12月23日(火)
「だまし絵Ⅱ展」(兵庫県立美術館)
以前金券ショップで買っていたチケットが、そろそろこの展の終わりに近づいて来たので寒い中、行ってまいりました。
全国各地でこの冬一番の低温記録を出している中で、神戸もチラホラと雪が舞っている景色がみられます。
そんな中、美術館内は人も少なく、ゆっくりと観るにはイイかんじであります。
東京、名古屋、神戸と3都市で2009年に開催されていた時のPart2であります。
一言で言うと、脳の錯覚を利用して楽しむという趣向のものであります。
エッシャーのような物や、凹凸を利用した錯覚や網膜の残存を利用した物など、お子さんと観ても楽しめるものであります。
その展示物の中で、やはりメインとなる展示物「パトリック・ヒューズ<広重とヒューズ>は、これはどう観ても立体に見えるんですね。
近づいてみると後ろの景色などが出っ歯ているんですが、なるほどっと思っても、あら不思議、やっぱり逆に見えて、あえてじーっと頭の中で、平面に見ようとしても、かなりしんどいんであります。
遠近法で脳は、遠くて小さい物は、奥の方に凹んでいるように想像しちゃうんですね。
それをあえて、出っ歯らす事により、脳がパニック状態になり、不思議な立体感に見えちゃうんですね。
これは凄い、この展一番のお勧め作品だと思いますね。
一日観てても飽きないカンジがします。
二番目は、針金で造った「蚊」と「とかげ」の作品でしょうね。
針金自体は、蚊やとかげには全然見えない、ぐちゃぐちゃの物なんですが、これもアラ不思議、ある方向から光を当てると、影が、蚊やとかげに見えるんですね。
特に蚊なんかは、繊細な脚の様子やその足の影までも表現していて、影の影であります。
こうゆうオブジェ、商品にしたら売れると思うんですけどね。
同じ影なんですが、ぐじゃぐじゃのオブジェからある角度で鏡に映った物を観ると、グランドピアノに見えるのもありました。
面白いですね・・・人間の錯覚って・・・
日常でも錯覚ってよくある事で、例えば、天井のシミが人に見えて心霊現象と思ったりとか、走っている車のタイヤなんかも、高速回転しているとタイヤが逆に回っているように見えるのも錯覚ですよね。
そうゆう意味からすると、犯罪現場で犯人を見た!って証言しても、人間の一瞬の観察力っていい加減なものなので、赤い服なんかを着ると、その色が目に焼き付いて顔なんかは、はっきり記憶してないそうです。
そして、この展でもやっておりましたが、明るい色は近くに脳が想像し、暗いと遠くに思ってしまうそうであります。
顔がブサイクで歳とっていても、明るい原色を着ると若く見えるとか、ハゲている人は口髭を生やすと、そっちに人の目が行き目立たないとか・・・いろいろ、錯覚を利用した日常ってありますよね・・・化粧なんかは、その最たるもんでしょう。
ここでのこの展は、12月28日までで、来年1月10日からは、名古屋市美術館で開催されるそうであります。
お暇な方は、どうぞ・・あ、そうそう音声ガイドを使うとわかりやすいのでお勧めですね。
最近の音声ガイドは、画面付なので、映像も見れるようになっております。
¥520です。
以前より20円値上がっております。
「安らぎを求めて、美術・博物館へ」 インデックス
「だまし絵Ⅱ展」(兵庫県立美術館)
以前金券ショップで買っていたチケットが、そろそろこの展の終わりに近づいて来たので寒い中、行ってまいりました。
全国各地でこの冬一番の低温記録を出している中で、神戸もチラホラと雪が舞っている景色がみられます。
そんな中、美術館内は人も少なく、ゆっくりと観るにはイイかんじであります。
東京、名古屋、神戸と3都市で2009年に開催されていた時のPart2であります。
一言で言うと、脳の錯覚を利用して楽しむという趣向のものであります。
エッシャーのような物や、凹凸を利用した錯覚や網膜の残存を利用した物など、お子さんと観ても楽しめるものであります。
その展示物の中で、やはりメインとなる展示物「パトリック・ヒューズ<広重とヒューズ>は、これはどう観ても立体に見えるんですね。
近づいてみると後ろの景色などが出っ歯ているんですが、なるほどっと思っても、あら不思議、やっぱり逆に見えて、あえてじーっと頭の中で、平面に見ようとしても、かなりしんどいんであります。
遠近法で脳は、遠くて小さい物は、奥の方に凹んでいるように想像しちゃうんですね。
それをあえて、出っ歯らす事により、脳がパニック状態になり、不思議な立体感に見えちゃうんですね。
これは凄い、この展一番のお勧め作品だと思いますね。
一日観てても飽きないカンジがします。
二番目は、針金で造った「蚊」と「とかげ」の作品でしょうね。
針金自体は、蚊やとかげには全然見えない、ぐちゃぐちゃの物なんですが、これもアラ不思議、ある方向から光を当てると、影が、蚊やとかげに見えるんですね。
特に蚊なんかは、繊細な脚の様子やその足の影までも表現していて、影の影であります。
こうゆうオブジェ、商品にしたら売れると思うんですけどね。
同じ影なんですが、ぐじゃぐじゃのオブジェからある角度で鏡に映った物を観ると、グランドピアノに見えるのもありました。
面白いですね・・・人間の錯覚って・・・
日常でも錯覚ってよくある事で、例えば、天井のシミが人に見えて心霊現象と思ったりとか、走っている車のタイヤなんかも、高速回転しているとタイヤが逆に回っているように見えるのも錯覚ですよね。
そうゆう意味からすると、犯罪現場で犯人を見た!って証言しても、人間の一瞬の観察力っていい加減なものなので、赤い服なんかを着ると、その色が目に焼き付いて顔なんかは、はっきり記憶してないそうです。
そして、この展でもやっておりましたが、明るい色は近くに脳が想像し、暗いと遠くに思ってしまうそうであります。
顔がブサイクで歳とっていても、明るい原色を着ると若く見えるとか、ハゲている人は口髭を生やすと、そっちに人の目が行き目立たないとか・・・いろいろ、錯覚を利用した日常ってありますよね・・・化粧なんかは、その最たるもんでしょう。
ここでのこの展は、12月28日までで、来年1月10日からは、名古屋市美術館で開催されるそうであります。
お暇な方は、どうぞ・・あ、そうそう音声ガイドを使うとわかりやすいのでお勧めですね。
最近の音声ガイドは、画面付なので、映像も見れるようになっております。
¥520です。
以前より20円値上がっております。
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