祝日の23日、「南里沙 HOHNER NEW SUPER64・64Xデモンストレーション」(主催モリダイラ楽器・谷口楽器)に行ってきました。
NEW SUPER64XとNEW SUPER64の商品説明と里沙さんのミニライブです。
最近、ハーモニカのライブとかイベントにほとんど行っておらず、新しい情報に疎くなっているし、里沙さんの演奏も聴ける、それならというわけです。
新しい64X、里沙さんによると、音圧と音の質感がいいとのこと。そして、高さがあるので、マウスピースからリードまでの距離が長い分、少し遠くに吹き込むイメージで吹いて欲しいとのこと。
実際、演奏された音を聴くと、下の音から上の音まで音の厚みというかエネルギーに充ちた音がしました。リードプレートが旧仕様と同じく二重構造ながらその範囲を全音域に拡大したことによるものです。
旧モデルの音はすぐあれと分かる特徴のある音でしたが、新モデルは旧モデルの味を残しつつも、品の良い音に聞こえます。
64のほうは、リードプレートの薄いこと(↓下の写真の一番手前のリードプレート)とやカバーの関係か、64Xに比べると音が軽い感じがしますが、これはこれでいい音だと思いました。
里沙さんのミニライブ。XperiaのCMソング「VOICES」、JR東海のCM「そうだ京都へ、行こう。」、Isn't She Lovely、ルパン三世ほか、ハーモニカを使い分けての演奏はさすが。興味深く楽しめました。
ミニライブ終了後、試奏してみました。
まず64X、マウスピースを咥えて吹いてみたときの感じ、口当たりがとてもなめらか。ボクの愛用しているハードバッバーの無骨な四角いマウスピースが古く感じましたね、正直。
低音部から高音部まで鳴りがよく、吹き心地は抜群。
最初、両方吹いたとき、64のほうがいいと思ったくらい。それはホーナーらしい音がしたからかもしれません。(ボクは旧モデルの64しか持っていませんが、新モデルの方が音の質が高いと感じました。)
64Xを再度吹いて見ると音のエネルギーは断然こちら。高い値段だけの事はあります。
ボクはSUZUKIのグレゴア、シリウスを発売時に買って以来、ニューモデルというものを買っていません。
HOHNERからは270DX、Discovery-48、ACE48などの新製品が出ていますが、そのとき欲しいと思いませんでした(今はメンテナンスが楽という理由で、木製ボディでありながらリードプレートがネジ留めの270DXが欲しいなと思いますが)。
しかし、今回の64Xにはちょっと食指が動きますね。(お金を貯めないことには )
新しくハーモニカを買おうという方、予算に応じて、どちらもお勧めです。