善戦者不怒ブログ

日常・趣味に関するブログです。
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【彫刻ボランティア】屋外ブロンズ彫刻メンテナンス実習

2013-09-29 21:33:28 | 彫刻ボランティア
埼玉県立近代美術館「彫刻ボランティア」の定例会、今回は特別研修。



美術館エントランス前にあるフェルナンド・ボテロ作、「横たわる人物」にひっかき傷のようなものが見つかったために、
ブロンズ補修の第一人者、武蔵野美術大学教授・黒川弘毅さんに来館いただいた。





ひっかき傷は作品の人体部分。(下記写真中央左上から中央下にかけて)



ボテロの作品はブロンズ本体の表面に酸化銅系の科学的着色がなされており、その上にWAXを塗布して表面を保護している。
この傷は、ブロンズ本体までは達していなかったので、硫化物系の薬品を塗布することで表面を補修。部分的にはソフトペンシルによるレタッチで修復していく。



全体的にはまず水と自然系洗剤で洗浄し、靴墨を使用して色味の補正。靴墨は顔料と油脂によるものを使用すると、表面を損なわずなじんでいく。







WAXを用意し、色調補正の済んだ作品をコーティング。





WAXがけまで済むとマット調な感じに落ち着いている。
今度は全員で布を使って磨き上げていく。



磨き上げた作品は、色調もなじみ、傷も補修されてすっかり綺麗な姿を取り戻した。



単に洗浄、修復するのではなく、全員の手で作品の息吹をよみがえらせた感触が強く残せたと思える。
来館者のみなに愛される、美術館の看板のひとつとも言える作品。しっかりと守りながら共に生きていきたい。


【Jリーグ】浦和・甲府戦

2013-09-21 21:28:52 | フットボール
1-1。



永田投入の意味はなんだろう?と考えているうちに同点にされてしまった。

なんとなく選手の動きが鈍い。最終盤に来て相当疲労はたまっているのだろう。特に阿部はそのように見えた。

甲府が綺麗な5バックを保ち、前半はそれを崩すのに手間取ってさらに負荷がかかったのかもしれない。とはいえ。
こういう試合を逃げ切れなければ優勝はない。と、ずっと思っているのだが、ではどうするのかという解もない。ピッチで戦う選手に頼るしかない。


【Jリーグ】東京・浦和戦

2013-09-14 22:24:19 | フットボール
3-2。

平山にやられるとは。



しかし、啓太がスタメンではなく、控えにマルシオがいなく、興梠の控えに阪野しかいない、という浦和のチーム事情が試合前から横たわっているのはいかんともしがたかったか。

とはいえ、セット・プレーと流れから、いずれもヘディングで3失点するというのは次節以降どうにかなってほしい。
後半開始から柏木が自在に動くことで立て続けに2点取れたのだから、失点さえ減らせれば…というのは当たり前なのだが。

試合後、ゴール裏からはブーイング。優勝を争っているチームとしては仕方ないか。


【埼玉県立近代美術館】「座れる段ボールの椅子グランプリ」

2013-09-05 19:24:26 | アート
ユニークで実際に座れるものもある椅子コレクションにより、“椅子の美術館”としても知られる埼玉県立近代美術館で、
埼玉県内の小・中・高校生による段ボールの椅子製作コンテストが行なわれた。

作品は8月末、館内に展示。「段ボール」「座れる」という制約の中、ひとつとして似たもののないユニークな作品が勢ぞろい。



















デザインや色彩などの見た目、折りたたんで運べる可動性、椅子としての座り心地重視、
さまざまな視点による作品はどれも甲乙つけがたい出来栄え。





美術館は館内改修のために来年3月まで休館。より快適となる美術館の再オープンを楽しみに待とう。