「普通の民家のとの間に、ひっそりと伝説井戸が・・・」
ダリ展のついでに、先に寄ってみました。
私の場合は、京阪電車が便利なので、これを使いますが、地下鉄「五条」「四条」でも行けます。
京阪電車の「清水五条」で降りて(特急止まらないので注意)、五条通りを西へ480mほど行くと、歩道橋が見えます。
その手前の道を北に進みます。
周りは民家なので、見過ごす場合が多々あるので注意。
北に向かって右側を見ながら260mくらい歩くと、見えてきました。
民家と民家の間の細い路地があり、ちょっと気がひけながら進みます。
すると、鳥居が右手に見えてきます。
民家と民家の狭い空間にあります。
右手に井戸があり、これが「鉄輪の井戸」ですね。
井戸の上にカンカンが置いてあり、この井戸伝説の説明文があります。
無料みたいで、一枚頂きました。
かわりといっちゃなんですが、お賽銭を10円奉納させていただきました。
左手に手水鉢があり、何やら書いてあります。
飲まないように、持って帰らないようにと・・・・
この水を使って縁切りに使うからなんでしょうかね・・・・
ここに住んでいた女性が、恨みを晴らすために、貴船神社まで通ったんですね。
でも、地図上で測ると12km、よっぽどの恨みでないと、貴船まで行けないでしょうね。
貴船神社は、昔から藁人形を使って、丑三つ時に、頭にローソクを付けて、釘をコーン、コーンと鳴り響くように打ち続けるという話は有名であります。
そのローソクを付ける道具が、鉄輪なんですね。
昔、火鉢の中に鉄輪を入れて、ヤカンを載せて湯を沸かしていた、あれなんですね。
それを逆さにして頭にかぶり、ローソクを付けて灯り代わりにしていたんですね。
両手は、藁人形を打ち続けるのにふさがっているので、ヘッドライト電燈に使っていたんですね。
映画「八つ墓村」が、有名でしたが、今ネットで見たら、あれは懐中電灯を頭にさしていたんですね・・・ちょっと、がっかりですが・・・
貴船神社っというと、私は藁人形で、呪いの神社だと思っていたんですが、そうではなく、貴船明神が丑の刻に貴船山に君臨した事から、丑の刻参りという夜に参拝する風習が出来、それが、夜中なので呪いを成就すると伝わったそうであります。
だから、初めて貴船神社に行った時は、藁人形の跡がないか、樹を探したものです・・・アホですね・・・
でも、魔界伝説が多い京都に、一つくらい隠れ呪いの神社があっても、いいんじゃないですねかね・・・これもロマンだと思うんですが・・・
今の若い人は知らないでしょうが、山崎ハコっという歌手がいて、暗い歌ばっかり歌っていて、中島みゆきのライバルと言われていた人がいたんですね。
その山崎ハコの「呪い」という歌が、この藁人形に釘を打つという歌なんですね。
「コーン、コーンと釘を刺す・・・」っと云う歌詞なんです。
不気味な歌詞だけど、かろやかなテンポのある曲で、耳に残るんですね・・・
YouTubeに載ってました、懐かしい・・・
凄い、100万回以上再生されていて、1580のいいねがつけられております。
YouTube山崎ハコ「呪い」
詳しい「鉄輪伝説」を知りたい方は、次のサイトに載っています。
「The能.com(鉄輪)」
これから、京都市美術館の「ダリ展」に行こうと、地下鉄「五条」駅で、面白い物を観ました。
外人さんが多い京都で、女性の背中側の首筋下に漢字が書かれていたんですね。
地肌に書かれており、入れ墨なのか、マジックなのかよくわかりませんが、「生活」って二文字が書かれていたんです。
日本人が、知らずに変な英語のTシャツを着るのと同じ感覚なんでしょうね。
「LIFE」っというと、マシに見えますが、「生活」では・・・ちょっとね
でも、漢字が新鮮にアートに見えるのかもしれませんね・・・(^-^)
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