トリCのブログ

ジャンル問わず現場に近いスタンスで書いていきます

北沢防衛相が原発(大)事故の発端か

2011-04-26 19:58:00 | 政治

シビリアンコントロールに並大抵ではないこだわりを持つ北沢大臣。去年自衛官に批判的な事(というほどでもないが)を公の場で言われた時には首にしようとした人である。要するに「俺の言う事を聞け、勝手に何かしたらただじゃすまさんぞ」である。


 


菅首相もそうだけど部下から信用が得られない人は高圧的な態度で相手を威嚇するしか手はない。そうしないと物事が動かないのだ。同時に本人もそういう確信がある。


 


3月11日、東電社長は奈良にいてあの震災を知る。急遽本社に帰る必要があったわけで結局交通が麻痺(高速道路、新幹線)している事から愛知の空港まで電車で行き東電のヘリを使うことにした。しかし空港についたときには夜7時を過ぎヘリは飛ばせない。そこで経済産業省経由で自衛隊の輸送機を使わせてもらえることになった。ようやく基地を飛び立ちトップ待ち状態の東電本社に向おうという時に


 


「誰がそんな指示だした?とっとと引き返させろ」


 


と北沢防衛相がご立腹。つまり例のシビリアンコントロールにこだわる彼からすれば「勝手に判断した自衛隊」というのがどうにも我慢できなかったのである。


 


東電ではあの時点では人為的な大事件(犯罪レベル)と認識されていたベントを開くという行為は「社長が来てから決めてもらおう」という空気。政府からしたら「東電が自己の責任においてベントを開いた」にしたかったのに誰もやらんので痺れを切らした菅首相がヘリで現地視察してようやく「政府の命令でベントを開く、でいいからとっととやれよ!」と決定したわけだ。


 


果たして自衛隊機に乗って早々に東電社長が本社に来てベントを開く、という決定を出来たかどうかは分からない。しかし菅首相が未だに批判されている現地視察、そこまで圧力をかけなければベントを開くという行為が出来なかったのも事実であり社長がもっと早くに東京に来ていたら菅首相も視察で人気取りとか批判されなかったんじゃ、と考えてしまう。


 


この大事故の発端が北沢防衛相の小さな小さなこだわりとプライドにあったとは考えたくもないが菅首相の原発視察という行為の矛盾に一定の意味があったのはこういう流れだったのか?と妙に納得出来るのだった。


 


 


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パニック映画の悪者市長=菅

2011-04-21 15:38:00 | 政治

http://www.youtube.com/watch?v=G-NacILo6To


 


3年前の原発防災訓練だが大規模だしシミュレーションも的確だ。


このマニュアルの不備は


 


官僚主導である防災マニュアルを無視(あるいは記憶にない)し政府主導で支持率回復を狙う"原子力に詳しい首相"が想定外の割り込みをし指示系統がパニック


 


というシミュレーションを加えていないところか。まあ、自民党だったら全て上手くいったとは思えないがこういう訓練を政府はしっかりとやっている、という広報が足りなかった為に選挙には活かされず、無駄をどんどん削る効率的な民主党が防災訓練の様な何の得にもならないものに興味がないのは仕方がないわけで言うとおりにしない職員に怒鳴り散らす状況になるわけだ。


 


しかしほんとに良く出来たパニック映画だこと。


 


 


 


 


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呆れる防災訓練への政府対応

2011-04-20 13:51:55 | 政治

月曜にやった参院の集中審議での質問に対する回答はさすがに呆れる内容だった。この動画の13分以降は酷過ぎる。


 


http://www.nicovideo.jp/watch/sm14194015


 


去年10月に行われた防災訓練で「大震災で予備電源もストップした原発事故が発生し放射能漏れが起こった」事故を想定したものを菅首相を本部長にしっかりとやっていたのだという。


 


これだけ聞けばちゃんとやってるんだ、と思うだろうがこの防災訓練の内容を菅首相は記憶にないそうだ。防災訓練なのだから実際訓練をやってみて反省会を開き次回への修正点をしなければいけないのだがこれも誰もやっていないそうだ。要するに形だけ、ってやつである。


 


