寿命時計は、午後7時44分58秒です!

私の平均余命83.846歳(厚生労働省H28年度データ)を24時として、私の生きて来た人生は上の通りです。後残り時間は?

「迎賓館赤坂離宮」2016.06.21.

2016年06月30日 13時36分32秒 | ぶらり散歩



       「整理券を求めて、朝早くから並びました・・」



          



前日8時過ぎまでスカイツリーにおりまして、ホテル浅草に着いたのは、9時頃。
翌日朝、このホテルを6時に出発を致しました。






朝早く出発したのは、赤坂離宮の当日券の整理券を貰いに行くためです。
6月は、この日が公開最終日なので混雑が予想されると思ったからです。



ホテル前のつくばエキスプレスで秋葉原に行き、JRへ乗り換え四ツ谷まで行きます。
四ツ谷で降りたら、小雨が降ってました。



リュックにノートPCとルノワール展の図録が入っているので、雨の中これを持って並ぶのは、ちょとしんどいので、駅ロッカーに入れ傘だけで、赤坂離宮に向かいました。
楽チンであります。



10分も歩いてないと思うのですが、お目当ての赤坂離宮が見えてきました。
時間は6時半頃、朝早くから太極拳をやってらっしゃる人たちがいました。


                    



奥の方に、数人が並んでいる列を見つけました。
聞いてみると、整理券待ちという事で、ここがそうであります。





                    



5,6人程度ですが、でも配布が8時なので、6時代から並らんでいるんですね。
まだ1時間半ほどあります・・・雨も降って来るし・・・



徐々に人も増えて、1時間後の7時40分頃から、係りの人が数人、配布準備にかかり始めました。






それでも数十人程度、並ぶ人の列で、意外と少ないのに驚きましたね。
もっと、ゆっくり来ても充分間に合うんだと思うと、ちょっと読みが失敗したかな?



7時50分頃、配布が始まりました。
8時頃来ても、全然間に合うくらいですね・・・やっぱり、雨のせいかな?


                    






10時から入場なので、まだ2時間ほどあります。
10時から4時までの間に入ればいいので、先にもう一か所行きたい所に行く事にしました。


「四ツ谷」からJRで一駅先にあります「市ヶ谷」に行きたいと思います。
 靖国神社で、その中に「遊就館」っという所に、零戦があるという事なので観に行きたいと思います。




        「零戦展示 (遊就館)」靖国神社 2016.06.21.



(靖国神社から戻って来た所から始まります)

12時半頃に戻って来たら、まだ整理券を渡している処でした。
2時の分だとか言ってましたが、何回か分けて整理券を渡しているのでしょうか?
よくわかりません・・・


                    



西門から入ると、まずは荷物チェックであります。
空港にある様な機械に通してのチェック・・・厳重です。






終われば近くの自販機でチケットを買います。
音声ガイドが、\200で貸りられ、それを持って中へ入ります。


                    






順路としては、「彩鸞(さいらん)の間」から、見学が始まり全部で4つの部屋が鑑賞出来るという事です。
残念ながら写真撮影がダメなので、HPからの写真を引用しております。



各部屋に係りの人がおり、携帯で時刻でも見ようものなら飛んで来て、注意を受けます。
まず第一印象は、ゴージャス?、どこもかしこも金・・金・・・ドアの取っても金・・



何から何まで金尽くし・・・金自体が、権力、栄華の象徴?・・豊臣秀吉も金の茶室など金ピカでしたね。



庶民では、ちょっと考えられないけど、夢物語のようなカンジにさせてくれます。
西洋人のベルサイユ宮殿だったら、わからないでもないですが、日本人には・・・どうなんでしょうね・・・でも、日本人らしく日本の風物を西洋文化と融合させていると云うカンジなんでしょうね。



「彩鸞の間」の架空の霊鳥だそうで、この間で条約協定の調印や国賓の謁見、テレビなどのインタビューなんかもするそうであります。





                    





                    






次の部屋は、「花鳥の間」で饗宴の間とも呼ばれ、公式晩餐会が催され、130名ほどが入れるそうであります。


                    



天井やに36枚の花鳥画が描かれており、壁には七宝焼でも描かれています。






                    






次は朝日の間に行く手前に、なんと小磯良平の絵が2枚、両サイドにありました。


                    





                    





そして、「朝日の間」は、天井に「朝日を背にした女神オーラ」の絵が描かれております。





                    





                    






そして、最後は「羽衣の間」は首脳会談などに使われるそうであります。


                    








