晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

『天下り』と言う<呼称>を止めよう / 早い話が<税金>にたかる『銀バエたかり』です

2009-12-21 01:16:04 | 政治と社会
<『天下り・わたり』とは>

【解説】
>公務員が退職後に、自分が勤めていた行政機関と関係の深い民間企業や公益法人などの幹部職に就くことを「天下り」という。
いったん天下った公務員が、次々に高額の退職金を受け取りながら、関係機関や企業をわたり歩くことを「わたり」という。
「天」が「下る」という言葉は長く続く官尊民卑の発想を反映している。

>衆院調査局によると、07年4月時点で、天下りした国家公務員は4696法人に2万6632人いた。
06年度に、それらの法人に省庁が発注した事業の98%が随意契約で、総額は約5兆7千億円にのぼっていた。
天下り先を確保したい省庁と、退職者を受け入れて役所の権限を利用したい企業群の持ちつ持たれつの関係がありありだ。
さらに相次ぐ官製談合が、天下りを温床にして広がった実態も次々に明らかになっている。
【朝日新聞/トピックス/政治/解説】
解説文(坪井ゆづる氏)09年4月20日更新


やや旧聞に属しますが。

▶天下り「指定席」194法人に8700億円 08年度(見出し)

>「理事長」や「専務理事」など、官僚OBが過去5代以上にわたって同一の役員ポストを占めてきた独立行政法人や公益法人など194法人に対して08年度、国から補助金や交付金など約8700億円が支出されていたことが21日、わかった。これらの法人のうち41団体については、来年度予算の概算要求でも計5112億円の支出が盛り込まれている。

>このうち41団体については、鳩山政権下で組み直した来年度の概算要求でも計5112億円(前年度予算比740億円減)が支出先として予算計上されている。独法11団体に計4680億円、特別民間法人3団体に計74億円、公益法人27団体に計358億円となっている。さらに、入札対象事業の受注が見込まれるため、実際の支出額はさらに膨らむとみられる。


>>天下り<指定席>法人数と国の支出(08年度)
<国交省>  79法人 3165億円
<農水省>  55法人 3435億円
<厚労省>  26法人  936億円
<文科省>   1法人  419億円
<経産省>   3法人  325億円
<外務省>   6法人  186億円
(以下略)


▶天下り、非公表の「嘱託」扱いで高給雇用 厚労省3法人(見出し)

>3法人は「高齢・障害者雇用支援機構(高障機構)」「雇用・能力開発機構」「労働政策研究・研修機構」。3法人は、理事長の裁量などで給与などが決められる特別な嘱託職員として、参事や参与の肩書で常勤ポストを配置。天下りOB計6人はこのポストになり、役員に準じた給与を支給されていた。役職員は給与水準の公表が定められているが、嘱託は対象外だ。

>高障機構は、厚労、総務、財務各省のOB各1人を参事として雇用。機構は給与額を明らかにしていないが、09年度概算要求の予算資料では年収約1200万円で、役員(1300万~1700万円)に準じた部長級の金額。また、出張旅費の支給は、役員と同じ扱いとなっている。
以上【朝日新聞】(11月22日付け)


その他最近こんな記事も。

▶【日本の議論】宝くじは儲けすぎ? 天下り法人に“埋蔵金”も(産経見出し)
12月20日付け。



早い話、上の<解説>にも有る通り、天から<お上が>あま降る訳だ。

神武天皇のつもりか!


特殊法人。
先ず<天下り先>確保の為のの法人を造る。
理事長を含めて理事5名程が天下る。
各年収2500~1000万円。
任期2~3年で、退職金が年収の2~3倍。

その法人の事業?

「良くこんな事を考えつくよな」と感心する程の<後付けによる理論>でのクダラナイ事業です。
ほとんどが<無くても全く困らない>というより、存在するだけ邪魔という程度の事業を行う。

だって、事業が必要だから法人を作る訳では無く、高級官僚の再就職ポストの確保の為に、法人を造る訳だから。


公益法人。
先ず<天下り先>確保の為の公益(!)法人を造る。
理事長を含めて4~5人の理事が天下る。
自民党政権での土建政治予算を受け取る受け皿として機能する。
予算を受け取り、<随時契約>で他の天下り民間企業へ、事業を流す。
(競争入札による直接発注の場合の、軽く3割高には膨れてますナ)
受注企業は、本来ならば<競争入札>に応札する様な他の企業に、下請けに丸投げする。
理事長や理事どもの年収及び退職金は、上記国家予算からまかなわれる。
本来の<事業予算実費>の5割増くらいの経費が掛かっている訳だ。

<公益>では無く、<公害>法人、<官僚益>法人である。


又は、法人を造る前提で、予め国家予算で<基金>を計上する。
以下同じ。


そして、<天降った>官僚どもは、足腰が多少でも立つ間はこの<特権>を手放す事無く、これらの法人を飽む事無く渡り歩く。


これをもって、<お上が>下々に<天降る>システムが維持され、新憲法下の議会政治で延々と続けられて来た。

よくぞ<革命>が起こらなかった物だ。

戦後60有余年、一体いくらの税金が、官僚どもに<むさぼり喰われて>来たのだろうか?

誰か<試算>をしてみる勇気のある方はいませんか?



表現ははなはだ下品でありますが、まるで血税に対する官僚どもの<強姦>と<輪姦>みたいですな。

被害者は決して名乗り出なかった。


皆さん、<天下り>なんて呼び方、もうそろそろ止めようではありませんか(鳩山口調でどうぞ)。

<銀蝿>、或いは<ゴキブリ>でも、<ハイエナ>でも、<ハゲタカ>でも何でも良いが、それらの<たかり>と、呼びましょうよ。

『ゴキブリたかり』
『ハイエナたかり』
『禿鷹たかり』


やっぱ『ギンバエたかり』かなあ。

語呂が良くね~なあ。




コメント
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