トリCのブログ

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迷惑なキャラ設定

2017-12-14 21:38:05 | 政治

テレビドラマや映画、アニメでも小説でもいいが、こういった創作物を作る人たちは、作品の中で色々な人を、踊らせて話を面白おかしくする。


最近の作品は(人を見る)洞察力に優れている演出家が、作っているわけではないので、キャラクター自体は底の浅いものが多い。そもそも、そういった人物を作り上げたとしても、今度は役者がそれを消化できない。


洞察力のある作家が六人に一人、それを消化できる役者が同じく六人に一人と仮定した場合(だいぶ甘々だが)、サイコロを2回振って1が続けて出る36分の1と同じになるわけだから、まじめな作品は、作るのが確率的に難しいわけだ。


奇跡的な芸術作品に出会うのが稀なのは、何もクリエーターが無能だらけだからではなく、はなからそういう低確率の要素にハマらない様に、工夫している方が比重として大きいと思う。


結果、作品の中で躍るキャラクター達は、現実ではあり得ない癖のある人物が視聴者にも許容されている。役者も常に深みのある演技を要求されないので、その方がストレスがない。どこまでもリアルな演技の実力主義であれば、それに耐えられるレベルの役者は限られるし、一部の人ばかりが重宝される事になる。


よく、日本はアニメの演出はすごいが、実写の役者は何であんなに、大げさな大根ばかりなのだ?と海外の人が言うが、それは上に書いたサイコロの理屈なのだ。みんながストレスなく、みんなが程々の利益を得る、を追求していったらこうなった、というわけだ。アニメでは、そもそも深みのある演技を連続動画で描き上げるのは、人件費を考えても不可能で、「メガネ、生徒会副会長、論理派、実直」などという前提が視聴者含めて存在する。つまり過去の作品のキャラタイプの流用によって、実写よりもずっと雑な描写でも、視聴者が補完して見てくれる事を、前提にしている。

 


ちょっと前の話になるが、アナと雪の女王のテーマ曲で、いろいろな言語で各国の歌手が歌ったバージョンがあった。


人気度では松たか子の日本語バージョンが断トツだったが、それは他の歌手とは違い、彼女がキャラクターを歌に乗せた面が大きかった。他の歌手は私の歌唱力を聞け、という歌手らしい歌手ばかりで、つまりキャラが歌うわけではない、という意味になっていたと思う。

 

テレビドラマや映画など、以前はばくち打ちの様な人々が集まって、奇跡の様な作品を作ろうと奮闘した時代もあった。しかし現代は、作品に関わる人々が金融業界との繋がりが大きくなり、より安全性を求める様になった。その代償として、キャラクター作りが共通認識の取れる平たいものになる---


映像界の演出家が作り上げたそれっぽい人が、果たして現実世界でもいるのかというと、まずいない。あなたも誰かに自分のいないところで「あの人はドラマに出てきた誰々に似ている」などと陰口をたたかれている可能性はあるはずだが、そんな単純に人をあるカテゴリーに入れてしまう人間に、一種の恐怖を感じないだろうか。


サンフランシスコで慰安婦像が自治体公認で建てられた。日本軍はスターウォーズでいう帝国軍であり、辺境の平和な村を襲い、少女を無理やり連れ去った極悪非道な連中である。サンフランシスコの友好都市だった大阪の市長は、「我が帝国軍はそんな破廉恥な行為など絶対にしない!」とまくしたて、怒りの断交を決定!


という様に、刷り込まれている人には見える。時代に合わなくなった憲法を改正する考えを表明すれば、それはドラマで言うところの、腹黒い野心のある戦争を仕掛けて大もうけをしようという政治家。子供や老人、女性の権利を守るため、権力に真正面から立ち向かう人は、清く正しい人に決まっている。