                    






それぞれの部屋に解説員の方もおられて、自由に質問が出来ます。
庶民には、日本で、生で、このような部屋を目にする事は、まずない・・・・映画のセットのようなカンジがしますね。



でも、全てホンモノ・・・キンキラキンで眩しいかぎりですね。
ゲスな勘ぐりで・・・全部でおいくらなのかしら?・・・・



全部、庶民の税金・・・で、・・・いやいやそうゆう問題ではないですよね。
まぁ、これだけのも、メンテナンスの費用もハンパじゃないでしょうけどね。



一番目立ちやすい純白が、年代物にもかかわらず、全然くすんでないんですよね・・・



外に出て、噴水のお庭、建物の外観を鑑賞します。
ちょっと、小雨ですが、重厚感あるこの宮殿は、いきなり目隠しで連れてこらえれたら、まず日本とは思わないでしょう。


                    





                    





                    





                    





                    





                    





                    





                    




ぐるっと廻って正門の方に進むと、北面が見えます。
正面からの建物の姿がこれなんですね。



こちらの内部が観られないのは残念です。





                    





                    






門の飾りに豊臣秀吉の五七の桐の紋があるのが、不思議ですが、元々は天皇家の紋で優れた有力者に送ったとか?・・らしいです。


                    





                    





                    










これで、2日間行程が終了です。
2時くらいで、まだまだ、まわりたい所もあるんですが、雨だし、足が昨日の疲れがとれてなくて、もう歩きたくないと言ってます。


もう歳ですね・・・独りなのでわがまま言って休めますが、人が同行して来ると、そうはいけませんよね。


さあ、どっか喫茶店でも入って、新幹線の時間まで待つことにします。


今回は、ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」の為に、上京しましたが、また、どうしても観たい絵画があれば来ます・・・特に、ラファエロの聖母子「大公の聖母」が来たら上京します・・・・っというよりも、関西にも廻してよね・・・頼みますわ!・・・誰に言うてんのかしら?・・・


                    




          内閣府「赤坂離宮」
    






                    





                    


                    











                    





                    




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「東京スカイツリー」2016.6.20.

2016年06月28日 23時01分23秒 | ぶらり散歩


       「世界一高いタワーに登りました・・・曇りだけど・・・」


ホキ美術館を後にして、土気から蘇我に行き、蘇我から総武本線快速に乗り錦糸町へ、乗り換えで、東京メトロ押上駅に着きました。






いやぁ・・、下から見たら見るからに・・高・・・・!
武蔵・・・634mでしたよね・・・あべのハルカスでも300mですから、倍以上の高さであります。



東京タワーでも332.6mですから、ハンパない高さであります。
テレビで観てたら開業当時は、予約でもいっぱいの人だかりでしたが、今は、落ち着いたのか当日でも楽々空いてて、いいカンジであります。


                    





まず4階に行って、「天望デッキ入場券」を買います。
当日券だと\2,060であります



日時指定の予約だと\2,570で\500ほどお高くなります。
その上の「天望回廊」のチケットは、天望デッキで買うシステムになっております。



ちなみに、料金は\1,030であります。
だから合計\ 3,090(TAX込み)という事になります。


                    





                    





                    





                    





                    


天望デッキは、445mから450mの落差のあるスロープ回廊です。
写真をいろいろな方向から撮りたいのですが、ウルトラマンファミリーの展示が邪魔をして、撮りにくい場所も有り、とにかくテーマ曲がうるさい・・ウルサイマンである。





                    





                    





                    





                    





                    



土地勘がないので、何が何やらわからないですが、案内板を見てだいたいの検討をつけて観ています。


晴れていれば、富士山も見えるんですが、あいにくの曇り空ですから・・・今は、梅雨ですもんね、雨が降ってないだけでも儲けもんと思った方がいいでしょう。



晴れていれば、この案内板のようなカンジでしょうね。





                    






人がちょっとづつ多くなり、夜景を観る人でしょうね。
カップルも多くなってきています。


                    





                    





                    





                    





                    






夜景は綺麗!普通の夜景は平面的だけど、さすが東京、高層ビルの立体的な夜景は、芸術的であります。
日没まで待ったかいがありました。


                    





                    





                    






もう8時をまわり、足が持たなくなり、ホテルへ行く事にします。
下へエレベータで降りると、上の回廊よりも、下のデッキの方が賑わっており、人が多いですね。



ここでも、しっとりと夜景が観れて、上のウルトラマンがいるよりも、ここの方がいいかもしれません。


                    





