晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

【忌中】本日を以て『民主党の民主主義』は永眠致しました。喪主「民主党を支持した筈だった国民」

2012-06-19 17:47:43 | 政治と社会
野田佳彦率いる「民主党政府」なる物は、2012年6月19日「日本国の政治風土」を壊滅させた。



それにしても、面白き政党である。

『民主』党と、名乗っている。

「民主」と言う言葉の意味を、知ってか知らずか。


丸っきり「民主的」では無い、壮麗なる大茶番劇が上演された。

題して、『日本の民主主義の永眠』



<作> 霞ヶ関財務官僚

<演出>勝英二郎
<舞台監督>仙谷由人

<主演>野田佳彦
<助演>前原誠司
<共演>日本自由民主党/公明党

<友情出演>ジェラルド・カーチス/IMF

<効果>NHK/朝日/讀賣/産経/毎日 各売文業者
<協賛>日本経団連
<監修>米国駐日大使館/米国中央情報部


民主党は、政策調査会の合同会議を開き、「消費増税」の為の<三党野合>の賛否を巡って紛糾した挙げ句に、またもや「前原誠司」の強権発動によって、党内手続きを崩壊させ、国民生活を崩壊させる為の「増税と社会保障の打ち切り」政策を推進する白眉と相成った。

相も変わらぬ「極悪非道」な独裁ぶりに、民主党の存在意義は完膚なきまでに破壊され尽くし、以て日本の国会運営と言う「民主主義ごっこ」は永眠する事と成った。

合掌。


予想通りであったが。



▶前原氏、一任を宣言し会議打ち切り…党合同会議(讀賣/見出し)

>民主党は19日、消費税率引き上げを柱とした社会保障・税一体改革関連法案を巡る自民、公明両党との修正合意について党政策調査会の合同会議で審査を行い、前原政調会長が自身への一任を宣言して会議を打ち切った。

>合同会議は19日午後5時半から、国会近くの党本部で約150人が出席して始まった。午後10時過ぎ、前原氏が「政調会長一任とする」と述べ、会議を終了した。

>会議では、3党合意について反対派から「国民と契約したことから後退している」などと不満が噴出した。「修正点を条文ごとに審査すべきだ」として、時間をかけた議論を求める意見も出された。これに対し、前原氏は「民主党の考えをギリギリまで守ってまとめた。一字一句変えるつもりはない」と反論した。
【讀賣新聞/6月19日(火)22時10分配信】



見事な物だ。

政策の実行は「何一つ」出来ず、口から出任せだけを言い募り、形成が不利になるとそそくさと姿をくらまし、一切の責任を負う事も無く、常に新しい案件を見いだしては「見栄を切る」事を繰り返すのみであった、人呼んで「言うだけ番長」「口先誠司」が、遂に一つの事を成し遂げた!

民主的党運営の最終的破壊と、独裁的強権発動の悪政施行。

いやあ、目出たき限り!


そもそも「一任」とは、第三者が誰かに「判断を預ける」ものである。

前原誠司は、自分自身で自からに「一任」した。


普通の国語辞典では、その行為は「聞く耳持たぬ」と言う。

独断専横とも。


ほぼ全員が反対の論陣を張る中での、少数の「茶坊主」中間派の後押しを受けての、衝撃的笑劇。

旋回の「一任」もそうであったが、前原誠司も短期間に成長した物である。



以下に、ジャーナリスト岩下上安身氏のツイートを転載して、この間の経緯を追ってみたいと思う。


@iwakamiyasumi
【民主党合同会議①】民主党本部地下1階で「税と社会保障一体改革」合同会議。執行部は今日中に党の了承を取り付けたい考え。

【民主党合同会議②】20時30分頃、一旦20分休憩に。続々と議員が5階の喫煙所へ。「デフレで増税なんて狂気の沙汰。国民の反発を恐れて財務省は何とか今年中に法案通したいんや」と議員同士で雑談。

