3-1。
開始早々に右サイドを破られ、綺麗なクロスを北島にぴったり決められて先制を許す。その後は一進一退だったが、ワグネルに少し遠目からフリーで打たれたシュートを決められ、前半20分で2失点。今の浦和にこれを跳ね返しに行く力はなかったか。名古屋戦の逆を見るような展開。
峻希と原口が気迫のプレーを見せるが、いかんせん単発で、サイドからの攻撃に偏っているから柏DFにわかりやすく止められる。クロスを入れても得点の匂いがしない。3点目を取られて勝負はあったが、終了間際にマゾーラの突破からこぼれ球を原口が決めて1点返したのはせめてもの意地。
マゾーラはやはり諸刃の剣で、得点に絡んだものの、ひとつ前のプレーでは左にはたけばフリーでクロスが上げられたところを、強引に中央のワンツーを狙ってボール・ロストしたり。ただ、今の浦和では1点を取りに行くジョーカーとして生かすしかない。
原はスタメンだったが消えている時間が長かった。彼だけのせいではなく、またしても動き出しのとまったエジ、このシステムでは決定的に運動量の少ない暢久らとの連動性のなさが全体の動きを止めていた。ダイレクト・パスの少なさ、単純なパスミスなど、毎回指摘される点はなんとかならないのか、
戦術うんぬん以前の選手たちの気迫のなさも気になるが、少し選手の入れ替えから、監督が動いてもいいのではないだろうか。