晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

「私はウソつきではありません」野田佳彦/「貴殿はむしろ単なる馬鹿です。トビッキリ身勝手な馬鹿です。」

2012-11-14 21:06:58 | 政治と社会
談合解散。

保身解散。

史上最低の総理大臣「野田佳彦」は、『嘘つき』と呼ばれる事が、大層堪えていたらしい。

大笑いである。

『解散時期は、一言も口にしません。』
「換算時期は、夢の中でも言いません。』


そして。

口にしました。
言っちゃいました。

テレビカメラに向かって。


<衆院の解散時期をめぐって自・公からは「うそつき」と追及され、年内解散を回避したい民主党内部では「野田降ろし」の声が高まる中、首相は「衆院定数削減の確約」などを条件に自民を巻き込んでの強行突破に打って出た。>


<8月に谷垣前総裁との会談で(消費増税法案が成立すれば)『近いうちに国民に信を問う』と言ったことにウソはありません」「私はウソをつくつもりではありませんでした>

<「(解散に向けた環境整備として)特例公債法案は今週中に成立させてほしい。また衆院の一票の格差是正と衆院の議員定数削減も今国会中に、最悪の場合でも来年の通常国会で実現させると確約いただけるなら、あさって16日に解散してもいいと思っている。この国会で結論を出そうじゃありませんか」>

<「消費税増税というご負担を国民にお願いする以上、定数削減はどうしても成し遂げなくてはならない。その道筋を作らなければと思っている。実現までの間は議員歳費の2割削減といった身を切る覚悟も示す必要があることも約束してほしい」>

<常任幹事会の場で「野田降ろし」などに言及した民主党議員は「われわれに時間を与えず、解散に打って出ても党内は収まらない。離党者だって出るだろう」と不快感を示した。党執行部の一人は「まさに『寝耳に水』。準備も全くない状態で、首相は選挙態勢をどうつくれと言うつもりなのか」と呆れ顔だったという。>
【<>内はJ-Castニュースより抜粋転載】



「われわれに時間を与えず、解散に打って出ても党内は収まらない。離党者だって出るだろう」

「まさに『寝耳に水』。準備も全くない状態で、首相は選挙態勢をどうつくれと言うつもりなのか」

別に、良いんじゃないか。

現職の200名程は、確実に落選するだろう。

野田佳彦に代表される、これまで「小沢封じ込め」に奔走して民主党を牛耳って来た30名程の民主党執行部「中核議員」達は、自分達の再選は疑いの無い事と信じている以上、別に勝てない仲間がどうなろうとどうでも良いのだから。

40名程の中規模政党になり、自民党と「連立」を組んでキャスティング・ボードを握るつもりでいるのだろうから。


間違って、60名も戻ってくれば連立政権の実質的支配権を握れる。

…と、思っているらしい。



以下に、議員諸氏のツイートを転載させて頂く。


中村てつじ参議院議員 @NakamuraTetsuji
今日の党首討論は「第三極」潰しの茶番劇でした。野田総理と安倍総裁のやり取りを聞けば二人の間では事前に通じ合っていることは明らかです。既に総選挙後の民自公大連立政権の合意ができていると見るべきです。私たち国民の生活が第一は消費税増税廃止と「原発ゼロへ」を粛々と訴えて参ります。


大谷啓衆議院議員 @otani_jimusho
いよいよ16日解散、12月16日選挙が決まりました。党首討論前に総理が安倍総裁に電話をかけ、選挙後に連立を組んで欲しいという条件を出したとか。いずれにせよ、既得権益にまみれた談合政治はもうコリゴリ。国民の生活が第一の政治を目指し、頑張ってまいります。


福嶋健一郎衆議院議員 @fukken01
党首討論。解散権をちらつかせるだけならまだしも、野党と公の場で条件闘争をしている図はなんとも言えない。この総理ではダメだとそろそろ民主党議員も気づくべきでしょう。解散するなら、自分の責任で命を懸けてやるべきであり、これでは「人任せ解散」だ。


京野きみ子衆議院議員 @kyonokimiko
談合解散、又は、カッコつけ大見得解散ですかね。優しい齧歯類もいるが、凶暴な齧歯類のような顎と口の動きでまくしたてる野田総理の表情には、さすがに寒々しい思いがした。解散、大いに結構。極悪総理の殿堂入りが確実な方のもとで、年を越すよりは良いかも。だが、安倍総理にも全く希望は持てない。


森ゆうこ参議院議員 @moriyukogiin
それにしても、今日の党首討論は出来すぎだと感じたのは私だけではなさそう。 財政規律を守るという姿勢を内外に対して示すことが消費大増税の最大の理由の一つだったはず。それを否定する修正をまたしても民自公三党談合で決めてしまった。既に三党談合連立状態。


