善戦者不怒ブログ

日常・趣味に関するブログです。
将棋、彫刻、フットボール、音楽、読書。

【浦和レッズ】長いシーズンを闘う!

2009-03-31 22:11:59 | フットボール

細貝が腰痛で離脱。

本人のブログによると、それほど重症ということではないらしいが、ここまで慣れないポジションで奮闘してきたことでの疲労、心労もたまっていたことだと思う。しっかり治してから復帰してほしい。

 SBには右に細貝、山田、左に平川、細貝という起用でここまできた。前線では原口、直輝、西澤といった若手を積極的に使ってきたフィンケ監督だが、4バックについてはベテラン、中堅を今のところ配している。

さて、CBはさておくとして、中盤でのボール・ポゼッションをキープするためのパスまわし、ここではボランチの2枚(もしくは3枚)とSBのコンビネーションがポイントとなっているように見える。サイド・ハーフと2枚のFWは、中盤の底でのタメと崩しができたところからのアタックを第一のタスクと捉えるべきで(もちろん、相手ボールでは前線のプレスで守備~ボール奪取からの攻撃が重点)、そこがうまく繋がれば、決定機を生み出すパターンはかなり豊富になるだろう。

そこがうまく繋がっていない。 阿部と啓太のボランチは、まだお互いの位置取りに慣れていない。阿部がかなり高い位置に行けているし、啓太がシュートを打てるレンジに来ることもあるが、まだ2人とも去年までの3バックのイメージから抜けきれていないように思える。その齟齬もあって、SBも上下するタイミング、上がったときに裏を取られるリスクの瞬時の判断が遅れ、結果的にボールをキープしても横パス、バック・パスで終わっているようだ。

 さて、若手。彼らは去年のイメージなどないし、試合に出られる歓びを全身で表現している。チームの戦術はともかく、ポジションに捕らわれすぎることもなく、目の前に来たボールを最善のコントロールすることに集中できているようだ。

広島戦の敗北、横浜戦の内容のなさから、早くも中堅・ベテラン選手への批判が渦巻きつつあるが、シーズンを通して闘うには、若手の起用だけではもちろん無理だ。原口にせよ直輝にせよ、線の細さは歴然で、試合数を重ねるごとに疲労もたまるだろうし怪我もするかもしれない(若いだけにすぐ回復するだろうけど)。フィンケ監督はそんなことはお見通しで、だからこそSBには無理のない選手起用をしながら、横浜戦の濱田投入といったチャレンジもしているのだろう。いまの浦和は、代表戦もあって固定メンバーで闘える状態ではなく、とはいえそれほど層が厚いわけでもない。総力戦、というような悲壮な感じではないものの、限られたメンバーでやりくりしていく中で、若手の経験値アップ、ベテランの覚醒が求められている。

若手はチャレンジを恐れるな。ベテランはそれについていけ。長いシーズン、共に闘うために。


【ナビスコ杯】横浜・浦和戦

2009-03-29 21:04:31 | フットボール
1-0。



お互いに、何をしたいのかわからない凡戦。
横浜は2列目から果敢にシュートを打ってくるのが持ち味のはず、そこを止める意識のない浦和の中盤ディフェンスはなにを考えているのか?

ポゼッションは形を作りつつあるものの、フィニッシュの形は見えない。
原口のドリブルがアクセントとなり、PKを誘って得点したものの…。

パスの出しどころはいろいろあるものの、かぶりがち。頭ではわかっていても、身体がついていかずに悪い姿勢で受けている。その結果、トラップは甘く、ダイレクトでのパスは出せず。
スペースを意識したパスまわしにいたるのは、まだまだ先か。

しかし、交代で濱田が出たのには驚いた。監督の思い切った采配ともいえるし、いろんなメッセージを込めた交代ともいえるかもしれない。それで破綻なくクロージングできたのは、僥倖ではなく選手の理解度、と思いたい。

【ナビスコ杯】広島・浦和戦

2009-03-25 23:52:20 | フットボール
0-1。

広島は、まったく非のうちどころのないサッカーをしていた。ストヤノフを代表にとられてもディフェンス・ラインは安定し、前線から浦和のボール・ホルダーへのプレスがかかる。浦和は狭いところでパスはつながるものの、連動した動きが少ないので、相手の脅威にならないし、パスの受けどころが見えやすいのですぐにボールを取られてしまう。とられてからのカウンターのスピードは、広島のほうがはるかに速い。

柏木が読みのよい動きでいろんな場面に顔を出し、浦和のディフェンスを崩す。そこは最終的になんとか食い止めていたが、前半27分、青山のロング・パスに裏をとる形で反応した佐藤寿人が、ワン・バウンドしたボールに左足を一閃。山岸の頭上を越えてファー・サイドでゴール・ネットを揺らす。なんだか、代表で見たような形だ。

青山からボールが出たときに、寄せた坪井は一度、GKとゴール前の状況確認のために、視線を向けている。しかし(結果論とも言えるが)、そこは視線を切らずに寿人に詰めていればダイレクトでは打たせていなかったかもしれない。

これは坪井の問題ではまったくなく、3バックから4バックへ移行したデメリットかもしれない。昨年度までの3バックであれば、ストッパーの坪井はまずロング・パスのおさまりどころにプレッシャーをかけにいき、リベロ役の闘莉王がカバーにいったはず。そのコーチングも闘莉王から出たはずなので、坪井は迷わず行けただろう。
4バックであったとしても、闘莉王がいればそのあたりの問題はなかったかもしれない(これまた、堀之内ではだめだった、という意味ではない)。しかし、最終ラインの組織的な守備ということを考えると、実戦的にはまだ不安が残っているということなのだろう。