俺はここ2年間自治会役員になって防災訓練を企画、運営する側にいた。定期的に消防の方がこちらにやってきて”非常に真剣に”訓練内容を見ていた。そりゃプロなんだし当たり前ではあるがその真剣度に感化され


 


大震災で一番大事なのは事前にこれでもか、という位シミュレーションとその対策を真剣に練ることだと痛感した。


 


政府が匂わす想定外の大事故なので(誰がやっても同じで)仕方がない、皆一生懸命やっているのだ、というのは先の原発対策訓練がシミュレーションされていなかった場合の事だ。


 


菅首相のやり方を見ていると有事の際、例えば北朝鮮が大量のミサイルを福井県の複数原発に打ち込んできてメルトダウンを起こしても想定外だから仕方がない、で済ませそうである。しかも今言ったシミュレーションの対策マニュアルが存在し定期的に訓練をおこなっていたとしてもだ。


 


せめて消防署職員の方くらい真剣に訓練をやっていれば事後の思いつきでドタバタしなかった事は間違いないだろう。が、民主党が選挙に何の徳にもならない事に情熱を注ぐ、という構図は正直想像つかないので口蹄疫や魚釣島事件、今回の大災害への対応は彼ららしいな、とは思う。


 


「記憶にない、マニュアル読んでない、興味ない」政府関係者に怒鳴り散らされた消防庁職員などもいただろう。本当に申し訳ない気持ちになる。


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不敗神話をベースにする空気

2011-04-12 17:23:00 | 事件

終戦末期の日本政府の処理はその後を予測していない場当たり的なものでたしかに秦先生の言うように今回の原発事故処理と似ている。


 


もし内密に敗戦をアメリカに対して認め満州・樺太前線に米軍を配置していれば共産圏(中ソ)の侵攻は少なくとも遅れ今の今まで苦労している北朝鮮は果たして存在したかどうか。北方4島どころか樺太中部には米軍基地が配置されソ連の極東戦略は今現在の中国が沖縄米軍基地で四苦八苦しているようにかなり難易度が上がったはずだ。


 


アメリカとフランスは日本よりも原発に関して進んでいる。そして彼らの国のエネルギー問題でも日本の事故が長引けば反原発が勢いを増すのは当然なわけで慈善事業で「日本政府に手を貸したい」と言っているわけではない。お前らがノロノロやっていればこっちまで大変な目になる、という危機感である。


 


この気持ちを菅首相はどうも理解していないようだ。原発に詳しいと自分で言っちゃう人だから輪をかけて自分で何とかしてやるとムキになっているのだろうか。たしかに終戦末期の大本営も2発の原爆を落とされて思考停止に陥りその後、半世紀以上日本の東アジア外交に難問を残すことになるとは思ってなかっただろう。不敗神話で日本が負けた後のシミュレーションは個人個人では思っていても声に出してはいけなかったのだろうか。原発事故と似た匂いは感じる。


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原発代替案を考える

2011-04-10 18:41:19 | 社会

俺は反原発ではないがよく反対派の人に対して言われる代替案を考えてみた。思うに原発(仕方なく)推進派は原発を無くすることで社会に及ぼす広域な悪影響をシミュレートしているはずなので反対派の人が代替案を出すとしたらそういった点を重視しなくてはいけないと思う。そういう観点で書いてます。


 

1.東京都の電力を補う為の太陽光パネルの総面積はどうも東京都の広さと同じらしい。コストも原発に比べて3倍。とても行政がなんとか出来るものではないがしかし東京のビル、工場、家庭その殆どをパネルに変える政策は可能だ。その政策とは段階的に電力料金を値上げする方針を発表する。現在赤字になるはずの太陽光パネルの方が数年後絶対にお得な様に仕向けるわけだ。少なくともピーク時に自家発電が大活躍すればこんなに発電所はいらないのだ。

 

2.夜型の人間は多い。しかし夜型社会にはまだまだなっていない。せいぜいがコンビニ程度だ。電力はここ最近のニュースでご存知のように夜は余りまくっている。コンビニの弁当と同じでドバドバと捨てている状態。だから電力会社には契約形態として夜間料金が激安(ただし昼間は高い)というタイプがある。うちは夜型なのでこの契約にした時には通常の契約よりも安上がりになった。----ただし夏休みなど昼にうちにいてクーラーをつけるととんでもない料金になる。夜間に営業する社会(夜にしか診療しない病院、パチンコ屋、行政、飲食店等々)というものを政策として考えるとこれもまたピーク時の総電力量はかなり減るはず。

