「危機管理に対する政府人のパニックを描いた映画で、これってゴジラ映画?」
この日は、父親の命日なので、墓参りに行く予定でありました。
墓参りの前に、いつも行くエキスポシティの109シネマズで、初っ端の上映時間でゴジラを観て来ました。
平日で、朝10時と云う事もあって、そんなに人も多くないでした。
上映前の劇場内で、ポケモンGOをやっているバカがいましたね。
私、スマホ持ってないので・・・・
この映画の率直な個人的な感想ですが、面白いと言えば面白いですが、ちょっと、ゴジラの出番が少なくないですかね・・・?
映画全体の4分の1か3分の1くらいにしか、尺をとってないように思えるのですが・・
それくらい少ない映像・・・でも、迫力は、満点で、ハリウッド映画と引けをとらないように思えるんですが、どっちか言うと、一般商業映画よりも、アングラ映画に近いのかもしれませんが・・・どうなんでしょうか?
私は、フルCGのゴジラをもっと見たかった気がしますね・・・せっかくのIMAX画面やし・・・ね。
まぁ、これは映画を観る人の好みで、評価が別れるのでしょうが、今までのゴジラとは違う、まったく別物と云っていいかもしれません・・・か、スピンオフ映画のような気もしますが・・・
これから、こちらが主流に続編が出来たら、別の流れのゴジラになるんでしょうね・・・そういう意味でも、シン・ゴジラのシンは、新でもあり、進化の進でもあるんでしょうか?・・・
エヴァンゲリオン自体が、よくわかってないんですが、身体から光線を出すゴジラがよく似ているアイデアのような気がしましたが、どうなんでしょうか?
後は、政府内でゴチャゴチャと早口(監督に早口でしゃべらないとカットすると脅されたそうです)で、ゴジラ対策を協議する場面がほとんどで、どちらかと云うと、危機対策に対する政府の人々の外交を含めたパニック映画のような気がします。
だから、別にゴジラでなくても、宇宙人でも、幽霊でも未知なる物だったら何でもいいんですね。
石原さとみが、台本を貰った時は、人間ドラマだと思ったそうで、たぶん出演者は、同じ事を思ったと思います。
CGが出来上がって、初めてゴジラ映画だと思ったそうであります。
だから、映像も凝らなくて、人間だけを描けば低予算で、この種の映画は出来ると思いますね・・・ただし、この映画のように300人以上も出演させたら、ギャラだけで・・・この映画のギャラは総額いくらになったんでしょうね?
一応、ゴジラと名を打っているので、チンケなCGは造れないでしょうしね。
今回は、初フルCGのゴジラで、初代のゴジラに出来るだけ近づけたそうです。
身体が赤い部分があるのは、初代は白黒で色はわからないんですが、ポスターが赤っぽい身体になっていたので、谷間に赤く塗ったそうであります。
今回、敵と戦う事がないので、手がちっちゃく、動かない。
敵がいないので、使わないそうです。
また、歯並びの悪くて、身体の割には細い歯も食事をする事がない(体内原子炉で栄養を取っている)ので、取って付けた歯になっていますね。
今回肌の質感は、ゴーヤを参考にしたそうであります。
あのゴツゴツ感は、ゴーヤです。
そして、尻尾が長い・・・長すぎるし、尾長ザルのよう・・・そして、尻尾の先っぽから光線出るし・・・・
背の高さは、118.5mだそうで、ちょうど通天閣が、113mなので、イメージ的にあの高さなんやと思ってしまいます。
そんなゴジラ、映画を思い出しながら、ザックリとしたあらすじです。
毎回、言いますが、内容が間違っていたらゴメンナサイ!大筋は、たぶんあっていると思います。
東京湾で一隻のプレジャーボートが見つかる処から始まる。
しかし、誰も乗っていなかった。
すると海面の色が変わり、泡も出ている処から海底火山でも爆発したかのように思われた。
海底トンネルが壊れ、自動車が巻き添えになり、政府は対策本部を召集、しかし、謎の巨大生物の出現に総理をはじめ、政府関係者はパニック状態に。
国民を安心させる為に、総理は、上陸はないとテレビで緊急会見をした。
・・・が、裏目に出て、巨大生物は、蒲田に上陸、品川方面に四つん這い(前足がないか、短い)になって街を壊しながら進んで行った。
そして、突如止まって、立ち上がると、さなぎから脱皮するかのように、別の生き物が現れる。
巨大生物は、尚も車、電車など街破壊し二足歩行で進んで行く。
上空には、自衛隊の戦闘ヘリが待機し命令を待っている。
総理から火気使用の許可が出たが、避難に送れた人影が発見されたため中止。
すると、巨大生物は、背中を赤く発行しながら、海へ戻るのであった。
とりあえず、最悪の難を防げたが、被害は膨大である。
今後の対策を求められる政府にアメリカから大統領特使の石原さとみが来る。
この生物は一体何者なのか、この石原がその一つの情報を持ってきた。