【民主党合同会議③】議員A「これは民主党を割るための自民党の作戦ですよ。党を割らないように1年待ちましょうと言ってきた。まとまってないのに今月中に決めるのはおかしい」議員B「野田総理は党を割りたいんだよ」

【民主党合同会議④】会議の冒頭、前原氏は「修正合意の文言は一字一句変える必要はない」と啖呵を切ったという。会議の進捗は前原氏がどこまでKYになれるかだよなー、と記者達も雑談。

【民主党合同会議⑤】21時より会議再開。と、突然中間派の田中慶秋議員が現れてぶら下がり開始。「3党合意の内容を重く受け止めている。私は賛否についての意見を持っているが、まだ言う必要はありません。政局ではなく政策」と答え、会議に戻った。

【民主党合同会議⑥】しばらくすると、会議閉会という知らせとともに、続々と議員がぶら下がりの場へ現れた。

【民主党合同会議⑦】ある議員が「台風なので今日はもう散会しては」と言った刹那、前原氏が「台風なので、与野党合意の了承は私の一任でよろしいか」と発言し、屏風の裏の非常口から、脱兎のごとく出て行ったとのこと。

【民主党合同会議⑧】ぶら下がりで川内博史議員は「最悪な終わり方。今後は明日の両院議員総会で議論されるだろう」とコメント。記者の「執行部は両院議員懇談会と言っているが?」との質問に対し…

【民主党合同会議⑨】…川内議員は「前原氏も『議員の1/3の要請があれば両院議員総会を開かなければならないという規約はわかっている』と言っていた。懇談会では規約違反ですから」と語った。

【民主党合同会議⑩】ぶら下がり終了後、記者ブリーフィング開始。長妻議員と古本議員が答える。両議員とも「会議は白熱し、議論は出尽くした」と発言。

【民主党合同会⑪】前原氏の最後の言葉は?という質問に対し、古本議員は「『全員が賛成なら了承だが、異論もあるので私に一任頂く。明日の政府民主三役会議にあげる』と発言し、退室した」 と回答。

【民主党合同会⑫】両院議員総会を求める声が多かった模様だが?との質問に、古本議員は「前原氏は『政府民主三役会議にあげる』と言った。野田総理も帰国するので、そこで議論になるだろう」と回答。

【民主党合同会⑬】お二人の顔を見ると、スッキリと決まったとは思えないが?との質問に、長妻議員は「全員が一致というわけではない。が、過去からプロセスを一つ一つ積み上げてきた。今日の反対意見も今後に生かしていく」と回答。

【民主党合同会⑭】古本議員は「前原氏の最後の発言があった際に…それぞれ一緒にやってきた同士ですから...そういう思いが顔に出ているんであれば...そういう事なんだろうと...」と、なんとも歯切れの悪い回答をし、質疑終了。

何だ、この伝え方。反発するのは反対派議員だけじゃない。誰も一任していないのに、自分で「一任された」と言い逃げして、裏口から遁走する。誰だって、呆れる。RT @komatsunotsuma: 民主 前原氏一任に反発強まる 
(転載終了)



▶<一体改革>民主、分裂含みの展開 「一任」宣言に怒声(毎日/見出し)

>「台風も来ている。人道的なことを考えてこのあたりにしよう」

>合同会議の開始後4時間半たった午後10時すぎ、中間派の中山義活衆院議員がこう発言した。これを受け、前原氏は「もともと今日で終わる予定だった」と打ち切りを宣言。会場は「前原解任だ」「認められない」などの怒声に包まれ、前原氏は党職員に守られながら会場を後にした。

>小沢グループの山田正彦元農相は終了後、「ありえないやり方。採決では私は反対する」と明言。川内博史衆院議員も「誰一人一任とは思っていない」と語った。主流派の議員は「党分裂が近づいた感じがする」ともらした。