 

3.効率のうえでは疑問ではあるが震災にあった地域、特に三陸海岸に潮力を利用した大規模な施設を作る。潮力発電は引潮などの海の水位が変わることを利用した電力だ。簡単なイメージとしては港にダムを作りその出入口にファンを沢山並べるもの。原発のように大災害を起こさないし一応クリーン、燃料いらず。ファンのメンテナンス、老朽化は激しいはずなので地元に仕事も出来る。何よりも初期投資が必要なので可能なかぎり税金を投入し東北の産業界に作ってもらう。潮力発電のパイオニア企業が東北にできその後は日本全国、海外と営業を伸ばしていける様に導く必要がある。何よりも政府、東電の様なうまみが東京にしか集まらないシステムは改めるべきだ。ただし水中でのファンの共振波長がイルカやくじらをノイローゼにするかも。

 

4.色々な種類の発電があるが客がどの発電方式を使うのか決めさせるのも手だ。黙って売れば安い電力に皆が流れる=原発に頼るという図式になっているのだからお客に選ばせるのも悪い手ではないだろう。少なくとも企業は原発電力を買っていますというのは良いイメージにはならないわけだから自衛措置(上記のような自家発電)に走るだろう。家庭は割高でも自分の納得のいく発電形態から買う。そこは自由だ。一時期中国産野菜が問題になり割高でも日本産を買うようになったのと同じだ。

 

5.個人的には津波にあう可能性のある漁港に一戸建ては今後禁止にするのも手ではないだろうかと思う。都会にある公営高層ビルマンションを一本建ててそこに商店、事務所、スーパー、病院、ホテル、住居を全部突っ込む。当然地震、津波、火災対策は一戸建てよりもはるかに強固にしておく。若者が都会に流れる要因のひとつはいつまでも寂れた地元、という点もある。フランスのバカンス地の様な港だったら逆流入も起こるのでは?

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内田を生かせるかが課題

2011-04-06 15:58:25 | サッカー

 日本代表では不要という世論の内田。それがチャンピオンシップで普通にプレイしているのは「内田が海外で急速に力を付けているから」という理屈で逃れたくはなるだろう。若い頃から使い続けた代表の岡田監督の方が”選手を見る目がない”と叩いてきたのだから当然の感情ではある。鹿島ではやはり大した活躍をしてこなかった、というイメージはあるしウォッチャー泣かせの選手だと思う。


 


俺がこういった認識に違和感を覚え始めたのは二つの事例で「?」マークがついたからだ。まずは鹿島に内田がいた頃の話だ。内田が出ている試合と欠場した試合では鹿島の勝率に非常に差があった。一人入れ替わったレベルではなかったと記憶している。これは彼が移籍するまで続いた。もう一つは代表で中村俊輔が存在しない時に内田の価値が更に気薄になった事だ。これは南ア大会で中村が控えになった時に内田も控えになった事でもわかる。


 


内田の試合後のインタビューでも度々バランス、コンビネーションの話がよく出るのだがこの選手は非常に試合を俯瞰的に観ている印象がある。ポジション的に自分の背後にはあまり人がいなくてピッチの側面から、つまりベンチと似た位置で試合を見られるからだろうか。


 


状況がダメだから行かない=後方の守備体系がまずい、という意味がある彼のプレイスタイルは右サイドの状況を典型的に表すリトマス試験紙のようなものだ。これが俗に「今日の内田は全然ダメだった」と評されるのだから気の毒ではある。しかしこと監督からすれば頼もしい。内田が前に出ない=修正すべき点が右サイド側にある、という意味になるからだ。


 


日本代表では内田は滅多に前に出ない。今日の対インテル戦では頻繁に攻めていた。この2つのギャップを埋めるのは内田の海外修行の成果ではないと思うのだ。日本代表に限定して言えば左の長友に対して右のサイドはまだまだ再構築が必要だ、という意味ではないだろうか。


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