                    





                    





                    



やっと思い残すことなく、スカイツリーを堪能しました。







ホテルは、浅草なんですが、つくばエキスプレスの浅草で、ここからだと直、行ける電車がなさそうなので、東武スカイツリーラインで一駅乗って、浅草から歩くことにしました。



ホテルは、京阪ホテルを予約してます。
京阪というと、よく乗る電車やモールなんかで身近なカンジがするので、このホテルにしました。



まぁ、方向音痴の私でも浅草寺方向へ行けばなんとかなると思い、取りあえず駅を降りて、通行のおばちゃんに浅草寺の方向を聞いてなんとか着きました。



もう午後9時でした・・・食事は、コンビニで弁当を買ってホテルでゆっくりと食べました。



風呂入って寝ます。
ホント、今日一日疲れました。



明日は、またこれが早く起きなければなりません。
これが赤坂離宮の当日券を貰いに並びに行くんですね。



6月の公開が最終日なんで、並ぶ人が多いかもしれません。
雨も降るし・・・ね(^-^)つづきます・・・・



          「迎賓館赤坂離宮」2016.06.21.
























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「心ゆさぶる写実絵画」展 千葉・ホキ美術館 2016.06.20.

2016年06月27日 21時54分12秒 | 安らぎを求めて、美術博物館へ


      「巡回展ではない、本家の美術館に来ました・・」





                    




国際新美術館の「ルノワール展」を観てから、二重橋駅まで戻り、東京駅から京葉線で蘇我まで快速(35分間)で行きます、蘇我から外房線に乗り換えて14分乗車して土気(とけ)駅に着きます。







関東ならではの、料金に端数がつくシステム(ICカードのみ)、\972でした。
確かに現金切符より安くつきそうなんですが、今回のように、たまに高くつく場合があるんですね。
この区間は、現金で切符購入だと\970です。



JRだけICOCAカードを持っていたので、JR区間はこれを使ったたんですが、
改札機の表示で初めて端数がついている事を知って調べたら、こちらの交通機関は、消費税システムが違うんですね・・・勉強になりました。



そして土気駅前にバスターミナルがあり、千葉中央バスで5分ほど(\170)で美術館前(「あすみが丘4丁目」)に着きます。



周りは、一戸建ての閑静な住宅街であります。
その中で、一風変わった建物がこの「ホキ美術館」です。


                    





                    



パッと見、よくわからない建物で、目立つ目的で造ったそうであります。
機能的にも、長い廊下を数本組み合わせて、その中を順路に従って鑑賞するっという事であります。

パンフには、「500メートルにわたる9つの回廊型ギャラリー」っと書いてあります。





                    








平日なので、人もまばらで、ゆっくりと静かに鑑賞できるのがいいですね。
時折、驚きのひそひそ声が聞こえて来ます。



そう、ここは、知らない方が、初めて観たら写真展?っと思ってしまうほど、超リアルな写実絵画だけを集めた美術館なんですね(一部陶芸品有り)。


                    




しかも一点一点、縦1m以上、横2mくらいの大きな絵ばかりであります。
観ていたら、その絵の世界に引き込まれそうになるくらい、一点一点魅入ってしまいます。



でもこれらは、写真ではないんですね、顔を近づけてみれば・・・完全に絵です・・・
西洋でも写実絵画は多くあるんですが、全然違うような・・・・絵具や手法が違うんでしょうか・・・素人なのでよくわかりませんが・・・







でも一見写真のようでも、画家の想いや空想が入っており、現実を映し出す写真とは違うんですね・・・フェルメールのようなありえない角度や光源があちこちにあったりとか、そして現実に存在しない物まで登場させたりとか、画家特有の想いが込められているんですね。



                    



しかし、一番驚くのは、女性の肌の質感、色合いがリアル過ぎるくらいリアルな事に驚きますね。
もう綺麗というか、美人画の域を超えているような・・・・素晴らしいですね





                    




私がこの美術館を知ったのが、数年前に「阪急うめだギャラリー」で巡回展を観た時でした。
すごく感動したのを覚えています。



          「2012年12月 阪急うめだギャラリー展」





でも、千葉にあると知って、ちょいと行ける距離ではないので諦めていたんですが、ルノワール展に便乗してこの機会に、っと思って来たわけであります。



今年の11月にまた「阪急うめだギャラリー」に巡回するそうですので、是非また行きます。


一度観ればとりこになってしまいますので、巡回地域の方は一度観て下さい。
来月7月2日には、秋田、2017年1月に福山(広島)、3月に佐賀と巡回予定が入っているそうですので、HPなどで確認してみてください。




