ハーモニカな日乗

すばら式ハーモニカライフ、ガーデニングなどその他日常雑多を綴る。

南里沙さんのNEW SUPER64・64Xデモンストレーション&ミニライブ

2019年09月24日 | ハーモニカ

祝日の23日、「南里沙 HOHNER NEW SUPER64・64Xデモンストレーション」(主催モリダイラ楽器・谷口楽器)に行ってきました。

NEW SUPER64XNEW SUPER64の商品説明と里沙さんのミニライブです。

 



 

最近、ハーモニカのライブとかイベントにほとんど行っておらず、新しい情報に疎くなっているし、里沙さんの演奏も聴ける、それならというわけです。

 



 

新しい64X、里沙さんによると、音圧と音の質感がいいとのこと。そして、高さがあるので、マウスピースからリードまでの距離が長い分、少し遠くに吹き込むイメージで吹いて欲しいとのこと。

 

実際、演奏された音を聴くと、下の音から上の音まで音の厚みというかエネルギーに充ちた音がしました。リードプレートが旧仕様と同じく二重構造ながらその範囲を全音域に拡大したことによるものです。

旧モデルの音はすぐあれと分かる特徴のある音でしたが、新モデルは旧モデルの味を残しつつも、品の良い音に聞こえます。

 

64のほうは、リードプレートの薄いこと(↓下の写真の一番手前のリードプレート)とやカバーの関係か、64Xに比べると音が軽い感じがしますが、これはこれでいい音だと思いました。

 



 里沙さんのミニライブ。XperiaのCMソング「VOICES」、JR東海のCM「そうだ京都へ、行こう。」Isn't She Lovely、ルパン三世ほか、ハーモニカを使い分けての演奏はさすが。興味深く楽しめました。

 

ミニライブ終了後、試奏してみました。

まず64X、マウスピースを咥えて吹いてみたときの感じ、口当たりがとてもなめらか。ボクの愛用しているハードバッバーの無骨な四角いマウスピースが古く感じましたね、正直。

低音部から高音部まで鳴りがよく、吹き心地は抜群。

 

 最初、両方吹いたとき、64のほうがいいと思ったくらい。それはホーナーらしい音がしたからかもしれません。(ボクは旧モデルの64しか持っていませんが、新モデルの方が音の質が高いと感じました。)

64Xを再度吹いて見ると音のエネルギーは断然こちら。高い値段だけの事はあります。

 

ボクはSUZUKIのグレゴア、シリウスを発売時に買って以来、ニューモデルというものを買っていません。

HOHNERからは270DX、Discovery-48、ACE48などの新製品が出ていますが、そのとき欲しいと思いませんでした(今はメンテナンスが楽という理由で、木製ボディでありながらリードプレートがネジ留めの270DXが欲しいなと思いますが)。

しかし、今回の64Xにはちょっと食指が動きますね。(お金を貯めないことには  )

新しくハーモニカを買おうという方、予算に応じて、どちらもお勧めです。


リードの規格が違っていた! ハーモニカ修理日記

2019年09月18日 | ハーモニカ

 

 ボクの最近のハーモニカ事情を少し。

クロマティック・ハーモニカは日頃、ホーナーのハードバッバーを使っていますが、2014年~15年に4本買ったきり。
しかしながら、昨年1本、今年の初めに1本、そして1ヵ月前に1本、リードがへたって使えなくなり、ついに1本しか使えるものがなくなりました(いつか自分で修理すると考えていたので、リード交換を楽器店には頼まなかったのです)。
これではいかんと、つい先日、新しいのを買いました。
ハードパッパーを使うようになって10年強。10本くらい買っているので、結局1年に1本は買っている勘定です。
1本2万5千円~2万8千円するのですから、高い消耗品ですよね。

 

ボディがゆがんだ!