権力闘争と組織の延命に右往左往するエリート集団は、実はプライドしかない無能であり、集団と真っ向対立する一匹狼の主張は、清く正しい。


いくらでもあるだろう、これらのキャラクターは、映画やテレビドラマでは「あるある」だろうが、現実社会ではほぼ逆だ。


社内で浮きまくっているダメ社員が、この会社は腐っている!自分以外全員が間違っている!と言ったところで、あぁまた始まった、と思わないだろうか。


ところが事情を知らない外部の人間は、そうは見ない。上層部の圧力に全員が黙る中、一人声を上げる勇気ある人物、などと解釈したりする。どうしてそう解釈するのか。


テレビドラマや映画では、決まって孤軍奮闘するのは主人公であり、周囲の抵抗勢力(特に市長とか社長とか)は無能だから、という刷り込みがあるからだ。


安倍首相は、陰謀をめぐらすヒットラーの生まれ変わりであり、高い支持率は烏合の衆(モブ)が「さすが安倍さんだ、すごいや」と洗脳されている図である。この罠にかからない私(主人公)が戦わずして誰が奴の陰謀を止められるのか!


まあ、こんなノリがある。


組織の中で孤軍奮闘の人には、こういう立場に勝手になって酔っている人が経験上、多々ある。大多数の意見と違う、という立場に立った場合には、圧倒的に自分の情報量が優位にある場合か、むしろ周囲が実情をよく知っていて自分が無知な場合である。


当然、大半の人が自分の情報量が優位にあると思っているから、なぜ気が付かない調の主張になるわけだが…、まあ大半は後者だ。つくづくキャラ作りのプロが生み出した簡単な善悪キャラクターの迷惑な事。

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コンパクトな組織を生かすには

2017-10-23 15:54:37 | 政治

日本の政治の微妙な話なのだが、大企業と同じく、まずはどこの所属なのかが個人の考えよりも重要になる。


自民党の中も左から右と幅広く存在するが、そんな個人の思想(こだわり)よりも、選挙区民や支援する企業や後援会の方がずっと大事だ。右左関係なく、自分の所属する集団の為に議員は動く。結果として極端な思想の持ち主だろうが極めて常識的な政策の選択肢しか打つ手はない。


例えば、あなたがそういった代議士になった場合、支援してくれる人々の期待は裏切れない。レベルとしては、応援してもらっている近所の人から金を借りておいて返さない、くらいの感覚だ。スタート時は身内で自分をよく知る人たちばかりだから歯切れは良い。ところが国政で大きな政党に所属すると、同じ政党の議員の支持者にまで気を遣わなくてはならなくなる。文春にネタを提供するなど、自分の周囲だけで済まなくなる。


自民党は支持者が多い。という事は、好き勝手に玄人受けする政策はなかなか出来ない。野党がよく口にする国民の為に、と言うのはむしろ、自民党の議員が自身の政治信条を捨て、国民目線で政策を行わざるを得ない、身を以て体感する事を意味する。


野党は支持者が少ない。当然、縛りが自民党よりもずっとゆるい。その為、夢見る代議士が好き勝手に言える。もし政権を取ったら自民党よりもずっと「若々しい政策」が出来るはずなのだ。恐らくそれは、突っ込みどころ満載の「青臭い政策」となってしまうとしてもだ。

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大企業が作った可もなく不可もない(完成された)商品と、中小企業が作る斬新な商品という対比が本来はある。当然新しい商品は若い世代に支持され、一気に時代を凌駕する世界的企業に躍進していく…はず。


日本にはそういう中小企業は人口比からして少ない。自分達が自由なポジションにいる、という優位性を活用できないのだ。画期的な製品を、という割に大企業と同じ合議制を取り入れ、それでいて大企業には出来ない事を、というやり方をトップ(要するに年寄り)会議でやらかすから王道に対して邪道に入り込む。


高齢の人の考える良い商品だから、やはり斬新には程遠い。大抵の世界的革新企業には世界的天才がタクトを振れる環境があるものだが、日本では年功序列に加え話し合いで煮詰めるのでそれは望めない。


日本の野党にも、これを結構感じるのだ。自民党では絶対に出来ない、30年先まで日本が世界より進んでいる政治をどこかの天才が思い描いたとしても、それを発揮できるはずの野党の先頭で旗を振っているのは、反米、反戦、反原発の世代だ。支持者も当然、その前後の人々で「自分は若々しい」と、若者の保守化を批判する。