>合同会議に先立ち、前原氏は19日、自民党の茂木敏充政調会長に電話で「今日中にまとめる」との方針を告げていた。

>もともと小沢グループとは距離があり、会議終了後の会見では反対派について「絶対反対、もともとの議論の蒸し返しは非常に残念だ」と批判した。

>民主党の輿石東幹事長は19日夜、合同会議の結果について「20日の両院議員懇談会の開催を目指すが、延期するかもしれない」と述べるにとどめた。党分裂回避を優先する輿石氏にとって、党内対立の激化は最悪のシナリオだ。衆院(定数480、欠員1)のうち、民主党の勢力は289。造反が50人を超え、全員を除名処分にすると、党単独で過半数を維持できなくなる。

>一方、自民、公明両党からも民主党の混乱に懸念が広がった。自民党幹部は前原氏が議論を打ち切ったことについて「逆に民主党の反対派が反発して勢いづきかねない」と、21日の衆院採決に不安をもらした。

>公明党幹部も「手続きに瑕疵(かし)があるとして、今後の民主党内の手続きが円滑にいかなくなる」と懸念を示す。民主党内の対立が強まるなか、主要20カ国・地域(G20)首脳会議に出席していた野田首相は20日早朝、帰国する。
【毎日新聞/6月20日(水)0時51分配信】



いやはや、実に何とも。

毎日サンも、たまにはいい事を書く。

「一任宣言」


>前原氏は19日、自民党の茂木敏充政調会長に電話で「今日中にまとめる」との方針を告げていた。


自分達の身内は平気で裏切って、敵対する筈の野党と密通ている「政策審議会長」を頂く『民主党』。

かってわが国では、不義密通は二つに重ねて「四つに」叩き切る事が、常識と成っていた。


>会議終了後の会見では反対派について「絶対反対、もともとの議論の蒸し返しは非常に残念だ」と批判した。

盗人猛々しいとは、こ奴の事である。



参議院議員「有田芳生」氏のツイート。

@aritayoshifu
「消費増税修正合意案、民主は前原氏に一任 3党協議」http://goo.gl/ZIjNI 一任などしていない。昨夜の会議でも消費増税に賛成の意見は皆無だった。執行部に対する拍手(「空気」の賛意)も小さかった。賛否を決せば明らかに反対が多数。これは民意の反映。執行部は街を歩け!



衆議院議員「山崎真耶」氏の公式ツイート。

@YamazakiMaya
各テレビ局のニュース、一任と報じていますが、あれは一任ではありません!一方的な打ち切り、本人は逃げました!



衆議院議員「京野きみ子」氏のツイート。

@kyonokimiko
遺憾ながら、ここまで卑怯な振舞いをなさるとは、お釈迦様でもご存知あるまい。10時過ぎ、突然、打ち切りと政調会長一任を独り言のように言って、推進派の拍手のいとまもあらばこそ、所属議員の眼前から、からくり仕掛けの扉でもあるかのように、逃げ去った。席の後ろに隠し戸でもあったのか。呆然!



衆議院議員「斎藤やすのり」氏のツイート。

@saitoyasunori
前原政調会長が消費税議論を強制終了したのには理由がある。21日に採決するために今夜日付が変わるまでに国会に法案を上げなければいけないから。つまり、最初から今夜早いうちに決着するつもりだったということ(昨夜に結論出さず、今夜に延ばすことも織り込み済み)。これを世の中では茶番と言う。



衆議院議員「長尾たかし」氏のツイート。

@takashinagano
最悪でした。 「説得する」気持ちの微塵の欠片もないことはわかっていましたが、この局面で、その「本音」が、思いっきり前面に出てしまいました。 今、政調の役員会をやっているようですが、中間派も大きく揺れ動いています、私を含めて。



衆議院議員「三宅ゆき子」氏のツイート。

@miyake_yukiko35
冒頭、いきなり3党合意の文面は一言一句変えないと政調会長。それでは、会議の意味がないといきなり紛糾。なぜ、最初からケンカ腰なのか。反対派が反発、なんていうレベルではない。民主党(執行部)は終わった。