コンビネーション・サッカーの点で言うと、SBがどのように絡むのかという課題がかなり見えてきた。前節の細貝に続き、この試合で左SBで出場した平川も、距離感にとまどっているような観。前にスペースがあるときはそこに要求すればよいところを、中盤のパスまわしに遠慮?するような様子見のプレーもあったように思う。
そのあたりのバランスをとらないと、という意識が強かったからのように見えたが、啓太がボール・ウォッチャーとなる場面が見られた。セントラルMFがそれではまずい、と思っていたら後半15分、啓太→赤星!
このあたりから、原口、直輝らが遠慮なく?動き回る。特に直輝は前線に顔を出し、シュートまで。中盤が活性化し、決定機が増えていったので、フィニッシャーの高原、エジの二人とも替えたのはどうだったか、とも思うが(セルのシュートは惜しかったが!)。

しかし、サイドからの攻撃でいい形を作っても、ゴール前にターゲットが少ないのは昨年度と変わらず。またCKなどのセット・プレーで低いボールを入れるのは、監督の試合後コメントにあるように闘莉王、阿部というターゲットが不在のせいもあっただろうが、ノー・チャンスのように思えた。

次、横浜では結果を期待します。(広島戦は映像観戦)

【Jリーグ】磐田・浦和戦

2009-03-22 21:04:44 | フットボール
1-1。
途中までのTV観戦、なのでエジの同点ゴールは見ていません。

立ち上がりから磐田のプレスが効かないため、攻勢に。しかし、なんだかおかしい。
3~5メートルへのパスの精度が悪すぎ。1メートルくらい、ずれる。もしかして芝のせい?と思ったら、名波が、
「エコパは芝が長めなので、ロング・キックはとまりやすいんです」。

前半20分くらいは攻め続けるものの、達也のシュートを川口(コンディションはまだ万全ではなさそうなものの、闘志は抜群。後半、エジのシュートを止めたらしいし、さすが日本の守護神→追記。録画を観たら、エジのゴール・シーンでは思い切り目測誤ってたね…)に止められたり、そうこうしているうちに問題のシーンで、お見合いをジウシーニョに突破されて先制を許す。

あれは坪井、山田、啓太の3人がからんでいたものの、坪井が軽すぎ。あそこはCBとして止めなければ。
ショート・パスをつなぐサッカーへ転換したわけで、監督の指示は「見える選手にパスを出せ」というシンプルなことらしいが、
最終ラインで身体を張って止めなければ、というところでパス・コースを考えていても仕方ない。
あの場面では坪井だったが、流れの中で啓太でも山田でも阿部でもいい、止めるところでは止める、という判断の切り替えが必要なはず。

3試合目で、芝対策を含め、ショート・パスへの課題がはっきり見えたことは収穫だと思う。
細貝のポジショニングはまだ問題。開きすぎだったり、前にスペースがあるのに足元に欲しがったりするのは、改善の余地あり。

【Jリーグ】浦和・東京戦

2009-03-14 18:45:34 | フットボール
3-1。



浦和は4バックの右に山田、左に細貝。
山田の右SBはこれまでも普通にあった形で違和感なし。細貝はある程度無難にこなしていた印象。

両チームとも、基本は4-4-2。「ムーヴィング・フットボール」を標榜するFC東京は、運動量に欠けていた。長友の身体能力は際立っていたが、それを生かしきれてはいなかった。パスの出しどころへプレスが利いていなかったので、浦和としては鹿島戦より楽だっただろう。

一方の浦和、前節からの修正はある程度、利いていたと思う。つなぐことだけが目的のダイレクト・パスは少なくなり、意味のあるパス出しに変貌。かなり狭いところでも、つなぐ意識は徹底されてきたように見える。とはいえ単純なパスミスからピンチに陥ることはまだある。その点ではまだ、なぜつなぐのか?という戦術の理解が浸透しきれていないのかもしれない。

アタッカーの流動的なポジション・チェンジはそれなりに機能しているように思える。開幕前の練習試合を見たかぎり、ポンテとエジミウソンのコンビがよかったが、今日の試合でも結果を出した。チーム全体のコンビネーションとは別に、ポンテ・エジのコンビは攻撃にかなり意味を持ちそうだ。

原口はかなりやれているし、途中出場の山田直輝もいい動き。やはり中盤の決め事、それをこなせる選手がいいコンディションでいること、が今期の結果に結びつきそうだ。

将棋連盟会長は

2009-03-11 23:13:30 | 将棋
ところで、中原十六世名人は引退とのこと。
まだまだ指せるのに、体調によるものとは惜しいと思いますが、これからもトーナメント以外で活躍していただきたいものです。

LPSAになにやら書面での回答を求めているようで、その内容は知りませんからなんともいえませんが、「女流は女流同士で」ということなのだろうか? 将棋界をとりまく状況は、「女流は女流」とかいう切り離しをしている場合ではないのでは?

「将棋連盟」「女流棋士会」「LPSA」と3団体があり、3者が協調していかないと「棋界」そのものが成り立たなくなるはず。LPSAが独立した経緯とか、営業努力で負けている(?)ことへの歯がゆさ(?)とかをひきずっていてよいのだろうか。

新聞社も放送局も、スポンサードしている立場として、そろそろ考えどころにきているはず。そのもやもやを内部で押し付けあってなんのメリットがあるのか。