今回の衆院選後の「立憲民主が躍進」扱い報道をみて感じた事は、新聞もテレビも野党も本当に歳を取ったなぁ、と。

 

 

 

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アンチはあきらめない。

2017-10-12 20:40:19 | 政治

野党が分裂してそのうちキングスライムにでもなるのかと思ったが、どうやら政治思想的にまとまれないようだ。バラバラな政界再編に有権者は元の支持政党に投票しそうな調査結果が出ている。


この傾向は、安倍を倒せ、が最終目的になっていて、有権者には何がそこまで安倍が憎いのかが、伝わらないのだと思う。


ひとつプロ野球を例にとろう。メジャーに野茂が挑戦したことで、プロ野球は野茂前と野茂後では大きく違う。野茂前はとにかく、巨人が全てだった。巨人=プロ野球、という構図だった。人気も実力も圧倒出来た巨人は、この為、アンチ巨人もまた多く、そのファンたちの溜飲を下げる為に阪神や中日、そして西武などが敵対勢力として挑み続けた。

 

野茂後、世界(メジャー)で活躍する日本人がぽつぽつと出始め、巨人がこの世の中で一番価値がある、と思っていたファンが激減し、海外には巨人よりも凄いチームが沢山あると(理屈では分かっていたが)実感する。外の世界を知って巨人の日本一に対して興味を失った事で、巨人中心の世論と戦う意義を失ったアンチもまた縮小していく。


今年は清宮君の就職先の発言で話題になったが、野茂前であれば、清宮君が巨人が好きなのかそうでないのか、巨人が指名するのか、他球団(特にパの貧乏球団)に指名されたら大学に行って巨人の指名を待つのか、などといった様に、巨人中心の話題に終始したはずだ。


今のプロ野球は、地元のチームを応援して今年の優勝を目指す、というものになった。毎日ゴールデンタイムにTV放送しなくとも、リーグ内に巨人がいなくても、大都市圏内でなくともファンを呼べるようになり、地元愛の強いチームが優勝を争うという、健全なスポーツに変わったと言っていい。

 

政治は、政治家にしても興味を持つ有権者にしても高齢者中心なので、時代の流れには常に遅れる。平成も終わろうという時代だが、政治の世界は野球界でいうところの「野茂前」の昭和の力学が未だ通用する。


野球の世界では巨人=読売新聞、アンチ巨人=朝日新聞、毎日新聞(若干ぬるめ)だ。今となってはどうでもいい事だが、昭和の頃は、購買層の新聞選択基準は、巨人が好きか嫌いかで読売か朝日でほぼ決まっていた。この購買層の巨人が好きか嫌いかは、そのまんま政治嗜好にも反映される。すっかり忘れかけていると思うが、これは日本の政治を語る上で結構重要な要素なのだ。

 

若い世代には自民党支持者が多い。これを読売新聞や毎日新聞がいろいろと経済に絡めて分析している。そりゃ、記者がいろいろ聞けば若い人も理由を言うだろうが、記者が「え、何で自民なの!?理由は!?」などと畳みかけられれば、相手に反論されない答えは絞られる。つまり本音が聞けるわけではない。


ひとつ言える事は、若い世代は巨人には興味がない、知らない、好きでも嫌いでもない。この立ち位置が重要なのだ。


自民党は、何としても倒さなければいけない日本一の巨人軍ではなく、ロシアや中国、朝鮮2国、アメリカなどを相手にした日本代表だ。


韓国の慰安婦問題、北朝鮮のミサイル、中国の領海侵犯、ロシアの北方領土問題、アメリカとの軍事、経済関係、アセアンを含んだ集団安全保障等々、日本代表監督としてみれば安倍首相は、若い世代が知っている最近の首相(麻生、福田、鳩山、菅、野田)の中ではよく戦っている、と感じるだろう。


国内、巨悪の総本山、自民党というマスコミのモリカケ報道は昭和時代の巨人叩きと同類だ。そういった感覚が分からない若い世代を様々なアプローチで自民叩きに賛同させようとしても、思っている以上に難しい、と自分は思う。


