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ハーモニカな日乗

すばら式ハーモニカライフ、ガーデニングなどその他日常雑多を綴る。

第3回中川フォークジャンボリー

2015年08月21日 | ライブ鑑賞
21日(金)、国立のギャラリービブリオで、第3回中川フォークジャンボリーを聴いて来ました。
お座敷で、座椅子に座って聴くという、この距離感がなんともいえない味を出しているイベントです。

60年代からフォークシーンに登場している中川五郎さん。

時代があの頃と似てきたよね、といいつつ、自分が高校生の頃に歌っていたという歌をいくつも演奏してくれました。






ゲストは松崎ナオさん。

この方の歌、いいです。聴くのは初めてですが、声が力強い。骨太。詩もメロディーもいいけど、少し裏返る独特の声に痺れました。

ここはマイクなし。ですから中川さん、松崎さんの地の声の力強さが、ビンビン伝わってくるんです。




打ち上げは、五郎さん、ナオさん、司会の岡崎武志さんを囲んで、同じ場所に座卓・ちゃぶ台をセットして行います。

みないい顔していますね。



次回は10月25日(日)17時から。




第2回中川フォークジャンボリー@国立ギャラリービブリオ

2015年06月01日 | ライブ鑑賞
5月29日(金)、国立市のとある民家を改造したギャラリービブリオというイベントスペースで、ライブ「第2回中川フォークジャンボリー@国立ギャラリービブリオ」が開かれました。
定員20人という限定ライブです。



中川五郎さんはおしゃべりと歌。聞き手は岡崎武志さん。ゲストはテンホールズの松田ari幸一さん。飛び入りは村上律さん。







日本フォーク界の生き字引達が集う、お座敷ライブでした。中川五郎さんは名前だけは昔から知っておりましたが、実際に歌を聴いたのはこれが初めて。60年代末の関西フォークの話、そして日本のフォーク界が発展するさまを当人の口から聴ける貴重なライブでもありました。

上京した頃の自分と時代を重ねて、あの頃を思い出しましたね。

お話も面白いけれど、演奏はさらにすばらしい。





演奏は、アメリカンフォークを日本語で歌うというのが本日のテーマ。あの頃、向こうの歌に翻訳した日本語の歌詞を付けたり、高田渡さんのようにまったく違う詞を載せたりしていましたね。
その原点を聴けました。



高田渡さんの「生活の柄」、「靴が一足あったなら(グッドナイト・アイリーン)」など、この日、中川さんやariさんが歌ってくれましたが、本歌に独自の歌詞を付けるというユニークな方。その高田渡さんとの思い出をゆかりの人たちが寄稿した特集雑誌『雲遊天下』(ビレッジプレス、500円)をこの日販売しておりまして、僕も買いました。なかなかいい本です。



そうそう、僕は偶然、ブルースのミシシッピ・ジョン・ハートのCDの中に「グッドナイト・アイリーン」があったのを発見、元はこれだったかと感激したことがあります。(彼がジョン・ハートに惚れ込んでいたことをあいにく知らなかったのです。(^^;) )


ライブ終了後、中川さん達を囲んで打ち上げ。参加者の自己紹介も面白く、磁場のようにいろんな方が集まってくる。ギャラリービブリオはそんな場所になっています。


企画したギャラリービブリオの主人、十松弘樹さんは会社の元後輩。人脈の広さは昔からですが、さらに広がっているようです。ariさんは月1回、ここでお座敷ブルースハープ教室を開いていますし。企画は多彩。機会がありましたら、皆さんもどうぞ覗いてみてください。

「中川フォークジャンボリー@国立ギャラリービブリオ」の次回は8月21日。いまから楽しみです。

2ホーンは最高! 

2015年05月10日 | ライブ鑑賞
やっぱりトロンボーン、サックスの2管の響きはいいですね。
これがジャズだ!っていう感じです。



9日(土)は草加・シュガーヒルで、ぼくらのグループ、STiN Jazz project256が企画したジャズライブ、「太宰百合クインテット」のライブが行われました。



プレーヤーは、
リーダーでピアノの太宰百合さん(p)。ステキなピアノでした。



佐野聡さん(tb、fl、ha)、グスターボ・アナクレートさん(a.sax、s.sax、fl)の2ホーン。フルート2本という珍しいシーン。



そして土井孝幸さん(b)、石川智さん(Dr)のリズムセクション。



依頼した晩は太宰さん、佐野さんがシュガーヒルでプレイしていたときでしたので、タイミング良く、キャリア豊富なプレーヤー、しかも2管というリクエストに応えていただいたというわけです。

