川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

大胆に、無用意に打ちかからねば

2024年05月23日 | 人物
勝海舟の『氷川清話』は私のバイブルみたいな本。





今の世に知られようとするのは尻の穴の小さいやつだ、大人物は300年の後に知られればいい、という「知己を千載に俟つ」呼吸を教わったのも、『氷川清話』から。

 
勝海舟『氷川清話』に言う 尻の穴の小さいヤツ - 川塵録

勝海舟『氷川清話』に言う 尻の穴の小さいヤツ - 川塵録

このブログの熱心な読者には「中山さんのブログには数年に1回,勝海舟/氷川清話が登場しますね」って仰ってくれる方もいる。誠にありがたい。そのとおり。私はことあるご...

goo blog

 


もう『氷川清話』を読んだことない人とは会話をしたくない、と思うくらい、私はこの本に心酔している。勝海舟に心酔している。

大田区の勝海舟記念館にも寄付したくらいだ。

ーーーーーー

その「知己を千載に俟つ」工夫の一つとして、

 大胆に、無用意に、打ちかかる

というのがある。

小利口に、「これをやったら、こうなって、ああなって、家族が心配して、、」などと考えると、何ものも成し遂げることはできない。

兵は拙速を尊ぶではないけれど、四の五の言っている間に、機会を失うことがある。失った機会は永遠に戻ってこない。勝利の女神には前髪しかない。

日頃から、きちんと準備している。自分を磨いている。その平生の「呼吸」が、

 大胆に、無用意に、打ちかかる

ことにつながる。

臆病にならずに勇気を持つ、ってことは、一面、

 大胆に、無用意に、打ちかかる

ってことです。

勝海舟は禅も修めた。剣も修めた。

禅の工夫ってのは、いざというときに

 大胆に、無用意に、打ちかかる

ためのものなのでしょう。

私が批判の多い宗教案件を引き受けたのも、それなりに熟慮の上ですが、大胆に、無用意に、打ちかかった部分はある。

勝海舟の判断基準に従ったにすぎない。




斬り結ぶ太刀の下こそ地獄なれ
 踏み込みゆけばあとは極楽
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 毎日何かに挑戦する | トップ | そろそろ紫陽花 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

人物」カテゴリの最新記事