三宅ゆき子衆議院議員 @miyake_yukiko35
TPPを花道に考えているのは間違いないだろう。「決められる自分」に陶酔して見える。民主党の仲間の議員の当落は眼中にないよう様子。野田グループと執行部中心に40人も残ればいいと考えている節がある。むしろ選挙後の状況によってはキャスティングボートを握れるかもしれないからだ。 (私見)



いやはや。

党首会談の前から「選挙後の連立」の申し入れ。

何とも、政権を個人的な持ち物とでも思っているとしか考えられない浅ましき連中である。


「来年の通常国会での定数削減などを迫ったうえで」解散を口にした。

んじゃそりゃ。


「国民の前で約束してほしい。決断いただくなら今週末の16日に解散してもいい」(野田佳彦)

「今、私と野田さんだけで決めていいはずはない。議論をすり替えている」(安倍晋三)

「後ろに区切りを付けて結論を出そう。16日に解散します。やりましょう、だから」(野田)

「それ約束ですね、約束ですね、よろしいですね、よろしいですね」(安倍)


漫才そこのけ。


「覚悟のない自民党に政権は戻さない。その覚悟で頑張る」(野田佳彦)

自民党と連立を組み、もしかして自分達が実権を握れると思ってる?



「野田さんの政治家としての姿勢はずっと信頼していたが、きょう改めて示された」(公明党山口那津男代表)

大笑い。



▶違憲状態のまま総選挙へ 一票の格差、無効の可能性も(朝日/見出し)

>次の衆院選日程が固まったが、最高裁から違憲状態と指摘された「一票の格差」の是正は手つかずだ。

>民主党は14日に衆院選挙制度改革法案を衆院に提出し、自民党と修正協議を始めた。ただ、次の衆院選はいまの区割りで行われることになり、選挙無効の判決が出る可能性もある。

>野田佳彦首相は14日の党首討論で、自民党の安倍晋三総裁に「一票の格差の問題は違憲状態だ。一刻も早く解決しないといけない」と協力を要請。そのうえで、「我々は身を切る覚悟で定数削減を実現しなければいけない」と求めた。

>民主党が衆院選挙制度改革法案を提出したのは党首討論の直前。内容は先の通常国会で廃案になった法案と同じで、一票の格差を是正する小選挙区定数の「0増5減」と、議員定数を減らすための比例定数の「40削減」をセットで盛り込んだ。比例定数140のうち35議席分に、少数政党に有利な連用制も導入する。
【朝日新聞デジタル/11月15日(木)5時52分配信】



私は、拙ブログで繰り返して来た。

議員定数削減は、国民に取って良い事など少しもない。

日本の立法府である「国会」は、法案の作成を殆ど全て「官僚」が担っている。

条文の一条一条の「テニオハ」までが、官僚の手になる。

そして、法案成立後の施行の際、いかようにもねじ曲げて解釈出来るような落とし穴だらけ。

法案提出数と、国会の会期日数を考えると、とてもじゃないが全部の法案の一字一句をチェックする事など、能わない。

逆に言えば、官僚の作成する法案の条文を正確に把握出来る様な、理解力は普通の国会議員には無いだろう。

官僚は、各分野の専門家で有るが、議員はあくまで議員でしかないのだから。

そこで、主導者としての議員と、実務家としての官僚の「立場をわきまえた」関係が成り立っているのであれば、問題は起こらない。

しかし、現実には日本の政治風土は、官僚が実質的に全ての実権を握っている。

自民党政権時代に、よく言われた。

「大臣は判子つくだけで良い」…と。

一般議員達は、異臭感程の「委員会審議」を経て本会議で投票という「儀式」を行うだけ。


そんな制度下では、各省庁は当然シロアリの巨大な蟻塚になる果ててしまうのだ。

野田政権下の内閣の中で、『内閣府』だけで10名の大臣が居る。

内閣総理大臣 野田佳彦
内閣官房長官 藤村修
内閣府特命担当大臣(行政刷新) 岡田克也
内閣府特命担当大臣(経済財政政策、科学技術政策、原子力行政、宇宙政策) 前原誠司
内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償支援機構) 枝野幸男
内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 小平忠正
内閣府特命担当大臣(防災) 下地幹郎
内閣府特命担当大臣(原子力防災) 長浜博行
内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策、地域主権推進) 樽床伸二
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」、少子化対策、男女共同参画) 中塚一宏

