善戦者不怒ブログ

日常・趣味に関するブログです。
将棋、彫刻、フットボール、音楽、読書。

メキシコ20世紀絵画展

2009-08-30 22:18:40 | アート
世田谷美術館。



用賀駅からの散歩道を行く。



砧公園の緑はとても美しい、



展示室に入ると、まずフリーダ・カーロの「メダリオンをつけた自画像」がある。
50×40の小品だが、その存在感に圧倒される。フリーダの波乱の生涯と、メキシコという国家・文化の変遷を重ね合わせ、この展覧会の意図を瞬時に理解するには恰好の展示だが、それ以前にこの絵の力に惹きこまれてしまうのだ。

メキシコ絵画にはまったく知識がなかったのだが、そこから先の展示には驚かされた。どの作品にも力強い主張がある。シケイロス「メイデーの行進」、アンギアーノ「棘を抜く人」、マニリャ「ソチトル・ピサウアクに捧げるダンス」、メサ「信仰心篤い人たちの頭部」、オロスコ「十字架を自らの手で壊すキリスト」、そのほかエラン、ロサノ、タマヨ、いずれも素晴らしかった。

セレクション、展示、いすれも好印象です。

【Jリーグ】神戸・浦和戦

2009-08-29 23:00:58 | フットボール
3-2。

取られた3点、いずれも問題ははっきりしている。

中盤の底からシンプルに縦に入れられたときの対応のまずさ、最後に止めにいくときの選手のかぶり、サイドにスペースを空けてしまい余裕でクロスを入れられる、ゴール前に詰めている選手に身体をぶつけていけない、セットプレーで簡単に打たせる。

要はシステムうんぬんではなく、玉際の強さを出せない選手の惑いにつきるのだろう。もちろん、そんな惑いを解消させられないとしたら監督&フロントの責任は大。

セルががんばった1点目、梅崎→高原の2点目は、どちらも次の可能性を感じさせるゴールで、まだまだいけると思ったのだが…。

現地参戦組の人たちは本当にお疲れ様でした。
まだまだリーグは続きます。全力でサポートしましょう。

【Pride of URAWA】正念場

2009-08-27 21:32:26 | フットボール
次の神戸戦。

いろんなごたごたの中だが、

・リーグ戦6連敗中
・ロビー、闘莉王出場停止

この2点は厳然たる事実。
次は負けるわけにいかない、しかし勝つためには点を取るための有効なオプションが必要だ。今の浦和で最も確立の高い得点パターン、それは、

CK(ロビー)→ヘディング(闘莉王)

監督もこれが切り札と思っているから、(ポジションはともかく)ゲーム終盤の少なくとも15分はこの二人がピッチ上にいないとまずい、と考えているのだろう。しかし次戦、この二人はベンチにもいない。

正念場の神戸戦、監督の切り札はほかにあるのか。あるいは別のプランがあるのか。勝利と戦略の両方が求められる局面にきてしまった今、サポーターはサポートあるのみ。

【彫刻あらいぐま】埼玉県立近代美術館にて、今年も開催!

2009-08-26 22:56:39 | 彫刻ボランティア

埼玉県立近代美術館では、今年も彫刻洗浄ワークショップ、「彫刻あらいぐま」を開催予定。 

 いつもはボランティアが行っている彫刻洗浄を、親子で体験できるワークショップです。事前申し込み制ですので、美術館に備え付けのチラシ、もしくは美術館に直接お問い合わせを。 

 10月25日(日)の午後開催です。


【今日聴いている】ジノ・ヴァネリ「ナイト・ウォーカー」

2009-08-22 23:08:31 | 音楽
もっと古い音源のような気がしてたけど、1980年リリース。
手元のCDは古いのでたぶんリマスターとかされていればまた印象違うだろうけど、
リバーブと音像はかなり昔風。

などということと関係のない素晴らしい楽曲群と演奏であって、いま聴いても全然古びてはいない。ハード・フュージョンのオケの素晴らしさが語られることが多いけど、こうして聴きかえすとなんといっても曲とアレンジが抜群。捨て曲なしの好盤。

【Jリーグ】浦和・柏戦

2009-08-19 22:48:31 | フットボール
1-4。



いや、フランサって上手いよね。シュートのこともさりながら、相手との距離感を保って必ずフリーになる技術がある。ボールを持ったときに寄せられるとすぐにはたく。すぐにはたけるということは、味方の位置と敵の寄せ具合を確実に把握しているということだ。後半、あの時間帯での投入ということを割り引いても、なかなかできることではない。あれだけフリーになっていれば、シュートも確実に枠ぎりぎりを狙えるというものだ。

一方の浦和はまるで逆。2トップは相手DFラインに貼り付いているだけで距離感も何もない。SBはスペースを作る動きがなく、たまにクロスを入れてもまったく精度に欠ける。CBに復帰した闘莉王はまだコンディションに不安があるのか、立ち上がりは自信なさげな風情。上がるのはいいが、中途半端なためにカバーする堀之内も上げ下げが覚束ない。これではDFラインと中盤のギャップをつかれてしまう…と思っていたら案の定、そこをつかれて先制される。2点目のポポのシュートは確かに見事だったが、これも詰めきれずに余裕で打たれた結果。

CK、FKでチャンスはあるものの決めきれない。それでも前半のうちにCKから闘莉王のヘッド(これは相手DFを制しての見事なゴール。ここから闘莉王は覚醒)で1点を返してまだこれから、という雰囲気はあったのだが…。

攻撃陣はかぶり、DFは無駄に人が余る。味方がボールを持ったときにまわりの動き出しが“まったく”ないので、ボール・ホルダーが3タッチ、4タッチしているうちに囲まれて取られる。チャンスはセット・プレーだけ。ピンチは流れの中で作られる。これで勝てるわけはない。

連敗で監督批判が噴出しているが、それ以前に選手ができることがあるのではないか。ボールを取ったらまわりがコーチングする、フリーの選手はランニングする。直輝不在でそれができない、などというメンバーではないだろ? 元気は懸命に前線の活性化を図っていたが、本来彼はシューターだ。それを生かす動きをまわりがしなければ。

ロビーは、汗かき役を引き受けてくれる直輝とセットでないとそろそろ厳しいのかな…。出ずっぱりのエジを責める気にはなれない。今いる選手でやるしかないし、それをサポートするしかない。当たり前だが、それだけ。