善戦者不怒ブログ

日常・趣味に関するブログです。
将棋、彫刻、フットボール、音楽、読書。

スリー・フレンズ来日公演

2009-09-22 22:34:50 | 音楽
9月19日(土)、アンコールは1曲目が「フリー・ハンド」、2曲目はファースト・アルバム1曲目の「ジャイアント」。

「ジャスト・ザ・セイム」「プレイ・ザ・ゲーム」といったGGおなじみの曲を主体にしたセット・リストだったが、
アンコールの最後に「ジャイアント」というのがぐっときた。

マルコム・モルティモア(d)の肝いりでスタートしたこのバンド、ゲイリー・グリーン(g)、ケリー・ミネア(k)の参加でいよいよジェントル・ジャイアントへと変貌を遂げてきたわけだが、果たして。
ケリー・ミネアは前半ちょっと地味な感じだったのだが、アンコールは全開。「フリー・ハンド」でのプレイは明らかにジョン・ドナルドソンを圧倒していたし、「ジャイアント」での情感を込めた演奏には、マルコムが主催したこのバンドへのリスペクトも感じることができた。
ヴォーカルのミック・ウィルソンは見た感じもシャルマン兄弟の遺伝子っぽく、いい感じだった。

なにしろ、ケリー・ミネアを目の前で見られるとは…



【今日聴いている】ジノ・ヴァネリ「ナイト・ウォーカー」

2009-08-22 23:08:31 | 音楽
もっと古い音源のような気がしてたけど、1980年リリース。
手元のCDは古いのでたぶんリマスターとかされていればまた印象違うだろうけど、
リバーブと音像はかなり昔風。

などということと関係のない素晴らしい楽曲群と演奏であって、いま聴いても全然古びてはいない。ハード・フュージョンのオケの素晴らしさが語られることが多いけど、こうして聴きかえすとなんといっても曲とアレンジが抜群。捨て曲なしの好盤。

【ライブ】サマーソニック

2009-08-09 21:55:42 | 音楽
京葉線、いつもは蘇我でフクアリだけど、今日は海浜幕張。



エレカシも見たかったのだけど、時間を勘違い。
しかしTHE VASELINES、マキシマム・ザ・ホルモン、ソニック・ユースをきっちり見たのでOK。

ソニック・ユース、あまりにも素晴らしすぎ…。
なんだろうね、この凄さ。これだけのキャリアがあるわけだから、それはこのシーンでの重鎮的な位置づけもありうるわけだが、そういう話ではない。
今日、強く感じたのはスティーヴとリーの存在感。サーストンとキムはもちろんだが、それぞれの立ち位置というか、そのタイミングで出す音のひとつひとつの強さというか。

ロックの心地よさ、ノイズの心地悪さ。その融合。改めて、凄かった。

【ライブ】ザッパ・プレイズ・ザッパ

2009-04-09 15:13:43 | 音楽
4月7日、渋谷O-East。



昨年の来日では、ゲストにスティーヴ・ヴァイをフィーチャー、ステージ上にスクリーンを設置し、往年のフランク・ザッパのライブ映像とシンクロした演奏を披露するなど、趣向たっぷりだったが、今回はなし。
おまけに、来日予定だったレイ・ホワイトが直前に離脱(スマッシュのHPにドゥイーゼルのメールで事の顛末がアップされてる)。当初の目論見とはだいぶ様子が変わったらしい。

とはいえ、ドゥイージルもいつかは現在の固定メンバーだけで演奏することを想定してていたらしく、そもそも膨大なセット・リストを用意できるバンドだから、混乱はなかった模様。

「ペンギン・イン・ボンデージ」や「トモア・ラブル・エヴリデイ」「ピグミー・トワイライト」「エキドナズ・アーフ」など『ロキシー・アンド・エルスウェア』ナンバーをメインに構成した感じ。仕掛けのない分、昨年のボルテージの高さは薄らいでいたものの、演奏性の高さと面白さは変わらず。なにしろ、ドゥイーゼルの終始にこやかな雰囲気が、素晴らしくよいライブだった。終演後、昨年同様にステージで握手&サインにも応じてたし。いいやつだなあ。

ジェフ・ベック&エリック・クラプトン

2009-02-24 23:05:48 | 音楽
さいたまスーパー・アリーナ、2月22日。



第1部がジェフ・ベック、第2部がクラプトン、第3部がクラプトン・バンドにジェフの共演という形。

クラプトンは良かった。「レイラ」「ワンダフル・トゥナイト」「コケイン」などのヒット・ナンバーを、衒いなく披露していく様は、さすがに一流のエンターテイナー。水色のストラトは素晴らしい音色。

しかし、ジェフ・ベックですよ。
ストラトにアームが付いている意味を、今回はじめて理解できた。ギターを弾くということは、フィンガー・ボードにとらわれることではなく、弦そのものをコントロールするということなのだ。弦にどのようにアクションするのか(たとえばスライド・バーでタッチしたり)によって、トーンはまるで違ってくる。また、トーンだけでなくピッチをコントロールするために、トレモロ・アームがこれほど重要な役割を果たすとは。半音、いやクオーター・トーン、それより細かい音程まで、アームと右手指先の制御で自在に操る巧みさ、というか鋭角さには、まったく驚かされた。

まだ語りつくせないので、次回。

ビル・ブラッフォード

2009-01-28 23:17:58 | 音楽
イエス、キング・クリムゾンなどの活動で知られるドラマー、ビル・ブラッフォードが、ライブ活動(public performance)からの引退を表明。

最近はきちんと追っかけていたわけではないが、iPodに「Live in Asbury Park」を入れてヘヴィ・ローテーションしている身としては、気になったニュース。

これを知ったのが「めおと」さんのブログだというのが、最近の立ち位置ということでしょうか。ボズ・バレルの訃報もここで知りました。

来日で何度か観ているが、印象に残っているのは

井上鑑:1986年ごろ? に新宿でのライブ。山木秀夫とのツイン・ドラム。
モラーツ&ブラッフォード:やはり1986年ごろ? に確か原宿でのライブ。この音源って、再発盤に入っているのだろうか?

「ドラム・マガジン2008年7月号」のインタビューによると、「今まで後悔したことは一度もない。最高の40年間だった」と。アーティストとしてのビルらしいコメントだと思う。

プーランク

2009-01-21 22:51:51 | 音楽
クラシックはほとんど知識がないのだが、村上春樹「意味がなければスイングはない」を読んだ直後に、バーゲンのコーナーを漁っていて、4枚組CDを見つけたので即買い。

タッキーノによるピアノ曲、メニューインほか演奏による室内楽。まだピアノ曲のCD1枚しか聴いていないが、はまりそうです。