タイトルは、5時55分、モデルの人の終了5分前で、残り5分という
モデルの意識の表情を描いたそうであります。




                    

私は、この絵が一番好きみたいですね。
リアルさは、元より音楽が聞こえて来るようで、異国情緒の部屋がこの美人にピッタリでちょっと観入ってしまいました。。







椅子からちょっと角度が違うようなカンジが致しますが、この画家は特に床板の質感、模様などにこだわり、精密に描いたそうであります。




                    

この絵は、あまりにもリアル過ぎて、黒板のチョークを指でなぞる人がいるくらいだそうであります。
決して触れてはいけません・・・





これほど細かく、リアルな絵は凄い!の一言でしょう・・・



どの作品も、長い時間をかけて丹念に造り上げ、執念、強い想いがないと続けられないような気がしますが、意外と、画家さんたちは、好きで楽しんでやっていられるみたいですね。



私みたいな飽きっぽい人間には、無理なんでしょうね・・・っと言うよりも、普通に絵が下手・・・観る方にまわる方が、楽しいですね。

































さて、この後、浅草にホテルをとっているので、これで帰ろうと思うのですが、浅草と云えば
アレですよね・・・スカイツリーですよね・・・・高い所好きな私は、この後ミーハー的に行って見たいと思います。つづく・・・


     つづきは、こちらです「東京スカイツリー」2016.6.20.



          「ホキ美術館のHP」



     この「ホキ美術館」前に行った「ルノワール展」です。
     「ルノワール展」国立新美術館 2016.06.20. 



     「安らぎを求めて、美術・博物館へ」 インデックス



「ルノワール展」国立新美術館 2016.06.20.

2016年06月26日 03時06分12秒 | 安らぎを求めて、美術博物館へ



    「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」が日本で観られるなんて・・・





                    





今回、25年ぶりでしょうか?
東京へお上りさんとして行きました。



前に行った時は、バブル時代で、毎月出張で会議に出ていた時代でしたね。
相変らず、人が多く路線が複雑で、事前にネットで調べて行かないと頭がパニックになります。



それでなくても、方向音痴なもんで・・・スマホでも持ってりゃいいんですけど・・ないので・・・



今は安くて便利なんですね、新幹線と宿泊で\18,000くらいからあるんですね、電車賃だけでも大阪から普通に買えば往復3万円くらいするでしょうにね・・・不思議であります。



ただ、チケット予約の乗車時間帯は、行きは早朝、始発時間帯で、それはよかったんですが、帰りが、17時~19時代のゴールデンタイムはダメなんですね。


だから20時代で乗れましたね・・・新大阪に22時半に着き、家に23時過ぎに着き、もうくたくたでありました。


ただ、行きも帰りも新幹線の空いている時間帯なのか、往復とも二人掛けの席の窓側の指定席だったですね・・・これは、よかったですね・・・



そういうカンジで私は、日本旅行で浅草に泊まる\22,300コースに致しました。



東京駅に着いて、二重橋駅から東京メトロに乗って、乃木坂に10分ほどで着きます。
こちらの左側立ちのエスカレータで、癖になってしまっている右側乗りに「ちゃうちゃう・・」と思わず左側に寄ります。


右立ちは、偏屈な関西人だけのように思えますが、世界で言うと圧倒的に右立ちが多いそうで、車の通行区分に類似、世界が右側通行に由来していると聞きます。


そうゆう意味では、日本は左側通行なのに、関西人は右立ちにしたのは、やはり偏屈人だからなのでしょうね。


ただ関西では、阪急電車が、昭和42年(1977年)に梅田駅に動く歩道を設置、「歩く人は右側、急ぎの人は、左側」と、当時アナウンスをしていたそうであります。


そこから、右立ち、左開けが始まったんですね。
それから20年後に、新御茶ノ水駅で左立ちが自然的に始まったそうであります。
まっ、どっちゃでもいいんですけどね・・・





                    







出口6番が美術館直結通路になる事を事前に調べていたので、簡単に着きました。
適当な出口で地上に出ていたら、時間がかかったと思います。


                    







まぁ、とにかくデカイ美術館で、2007年に開館して、日本でも一番延床面積が広いのではと云われているそうであります。


                    




3階建てで、広い吹き抜けのエントランスにカフェなどもあり、ガラス張りの陽光の中で、エスカレータから見た光景は、圧巻であります。




                    







