにく知りませんでした。

仕舞ったままのレコードプレーヤーを取り出してセッティング。
音、出るんかいな。

出ました。

聴きたかった第二楽章。

ん?? 曲は同じだけれど、ボクの記憶の音とは違うんです。ライナーノーツを見る。1983年録音。ボクが聴いてたのは70年代。もうちょっと、のどかだったような。
70年代、たしかネヴィル=マリナー指揮・アカデミー室内管弦楽団の「四季」がメリハリの利いた音と軽快なテンポで大ヒットしたように、バロック音楽もテンポが速くなっていったような記憶があるのです。

あの当時の音を聴きたい。

平凡社からCD付きの本、『音楽の絵本』(串田孫一著)が出ています。2002年12月刊。定価3,990円。珠玉の詩とエッセイを精選、串田孫一さんの朗読と音楽が入った、1500回記念放送「冬の記憶」を収録したもの。

ネットで買おうか。高いけど、朗読も聴きたいし。少々思案中です。

第10回草加ハーモニカソサエティー「秋のハーモニカミニコンサート」

2012年10月23日 | ハーモニカ
21日(日)は午前10時から中央公民館視聴覚室にて、草加ハーモニカソサエティー「秋のハーモニカコンサート」がありました。
いわゆる発表会です。

全体演奏、個人の演奏、グループ演奏と盛りだくさん。

30人を超えるお客さんが入って会場は大盛況です。

ソサエティーの皆さんはお元気の様子。ハーモニカのおかげでしょう。

全体演奏。新しいメンバーも何人かいらっしゃるというのに演奏水準が落ちないのは立派。


中でもタカヒラさんは、バスハーモニカもやる、それにギター伴奏と八面六臂の大活躍でした。




ソロ演奏は、皆さん、緊張の面持ち。うまいとか下手ということより、一生懸命演奏できたことが客席と一緒になって喜べる、そんな暖かいコンサートでした。



ぼくはサボりがちだった練習やらなくちゃ、と刺激をもらいましたね。

来年、草加ハーモニカソサエティーは30周年とのこと。来年秋、400席もある中央公民館ホールで記念コンサートを行うそうです。

錦秋。山の闖入者と闇の怖さ

2012年10月21日 | 雑記
20日(土)、紅葉を見に日光・西ノ湖に行って来ました。
地図上でいうと、中禅寺湖の西にある山の中の小さな湖です。

途中、コンビニで昼寝休憩をしたため、戦場ヶ原・赤沼を出発したのは午後1時半。赤沼から小田代ヶ原を経由して西ノ湖を往復すると戻りは6時頃。暗くなるけど、まあ何とかなるだろうと歩き出しました。

途中、戦場ヶ原に向かう分岐点では、係員がいて「戦場ヶ原へは熊が出るため通行止めです」。そういえば、一昨日、戦場ヶ原で熊に襲われ大けがという記事が新聞に載っていたことを思い出す。行き交う人、みな熊よけの鈴を鳴らしているわけが分かりました。
(ボクは持っていません。ちょっぴり不安になってきました。)

小田代ヶ原までの途中、笹やぶの小道は黄金色に輝いています。


小田代ヶ原到着。


ブラボー。錦秋とはこのこと。


すばらしい景色を眺めながら遅い昼食を取る。
さっさと食べて、次、西ノ湖に出発。時刻は2時半。登山道のような遊歩道は人っ子一人出会いません。

ダケカンバの林は美しい。


赤松の小道を行くと、出会ったのはこの人(動物)たち。キュイーンと彼等の鳴き声が山に響き、ガサゴソと音がしたのには最初驚きましたね。

じっとこちらを伺う。


ボクは彼等の領域を侵した闖入者(ちんにゅうしゃ)なのです。自然界のまっただ中にいるという感じがしてきました。

鹿は人を襲わないけれど熊は襲う。そう思ったら怖くなり、小さくアップダウンを繰り返す、ひとり行くのどかな山道はにわかに緊張感が漂うものとなりました。辺りを見回しながら、熊の気配はないか、五感をフルに働かせながら歩きます。手には倒木のダケカンバを持っています。役に立つかは別です。何か持っていないと不安なのです。

鮮やかな赤。

まだここか。よく見たら、地図には出没注意、クマのマークがあるではないですか。


落ち葉がいっぱいの道が出てきました。

串田孫一さんを思い出す。
日曜日の朝8時。寝床から手を延ばしてステレオのスイッチを入れ、FM東京につまみを合わせると、バロック音楽が流れてきて、

かさこそと/落ち葉を踏みしめながら/山道をゆくと/ダケカンバの林の中からは/~

みたいな、穏やかなここちよい朗読が聞こえてきます。
(すみません。串田さんの足下にも及びませんね)

