善戦者不怒ブログ

日常・趣味に関するブログです。
将棋、彫刻、フットボール、音楽、読書。

「浦和再生」島崎良純・著

2010-04-26 22:23:35 | 読書


ハードディスク・レコーダーの容量が一杯になりそうなので、昨シーズンのゲームの録画を消去しつつある。消去しながらもちょこちょと試合を見ていると、本書に書かれているフィンケ監督を迎えた09シーズンの記憶がリアルに蘇ってきた。今シーズンの参戦へのガイドとしてはよい本だと思う。

という思いとある意味、逆になるのだが、いちばんはっとしたのは、74ページの記述にある監督のコメント。

「すべてのチームが同じシステムでプレーして、いつもそれぞれの選手が固定したポジションでプレすることになると、最も優れた選手たちを揃えるチームが順位表でトップにいることでしょう。そして、あまり強い個性を持たない選手たちがいるチームは下位に沈む傾向になる。しかし、これではサッカーの可能性がなくなってしまいます」

フィンケ監督はドイツで教師をしていた人だが、クラブ監督としての能力を発揮してフットボール界で活躍してきた。そうした出自が影響しているのかはわからないが、このコメントからは、自分の率いるクラブだけの隆盛というより、その国のフットボール環境全体のほうに視点があるように思える。新たな視点を日本のサッカー界に持ち込んでくれること、それはそれでよい。しかし、この監督で浦和も強くなって欲しい。その二律背反(になるのか?)を、しばらく楽しんでみたい。




【Jリーグ】浦和・磐田戦

2010-04-24 21:13:13 | フットボール
3-1。



…というのはウソで、0-1。
しかし、前節の川崎戦と足して考えればいいような試合か。もちろん、いいように考えるのではなく、だが。

さんざんシュートは打ったが決められず、磐田の西にカウンターからいいシュートを打たれて失点。結果論的かもしれないが、コンディションが戻っていたのなら宇賀神を左SBスタメンにしたほうが、チーム全体の戦術としては合っていたような気がする。サヌのパフォーマンスの問題ではなく。

高原のポスト&振り向きざまのシュートが決まっていれば…。
いや、だから、監督の交代起用自体は間違っていなかったと思う。ただ、柏木と高原を同じピッチでもう少し見てみたい。

【Jリーグ】浦和・川崎戦

2010-04-18 19:37:04 | フットボール
3-0。



前半7分、ロビーが右サイドでプレッシャーをかけ、川崎がクリアしたボールがセンターへ。そこに後ろから走りこんだ細貝がワン・トラップでシュート。川島が弾くもボールはゴールへ。先制。

その1分後、今度は自陣からのビルドアップをうまくワンツーで抜けた達也が左足でシュート。2点目。

川崎の守備ブロックは相変わらずセンターが堅く、簡単には破れそうもなかったが、最終ラインの少し前に隙があったのか。そこを突いたシュートの精度と力が強かった、ということだろう。

川崎は稲本と谷口のバランスがいまひとつ良くなく、中盤を支配できない。レナチーニョは危険だったが、後ろからの押し上げがないので攻撃に厚みは感じられず、浦和は組織的には崩されていない。しかし、早い時間帯で2点取った反動か、ばたばたと前がかりになる悪い癖が出始め、川崎の谷口が前線に顔を出し始めると危ない時間が出来てきた。なんとか前半を無失点に抑えたのはある意味、僥倖。

後半は川崎が中村憲剛を投入して動きが変わるものの、決定機はなんとかしのぎ、逆にエジのシュートの跳ね返りにつめた堀之内が3点目を決め、勝負あり。PKを止めた山岸の活躍も素晴らしかった。

攻守の切り替えやコーチングに素晴らしい力を発揮した阿部もつまらないパスミスやボールを取られたり。DFラインはボールをキープしながら出しどころがなく、プレッシャーに負けて奪取されたり。細貝は縦への意識が良かったが、突っかけすぎて失敗したり。サヌはいいパフォーマンスだったが、一人でドリブルで持ち上がった時にサポートがなく、取られてカウンターを招いたり。ゴール・キックやスローインを簡単に開いてボールにしたり。

…と、いろんな課題は目についたが、川崎相手にこの結果は上出来すぎる。細貝と阿部のボランチは、暢久率いるDFラインも含め、いい関係になってきた。これで勝ち点16の首位。


【ナビスコ杯】神戸・浦和戦

2010-04-14 22:01:01 | フットボール
1-3。



出だしはトップにボールがおさまらず、全体的にばたばた。どちらがゴールしてもおかしくない時間帯で、失点しなかったのはラッキーだった。徐々に柏木にボールが入ってタメを作れるようになってからは、浦和ペースの時間もあったが…。

後半、つまらないミスから失点。監督の目指すパス・サッカーのまずいところは、ミスからボールを取られると、素早いリトリートが利きにくいところだろう。対策はあるのだろうか。

しかし、今日は打つ手がはまった。高原投入でアタッカー陣がよみがえり、その高原のゴールで同点。阿部の強烈なシュートで逆転。エジが決めて突き放した。

スピラに後ろをまかせていいタイミングで上がった暢久、ここというところに顔を出しでゴールまで獲った阿部、3点目にうまく絡んだ堀之内。後半はコンビネーションがかなりうまくいっていた。

サヌはまだかみ合ってはいないものの、まわりは見えている(胸トラップのうまさはびっくり!)。SBでないポジションでも見てみたい。

これで直輝が戻ってくれば、ロビーがさらに動きやすくなり、アタッカー陣の相手に与える脅威は高まるだろう。お楽しみはこれから、だ!

