川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

口封じ目的のない名誉毀損訴訟があるのか。

2024年05月23日 | 法律・海外法務
鈴木エイト氏関連で、家庭連合側を「SLAPPだ」「口封じ目的だ」と騒いでいるメディアがある。日刊ゲンダイあたりかな。

しかし。

そもそも「口封じ目的」を全く有さない名誉毀損訴訟というのが本当にあるのだろうか。かつてあったのだろうか。

名誉毀損訴訟には、必然的に口封じ効果が付随する。勝てば必ず口封じになる。勝って口封じ効果が発生しない名誉毀損訴訟はありませんよね?

だったらその「勝ったら必ず生じる口封じ効果」を目的とすることは、果たして非難されるに値するのだろうか。

こういうところから、きちんと自分の頭で考えましょう。

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正義を保つために

2024年05月23日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
ハンナ・アーレント『エルサレムのアイヒマン』は、全体主義を導く「悪の陳腐さ」を説いた本。

項目分けが少なく、とても読みにくいので読み飛ばしていたが、以下のような刺さるフレーズがある。

正義は孤高を持することを要求する。





正義は、脚光を浴びるという快感を厳しく避けることを命じる。





−ハンナ・アレント
 
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女性的な宮崎滔天

2024年05月23日 | 人物
宮崎滔天(とうてん)といえば、男性の象徴、「男」のシンボル、「漢」(おとこ)の中の男みたいな人。

その魁偉な容貌とか高身長(174cm? 180cm?)とかからも、最も男性的という印象。

その中国革命を支援したりの破天荒な人生から、直情径行、知行合一、勇猛果敢、猪突猛進、豪放磊落、というイメージしかない。

例えれば、張飛とか、ドン・キホーテとか、浜田幸一とか、岩鬼正美とか、桜木花道みたいなキャラクター。

「近代の豪傑を挙げよ」と言われたら、真っ先に名前が浮かびそうな人。

しかし。

彼自身は、自分を「女性的」と思っていた。

「私というものは、女性的性分を享け得て、誤って男子に生まれた一瞬の変性漢です」

とまで言っている(『評伝 宮崎滔天』渡辺京二、14頁)。

さすが渡辺京二、こういう多面的で複眼的な視点が持てる。深い。


 
ーーーーーー

そもそも人間には矛盾が同居している。強い人にも弱さがあり、可愛い人にも真の強さがある。

誠実に見える人は不誠実な自分を懸命に隠しているだけだったりする。

それを、一面だけ捉えて、表層的で皮層的で表面的な見方をするのは簡単。でも浅い。

安っぽいレッテル張りばっかりしている紀藤正樹弁護士とか鈴木エイト氏が、渡辺京二でも読んで、複眼的な見方ができるようになってくれれば。

ま、彼らは特定の思想に基づいてプロパガンダしている方たちだから、複眼的な思考をしても、それをあえて外に出さない人たちですけどね、、、

渡辺京二の深い視点を見て、改めて、人間を表層的に見てはいけないと思いました。
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野球はチーム感・コミュニケーションに「効く」

2024年05月23日 | 野球
野球は、教育に、効く。

体験者として語らせてもらえれば、平等に打順が回ってくるってのが、連帯感を醸成して、いい。

サッカーとかラグビーだと、スーパースターが1人いれば、ドリブルとか突破しちゃって、他の人にボールを渡さず、得点できる。

平等にボールは回ってこない。バスケもアメフトも。

ま、野球は、守備の時は、バッテリーがボールを独占していますが。。

少なくとも打撃の時は、平等に扱う。

これはチームスポーツとして、優れている。
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ドクダミも花

2024年05月23日 | 日記・雑記・独り言
にっくき雑草の王者・ドクダミも、この季節に花をつけるんですね。

しかし、ドクダミの繁殖力はすごい…

その雑草魂を、私も見習わなければ…‼️
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そろそろ紫陽花

2024年05月23日 | 日記・雑記・独り言
そろそろ紫陽花の季節ですね!
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大胆に、無用意に打ちかからねば