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日本代表と言えば、ハイチ代表と親善試合をして当落線上の(主に国内)選手が使えないという、審判を下された。


これなどは、レギュラークラス(主に海外組)を意味なく贔屓している、国内選手を見る目がない、という監督批判に答えた形にもなっているが、ああ、やっぱりね、実力差はあるんだな、というのが一般的な感想だと思う。


レギュラーを自民党とした場合、国内控え組を使わないのはおかしい、という批判は、もっと民進党などの野党議員を使ってみろ、自民党よりも活躍するぞ(=政権交代すればずっと日本は良い社会に)、という信仰心にも近いものを感じるが、この場合こういった主張をしている人は


監督を批判して評判を落としたい、というのが第一目標であって、その結果、日本に多大な不利益が出たとしても、違う原因を探し出してきてやっぱり監督批判に終始するのだ。


根底にあるのは「あの監督よりも俺の方が詳しい」という無意識な自己主張があって、結局、監督を出汁にして自分を誉めてくれ、という事がある。しかし、現実には「あなたの方が監督よりも詳しいですね、あなたが監督だったら日本はずっと強くなる」などとは実績から言ってまず100%言われないので、いつまでも精神的に成仏できない。死ぬまで監督批判のパターンである。


これをそのまま政治に当てはめれば、安倍を倒してその後、どうするの?という突っ込みは彼らには無意味だという事になる。倒せればそれで良いのだ。俺の方が詳しいから勝った(完)、という事だ。

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小池劇場

2017-10-02 20:18:04 | 政治

ここ一週間ばかり風邪で何も出来ずにいた。


その間に、政界は予想外の展開を見せている。民進党という名前では勝てない議員たちが自分ファーストとばかり、希望の党になだれ込み。しかし選挙はイメージ命なのを熟知している小池氏は、民進党匂の付いた議員を徹底的に排除すると公言し、


つまり民進党を否定しつつ、国会議員の数だけはちゃっかり取りそろえる、という上手な手を使った。


希望の党は、おそらくかなりの数を今度の選挙で獲得することになると思うが、ゆくゆくは維新との合併もあるだろうから、自民が何かで失敗すれば、政権交代もあるだろう。過去の民主党の様に。


歴史は繰り返す、ではないが、その時に支持する有権者、議員の質が初めて問題となる。支持する有権者の質が低ければ、議員はその先には踏み込めない。行こうとすると反発が生まれる。

一流になりたければ客を選べ、という事だがそもそもそういう実力がない政治家だからディスカウントに群がる客相手に今まで商売をしてきた人々が、数合わせで希望の党に利用され、このまま生き残れるのか。


自民党は新鮮味がないだけに、目新しいものに飛びつく人々には徹底して嫌われる。芸能界やマスコミ、クリエイターといった常に一般人よりも先を行く生活を自負している人たちには、行政と一体となったお役所自民党は、何とも頭の固い昭和の人々なのだろう。


希望の党は、果たしてこういったタイプの客を抱える事になるだろうか。民主党は、結果としてこれが仇となって身動きが取れなくなり「飽きられた」。今の小池氏は当面、厄介な客を追い払いつつ、反自民で渋々希望の党に投票する、という


固定客にはしないが、物だけは買ってもらう


という方法の様だ。小泉元首相の方法に似ている。

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話し合いは悲惨な事態に:北朝鮮

2017-09-04 12:54:07 | 政治

北朝鮮問題で、中国とロシアが頻繁に話し合いで解決を促してくる。日本の反安倍側のマスコミも同じように話し合いを"するべき"口調で紙面に掲載する。


日本のマスコミは元々、政治の局面を世界の歴史の流れで語れる技量がないので、こびへつらえばこの難局を乗り切れるかも、というレベルだと思っているが、ロシアと中国に関しては、この態度はガッカリだ。


この二国に関しては、太平洋に勢力範囲を伸ばす為に、日韓に駐留する米軍と、日米韓の経済的つながりを、この機会に寸断したい、という国益を考えての事だろう。大した事のない小国だと思っていた日本と韓国、それに台湾が予想外に国力を伸ばし、それも米国追従なのだから、太平洋全域を米国に取られている、という現状認識だ。


