晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

大きなお世話  <「日本はもう立ち直れない」 だから「海外で働こう」>

2009-05-06 04:16:02 | 社会問題
なんだか途方も無い<カンチガイ>ブロブを見つけてしまいました。

>「On Off and Beyond」の2009年4月27日付エントリー。20年ほど後の日本について、ベストケースでも、経済に活力がなく、観光に頼ってそれなりの生活を送るフランス型だと指摘した。最もありうるのは、格差社会が進んで金持ちが誘拐を恐れて暮らすアルゼンチン型。同国は、かつて日本のように世界の中核を担うと言われたからだという。そして、ワーストに挙げたのが、あまりの貧困に右翼の台頭を許してしまうケースだ。

>そして、日本ではもはや、高度成長期のような「成功体験」が味わえず、自信を持つことが難しいことを示唆し、「日本はもう立ち直れないと思う」と明言したのだ。そのうえで、「海外で勉強してそのまま海外で働く道を真剣に考えてみて欲しい」と促している。

この刺激的なブログを書いた渡辺千賀さんは、東大工学部を出て、アメリカの名門スタンフォード大学でMBAを取ったという才媛。職歴も、三菱商事に勤めた後、マッキンゼーで戦略コンサルティングに携わり、2000年にシリコンバレーで起業、と華やかだ。(J-CASTニュース)

このオネーサンは、あの<シーシェパード>に乗り込んで、日本調査捕鯨船に<警告>アナウンスをした日本人(かどーか疑わしいが。。。)ネーちゃんと同じ程度に<ノータリン>に違いない。

国民に公平な<医療保険>すら無いアメリカに暮らすこんな人に、フランスの<分析>なんかやって欲しくもない。

困った事に、最近この手の<なり損ない無国籍ニホンジン>が、往々にして目に付く様になりました。

まず、祖国日本の事を何も知らずに、海外にに出る若者が多い。
残念な事に、日本の<受験システム>が青少年に基礎的教養を与えないのですね。

『偏差値』という物差しは、<正解にいかに早くたどり着くか>のテクニックだけを測定する物差しに過ぎない。
ところが、現実の世界には、<正解が有る命題>はほとんど無い。

<決まっている正答>にたどり着く能力しか養っていない日本の<エリート>は、現実の社会でたちまち右往左往するはめになる。

『バブル経済』も、そのはじけた後の経済も、100年に一度と言う現在の非常事態的経済も、全く<正解>等無い困難な命題であるがために、大蔵省、改め財務省の官僚も政治家も全く<小手先の子供だまし>の政策しか思いつかない有り様。

『北朝鮮』への対処法も、アメリカ旧ブッシュ政権の中東政策への対処法も、<あらかじめ決まっている回答>など存在しないその他総ての<外交問題>全般に渡って、外務官僚は何一つ、困難な局面を切り開いて、諸外国に伍して日本の国力を高めて行く対処法が分からない。

東大生の半分は、恐らく<本当に頭のいい人間>なのだと思います。

しかし、残り半数は、この世界中の他の何処にも通用しない『偏差値』の高さのみで入学している、本当は頭の良くない連中に違いない事は、マスコミ各所に登場する<各界の東大卒>の言動を見ていればすぐ分かる。

ただ<本人>はエリートだと思い込んでいる所が、日本病の原因なのです。

本来の教育とは、各個人を、基本的な教養を徹底して身につけさせて、その教養を身につける訓練の過程で、あらゆる社会と自然界とにおける問題に対処出来うる柔軟な思考回路を構築させ、さらに各自のレベルに合わせて、そこからいかに自己を発展させ啓発する事が出来るかをサポートする事だと思うのです。

残念ながら、日本だけでしか通用しない物差しで<日本独自のエリート>を生み出し、そんな彼等が政経官をリードするから、日本は発展出来ないのです。

そんな連中の仲間の一人に過ぎない人に、アメリカでの成功だけで、祖国を捨てよ、等言って欲しくない。

ましてや、フランスその他の国々を、これ見よがしに採点して欲しくない。

フランスは、少なくとも全国民(正規に滞在する外国人に至る迄)に、等しく<医療保険>が存在し、<失業保険>も手厚く、老後の年金も<正確に>支給されるのです。
歴史的に積み重ねた財産(物質的、精神的両面で)を背景にした<大人の余裕>と<安定>とが有ります。

アメリカの、拝金主義的自由経済下での社会の有り様とは、違うのです。

フランスの何を知っていると言うのか。
アルゼンチンのどんな現実的実際を、知っていると言うのか。

その前に、日本の何を、何処迄、理解していると言うのか。

何を持ってして<成功>体験と言うのやら。
どんな<自信>を持てと言うのやら。

国外から見ていると、確かに日本はあらゆるイミで<後進国>的な所が多い。
その事に、日本人自身が気がついていない面が多い。

ただ、戦後の困難を必死に切り抜けて頑張って来た先輩達の努力のお陰で、経済や技術の面で、日本は世界の中に於けるトップの一部に名を成して来たわけです。

その反動が、その後の世代に<停滞>や<退廃>や<矛盾>をもたらしてしまっている。

しからば、一日本人として、ましてや最高学府と呼ばれる大学で教育を受けた人間として、この<活力を失いつつ有る日本>をなんとか立て直そう、と努力するべきでは無いのだろうか。

それが、<祖国を捨てよ>と呼びかけるなんぞ、豆腐の角に頭ぶつけて死んじまえ。

私の様に、祖国を出て長い時間を経てしまって、いかほどの能力も無い人間は、実効的なイミで祖国に貢献する事が出来ないのが、多いに残念であり、その現実に対して忸怩たる物があります。

しかし、このブログの女性の様な立場にある、<可能性に富んだ(ハズの)>人は、<立ち直れなくなりかかっている日本>をなんとかする為に、後に続く後輩達を啓発する事こそ肝要であり、率先して<祖国を捨てる>事を煽るなど、もってのほかだと思うのは、私の単なるグチに過ぎないのでしょうか。。。

こんな同胞が外国に有って、無国籍的に存在している、と言う事実がおぞましい。

この人物には、一日も早くアメリカとやらの国籍でも貰って、二度と<日本人>と名乗らないで欲しいと、衷心より希望するものであります。
コメント (3)
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