2024年05月23日 | 人物
勝海舟の『氷川清話』は私のバイブルみたいな本。





今の世に知られようとするのは尻の穴の小さいやつだ、大人物は300年の後に知られればいい、という「知己を千載に俟つ」呼吸を教わったのも、『氷川清話』から。

 
勝海舟『氷川清話』に言う 尻の穴の小さいヤツ - 川塵録

勝海舟『氷川清話』に言う 尻の穴の小さいヤツ - 川塵録

このブログの熱心な読者には「中山さんのブログには数年に1回,勝海舟/氷川清話が登場しますね」って仰ってくれる方もいる。誠にありがたい。そのとおり。私はことあるご...

goo blog

 


もう『氷川清話』を読んだことない人とは会話をしたくない、と思うくらい、私はこの本に心酔している。勝海舟に心酔している。

大田区の勝海舟記念館にも寄付したくらいだ。

ーーーーーー

その「知己を千載に俟つ」工夫の一つとして、

 大胆に、無用意に、打ちかかる

というのがある。

小利口に、「これをやったら、こうなって、ああなって、家族が心配して、、」などと考えると、何ものも成し遂げることはできない。

兵は拙速を尊ぶではないけれど、四の五の言っている間に、機会を失うことがある。失った機会は永遠に戻ってこない。勝利の女神には前髪しかない。

日頃から、きちんと準備している。自分を磨いている。その平生の「呼吸」が、

 大胆に、無用意に、打ちかかる

ことにつながる。

臆病にならずに勇気を持つ、ってことは、一面、

 大胆に、無用意に、打ちかかる

ってことです。

勝海舟は禅も修めた。剣も修めた。

禅の工夫ってのは、いざというときに

 大胆に、無用意に、打ちかかる

ためのものなのでしょう。

私が批判の多い宗教案件を引き受けたのも、それなりに熟慮の上ですが、大胆に、無用意に、打ちかかった部分はある。

勝海舟の判断基準に従ったにすぎない。




斬り結ぶ太刀の下こそ地獄なれ
 踏み込みゆけばあとは極楽
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毎日何かに挑戦する

2024年05月23日 | 業務効率化・ライフハック
毎日、今までやったことのない何かに挑戦する。コンビニでいつもと違うお菓子を買うとか。

帰宅時に違う道を通って帰る、とか。

そんな小さなことからでも、毎日何かに挑戦する、というのが、張りのある生活を送る工夫。

有名な弁護士の高井伸夫さんもそうしていた。

私も、【人生初めてシリーズ】と銘打って、今までやったことのない辛い筋トレなど、【人生初めて】に毎日(か少なくとも毎週)挑戦するようにしています。



皆様も、毎日、何かに挑戦を!

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有森裕子と人見絹枝と8月2日

2024年05月23日 | 人物
人見絹枝がオリンピックで日本女子初のメダル(銀メダル)を獲ったのが、8月2日。

人見絹枝が24歳で逝ったのも、同じ、8月2日。

その64年後、64年ぶりに、日本女子としてバルセロナオリンピックでメダル(同じ銀メダル)を有森裕子が獲ったのも、これまた同じ、8月2日。

ちなみに人見と有森は、同じ岡山の同郷。

有森は、同郷の先輩・人見絹枝に憧れて育ち、岡山の人見絹枝杯で表彰された。それも第一回の人見絹枝杯。

有森の祖母が人見絹枝の一年後輩だった。

有森は、祖母との写真をバルセロナに持って行っていた。

ーーーーーー

この岡山、銀メダル、8月2日、という奇妙な符合。

有森の銀メダルに、人見の天からのサポートがあった、と思わずにはいられない。

ーーーーーー

人見絹枝は、100メートルで惨敗後、このままでは日本に帰れぬと悲壮感を持ち、人生初の800メートルに出場。

最後、失神するほど、力を振り絞り切った。それで銀メダル。

後に人見は、そのゴールテープ前の根性を「これが大和魂の発露でなくて何であろう!」と振り返った。

人見が大和魂を発露して、人見が長逝して、64年後に有森が先輩を追って銀メダルを獲った、8月2日。

その8月2日を、Google calendar に入力して、毎年、人見の大和魂を、我が惰弱な心に植え付けん。




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