このうえ、ASEANまでもが日米側につけば、オーストラリアまで含めて太平洋経済圏は穴場がロシア沿岸と南米沿岸だけとなる。


北朝鮮の役回りは、核ミサイルをちらつかせて、日韓の反米主義者に「米国から離れさえすれば、こんな事には」と何度も何度もお経を唱えさせ、米軍撤退論を勢いづかせる事だろう。


安倍首相のアジア集団安全保障から米国を引っこ抜き、そこに中国がすっぽり収まりたい、という算段だ。


ロシアは、そこまで大規模な野望は持っていない。極東ロシアを東アジア経済圏に参加させにくいのは、下手をすると欧州に隣接する西ロシアよりも経済規模が大きくなった場合、極東が独立しかねないからだろう。太平洋を軍事制圧下に置くのはロシアの安全保障上、永遠の目標だとしても、極東が独立してしまったら目標どころか妄想の域に達してしまう。


この結果、日本からミサイル回避の為に米軍が引くのであれば、ロシアがその肩代わりをしてもいいよ、うちの軍であれば北朝鮮と中国は絶対手を出してこないよシンゾー、という北朝鮮危機その後の構想から、今は放置した方がいいかも、という算段がプーチンにはあるように思える。


この二つの大国の利己的な考えは、今後の歴史に愚かな政治選択として記録される可能性が高い。北朝鮮は特殊な独裁政治だ。普通、あれだけ貧乏であれば、隣国に経済支援を頼むなり、外国企業を誘致し、工業を発展するなりを選択するはずだが、民が豊かになれば独裁が難しくなる(例:韓国)、という結論から、とにかく指導者が肥え太るのが第一目標の様だ。


指導者の経済力が、国よりもでかければ、まず自身の身は安泰である。推定で語るがビルゲイツの20%程度の資産を国内外に持っていると仮定すると100億ドル。北朝鮮のGDPが125億ドル程度(茨城県程度)なのだから悪くはない数字だ。ソフトバンクの会長の220億ドルまでは届かないと思う。


本人が肥えたら(体形の事ではない)、その半分を国民に分け与えるという慈悲深さなのだから、核弾道ミサイルが完成した暁には、中東諸国、中央アジア諸国などに、設計図を売り渡し、より一層(国民の為に)太る必要がある。


そうした設計図が出回ったら、話し合いどころではない。沢山の貧乏国が弾道ミサイルを構えながら、隣接する中国とロシアに物乞いを始める。太平洋進出どころか、自分の庭を荒らされ始めるわけだ。


中東諸国は当然ながら、イスラエルと西欧州、米国もターゲットにする。世界大戦に発展するにはユダヤ人の資産が脅かされた場合、という必須条件があるが、これに当てはまる世界情勢になるわけだ。まあ、それはそれで見てみたい気もするのだが。長年懸案の核の拡散防止が進展する可能性もある。


今回の立て続けのミサイル実験と恫喝は、去年、金正恩の海外資産を凍結した報復ともとれる。お金持ちの資産に手を出せば、どういう事が起こるかを端的に表している。そして、北朝鮮に対する軍事的報復行為は、今後同様の恫喝政治を行いたい国への、歴史サンプルになるのではないだろうか。そういう意味でも、ここで折れるのは、間違った期待を貧民国に与えると思う。話し合いで、などという政治家は、腹黒い野望を持っているか、単にその後の歴史展開に無頓着な素人だという事だ。

 

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グアムへミサイルの意味

2017-08-11 12:09:09 | 政治

独裁 対 独裁が出来ない国家

ISは置いといて、最近の国家間の対立は実質、独裁政治が出来る国家(ロシア、中国、北朝鮮) 対 独裁が出来ない国家(アメリカ、日本、西欧州)になっている。


独裁政治の良い点は、国内の反体派を好きなだけ抑えられる事が、上げられる。政治では反対者を話し合いで納得させ、ゼロにするのは、絶対に無理なので、余計なエネルギーと時間を使わなくて済む。国際社会の流れは速い。独裁者がこの状況を即座に理解出来、応用できる天才系であれば常に相手国を出し抜く事に成功する。