まだ多くの議員が手をあげていた中、突然の打ちきり。SPの数が異常に多いな、とは思っていた。政調会長を非常口から逃がすためだった。政調会長解任決議だ!との声。泣いている議員も。社会保障費の打出の小槌はないんだよ、の心ない言葉に厚生労働委員全員の反対は決まった。

またもや政調会長の突然の「一任」宣言でまたもや乱闘騒ぎ。仲間の議員が執行部側の議員に投げつけられる。議論の最中に突然終わる。了承は断じてしていない。



参議院議員「中村てつじ」氏のツイート。

@NakamuraTetsuji
私は「前原政調会長が合意形成のルールを決められるのだから全議員の投票をすべき」と提案。民主党は重要案件は国民投票で決められるようにと主張している政党なのだから、党を二分する議論が煮詰まったら多数決で決めるのは当たり前のこと。しかし前原会長は私の提案を受け入れなかった。


執行部側の議員が、反対派の議員を「投げつけた」とは。

絶句。


更には、こんな情報も…。


平野浩氏のツイート。

@h_hirano
どうやら小沢氏は21日の採決に造反、新党を立ち上げると思われる。名前は「新政党」。野田首相は谷垣氏にこう電話している。「造反者は46人止まり。除名するので、安心してください」。彼は党を売ったのだ。しかし、造反者はもっと増える可能性がある。民主党は次の選挙では惨敗必至だからだ。


>「除名するので安心して下さい」

内閣総理大臣にして、与党民主党代表が、野党党首に宛てた電話。

これ又、絶句。



衆議院議員「森ゆう子」氏のツイート。

@moriyukogiin
前原政調会長の突然の「一任された宣言」。そのまま党の女性職員などにガードされながら非常口から脱出。 野党時代に数々の強行採決を経験してきたが、今日の前原「一任された宣言」はそれよりも酷い。一任されたということを確認もせず、宣言しただけで逃げ出したのだから。


笑劇。


前々日に「意見の一致」を得られなかった「説明会」の終了時点で、こうなる事は「火を見るより明らか」に分っていた。


そして、ここまで「読める」筋書きに、その通りに運ぶなんて、可笑しいやら、情けないやら。


以前、民主党は「偽メール事件」で解党的危機に陥った。

その時の代表が「前原誠司」であり、事件を引き起こした裏方が「野田佳彦」であった。

その危機は、小沢一郎のお陰で救われたのだが。


今回、「野田」「前原」コンビで、民主党を完全に葬り去る結果を引き起こしてくれた。


日本国民は、『二度と再び』民主党を信用しないであろう。

この、おめでたいコンビの背後には、取り巻きの眷属共が、蠢いている。



野田/前原
仙谷/菅/枝野/安住/玄葉/小宮山洋子/藤井/古川/渡辺周/江田/手塚/藤村/長島/寺田/牧野/福山/石井一/生方/北澤俊/蓮舫/山井/長妻/鹿野/中山/岡田/細川・・・


たかだか30名程の「大悪党」共が、290名にも及ぶ「政権与党」民主党を乗っ取り、やっている事はと言えば。

『ヒトラー』と

『チャウセスク』と

『金正日』と

『ムガベ』と

『スターリン』と

『ポル・ポト』と

『アミン』と

『ロベスピエール』などなど

をひっくるめて「束にした」如き、『狂気』の暴政を敷いている。



民主党って、楽しい集団だなあ。

実に何とも。


眼が離せない。

「両院議員総会」を要求していらっしゃる「反対派」の議員諸氏が、どこまで体を張って、取り組める事やら。

こちらの方も、見所満載。


乞う「続編」。



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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2012-06-26 20:32:56
屁たれ小沢に出来るのは離党するぞと脅すだけ。
unknown様。 (時々パリ)
2012-06-30 05:35:47
またお出ましですね(^^;)
脅されて、ビビってますね!?

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