そして、副大臣7名と、政務官8名を数える。

その他、各省庁に重複した大臣も含めて、数多くの閣僚と政務官が存在する。

その数およそ百名。

与党の民主党衆参全議員数の、相当数の数に登る。

そして、党役員執行部も入れれば、実際に「法案審議」にかかり切りになれる議員数は、一体全体どれくらい残ってるのか、と言う訳だ。

そんな「勢力」で、老獪な狐のような官僚達に、対抗して彼等を「使って」仕事させる事など、はなから不可能に近いと言っても過言では無い筈だ。


議員数は、もっと多くて当然である。


一億2千5百万人の人口の国なのだ。

フランスと比べても、イギリスと比べても、日本の議員数は「人口比」では圧倒的に少ない。

『一票の格差』

これは、当然考慮しなければならない、避けて通れない問題である。

しかし、過疎地の議員定数に対し、都会の議員定数が少なすぎるのであって、都会の定数を増やす事で不公平が解消するのである。

語られる様に「定数を減らす」事は、実際の必要に対して逆行する事に他ならない。

今のままで、定数格差の解消の為に「定数削減」すると言う事は、過疎地の議員数を削る、と言う事に他ならず、過疎地の選挙民の声が政府に届きにくくなる事を意味するのだ。


「身を削って改革する」など、お為ごかし。

議員歳費や諸経費の節減なども、お為ごかし。

シロアリ共の無駄使いを減らせば、そんなものは直ちに回収出来る程度のものである。

このような政策決定の状況の中で、議員数を減らすなどは、官僚を喜ばせる事以外に、何の実利も無い。

むしろ、大都会の議員数を増やすべきで、あと100名ほど増えても、西欧諸国の「人口比議員数」に比べて、決して多すぎる事は無い筈だ。

百名増えて、経費が百億円増えようが、ODAの垂れ流し、ドル買い為替介入、米国債購入の金額に比べたら子供だましですらない。


如何にも「議員達も自らを痛みを分かち合って」などと言う言辞を吐かせる、官僚の手練手管を見破って彼等の跋扈を防がなければならない。

それと共に、「比例議員」の移党の禁止をハッキリ定める必要がある。

選挙区での当選こそが、本来の民意の反映である。

比例区の選出議員は、あくまで「政党への支持」の反映であり、議員個人が選挙民から支持された訳ではない事を、ゆめゆめ忘れてはならない。

他党に移籍したいなら、まず議員辞職するべきである。


さらには。


選挙区候補者の「比例復活」も、改めるべきである。

選挙区で落選したと言う事は、選挙民から「否定」された事を意味する。

それが、惜敗率で復活とか何とか、全く意味不明。

選挙区と比例区の重複立候補は禁止されてしかるべきである。


それらをなおざりにしたまま、与野党の事前約束で「近いうちの国会」で定数是正の法案を通す事を「前提に」、解散を決めるなど正しく「談合」以外の何物であろうか。


今後の「核廃棄への政治活動を期待して」ノーベル平和賞を送られたバラク・オバマと同じ程にも馬鹿馬鹿しい話だ。


それとも、民主党の惨敗を見越して「裁判に於ける違憲判断と、選挙の無効宣言」を期待して、解散を言ってみせた野ではあるまいな!?

名うての「民主党」の総理大臣ともなると、それぐらいの姑息な手段を堂々と使ってみせそうで、怖い限りである。



それにしても面妖なのは、河村たかし。



▶<減税日本>河村氏「太陽の党と合流決めた」(毎日/見出し)

>減税日本代表の河村たかし名古屋市長は15日未明、減税日本が石原慎太郎前都知事らが率いる太陽の党との合流を決めたことを明らかにした。

>河村氏は「商売を盛んにするために合流する」と述べた。都内で15日に記者会見する。河村氏は14日、「自民、民主を乗り越える新しい政治勢力を作ろうと思ってやってきた。連携を急速にやりたい」と語った。

>河村氏は13日に石原氏と会談し、「第三極の大同団結が必要」との考えで一致していた。橋下徹・大阪市長率いる日本維新の会との連携の呼び水にしたい考えとみられる。

>ただ、橋下氏は「連携には政策の一致が不可欠」との姿勢を崩していない。
【毎日新聞/11月15日(木)1時20分配信】



政策として、「中央集権打破」や行財政改革などを掲げるとみられる。河村市長は減税政策や脱原発を掲げており、石原氏との隔たりは大きいが、「大同団結」を優先し、看板政策の「減税」を棚上げすることも検討している。
(讀賣より抜粋)


「減税党」改め『増税党」だ。


「ええ日本を作るために二つのグループが一緒になる。対等合併だ」

「ええ日本」作る為に、増税して、原発推進して、TPP参加で、あらよいよい。



そして、野田佳彦売国政権の最後の置き土産。



▶TPP参加協議「考え変わらず」 首相、オバマ氏と電話(朝日/見出し)