シュガーヒルはふつうプレーヤーは4人。今回は5人なので入場料が500円アップの3500円になりましたが、値段に違わないすばらしいライブとなりました。

スタンダートナンバーから太宰さんのオリジナルや佐野さんやアナクレートさんが持ち寄った曲など、しかも佐野さんはトロンボーン、フルート、ハーモニカの持ち替え、アナクレートさんがサックスからフルートへの持ち替えなど、楽器も変化に富んでいて、耳にも視覚的にも楽しいものでした。
また、ベース、ドラムがさすが。各人の演奏の質が高いし、全体の音のバランスがよくて、聴いてて心地よかったですね。


佐野さん、クロマチック・ハーモニカ(「メロー・トーン」)で3曲吹いてくれました。僕にとっては予想以上。
 一番最初は「夏の思い出」、そしてハーモニカ・オンリーの自分のアルバム『デイ・バイ・ディ』からイヴァン・リンスの「ヴェラス」とオリジナル「サンバ・デ・キャット」。「ヴェラス」はトゥーツ・シールマンスも吹いていますしね。

そんなこんなで、シュガーヒルの店長、典子さんの全面協力の下、いいライブを開くことが出来ました。
いらしたお客さんにもとても好評でした。

↓こちらはお客さんが描いた佐野さんの似顔絵。トーク、演奏とも絶賛! 佐野さんのトークはホント面白い!



さて、次はどうしよう。
いつか、ハーモニカメインでライブを企画したいと思っているのですが。

バンドはいいな

2015年04月19日 | ライブ鑑賞
18日、友人でベーシストのアライくんが、ディミニッシュというバンドを作ってライブをやるというので行ってきました。
恒例の水汲みの帰りです。



場所はニューサンピア埼玉おごせ。
会場のロビーは宿泊客や日帰り温泉客のひとなどでいっぱい。

ボサノバから、チック・コリアやハードバップの本格的なジャズナンバーをやっていました。

いいな、ジャズをやれるメンバーがいて、バンドでやれるなんて。

サックス・フルートのTさんはものすごい早いフレーズさを吹きこなすテクニシャン。ホント上手い。




バンドとしては発展途上。
がんばれ。

プログラムがいい。今後が楽しみ

2015年02月20日 | ライブ鑑賞
19日(木)、恵比寿・アート・カフェ・フレンズにて伊藤加奈さんのライブを聴いてきました。
タイトルは「新月の夜のJazz Live withハーモニカ」。



プログラム
1st set
オン・グリーン・ドルフィン・ストリート
マイ・ワン・アンド・オンリー・ラブ
コンファメーション
アズ・タイム・ゴーズ・バイ
フライ・ミー・ツー・ザ・ムーン

2nd set
ビリーズ・バウンス
オール・オブ・ミー
オニソロジー
ラウンドミッドナイト
ドナ・リー

アンコール
オーバー・ザ・レインボー

着席したテーブルにはプログラムが。ジャズを聴きなれないお客様のために曲の解説がていねいに書かれてあります。

うわーっ、本格的なジャズだ! ビバップだ、オニソロジーだ、ドナ・リーだ、チャーリー・パーカーだ!と僕の目は丸くなりました。
昔むかし、アルトサックス、とくにチャーリー・パーカーは大好きで、1万円以上したダイヤル盤のレコードセットを買ったことを思い出します。ですから、このプログラムにはときめきましたね。

当然、アップテンポの曲も多い。加奈さん、早いバップフレーズをミスなく吹いているのが何よりすごかったです。
しかも手、肘を使ってハーモニカを素早く動かし、顔はまったく動かない。ポピュラー系でかくも顔が動かない人を初めて見ました。

どれだけ練習しているんだろう。先生に付いてジャズの基本をきちんと学んでいるのでしょうね。

まして、ライブを開くということはサポートメンバーに恵まれなければならないですから。


惜しかったのは、PAのハーモニカの音量が少し足りなかっこと。スタンディングマイクだと、マイクからハーモニカが離れてしまうので、フレーズのニュアンスが聴き取りにくいんですね。2列目のせいか、後方では聴こえたのかもしれませんが。マイクは手に持ったほうがいいとおもいました。

今回のライブは大きなチャレンジだ、と言っておりましたが、成功といえるでしょう。加奈さんの今後が楽しみです。

ぼくもほんとうはジャズをやりたかったけど、ふらふら迷っているうちにクラシックの道に入ってしまいました。でも、ハーモニカの演奏技術を向上させたい、ということは同じ。本日のライブを聴いて、ぼくも励みになりました。