そのころよく山登りに行っていたので、雑誌「アルプ」や『山のパンセ』など串田さんのエッセイ集をよく読んでいましたね。このラジオ番組「音楽の絵本」は1965年から30年間続いた長寿番組。ボクが聴いていたのは70年代前半から中盤でした。あのテーマソングは何という曲だったんだろう。ビバルディの「四季」冬の第二楽章にすごくよく似た曲ですが、今の今まで分からずじまいです。ブロックフレーテの柔らかい音色、そしてバイオリンのピッチカートはのどかな山道を行く感じだったよな、なんて昔のことが頭をよぎります。

ネット調べてみたら、「音楽の絵本」のテーマソングが出てきました。
懐かしい!この声です。テーマ曲はヴィヴァルディ/bfl、ob、vn、fg のための協奏曲ニ長調RV94、第二楽章ラルゴと判明しました。

さて、話がずれてしまいましたが、3時55分、西ノ湖到着。

夕日に染まる湖畔の斜面。


切り株にハーモニカがよく似合う。


4時過ぎ、遠き山にじゃなくて、目の前の山に日は落ちた。


4時15分、帰路につく。帰りは車道を歩く。鹿がそちこちにいる。鳴き声が不気味。どんどん暗くなる。5時15分、小田代ヶ原バス停着。あと約3キロ。林の中の車道(この車道はバスが運行されているが、一般車両は通行止め)は真っ暗。最終バスはとうにない。懐中電灯、持ってこなかったのです(反省)。普通の登山で夜遅くなるなら、もちろん持って行きます。甘かった。

闇が怖い。
子どもの頃、暗闇がほんとうに怖かったように、久々にそう思いました。棒で路面を叩きながらひたすら歩く。ガサッという物音に振り向く。遠くからは鹿の鳴き声。ついにハーモニカを取り出して吹く。クマ鈴の代わりになるかと。急ぎ足で吹くのでまともな音楽にならない。それから、携帯を取り出し画面を明るくして歩く。気休め。

戦場ヶ原の赤沼が近づいているはずなのに携帯は依然圏外。マップ機能はむろん使えない。ソフトバンクよ、アメリカの携帯会社を買収している場合かと、怒りが湧いてきます。

そうこうしているうちに、林の向こうにクルマのライトが。車道の出口は檻のように堅固な扉。横をすり抜け、メインの国道に。そこから5分ちょい。ちょうど6時、赤沼駐車場に到着。

灯りはありがたいですね。

庭木を植える

2012年10月14日 | 雑記
このところ、ハーモニカをほったらかして、植木の里で有名な川口市安行に出かけ庭木を物色してました。

ここ1カ月、猫の額ほどの庭をなんとか格好付けようと研究してましたが全然決まりません。

何度か通ってやっと決定。

そして植えたのが、これ、ジューンベリー。

春に白い花が咲き、6月には実が成って食べられジャムにも出来、秋には紅葉が楽しめるという、三拍子揃った木なんだそうです。
そんなことを書いているブログがあります。


そしてもう一つ、マルバノキ

これは葉っぱがハート型で、秋には紅葉が美しいとのこと。


植木を販売しているところをあちこち見て回ると、樹木はたいてい高さ(大きさ)で値段が決まっているようです。
人間の高さを超え、2メートル以上になると8千円や1万円、あるいはそれ以上の値段になる。
というより、小さいうちの安い値段で売るより大きくなってから売る方が儲かる、という理由と、植えたら即見映えがする大きさとなるとそのくらいの値段になる。ま、この二つでしょうね。

ボクは、安くて小さいのを買ってきて大きく育てる、2、3年後に見映えが良くなればよいという考えなのですが、欲しい木となると2、3千円の値段では売っていないのです。これは業者さんの企みなのだろうか、なんて。

で、辛抱強く探した結果「マルバノキ」は2千円でした。
では「ジューンベリー」は? 
これは来年、実を楽しみたいという欲と見栄が勝ってしまい奮発、1万円でした。
このほか、常緑ヤマボウシやシマトネリコを植えました。

いわば雑木の庭。その周りに花を植えてみようとおもいますが、家人は土いじりは苦手。やるのはあくまでボク。
植えている最中、隣の奥さんがやってきて、そうしたボクを褒めてくれます。大変さがわかるんですね。

さ、これからは土いじりを楽しもう。