>野田佳彦首相は14日夜、オバマ米大統領と約10分間電話で話した。

>首相は、米国が主導する環太平洋経済連携協定(TPP)について「昨年11月に交渉参加に向けて関係国との協議に入ることにした自分の考えは変わっていない」と伝え、大統領は歓迎する意向を示した。
【朝日新聞デジタル/11月15日(木)5時52分配信】



解散時期に関しては、最後の最後まで「夢の中でも言わない」と言っていた野田佳彦が、対米売国政策に関しては「はやばや」と米国への忠義の表明を怠らない。

ただ、アメリカ政府は馬鹿では無い。

日本の政界の出鱈目ぶりはとっくに見抜いている。

「参加する」

を繰り返して来たに違いない野田佳彦に対して、アメリカ側が一体何処まで「まともに」受け取っているかは、はなはだ疑わし限りである。

参加させる事は、彼等の求める所であるが、あまり「ぬけぬけ」と参加表明を内々にしながら、その実全く実行する気配もないと、イラついている筈である。

政権基盤が「沈みつつ泥舟」である野田佳彦は、所詮は「やるやる詐欺」程度の受け止め方だったのでは無かろうか。

そして「案の定」解散を口にした。

野田佳彦総理大臣の命運は、尽きた。

オバマ政権としては、これでやっと「まともに」TPP参加を公言する首相に変わる筈だ、と期待している事だろう。

失った時間は、無駄にはしない。

安倍晋三だか、石原慎太郎だか、誰だか知らないが次期政権の総理には、これまで以上の恫喝が加えられるのは、疑い様の無い事実だと思われる。


誰だか知らないが、ご苦労さん。


しかし。


これで、日本沈没に更に又一歩近づくのか。

日本の将来を真剣に考えて、国民の生命財産を守る事を眼目とした、本物の政府などは、出来ない物なのだろうか。


「民自公維み太減」大連合 vs 「生活き民社大地新日」

言い換えれば。

「官僚経団連マスコミ米」 vs 「国民の生活」



今日の、野田佳彦の解散発言は、輿石東による総辞職へのレールを敷かれ始めたタイミングで、「野田降ろし」に対抗して、「嘘つき」呼ばわりにも対抗して、自分の名誉を守れるギリギリの光芒の結果であった。

何とも「みみっちい」名誉ではあるが。

野田佳彦本人に取っては、かけがえの無い名誉だったのだろう。

死に体総理の「保身解散」以外の、何物でも無い。

どこまで行っても、哀れなり、野田佳彦。



しかし、現実に問題は存在する。

準備期間が足りない。
資金も全く欠除している。 

しかし、これは自民も維新も太陽も一緒。

民主党だけは、底抜けの機密費をかき集めて、助成金積み立て分200億円と、タップリ金は準備されている。

しかし、羨む事は何も無い。

「民主党」の看板を背負うだけで、国民から「卵を投げつけられる」状況なのだから。

盤石な地盤を誇る、コアな悪人ども30名程だけの安泰でしかない。

「国民の生活が第一」は、マスコミ総動員しての「無視作戦」で、国民の前に情報を遮断されて来たが、実際選挙となればあとは一気呵成である。

核地元選挙民に、十分にその主張を知らしめる事が出来よう。

コアな支持者は、創価学会公明党や共産党にも負けない程の「確信的」運動をする筈である。



遂に、野田佳彦は首を洗う覚悟をした。

さあ、解散総選挙である。

頑張ろう。

全力で、全身全霊で頑張ろう。

この機会を奇禍として、放射能汚染の恐怖や、TPPN参加による国家の経済基盤の崩壊の恐怖や、シロアリの大喰い競争による財政の破綻と年金制度の破綻の恐怖や、オスプレイを筆頭に駐留米軍基地がもたらす地域環境の破壊と住民生活の破壊の恐怖などから、やっと逃れる事が出来るかもしれないチャンスである。


まだまだ「国民の生活が第一」は、一般国民の間には浸透していない。

しかし、小沢一郎代表に対する高裁の無罪判決により、軛は絶たれた。

彼自身に取って、最後の飛躍の時は来た。



しかも、鳩山由紀夫の離党の動向が伝わっている。

この人の事は、事が起こってからで無いと何も期待で機内とは言うものの、観測通り離党するとすれば、行き先は「新党大地・真民主」か「国民の生活が第一」以外に、あるのか?

鳩山銀行が期てくれるのならば、この場面では多いに歓迎しよう。


その前に。

衆院本会議で、野田佳彦が解散宣言をする直前に「内閣不信任案」を提出して可決する、なんて突飛な面白い事は、起こらないよなあ~。。。



コメント (9)
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