このところ、愛用しているハーモニカは、ホーナーのハードバッパー。
10月からホーナー製品の一部が値上げ(ハードパッパーは4千円)になるというので、コアさんから9月末に新しいのを購入しました。
届いたのは、これまでのワインレッドのボディではなく、すこし黄色っぽいボディのもの。
コアさんからは色が順次切り替わっているので、黄色いタイプでいいかとの確認の電話がありましたので、いずれ全部そうなることだし、興味もあったので買ってみました。
新しいハードパッパーは、木製ボディの材質、模様もこれまでと違います(材質は何を使っているかはわかりません)。
HOHNERのロゴも入っています。ロゴはテンホールズに入っていますが、木製ボディのクロマチックには入っていなかったはずです。
ほかのメーカーはたいてい入っていますので、ホーナーとしては方針変更でしょうか。
(なお、ボディの色とロゴについては、RAKUSAIENさんに訊いたら270DXはすでにこうなっているそうです。)
写真で比較しますと、
上が旧型。下が新型。
サウンドホールの形状も少し変わりました。
吹き口の形状が、これまで高音部(11番12番)に採り入れられていた斜めに盛り上げた形が、4番から上がすべてそのようになっています。
盛り上げる量が下から順に増えていく形です。
息の入るスピードが速くなるので、それだけ早くリードが鳴る、レスポンスがよくなるというメリットがありそうです。
以下、個人的な感想を述べます。
吹いてみると、5番から9番までの中音域のバランスが良くなりました。
音のレスポンスもいいような気がしますし、息の吹込みが軽くとも鳴ってくれるので、多くの人に使いやすいものとなるでしょう。
ハードパッパーはリードが270やメロートーンより長いので、少し息の量が必要なのです。8番のドをきちんと鳴らすにはかなり息の量で意識的に押す必要がありましたが、これはそうではなくスムーズです。
1番2番も特に吹きにくい感じはしません。ただ、全体のトーンは微妙に違うような気がします。フルトーンで吹いたとき音量がこれまでより出ない感じなのです。
慣れてしまえば気にならないとは思います。
ワインレッドのほうが良かった、という人もいるでしょうね。
ボクも正直そうです。長年親しんだ色が変わるのは寂しいですしね。
なので、これからは希少価値になるかも。ただ如何せんハードバッパーは消耗品です。
使い倒して上手くなろう!
とおもいます。
が、いま旧型で使えるのが3本。うち1本は大事に使っていきたい。