今使っているのは2015年製。木製ボディのそれはそれまでのローズウッドではない、底にHOHNERとプリントされたもの。
ボディの穴の大きさが4番から上が狭くなったタイプです(それまでは11番~12番だけが狭い)。
使い始めてちょうど1年(ほかのに比べたら大事に使っていたので、使用頻度は過去最低)。


新しいタイプの耐久性はどんなものか分かりませんでしたが、つい最近クリーニングのためにマウスピース等を外してみたところ、なんと1番と2番の穴がUのような形にぐにゃりと凹んでいました。
2番はあと少しで真ん中より上に膨らみ、内側(#側)の穴が見えてしまうかも。
つばがたくさん出て1~3番辺りがゆがんだのは何度もありました。割れたこともありました。でも、こんなにゆがんだのは初めて。
写真はとてもお見せできない。(注:1~3番の柱が細いために起きた症状。9月23日、1~3番の柱は現在改良されて太くなっていることを確認しました。)
最近、オクターブや重音などつばがたくさん出るような曲をやっていたせいかもしれません。

 

それに、#2番の穴の底には本体に止めるはずの釘が見える。今頃気付くとは!
外れだったのです。
なんとか使えてはいるものの、気分はいいものではありません。
たぶんあと少しでアウトでしょう。

 

リードの規格が違う!

そんなことから先月、使えなくなったハードパッパーを本気で蘇らせようと考えました。
このときのために捨てずに取って置いた数本分のリードプレートがやっと使えると。

ところがです。古いリードプレートから使えるリードを外し、再生したいリードプレートに装着しようとすると、なぜか合わない。
ちゃんと収まっていれば、リードをはじけばピンピンと正常な音が鳴るのですが、リードプレートに触れてしまって鈍い音がするだけ。
なぜ?? どうして???
私の付け方が悪いの? と思いましたね。
慣れないことをやって上手くいかない。これは落ち込みます。

しかしです。何度かトライして気付きました。
古いリードと今のリードの大きさが違うんだと。古いリードの方の幅がわずかに大きく、今の幅が小さいことに。
リードプレートのリード幅の規格が変わっていたのです。まったく知りませんでした。(注:10月4日、8番から12番までが狭くなったことが判明。1~7番は変わらず。)

 

いつから違うのかは定かではありませんが、2014年以降のものは狭いので、2013年辺りが境目ではないかと思います。(※2019年9月23日、モリダイラ楽器にこの規格変更の件を確認したところ、いつ頃か不明だが規格は変わっているとのことでした。)


新品のリード入手 2本再生

後生大事に取って置いた古いリードプレートのリードは使えないと分かった(少し恨めしい。パソコンソフトでは新製品と旧製品とで互換性がないなんてこと、何度も経験しましたが、ハーモニカしかもハードパッパーで起きるとは夢にも思いませんでしたから)。
となると、新品のリードを手に入れるしかありません。
以前、モリダイラ楽器にリードを手に入れるにはどうしたら良いかと訊いたら、欲しい番号のリードをあらかじめ言ってくれれば用意しますとのことでした。
それを思い出して10枚ほど注文して、8月末に入手しました。1枚100円。

  

和谷先生のレッスンを月1回神田のモリダイラ楽器で受けているので、受け取るのは簡単なのです。

そこで、ここ数日、再生にチャレンジして、2本が蘇りました。
つまり、合計4本が使えるようになった、ということです。

今回、fuyoyoさんから貸していただいているホーナーのリード交換工具セット(ビデオ付き)が大活躍しました(だいぶ前からなのに、ほとんど使っていなかったのです)。
リードを外す工具や、なべねじのところに嵌めるバルブの穴開け工具、リーマー、なべねじとナットのセットなど。詳しくはこちら。 ここでは工具一つひとつの使い方をPDFで示しています。

 

 

この修理工具セットは2013年のFIH世界大会のとき、トロシンゲンで買ってきたものだそうです(250ユーロくらいだったとのこと)。
ネットを調べても日本では売っていません。

 

 