東京湾にプレジャーボートが発見された持ち主が、牧悟郎と云う老人の船で、アメリカでエネルギー関連の研究をしていたと云うのである。
船には書類が残されており、「私は好きにした、君らも好きにしろ」っと書かれていた。
「呉爾羅」と書かれており、牧の故郷の神の化身の意味である。
アメリカでは、「Godzilla」と云うコードネームが付けられていた。
60年前、各国が大量に放射性廃棄物を深海に棄てた事があった。
それを、このゴジラが食べたと云うのであった。
海中深く、投棄された所に太古の生物が生き延びた、とされる海洋生物を牧が発見したからであった。
牧の残された書類の解析表を元に、総動員で調べるがわからない。
ゴジラから、放射能が出ている事から、体内に原子炉のような物があるのではないかと考えられた。
背びれから熱を放出し、体内の血液を巡回して冷却するというシステムではないかと思われた。
それだったら、血液を凝固する促進剤をゴジラに経口投与すれば、ゴジラの動きを止められるはずと長谷川博己プランが出て来た。
しかし、各国はこのゴジラを日本だけの驚異とは考えないで、アメリカが核で駆除するという話が出て来た
。
そうする内に、またもやゴジラが上陸、関東を破壊しまくるのであった。
自衛隊や米軍の総力を上げて戦うも、ゴジラにとってまったく歯が立たない。
もう、アメリカのいう核で駆除するしかないと、総理も受諾し、都民を早急に非難させる支持を出す。
迫りくるゴジラに、総理も退去をするためヘリで飛び立ったが、ゴジラの熱光線で墜落してしまう。
長谷川は、核を使わずなんとかこの凝固剤の生産に力を入れるが、タイムリミットが迫って来る。
この凝固剤と牧の書いた解析表を基に、ゴジラの活動抑制微生物の分子構造を混ぜた血液凝固剤を完成させる。
ゴジラは、品川駅周辺まで来て、在来線、新幹線に爆弾を乗せ、無人特攻列車でゴジラへ突っ込み攻撃をする。(いつの間に、爆弾を積んだのか、線路上にゴジラが来るとは限らないでしょう・・・っとツコミを入れる)
そして、爆弾列車が当たり、ゴジラが倒れる。
すかさず、ゴジラに口元に寄って来る、巨大クレーン車のような長い折りたたみの管をゴジラの口に持って来て、凝固剤を注入するのであった。
(その数、数台のクレーン車・・・ちょっと、この光景は笑ってしまいますね・・・・普通だったら、ロケット弾にこの凝固剤を詰め、ゴジラの口めがけて発射するとか、華々しいシーンだと思うのですが、ゴジラの口へ、ストローみたいに注入するって、地味じゃない?)
しかし、再び、ゴジラは息を吹き返し、暴れて進み、東京駅を破壊、また列車攻撃でゴジラを倒して、おかしなストロー攻撃で凝固剤MAX注入で終わり・・・
ゴジラは、立ち上がるが、凍り付いたように固まって動かなくなった。
核兵器を使わずして、日本は助かったのであった。
バンザイっと喜ぶはずが、なぜか、みんな終わった感だけである。
喜べよっ!と、言いたいけど、また、何か続編を匂わせての静かな終わりなんでしょうか・・・そして、ゴジラは固まったままで突っ立て居る・・・これ、どうすんねん?
普通、海に運ぶか、大穴を掘って、ゴジラに爆薬仕掛けて粉々にしなければ、ほっといたらアカンやろ!・・・っと、思いませんか?・・・やっぱり、次回の為か?
おわり
政府関係者とか、部屋とか本物そっくりの調度品までリアルに研究されて、いるそうですが、ゴジラ部分の脚本が、イマイチ手を抜いている感は否めないですね。
やはり、娯楽映画としては、本場ハリウッド映画(ハリウッドゴジラ)がうまく人の心を掴み、興奮も計算されて盛り込む所が、ハリウッドは、さすがプロですよね。
今回のは、日本人のマジメさが出ている、ドキュメンタリー的なものが出てるんですかね。(NHKスペシャル的な・・・)
ほとんどが、政府内でのやり取りを主にして、そこは、すごいと思うけど、ゴジラ対策のアイデアが、イマイチお粗末・・・CGは、リアルですごく評価できるんだけど、ツッコミ処満載なのが残念・・・今回シリアス的人間ドラマだからでしょうか?
もし、娯楽性を持って、一人のヒーローが居て、死に物狂いでゴジラに挑むような物語だったら、ストローでもいいのかもしれませんが・・・例えば、このクレーン車に一人乗りこんで、ゴジラに注入させるヒーローがいたりとか?・・・ね
それに、身体に原子炉を抱えているのに、自衛隊や米軍の攻撃とか、おかしいでしょう。
万一、ゴジラを倒せても、放射能をどんだけばらまくか、誰もその放射能の汚染について、政府内でも考えてないと言う所も変であります。
まぁ、突っ込みどころ満載の、シン・ゴジラ・・・初期のゴジラに似させているそうですが、次回作はあるのでしょうかね・・・?映画の興行収益による・・のかな?
「シン・ゴジラ」公式サイト
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