一階会場入り口前には、入場時刻前から人が並んでおりました。
この展は、10のセクションに別れております。



その中で、お目当ての作品は、「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」。
セクションⅣにあります「現代生活を描く」の中にあります。



会場の中ほどの位置にあり、大きな円形部分にでっかくこの絵が飾られており、反対側に「田舎のダンス」「都会のダンス」が、対目に飾られております。



中央に、ベンチを配して、これらの絵が庭のベンチから眺められるイメージで、ゆっくりと鑑賞出来るようになっているんでしょう。



絵がとにかくデカイので、ベンチからでも充分鑑賞出来ます。



「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」で、131.5cm×176.5cm
「田舎のダンス」で、180.3×90cm 、「都会のダンス」179.7cm ×89.1cmとほぼ等身大の作品であります。



本家のオルセー美術館には、こんなカンジの展示だそうです。


                    





                    




木漏れ日の中で、楽しそうに踊り、語り合う人々、ルノワールの「絵は、楽しく」っと言う真髄が、この絵の一番の魅力なんでしょうね。



観てるだけで、気が晴れるというか、嫌な事も忘れさせてくれそうな気持にさせてくれますね。



幸せの休日、時間が止まって見える幸せの空間、また、絵の中の人々が動いているようにも見えます。



この絵の中に、吸い込まれそうに、中に入って行きたい気持ちにさせるんでしょうね。
ルノワールが、いっしょに楽しく飲んで歌って踊りましょうっと誘っているかのように描いているんだと思いますね。



友人やエキストラを使って描きあげた大作、アリーヌ・シャリゴの姿を捜したのですが、アリーヌとは、1878年か1879年に出会っているそうなので、まだこの絵には出てないみたいですね。




手前のテーブルを囲む人々は、モンマントルのアトリエの庭で描いたそうであります。





                    





                    




また、この庭では、「ぶらんこ」の製作場所でもあるそうです。



この絵のムーラン・ド・ラ・ギャレットは、こんなカンジだったそうで、憩いの場としてのダンスパーティがあったそうであります。







                    


現在は、レストランになっており、当時のギャレット(お菓子)を食べさせてくれるそうでワインといっしょに食するんだそうであります。





                    







父の「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」に影響を多分に受けた息子のジャン、映画監督になり、1926年「ナナ(女優ナナ)」、1954年「フレンチカンカン」、1956年「恋多き女」など、舞踏会の様子ののシーンが入っている。



このシーンの映画を館内で上映をしております。
興味深いですね。

                    





                    




「ナナ」は、女優から娼婦に転落、次々に男を破滅させて行き、自らも天然痘にかかり晩年人知れず亡くなるというお話だそうであります。


この女優のカトリーヌ・ヘスランは、ジャンの奥さんで、ルノワールの晩年の「浴女たち」のモデルだったそうであります。





                    




そして、この絵の対目に展示されております2枚の等身大の絵、
「田舎のダンス」と「都会のダンス」であります。





                    




本当は、もう一つのダンスの「ブージヴァルのダンス」も同時期に製作されたそうですが、こちらはボストン美術館所蔵なんだそうであります。
うまく、調整して、3部作一気に観れたらすごいんですけどね。






ルノワールは、3部作ともモデルをシュザンヌ・ヴァラドンにするつもりだったそうですが、アリーヌ・シャリゴの嫉妬で「田舎のダンス」だけは、彼女にしたそうであります。



ヴァラドンは、ご存じのようにモーリス・ユトリロのお母さんであります。
この絵の時は、ヴァラドン17歳でもうこのユトリロがお腹に入っていたそうであります。



ヴァラドンは、モデルをしながら画家も目指し作品も出しております。
ユトリロもその血を受け継いだんでしょうが、恋多きこのヴァラドン母親は、ユトリロの友達とも恋をするんですね。



まっ、ユトリロとヴァドンの話は、またにして、このアリーヌの幸せそうな笑顔が印象的ですよね。



ルノワールは、行きつけの食堂で、このアリーヌと知り合い、この絵の時から2年後にジャンが生まれ、5年後に正式に結婚するんですね。



アリーヌの扇子が、流行りのジャポニズムなんでしょうか・・・この時のルノワールの絵は、木漏れ日のような影がありません。



ルノワールは、印象派の手法から、ラファエロの聖母子に感銘し、女性の生き生きとした表情を描くために、印象派のぼやけた輪郭から、しっかりとした輪郭に変えたんですね。


                    




