観測にまつわる問題

政治ブログ。政策中心。「(理系人材と)GX」「北方領土」を考察・纏め予定。放置気味ですが、忘れた訳ではありません。

北朝鮮問題に関して中国人民網に対する反論

2017-09-09 14:00:19 | 政策関連メモ
先の記事は食事も含んでいますが7時間かかってしまいました・・・。できるだけ駆け足で書いていきますが、何処までできますことやら(一応本日は仕事がありませんので、山ほど書こうという意気込みはあります)。

さて筆者は中国が本当に北朝鮮を制裁するのか疑っていますが(人民網 2017年09月08日16:03「朝鮮半島核問題 かき乱す米国と安定を維持する中国」)、中国の意見に反論してから、北朝鮮問題に関連してロシアに取り組みたいと思っています。

>9月7日未明、THAAD発射台4基が韓国・星州基地に搬入された。韓国国防省は同日、THAADシステムの暫定計画に基づく配備完了を発表したうえ、「朝鮮の脅威」に対処するための緊急措置だとした。中国側は、中国など地域の国々の安全保障上の利益と懸念を重視し、直ちに配備を停止するよう米韓に促し、すでに韓国側に厳正な申し入れを行った。

THAADミサイル(ウィキペディア)は弾道ミサイル迎撃兵器です。慶州北道(ウィキペディア)の星州郡(ウィキペディア)がTHAADの設置場所ですが、さすがに野砲などで攻撃するのは不可能な位置にあるはずです。軌道によっては弾道ミサイルを迎撃できない可能性はあるかもしれませんが、別のシステムとの併用でカバーするんでしょう。>従来、このような役目のためには、パトリオットPAC-3が配備されてきた。しかし、パトリオットPAC-3は、比較的小規模で展開しやすいかわりに、射程が短いため、高速で突入してくる中距離弾道ミサイルなどへの対処が難しく、また、迎撃に成功した場合でも地上への被害が大きくなるという問題があった。このことから、パトリオットPAC-3よりも高高度、成層圏よりも上の高度で目標を迎撃するために開発されたのがTHAADである。・・・THAADにはTHAADのメリットがあります。PAC-3(ウィキペディア)は韓国にも配備されています。日本でも先日松山にも配備しましたね。THAADだけ取り出して低軌道に対処できないとか言ってもても仕方がないんです。低軌道(ディプレスト軌道)は命中率が落ちるようなので(ノドンをディプレスト弾道で使用する可能性 個人ブログ)、米軍基地をピンポイントで狙う作戦はやりにくくなります。国民を守る気ないのか?って思うのかもしれませんが、抑止力=米軍基地が守られれば、先制攻撃を決断する確率が下がるでしょう。何の罪も無い国民が先制攻撃で多数死んだら北朝鮮は自分の首を自分で絞めることになります。ミサイルを複数撃てばミサイルディフェンスをあるいは突破できるかもしれませんが、ひとつの基地を破壊するために多くのミサイルが必要になるなら、先制攻撃で抑止力を破壊しづらくなりますから、やはり安全平和になるのは否めません。先日話題になったグアムに対する北朝鮮のミサイル発射も迎撃確率は90%以上と言いますから(北朝鮮ミサイル発射はグアムでの迎撃確率90%!日本に落ちたら… 歩叶コラム)、迎撃されたらメンツが潰れることも懸念して止めた可能性があります。だったら最初から言うなよという感じですが。レーダーが問題にされますが、レーダーが無ければミサイルを迎撃できませんからね・・・。中露が取り止めろ~と言うのも北朝鮮のミサイル攻撃に対するハードルを下げ戦争を嗾けているようにも見えます。どっちが平和と安定を維持する勢力で、どっちが平和と安定を乱す勢力なんですかねぇ・・・。THAADに対する言動を見る限り、中国の言い分はまるで逆でドロボウ(北朝鮮)がいるのに鍵をかけるな(THAADを配備するな)と主張して犯罪をアシストしているように見えます。中国を監視したいだけなら、専門のレーダーを置けばいい話なのでは?

>中国は一貫して朝鮮半島非核化の目標を揺るがず後押しし、朝鮮による核・ミサイル開発に反対している。中国の支持の下、国連安保理は対朝決議を複数採択した。中国は決議を全面的、真剣かつ厳格に履行している。中朝貿易額は2年続けて減少。特に今年2月に朝鮮からの石炭輸入を停止して以降、朝鮮からの輸入は4月に前年同期比41%減、5月に同32%減となった。

