トリCのブログ

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太田光流安全保障

2007-10-30 21:20:00 | 事件
爆笑問題の太田光さんがズラ(疑惑というか既知か?)で有名な小倉さんに場を凍らせるジョークを言ったようだ。
http://www.j-cast.com/2007/10/29012672.html
J-Cast記事によると
 

 田中裕二さん(42)が、番組の終わり近くになって、同テレビキャスターの小倉智昭さん(60)に質問したときだった。「いや~、だけど、また小倉さんも増えてるでしょ?今、番組。どんどんどんどん」と田中さんが水を向けると、太田さんは次のようにボケを入れたのだ。  
「髪の毛が?」 
すると、慌てたのが田中さんだ。「いや、髪の毛じゃない」と打ち消しながら、太田さんの頭を叩き始めた。田中さんが「すいません、こいつ殺しますから」と小倉さんの方を振り向くと、テレビカメラには小倉さんのやや引きつったような顔が…。我に返った小倉さんは、すぐに笑顔を作り、「いや、髪の毛は便利なほうがいい」と冷静に答えた。ところが、だ。太田さんは、さらに「そうそう、便利な方が。いろいろ着脱式とか…」と脱線した。 
   

この際差別だとか不謹慎だ、いや笑ったと言った話は置いといて太田さんは  

9条を守る運動に熱心な人だ。純粋な左翼系の運動家ではないだろうから彼の考えを自分なりに解釈してみれば「9条を掲げる平和思考の国なら(軍事的な)暴力を振るう(振るわれる)はずはない」という確信があるのではないか。ならチベットとかどうなのよ、と突っ込みは田中が入れるわけはなく恐らく本当に純粋にそう思っていると。  

もちろん万が一日本に突撃するどこかの国があったとすれば国連を通して総すかんを食うだろう、という意識もあるだろう。  

彼はテレビの生本番にちょくちょく目の前の相手が本気で怒りそうな事を平気で言う事が多い。もちろん相手はそれで掴みかかるような暴力に及ぶ事はない。何故ならテレビ中継中であり少なくとも太田さんは暴力を振るったわけではない(言葉の暴力ってのは便利だよ、ほんと)。むきになって反論すると番組を壊してしまう。  

太田さんに反撃したらいいのかほんのちょっと迷っている数秒のうちに田中さんが太田さんに突っ込みを入れてチャラにしてしまう。これでネタにされた人が何も言えない状況を即座に作り上げるわけだ。  

このやり方の際どい点は怒った相手が「本番中だろうが」「この世界では生きていけなくなろうが」そういった計算が全然出来なくなる事態になった時だ。この間の亀田弟がそれだ。人間誰しもプッツンする時はある。さて、果たして太田さんはそういう時にどうするつもりなのだろう。殴った方が悪いの一点張りだろうか。世間的には怒らせたお前の方が悪質だ、という流れになるのは目に見えているわけだが。  

さて、原点に帰って何故太田さんはこういった相手を怒らせるような発言をするかと言うとテレビ本番中(=世間の圧力)という保険が絶対安全なものだという確信があるからだ。だから平気で(田中というフォロー役もいる)普通の人なら言わない事をやらかす。  

さて日本には九条がありこれは効く時は効くテレビの本番中のようなものだ。日本が相手国を怒らせる事をしたところで(9条持っている日本に)相手は殴ってはこれない「はず」という確信が彼にはあるのだろうなぁと思わずにはいられない。 

でも亀田弟でもわかるように切れる時は切れる。それがたとえ国でも。