その代表的なのが、「雨傘」右半分が1881年に描き、左半分が1885年に描いたという苦悩の期間があったんですね。

人物の描き方の違いがわかりますね。









「ぶらんこ」
ムーラン・ド・ラ・ギャレットと同時期に描かれた絵で、第3回印象派展で評判になり、「印象派」誌の表紙を飾る。



ブランコの女性は、ルノワールでお馴染みの女優のジャンヌ・サマリーだそうです。
木漏れ日の手法が、一番よくわかりキラキラしてますね。


                    




「ジュリー・マネあるいは猫を抱く子供」


目鼻立ちがはっきりする手法に切り替えての絵でしょうか?
少女の愛らしさと猫の気持ちよさそうな顔が、よく出ていてみんなから愛される絵の一つでしょう。



当時この少女(ジュリー・マネ)は、9歳の少女。
父親は、エドゥアール・マネの弟のウジェーヌ・マネで1892年59歳で他界、ジュリー14歳。



母は、女流画家のベルト・モリゾ、ウジューヌの3年後、1895年54歳の若さで他界、ジュリーのインフルエンザがうつったとか?ジュリーは、17歳であった。



両親を亡くしたジュリーの後見人として、ドガやルノワールが面倒をみていたそうです。
ジュリーは1966年、88歳まで生きて、最期までこの絵を手元に置いていたそうであります。








「ピアノを弾く少女たち」
誰もが一度は見たことがある、超有名な絵ですね。



5,6点ほどの似たような絵がありますが、やはり楽しそうにおしゃべりをしながら弾いているカンジがいいですね。



パステル調がまたいいですね。
ルノワールは、ブルジョアの室内がよく売れると言ったそうであります。


                    





                    




モネとルノワールは、仲がよかったんでしょうね。
モネの自画像を描いたり、モネといっしょにキャンバスを持って風景を描いていたんでしょうね。



個人的に気になる絵がありまして・・・・・






                    




目元が、宮崎あおいに似ているような気がして、似てません・・かね?







ルノワールよりも先に逝ってしまうアリーヌ、糖尿病?、ルノワールは、いろいろな女性を観て来て、やはり最後は、このアリーヌが一番愛おしく思ったんでしょうね。


                    




二次元の絵画から三次元の彫刻に魅了し、アリーヌの像を手伝いながら造ります。
持病のリューマチがなければ、彫刻などもっといろいろと試し、自分の理想を追い求められた事を残念に思う事でしょうね。



ルノワールにコンピュータグラフィックを与えたら、どんな作品が出来るのか、ちょっと想像してしまいますね・・・逆に、邪道だと嫌うかもしれませんね・・・



この展に、ルノワールが使った絵具箱やパレットが展示されておりました。







他、まだまだ、多くの作品があり、コロー、ゴッホ、ピカソの作品なんかもあります。
是非、行ってみてください。
この展は8月22日までだそうであります。




大阪からでも、満足出来ると思います。
こうゆう機会でもない限り、東京へ行く事がないもんで、このあと行きたいと思っていた所へ行って見たいと思います。











                    



          「国立新美術館(ルノワール展)」




   この後、千葉の土気まで行って「ホキ美術館」に行ってみたいと思います・・・・迷わず行けるかな・・? つづく・・・     

    つづき・・・「心ゆさぶる写実絵画」展 ホキ美術館 2016.06.20.



          「安らぎを求めて、美術・博物館へ」 インデックス


「KANSAIウォーク2016 第1回大会 大阪市内エリア」 2016.06.18.

2016年06月19日 22時00分00秒 | 歩ける内に、ウォーキング


大河ドラマ「真田丸」記念 大坂の陣コース


    「今年も金メダルを貰いに来ました・・ショートコースですが・・・」


               



洗剤などを商品とするお馴染みのLIONが主催するウォーキングに参加しました。
去年初めて参加をして、今年で2回目であります。



関西でのウォーキングは、大阪、奈良、京都と3回の開催であります。
全部完歩すると、金メダルが貰えるというご褒美が付いております。



東京では、5回あって、銀や銅メダルもあるらしいですが、関西では3回だけなのでいきなり金だけであります。
(東京は、完歩5回が金、4回が銀、3回が銅)


               


               



このウォーキングのいい所は、参加費\500(事前申し込み)で、参加品としてLIONの製品と水分補給として500ccのペットボトルの水もくれます。


               



