カレーなる隣人

カレー(華麗)なる隣人。それは日々街の至るところで出会ってしまう、すくうカレースプーンの先に映る人間像

於:笑夢

2008年05月11日 | 隣人(カレー)
皆さんは、赤平という場所を知っていますか?
皆さんは、ケット事業を行うのに大層な資格が必要と思っていませんか?
皆さんは、一中小企業がスペースシャトルを飛ばすNASAと対等に仕事をすることができると思いますか?
皆さんは、自分が世界に3つしかない貴重な道具を持っていたらどうしますか?ただで他の人に貸し出しますか?


北海道の赤平市という場所に、社員18名の株式会社植松電機があります。

今日はその植松電機専務植松努さんにお会いするために福島に来ました。

植松さんは、人を殺す「殺人」に対し、人の心や夢、可能性が殺されることを「殺心」、そんなことを他人にしてしまう人を殺心者と呼び

、殺人と同じくらい罪であると言います。

そして、その殺心者の多くは、実は我々大人であったりすることが少なくありません。
我々大人が発する言葉や、何気ない態度、それらが未来の担い手である子供たちの心を殺してしまっていることがあるのです。

「どうせ無理!」「うぜえ」

あなたは普段の生活でそんな言動をしていませんか?


植松電機は、廃棄物処理用のマグネット機械の製作会社ですが、同時に宇宙開発も行っている
北海道の片田舎(すみません、あえて書かせて頂きます)にある純然たる一小企業です。

そこが、宇宙ロケット開発、宇宙ステーション開発、無重力空間実験等を行い、スペースシャトルの次世代機を製作している
NASAのような企業と対等なパートナーとして仕事をしています。

植松専務は、飛行機やロケット、宇宙が大好きです。
でも、決してそれらの開発を目的にはしていません。

植松専務が大事にしているのは、「宇宙開発」を通しての人の成長、意識の変革(植松さんに言わせると勘違い)です。
それによって、一人一人の人間が、とりわけ今の時代を担っている大人が輝く、その背中を見ている次世代を担う子供のために。

植松電機の作業服に、安全靴といういでだちの植松さんから頂いた2時間の講演では、たっくさんの素敵な言葉を頂きましたが、
なによりも感動したのは、そのビンビン伝わってくる熱い心でした。


そんな講演を一緒に聴いた隣人のMさん(ポークカレーを注文)も、また自身の夢に向けてのアクセルを再度踏み込んだようです。


★モフ風カレー?850円?
※とってもいい雰囲気のカレーダイニングバーだったのですが、ちょっとメニューをイマイチ覚えてなくてすみません。