中国N0.2も信用しない中国の統計(李克強指数(ウィキペディア))を筆者が信じるはずもありませんが、貿易の統計は相手がいるから比較的信用できるというようなことを言う人もいます(中国の「実際の数値」を暴く方法(現代ビジネス 2016.04.27 高橋洋一))。でもその相手が北朝鮮です。何から何まで信用できないと見るべきでしょう。先の記事でちょっと触れましたが、北朝鮮は中国との石炭の取引が「停止」された後も、マレーシアやベトナム相手に石炭の輸出はしていたようです(ロイターで6月に発表された5月までの情報)(聯合ニュース「北朝鮮の3月石炭輸出ゼロ 中国による輸入停止」2017/05/05 08:00も参照しています念のため)。自国で使う分があるはずなのに余裕だなと思う訳ですが(朝鮮民主主義人民共和国の鉱業(ウィキペディア))、いずれにせよ本当に禁輸が徹底されているのであれば8月に2度目の同じ約束をする必要がありませんし、今になって減ったと主張する必要もありません。全面禁輸とはゼロのことです。石炭のような嵩張るもの隠して経済的に輸出入できるはずもありません。中国のあまりのやる気の無さ嘘のつきっぷりには呆れてものも言えません。

>同盟国を「安心」させる。トランプ大統領は防衛費の問題で度々同盟国を非難している。たとえば韓国には「義務の負担」を要求し、韓国側がさらに多くの軍事費を負担しない場合の在韓米軍撤退の可能性をほのめかしてすらいる。韓国は米国のアジア太平洋戦略の行方を憂い、米国が同盟体制を弱め、同盟国に対する安全保障上のコミットメントを後退させることを懸念している。米国はアジア太平洋の同盟国の離反傾向を前に、朝鮮半島情勢を重要なツールとし始めた。1つには、朝鮮の核の「脅威」を誇張して、米国の周りに集まり保護を求めるよう同盟国を促している。もう1つには、保護者の姿勢を見せて、強硬な言葉で朝鮮を非難し、同盟国に対する安全保障上のコミットメントを絶えず再確認し、THAAD配備などによって同盟国を「安心」させている。

北朝鮮情勢がキナ臭くなってきたので、ビジネスマン大統領らしく値上げ交渉しているのでしょう。韓国は誰もが認める日米韓の弱い輪です。韓国がトランプとの値上げ交渉を勝ち抜くには日米とまずは歩調をあわせることが大切だと思います。近頃は大分まともになってきたので、トランプも少しは見直してきているのかもしれませんよ。

それにアメリカは韓国から撤退して日本を最前線にすることも出来ますので。韓国の味方(日本)と戦い敵に通じる姿勢(赤い軍事パレードへの出席・バランサー外交の公言)は明らかですからね。トランプじゃなくても撤退させるぞと思っちゃうでしょう。米大使襲撃という事実があったのを忘れた訳じゃないんですよね?リッパート(ウィキペディア)氏はオバマ大統領の側近だったようですが、トランプの側近にそんなことをしたら韓国はどうなるか分かりませんね。調子に乗りすぎた韓国はちょっと反省すべきでしょうね。切り崩し工作ご苦労様って感じですね。

核の脅威を誇張と言いますが、あらゆる危機を想定し、磐石の態勢を築いていくのが安全保障のイロハのイですね。実際には対策のコストも考えなければなりませんが、筆者は問題のある誇張はほとんどないと見ます。核拡散という危険性を鑑みるにやり過ぎてやり過ぎということはないですね。まぁそれでも日常生活は送らないといけませんから、風評被害が起きると困る勘弁してくれという人もいるんでしょう。でも韓国は福島の「危険」をあることないこと言いふらして風評被害を撒き散らすところがありますからね(韓国政府、日本の水産物輸入規制で「危険」根拠の公開拒む 「WTO紛争で戦略が漏れる」産経ニュース 2016.4.6 15:09)。輸入禁止して不安を助長しておいて根拠説明せずですからね。風評被害がどうとか韓国には言われたくないですよね。トランプも。北朝鮮の核ミサイル開発は風評じゃなくて現実ですから。どこがどういうふうに北朝鮮の核・ミサイル開発が危険じゃないのか説明してくれれば筆者は聞きますよ。一応ね。どうせ北朝鮮の挑発は9割9部南向きですから、単に中国に危機感が無いから誇張に見えるんでしょうよ。首都が野砲の射程圏内にある韓国人は感覚が麻痺しちゃってるんでしょう。

>米国の最終目標は、依然として地域覇権だ。米国はアジア太平洋戦略で地域における「指導力」を繰り返し強調し、地域の安全保障を独占し、他国の正当な権益を侵害しようとしている。米国が入念にデザインした政策の背後にあるのは依然として冷戦思考であり、軍事同盟体制を借りて第三国を標的にする米国の意図は明白だ。これは現代世界の、平和と発展という時代の基調と相反する。

