山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

五一わいん(林農園)の一升瓶

2011-04-16 11:56:03 | ワイン四方山話

長野県塩尻市の林農園(五一わいん)の、一升瓶ワインが入荷しました。

前回は3アイテムでしたが、今回は全アイテムの6種類。

ロゼがブームなので、ロゼの一升瓶も2種類入荷です。

塩尻は、桔梗ヶ原メルローで有名ですよね。

桔梗ヶ原メルローは、塩尻のワイナリー8社の多くが作っていて、それぞれが特徴あり、素晴らしいのですが、そのメルローは林農園が始まりです。

甘味果実酒(現在のサントリー赤玉スイートワインのようなもの)が全盛の昭和50年代前半まで、塩尻は甘味果実酒(赤はコンコード種、白はナイアガラ種)の生産拠点でした。

だから、サントリーとメルシャンがあるのですね。

しかし、甘味果実酒の消費が減り、このままでは産地として生き残れないと、大手も含めて話し合いが行われました。

今後、どのような品種を栽培していくか。

その時、いろいろな葡萄品種を栽培していた林農園から、メルローが最も塩尻に合っているのでは、という事で、メルローの栽培が始まったそうです。

林農園のいろいろ試す姿勢は創業以来の伝統で、ブランド名になっている創業者の林五一氏が、塩尻に入植して、様々な果実を栽培したり、最も早くワインを醸造したり、林農園の貢献は非常に大きいものがあるようです。

現在では、道をはさんだ前にある井筒ワインも有名で、大手も含め塩尻全体として盛り上がっています。

その林農園の一升瓶ワイン、楽しみです。

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