カレーなる隣人

カレー(華麗)なる隣人。それは日々街の至るところで出会ってしまう、すくうカレースプーンの先に映る人間像

於:マーブル

2008年05月13日 | 隣人(カレー)
昔、学生のときにホテルで結婚披露宴などのウェイターをしていたことがある。

メインのお肉も出し終わり、テーブルの上のものを下げにいくと、たまに、

「あら、ちょっとウーロン茶でも頂こうかしら。ひとつ頂ける?」

なんて、おばさんに声をかけられるときがある。

すると、それに続いて、

「私も」「私も」「私も」・・・・・・・

と、連れションのように連鎖して続くことが結構あった。

そんなんで苦労してテーブルまで運んだウーロン茶だが、あまり飲まれることはないのが一般だった。

「ほんと日本人は自主性がなくていかん、もっと自分の意見を持ってほしい」

なんて自分勝手な主張を心の中でしていた、とんでもなくサービス心のない私だった。



さて、マーブルのカウンターの両隣の隣人は、二人とも、
インドカレーにサラダをつけている。
そしてまたこのサラダが結構立派で、ついつい私も欲しくなったのだが、前段の記憶もある。
そんな人に釣られるような真似は、なんとなく気が進まない。影響を受けたようでちょっと恥ずかしい感じもする。

という、お店にとってはどうでもよいことを頭の中でめぐらせた。

そして5秒後

「すいません、私もサラダください」

誘惑に負けていました。


運ばれてきたカレーは、うわさに違わず、インドカレーとは名ばかりのビーフにとろみ、濃厚な味わいの欧風カレー丸出しだった。
唯一、意外と辛いところと運んできた女性がインドというかアジアっぽいところが多少インドかな?と思うくらいである。

しかし人気店のような繁盛振りに味は納得。
有楽町駅からすぐ!有楽町ビルB1階は便利かもしれません。




★インドカレー 800円 サラダ250円