はいはい、さっさと南シナ海・尖閣周辺から撤退してくださいね~。船を進入させたり岩を占領して埋め立てて基地を造ったりするのも一種の実力行使ですね。少なくとも誰もそれが平和的だとか話し合いだとか思いません。無理に排除に出たらエスカレートして核戦争の危険もゼロではないですからね。息を吐くように嘘を吐く、それが中国のやり方です。インド相手にも道路建設し始めて現状変更を試みインドを怒らせていますよね。ベトナム相手にも話し合いという名の威嚇で石油開発を止めさせましたね。これは行動に出たのはベトナムですが、ベトナム南東部沖の油田のリース権を中国企業に与えるとか酷いな~って思いますね(Vietnam drills for oil in South China Sea BBC)。尖閣だって私有財産制じゃない中国が勘違いしただけでしょ。土地の持ち主が売るっていうのは本来止められるものではないですからね。それこそ公が所有しておかないと中国に買われてしまう可能性もありますから。都が買おうとしたのを国が横取りしただけって話ですね。漁船ぶつけてきて謝りもせず人に責任をなすりつける奴がいるんですから、当然防衛策も考えますよ。

>朝鮮半島核問題で、米側はかき乱し、中国は安定を維持しようとしている。中国は「デュアル・トラック」アプローチと「相互停止」提案、及び拡散防止と平和・対話促進を共に強化する「両強化」提案を推し進め、各国の利益と懸念に配慮し、溝の根本的解決を促している。中国はロシアと協力を強化し、朝鮮半島核問題の対話と協議を通じた平和的解決を強調し、緊張を招き、摩擦を激化させるいかなる言行にも反対し、朝鮮半島で戦乱が生じないようにしている。

相互停止じゃどうしようもないですね。国際社会が止めているのに着々と核・ミサイル開発を進めているのは北朝鮮です。ですから違反した分を巻き戻すこと、すなわち核放棄を決断することが相互停止の条件ですね。中国のようなノールールの国には分からないかもしれませんが、ルール破ったもの勝ちの世界は危険な世界です。中国やロシアは北朝鮮に軍事技術を教えている疑いが濃厚です。日本の学者も協力した疑いがありますが、自省しつつ、中国やロシアにも製造者責任をとってほしいと思います。明ら過ぎる地域の不安定要因を事実上擁護し技術を教えたのは誰かってことですね。如何に反抗的でも子分は子分。筆者は責任をとってもらうつもりです。子分じゃなければ対等の同盟者ですね(中朝友好協力相互援助条約(ウィキペディア)>第二条  両締約国は,共同ですべての措置を執りいずれの一方の締約国に対するいかなる国の侵略をも防止する。いずれか一方の締約国がいずれかの国又は同盟国家群から武力攻撃を受けて,それによって戦争状態に陥つたときは他方の締約国は,直ちに全力をあげて軍事上その他の援助を与える。(参戦条項)>第六条  両締約国は,朝鮮の統一は平和民主の基礎の上に実現されるべきであり,このような解決は朝鮮人民の民族利益及び極東における平和の擁護の目的の合致するものであることを認める)。延平島砲撃とか天安撃沈とかサイバーテロとか核やミサイルを使った脅迫が平和擁護に見えるのはこの世でシナ・チョンだけでしょう。ごちゃごちゃ言わずにさっさと条約破棄してくださいね~。

>国際社会が朝鮮に対して取るいかなる新たな行動も、核・ミサイル開発の阻止に立脚すると同時に、対話・交渉の早期再開に資するものであるべきだ。そして、どの国が地域の平和・安定を維持する責任ある大国であるのかは、一目瞭然だ。(編集NA)

核・ミサイルの開発の阻止で一致できるなら結構なことです。対話・交渉は無期限延期でしょう。犯罪者が犯罪を行っているのを見て話し合おう!な~んて言う警察はいません。まずは逮捕して取調室の中で「話し合い」が始まるんですね。悪いことをした子におしおきが必要。これで国際社会が一致することが先決です。無責任な北朝鮮を事実上擁護している無責任大国が中露であるのは一目瞭然ですね。

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (めろん)
2017-09-09 23:38:19
https://www.google.co.jp/amp/news.livedoor.com/lite/article_detail_amp/13589979/
韓国に物乞いだもハッキリ言ったので見直したとは言えないかと(^^;)ま、ずっと非公式に言われてたのでしょうけど。ロシアは将来的には韓国主導での統一朝鮮OKですから対立してる中露のロシア側になびいてますよね。そうすれば中国と北朝鮮から安全保障にもなりますし。中露は対立が鮮明化しないよう頑張ってますけど笑。韓国主導の統一朝鮮は中国にとってロシアに包囲網引かれたことになりますから。しばらく今のままの朝鮮半島で韓国が北朝鮮と貿易始めたら北朝鮮国内のロシアの企業も潤いますし、中国とロシア、韓国だけだと技術がないので日本を引き入れてますけど日本がアメリカを排除するわけありませんし、拉致被害者の解決なしにやるわけもありません。それでもロシアを頼って北朝鮮に擦り寄る韓国にブチ切れたトランプ大統領といったところですw北朝鮮危機を煽ったのは中露の圧力に負けてTHAADを配備しない韓国のせいですね。米韓FTAの破棄はロシアと韓国のFTAに対する圧力というか牽制というか?

コメントを投稿