いやらしいですが、500円では、もと取れてますよね・・・



大阪市が主催する「大阪シティウォーク」は、同じ\500参加料を取っても、何もなし、ペットボトルの水くらいくれてもよさそうですが、LIONと違って、ケチであります。
逆に、これで儲けているんではないかと勘ぐってしまいます。




コースなんですが、スペシャル17km、ファミリー9km、ショート5mとあるんですが、今回一番楽な、5kmのショートにしました。



20日朝から東京へ行く予定なので、ちょっと足が疲れてしまう事を懸念して、大事を取って楽なコースを選びました。



9月の奈良は、ファミリーコースの9kmにしました。
スペシャルコースの19kmは、ちょっとキツイので・・・・






この日は、初夏を思わせるウォーキングの絶好の日よりであります。
気温32度・・・暑いくらいであります。


                    





                    



大勢の方が来ており、列をなしております。
ほとんど予約している人が多く、列で並びます。


逆に、当日参加の方の人が少なく、スイスイと受付が出来ます・・・
事前申し込みは\500,当日参加が\800なので、\300の差は大きいのでみんな事前申し込みの方が多いのでしょうね・・・・


LIONは、事前申込者にハガキを送ってくれます。
大阪市のは、メールをコピーして持って来いとケチってます。
さすが、LIONは・・いい・・・ですね。



               




現在11時・・・12時スタートですが、待ってられないので、勝手に行く事にしました。






大河ドラマ「真田丸」の影響をあるんでしょうけど、観光客が多いですね。
外人の人も、あちらこちらに見えます。


                    





                    




まずは、配られた地図通りに歩きます。
Ⅰ「大阪天守閣広場」とあるのは、ここの集合場所ですね。






天守閣から「極楽橋」へ向かう途中に、Ⅱ「豊臣秀頼、淀殿自刃の地跡」があります。
端の方にひっそりと建ってあるので、誰も気にしてないみたいですね。


                    





                    






歴史的には、淀、秀頼親子の無念の想いのある所なんですけどね。
平和的に家康に謀反などない、一大名として秀頼としては、二条城まで行き覚悟を見せたんですけどね。



家康は「国家安康」の鐘などで、家と康が分れて、家康を引き裂いていると、いちゃもんを付けてなんとか豊臣家を滅ぼそうとするんですね・・・・家康にとって、豊臣恩顧の多数の浪人が大坂城に集結している事や大量の埋蔵金が、怖かったんでしょう。


               


               



淀、秀頼親子は、頼りにしていた石田三成が処刑され、頼れる人がいないまま、仕方なく勝ち目のない戦に向かっていったんですね。



徳川と唯一の架け橋である秀頼の奥方、千姫を落城前に徳川に返して、この親子は籠城を選び、そして城は焼かれ落城、自刃に至ったんですね。



また、淀は、徳川秀忠の奥方、お江の姉にあたり、お初は、この姉側と妹側の不運な戦いの仲裁に入り頑張るんですが、苦労の甲斐なく涙を呑む事になるんですね。



この3姉妹の運命も、ドラマチックで、大河など多くの映画になってますよね。
あの信長の妹のお市の方の子供たちである事から、運命の歯車になって行ったんですね。



信長が、浅井家にお市を嫁がせたんですが、謀反に会い3姉妹と共に戻って来て、後、柴田勝家に嫁ぎ、秀吉に滅ぼされ、またも、3姉妹は戻って来ることになるんですね。



しかし、お市の方だけは、秀吉が嫌いな事もあり、勝家と共に自害するんですね。
この信長、秀吉、家康と信長の妹のお市の方の娘たちが、運命の糸で歴史の渦を造ったんですよね。



そして、夏の陣で淀、秀頼が亡くなり、徳川家による200年以上の平和が訪れるんですね。



なんとか平和的に、淀、秀頼が死なないでいる方法がなかったんでしょうかね。
この親子は、徳川の一大名でもいいと覚悟をしていたんですけどね・・・
そんな、この親子の無念の地であります。



ある意味、心霊スポットとして二人の霊が出て来てもおかしくないんですけどね・・・



今の大阪城は徳川が造って、本物は、ちょっとズレているんですが、この自刃の地は、あっているんですかね・・・



                    



そして、次は「Ⅲ.極楽橋」です。






観光大阪城の入り口みたいなもので、よくテレビなどで観かける所であります。
ちょうど、写真撮影スポットかもしれません。


                 



この橋は何度か焼け落ち、現在は1965(昭和40)年に出来た物だそうであります。
それでも51年たっている橋ですね。






極楽橋というの由来は、阿弥陀如来が居る御堂に行く為の橋だという説があるそうであります。


                    



