動物たちにぬくもりを!

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炎天下の車内に47匹の猫(米)

2022-07-20 05:50:48 | 動物実験・動物虐待

炎天下の車内に「たくさんの猫がいる」
 通報で駆けつけた保安官、47匹に仰天(米)

2022年7月3日(日)  

米ミネソタ州にて先月、「停車している車の中に多数の猫がいる」という通報があった。
保安官代理が現場に駆けつけると、車内に47匹もの猫がいるのを発見した。
当時の気温は30度を超えており、エアコンの効いていない車内は異常なほどの暑さだったが、比較的健康状態の良い猫ばかりだったという。
『The Western Journal』などが伝えている。


車内に所狭しと身を置く猫たち(画像は『Animal Humane Society 2022年6月15日付Facebook「Thank you for your partnership」』のスクリーンショット)

米ミネソタ州シサゴ郡保安官事務所は6月14日、「車内にたくさんの猫がいる」という通報を受け同郡ハリス近くの高速道路のパーキングエリアに向かった。
この日の気温は32度を記録しており、車内に猫が放置されていたら命の危険がある。
一刻も早く猫を救うため現場に駆けつけた保安官代理は、目を疑う光景を目の当たりにした。
車の中には多数の猫が身を寄せ合っており、数えてみると47匹もいることが判明したのだ。
手に負えないと判断した保安官代理は動物保護団体「Animal Humane Society」に連絡し、しばらくして同団体のスタッフが駆けつけて47匹の猫全てを引き取り、健康状態のチェックなど必要なケアを行った。
生後1年未満から12歳になる高齢の猫もいたが、スタッフは「非常に暑く不衛生な車内でしたが、ほとんどの猫に大きな健康問題はありませんでした」と明かしている。
この猫たちには飼い主がいたが、住む家がなかったため猫たちとともに車内で暮らしていた。
車という狭い環境だったが飼い主は丁寧に世話していたため、猫たちは比較的良い健康状態だったようだ。
だがこの飼い主は以前から問題視されていたようで、少し前までは合計61匹の猫が車内で一緒に生活していたという。
飼い主は猫の保護活動を行う団体「Kitty Krusaders」のスタッフに声をかけられ、5月31日に酷い感染症に罹っていた1匹を含む15匹の猫を手放して保護団体に引き渡していた。
この時、団体スタッフは飼い主に猫のための小屋を用意すると申し出たそうだが、飼い主は自ら生活場所を探したかったようで残りの猫たちとともにスタッフのもとを去っていた。
このニュースを見た人からは「猫に健康問題がなくて良かった」「猫が大好きだけど手に負えなくなってしまった飼い主に心が痛むよ」「車の中に猫が47匹も入るの!?」「面倒を見切れないのなら飼っちゃだめだね」「怒りで言葉もないよ」など様々な意見があがっている。

ちなみに2018年にはイギリスで、亡くなった女性の家から82匹のチワワが発見されていた。
当初2匹飼っていたチワワが去勢手術を行っていなかったために生まれた子どもがさらに子を産むという状況が続いた結果、このような事態になってしまったという。

(TechinsightJapan編集部 iruy)