毎日HAPPYDAY

いくつになっても人生これから

異文化理解から自文化理解へ

2019-01-27 19:37:57 | 日々の出来事

市民センターの講座で「地元の年中行事、正月、春、夏編」

というのがあり、おもしろそうなので聞いてきました。

 

私の住んでいる埼玉方面の年中行事がどのように行われていて

歴史的にどのような意味があるのかということを、長年にわたって調査している方がいて

貴重な写真と体験を話してくれました。

年中行事は限られた期間に一斉に行われるので、何年にもわたって足を運び調査しているそうです。

 

お正月の行事は、地方によってさまざまな形態で行われていますが、

そのなかでも、家単位で行われているものもあるそうです。

たとえば、ある家ではお正月の三が日はお餅は食べない、

あるいはお餅を食べるが年神様にみつからないように隠れて食べる・・・などです。

なぜかというと、餅を食べない家族の歴史があって、昔戦禍から逃れてこの地にたどり着いたけれど

お正月でも餅を用意できなかったなどの昔語りです。

全国どこでも「お正月」の行事を大切にするのは、お正月は「年神様」を祀り、

家の繁栄を願うという意味があるから。

門松は、元は青葉だけであった。

青葉は神様の降臨する目印で、元は松だけで松は山の象徴であり

山の神様を迎える目印だった。

今でも、門松の前ににお供えをする風習が残っている地域もある。

 

お話の中で驚いたのは、除夜の鐘を突けなくなってきているそうです。

その理由は、うるさいから。苦情がくるそうです。

餅つきは「不衛生」と言われて行われなくなっている。

苦情を言ってくる年代は50~60代です。

違う世代が一緒に暮らすことが少なくなり、行事が継承されなくなったうえに

苦情まできたのでは、文化の伝承どころではなくなってしまいます。

高度経済成長の時代に、「異文化」を理解することが国際社会を生き抜く基本と

たたきこまれたのが原因かもと言っていました。

でも、「自文化」を理解してこそ世界に打って出られるのではと

地味な地元の文化、伝承、神社を丹念に調べて、発表しているということでした。

外国のお祭りを楽しむのとはちょっと違う、自国の祀りを理解して伝えるのは大切と思いました。

また、日本は神道の国なのですね。今更ですが。

 

第二弾の「秋、冬編」が9月にあるということなのでそれも受講しようと思います。

 

そうだよ!まず足元を理解しないと

 

そうそう、英語を喋れても自国の文化を語れないんじゃね

 

 



最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは(^^) (jun-sweets)
2019-01-27 21:30:31
除夜の鐘の聞こえる風情を煩いと言われるとは(´・ω・`)
なんだか寂しいですね。
返信する
jun-sweetsさんへ (アガサ)
2019-01-28 06:58:16
除夜の鐘をうるさいとは思っても見なかったです。
除夜ではなくで除昼に時間変更しているお寺もあるそうです。
返信する
興味深い (るり)
2019-01-28 08:58:17
異文化はよく言われますが、自文化を大切にしたいですね。
除夜の鐘がうるさいって、驚きですね。
その地域ごとの年中行事の由来が面白いですね。
三浦半島では「おんべ焼き」といって、お正月の松飾りなどを海岸で焼く行事があります。
返信する
まずは地元 (keito2)
2019-01-28 12:52:40
狭い日本なのに、「処変われば」いろいろですよねぇ
まずは自分の住んでいるところのことを知りたいです。
地元のことを教えていただけるのは嬉しいですね。
除夜の鐘がうるさいなんて言う人が居ることにびっくりでした。
返信する

コメントを投稿