次は、「Ⅳ.青屋門」であります。





                    





                    



次は、ずーっと堀を歩いて、大阪府警本部にあります「Ⅴ.豊臣時代の大阪城跡・三の丸堀跡」へむかいます。



大阪市内では一番広い公園なんでしょうね、ジョギングや大阪マラソンなどの練習をする人が多いですね。





                    



昔ここに軍事工場や火薬庫があったんですね。
幼い頃、ここで薬きょうみたいな物を拾ったことがありました。



ここは、太平洋戦争で大口径の火砲を主に、兵器全体、戦車、弾薬などアジア最大の軍事工場の拠点だったんですね。






地図を見ても、OBPや大阪城ホールなど大規模な土地で兵器を造っていたんですね。
もとは、明治時代から陸軍管轄で兵器が造られていたそうで、鋳造技術も優れていた事から、民間への受注もあり、東京の靖国神社の第二鳥居もここ、1887(明治20)年に大阪砲兵工廠で鋳造されたそうで、靖国神社の鳥居の中では一番古く、青銅製の鳥居としては、日本一の高さだそうであります。


                    





                    





                    



のんびりと堀を歩くと、後期朝ドラをやっているNHKと対目に大阪府警本部が見えてきます。





                    



ここが第Ⅴポイントであります。

この大阪府警本部を建て替えする時に発見したそうであります。





                    



L字型に堀があり、急遽徳川に埋められたとされています。
「堀障子」という堀で、敵の侵入を容易にしない構造になっているそうです。





                    





                    



こんな重要な遺跡の上に、大阪府警のビルをおっ建てて、いいもんなんですかね?



そして、ここから北へ大阪府庁を通り、「Ⅵ.豊臣時代の石垣」に行きます。
テレビ大阪の隣にありますドーンセンター(大阪府立男女共同参画・青少年センター)の足元に石垣が並べてあります。





                    






もともと、1989年にこのドーンセンターを建てるに発掘調査をした処、地上2m下に21mに及ぶ野面積の石垣が発見されたそうで、新たに復元したんだそうであります。



次は、「Ⅶ.京橋口」、京橋とは城から出て、京街道に通じる玄関口だったそうであります。


                    



近くには、JR京橋駅、京阪電車の京橋駅とその名が駅名になっています。
全国でも、この京橋っという地名は、あちこちにありますよね。



この京橋口近くに、レンガ造りの建物が見えます。





                    



廃墟と化してますが、ここは、大阪砲兵工廠の中の旧化学分析場で、弾薬、火薬、化学兵器の研究に使われた場所だそうであります。
築は、1919(大正8)年です。



次は、またお堀に戻って、「Ⅷ.多聞櫓」に行きます。



大手門の左側に、多聞櫓(たもんやぐら)、千貫櫓(せんがんやぐら)があります。





                    



多聞櫓とは、土塁や石垣上に築かれた長屋状の建物を一般的に多聞と呼ぶそうであります。






大手口桝形巨石、中央に「大手見付石」左が、「大手二番石」右が「大手三番石」と言われ、瀬戸内海の小豆島から持ってきたそうであります。



いずれも、秀吉時代ではなく、徳川幕府は1620年から10年かけて再建工事の一環だったそうであります。



そう、今ある大坂城は、徳川の造ったもので、秀吉の大坂城は、焼失、堀や石垣は埋めてしまっているので、ある意味、今の大坂城はモドキなのかもしれませんね・・・


                    






最後は、「Ⅸ.豊國神社」なんですが、いいかげんな私は、忘れて行きませんでした。
大手門から、するっと元のお城の集合場所に行ってしまいました。



この最後の、豊國神社は、ほうこくじんじゃと呼び、京都にあるのが豊国神社(とよくにじんじゃ)と云うそうであります。


                    







いづれも、豊臣を祀っているわけですが、徳川が、そんな事をするわけがない、大坂城が焼失した城跡まで埋め尽くして、横に現在の城を58mにして高く建て、秀吉の城より18m大きくしたくらいですから、神社など祀るわけがない・・・武士の情けもない、よっぽどの恨みがあったのか、豊臣恩顧の逆襲を恐れたんでしょうね。



だからこの神社は、明治天皇により再興されたそうであります。



っと云う事で、今回のウォーキングは終了であります。
ゆっくりゆっくり歩いたので、2時間かかりました。
年寄りには、いい運動であります。


                    





                   

























次回は、9月17日の奈良エリアに行きます。


               







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