リードを外す、リーマーでねじ穴を広げる、リードのねじ留め作業と音程調整、バルブの穴開け(穴開け作業はこちら)、バルブの張り付け等々、一連の作業は慣れてくると早くなる。
もともと器用ではないけれど、バルブもいっぺんに15枚も張り替えると手際がよくなりますね。


あと1本直す予定なので、何年か買わずに済むことでしょう。(そう願いたいものです)

 


デジタルミキサー購入顛末

2019年09月04日 | ハーモニカがらみの話

4チャンネル入力のミキサーでは足りなくなったので、Soundcraft Ui16というデジタルミキサーを買いました。


発売当初、Wi-Fiが途切れてしまう、とユーザーから不評をかったミキサーでしたが、ファームウエアが2回アップデートされて少しは改良されたためか、最近のレビューは「言われているほど悪くないよ」というのが増えてきたこと、大幅に値下げされたことから、思い切って買ってしまいました。


12ch以上になるとアナログミキサーの値段のほうが高く、寸法も大きくて重たいというのも選ばなかった理由のひとつ。Ui16はコンパクトで重量は3.6kgと軽い。
もう一つの理由は、タブレットだけでなく自分のiPhoneでもコントロールが出来ることでした。
コントローラーは軽いに超したことはありません。家人から借りた400グラムの9.7インチタブレットでも大きくて重く感じましたから。

 

ボランティアで2回使ってみた感想は、Wi-Fiは障害物がなかったので3メートル、5メートルの距離は問題なく繋がる。問題はWi-Fi電波がたくさん飛んでいるところらしい。

iPhoneでのコントロールはゲインの調整だけはなぜか隣のフェーダーと連動してやるのに戸惑いました。小さいのでデリケートな調整はやりにくいですね。
それ以外、リバーブやイコライザの調整は1度設定して保存しておけばよいので、あとはミキサー本体とPA本体の音量つまみを自分の手で回すだけ(ここがアナログ的)。
タブレットは操作しやすいけど、演奏者でもあるので、置き場所に困りました(マイクスタンドに取り付ける器具があるようです)。
音的に不満はありません。

 

買う前、そして買った当初、YouTubeで日本や外国のチュートリアルビデオをたくさん見て勉強しました。
語学力がさっぱりの当方、外国のものは何を言っているか理解できないけれど、書き込みのほうはGoogleの「日本語に翻訳」で読めるので、多くの人が何が知りたいかよく分かります。
いずこの国の人も、Wi-Fiの設定、ルータの設定、有線イーサネットの設定がわかりにくい、Wi-Fiが途切れると文句たらたら。発売当初の2015年から2017年のものの投稿が多く、それに不満をのべているわけです。B社のミキサーもWi-Fiが途切れるというのは同じ。そんな評判を目にすると買うのに勇気が要ります。

ボクも言いたい。日本の代理店さん、売る気があるなら日本語の親切なビデオを出しなさい!と。

パソコンやルーターを新しくしたとき、設定がやっかいなのと似ていますね。最初でつまづくともの凄くストレスになりますものね。

ボクもさんざん研究して、マニュアル見ながらやってもつまづきました。やっぱりイラつきます。
まあ一息入れて、最初からやり直すと案外、見落としたところが分かるものですが。

 


↑立ち上げ当初の画面

というか、アナログミキサーは動かすべきツマミ類すべて目に見えるわけですが、このデジタルミキサーは立ち上げて最初に見えるのはメインと各チャンネルのボリュームフェーダーのみ。

そのほかの設定はすべてコマンドアイコンをタップしないと始まらない。いつも触っていないと忘れそう。
若い人ならなんなく覚えそうですが、記憶力が怪しくなったボクらの年代の人では触りたくないかもしれませんね。(メンバーで1人しか動かせない、というのは決していいことではありませんから)

 

エピソードは、このミキサーのためだけに、中古のノートパソコン(上の写真)を買いました。有線(LANケーブル)で繋いで設定に成功したので、1週間ほど放っておいていざ繋ごうとしたら、キーボードのNとBのキーが反応しない。 即返品しました。
新品のノートPCは値段が高い。ここが悩みどころ。