ところで、力のニラレバって美味しいね。


【Jリーグ】新潟・浦和戦

2010-04-10 20:01:05 | フットボール
0-2。



試合開始から、縦への意識が非常に強く、それが90分続いていた。この意識さえ持続すれば、フォーメーションや個々の選手の力量如何に関わらず、監督の目指すサッカーは実現できるかもしれない。

前半16分で、宇賀神が故障でアウト。交代で入ったサヌはかなり良かったと思う。細かいコンビネーションはさておき、ボールの持ち方がよいのでまわりに安心感を与えている。得意のドリブルはあまり出さず、チーム戦術を重視するようなボール捌きに好感が持てた。

ただ、今日はショート・パスにこだわらずに後ろからのロング・ボールも交えていたあたり、チームの戦術そのものがどのような意図があったのかはわからない。監督のコメントを待ちたい。

新潟のアタッカーのフィニッシュ精度が悪かったこともあって、全体に慌てなくてすんでいた。何度も前線に顔を出せていた阿部が先制点。ロビーのFKにも足を出してコースを変えて2点目。妥当な結果だろう。




【日本代表】日本・セルビア戦

2010-04-07 21:04:31 | フットボール
0-3。

W杯での監督は誰がよいのだろうか。
さすがにトルシエとかはないだろう。この段階では、日本の選手の特徴を把握しているとかよりも、一発勝負のW杯で大胆な采配を取れる監督しかないのではないか。

ヒディンクのような監督か…。そんな人がスケジュールと報酬で折り合うのか。

日本将棋連盟で何が5

2010-04-06 23:50:47 | 将棋
日本将棋連盟所属の所司七段、渡辺竜王を筆頭に多くの弟子を育て上げ、多数の定跡書の執筆、将棋教室の運営など、アマチュアへの普及にも多大な貢献を続けているプロ棋士である。

その所司七段が、5月に弟子の「渡辺明竜王位六連覇&A級昇級記念将棋大会」を主催することとなった。この大会では、同時に日本女子プロ将棋協会(LPSA)主催のトーナメントも開催される予定だった。

ところが、どうやら、連盟所属棋士がLPSAと協力してイベントを行うことを快く思わない力が働き、LPSA主催トーナメントの同時開催はかなわなくなったとのことだ。

これはどうしたことなのだろう。

日本将棋連盟の公式サイトには、LPSAとの共同声明が掲載され、そこには「両者は友好団体であることを確認する」と記されている。友好団体なのであれば、なぜこの手のイベントを共催することができなくなるのか。それとも、同じ声明に書かれている「互いの団体に敬意を払いつつ互いに独立性を保ち」という件における“独立性”とは、共同で何かをすることはない、ということの表明なのか。だとしたら悪い冗談のようである。

この問題は市井の将棋ファンのブログに顛末が掲載されることとなった。それに呼応するように更新された日本将棋連盟・米長会長のブログには、事実関係を調査するために所司七段を含めて会合を持った旨が記載されたが、その会合をあろうことか“小法廷”と表現している。

わたしは心が寒くなった。なんという陰鬱な団体なのか、将棋連盟とは。

冒頭に書いたように、所司七段とはプロ将棋界とアマチュア棋界、いずれにも多大な功績のある棋士である。その功績者に対し、いくら事実関係を確認するための会合とはいえ、“法廷”呼ばわりする場所に呼び出すということがありうるのだろうか?

日本将棋連盟は、「友好団体」と協調して将棋の普及にあたることを、組織として実現できるようにならねばおかしいのではないか。

【SSS】The Day of Wine & Football

2010-04-05 21:22:40 | フットボール
レッズランドのミニ・サッカー場が取れたので、恒例?のサッカー&BBQ。









ピッチの手配とBBQ準備で、いつもIさんにお世話になりっぱなしです。ありがとうございます。





さらに今回は、BBQだけでなく趣向の料理が数々登場。







いつも美味しいスープを用意してくださるTさんと、お知り合いの板さま、ありがとうございます。

スパークリング・ワインで乾杯したり、



ちょっと寒くて火にあたったり、



なんかやってたり。



楽しい休日でした。
MIPはICHIRO選手だな(^o^)。
全体仕切りのMさん、ありがとうございました。