いくら多くても50人くらいの会場でしか使わない前提ですので、5メートルや10メートル以内で障害物があまりないならWi-Fiは繋がりそう。
となると、ノートパソコンは止めて、値段の安い8インチのタブレットを買ってルータのWi-Fiで繋く方法で保険をかけようかと思っています。

 


第31回、恒例のデイサービスボランティア

2019年09月03日 | ボランティア

8月31日(土)、いつものデイサービスでボランティア演奏をしてきました。

エレキ・ギターのジュンさんが参加するようになって2回目。
今回は、11月のロビーコンサートを見据えて、ソロはなし、ハーモニカの合奏オンリーで臨みました。
通所者の方たちには楽しんでいただけたようで何よりです。

 

 

ハーモニカだけの合奏はまずまず。エレキギターを入れた曲はまだしっくりきません。練習不足でもあります。
いやリズムに対する理解力の問題か。

僕らのグループもそうだけれど、歳をとってからハーモニカを始めた人たちにとって何が苦手かというとリズムでしょうね。

リズムを教えるのはむずかしい。他の楽器と合わせて、8ビートを感じながら吹く、なんていってもなかなか伝わりません。
取りづらいリズムの箇所、休符の長い箇所等、散歩の時など口ずさみながら何度も反復すればいいとおもうけど、みんないい歳なのでリズムに気を取られて段差に躓いて転んでしまってはたいへん。

そんなことを考えていたら、あるアマチュアジャズバンドのサイトに「楽譜を読むときのリズムのとり方」というのがありまして、4分音符・8分音符・16分音符などを発音して覚えるやり方が載っていました。ぼく自身も高校生の頃、これに近い歌い方でおぼえましたので親しみを感じます。
しかし、吹く一方の楽器はこれでいいけれど、吹き吸いのあるハーモニカでは覚えやすい歌い方がありそうな気がします。

あと、エレキの大きな音が加わると、自分のハーモニカの音が聞こえにくくなったりするんですね。
コンサート本番では返し(モニター)がほしいな。

  

 歌声のラストは「北酒場」。

アコースティックギターでリズムを刻み、ハーモニカとエレキギターでオブリガートを入れると、唄っているボクは細川たかしになった気分。
歌声といいつつ、そういう企みというか楽しみがでてきました。


ヨーコさん一座のボランティア

2019年09月01日 | ボランティア

8月27日(火)、ヨーコさん一座総勢10名で、越谷市蒲生のとある町会の自治会館でボランティア。

ひとり暮らしのお年寄りが月1回集う会です。

ここは3回目の参加ですが、今回はfuyoyoさん、Kさんを誘ってみました。
ハーモニカウインドのメンバーといつものデイサービス以外でやるのは初めてなのです。
11月のロビーコンサートを控えて、いろんなところで度胸試ししようということでもあります。

 



 午後1時から開演ですが、僕らには昼食付き。お刺身がたくさん入った豪華な幕の内弁当に一同びっくり。予算は大丈夫だろうか、余計な心配をしてしまいました。

 

パフォーマンスは、歌謡曲に合わせて踊る新舞踊「黒田節」や、みんなで踊る「花笠音頭」「河内おとこ節」。ハーモニカだけのアンサンブル、そしてボクがギター伴奏し、ハーモニカがメロディをリードする歌声コーナー。
いずれも好評だったようです。

 









 

ハーモニカ・アンサンブルは、「越後獅子」「遠くに行きたい」「君をのせて」「太陽がいっぱい」、そしてボクのソロ「北の国から」。これはfuyoyoさんがウクレレで伴奏してくれました。相当練習したみたいでバッチリ決まりました。伴奏をして貰うってうれしいものですね。

歌声の曲は、星影のワルツ、矢切の渡し、いい日旅立ち、知床旅情、恋の季節。
何より会場から受ける歌声の音圧は新鮮! 歌声に張りがあるって健康で元気な証ですね。

こちらが元気をいただいたようなボランティアでもありました。