悪い点は、富を分配出来ない事。他の勢力を弱くしておかないと体制を乗っ取られる可能性があるので、経済成長は望めない。徳川幕府がとった政策だ。じゃあ好景気に沸く中国はどうなんだ、となるが体制側と民衆の経済格差は相変わらずもの凄い開きがある。ひっくり返される危険を考えれば今後もこの格差を是正しようとは1%も思わないだろう。経済が底上げされないから、政治は思う様に出来ても、一般人には良いことがない。


独裁政治が出来ない(民主主義)国は、この逆だ。トランプは、独裁政治でこそ威力を発揮するタイプ(悪い意味で言っていない)だが、対抗勢力がトランプ以上の利権と経済力を握っているので、好き放題は不可能だ。オバマの様にあらゆる勢力に気を使い、その結果悪くはない大統領だった、という評価はもらえても、振り返れば大した事は出来ていないのがアメリカの指導者の現状だ。


結果、独裁国家側が外交においては、常に先手を打てる。対抗する側は、あらゆる内部勢力に理解してもらう様、働きかける時間が必要だ。これがそう簡単にはいかない。何故なら独裁国家側が相手の国の対抗勢力に支援をし、対策がそう簡単に進まないよう工作してくるからだ。北朝鮮のミサイル問題は日本におけるキューバ危機に等しいのだが、どうだろうか。加計学園や防衛省の不始末の方がずっと重大な問題として扱い、対北朝鮮の仕事に集中する必要のある政府と防衛省は、多くの時間を雑務に費やしている。

 


北朝鮮がICBMで日本とアメリカをターゲットにし、あからさまな挑発をおこなう。


グアムに向けてミサイルを撃つ予告まで飛び出したが、北側の意図としては、日本の世論の様子見ではないだろうか。日本の上空を通過するのであれば福岡、大阪などの大都市上空が十分な恫喝になるが、反核に最も熱心な広島上空とあえて言う辺りに、北朝鮮が日本の反核、反戦活動家に期待している事が分かる。


こういった左翼活動家は反沖縄基地でも活動しているわけで、マスコミの相乗効果を加えれば日本の米軍基地を使用不能に持ち込めるのではないか、という推定に基づいての「広島上空、グアム基地」なのではないか。


早速、一部の世論を装って「アメリカと北朝鮮の騒動に巻き込まれる私たち一般市民にとってはもううんざり」といった世論工作がネットに流され始めている。


日本の世論が米軍撤退を声高に叫ぶ流れになれば、もう既にそうしようとしたい韓国の親北政権と合わせて日米韓の離反が起こり、アメリカ世論も「それだけ嫌われているのなら守ってやる意味がない。金の無駄だから撤退しよう」となる。


北朝鮮が起こした騒動で、米軍撤退、北朝鮮も鞘を納めるともなれば、太平洋を占拠したい中国とロシアは大喜びだ。この2国が未だに北朝鮮のやっている事にあー、うーとキレが悪いのは、こういった事態になればいいなぁ、と含み笑いしているからだ。


独裁国家の面々が、自国の世論よりもまずは、日本、アメリカの世論を波立たせ、日米の指導者(安倍、トランプ)は嘘つきで陰で色々な悪事を働いているとんでもない奴だぞ、と反体制派に喧伝させるのは、民主主義国家の欠点をよく理解していると言えるだろう。


この様に民主主義の弱点をこれだけ教えてもらっているのだから、こちら側としても少しは民主主義そのものの構造改革をする必要があるのではないかと思う。


恐らくそれは、政治主導ではなく、スマホなど端末のAIアプリとして「この情報の出どころの分析」などで行われるのではないだろうか。例えば産経のとある記事をAIアプリに解析させると政府筋35%、防衛省15%、経団連10%、記者30%などと出て、自分の所属する企業、あなた自身の社会での立場、周囲の知人などから有益情報62%、不利益情報15%、不利益の内訳などが出る。TBSのサンデーモーニングなど朝鮮総連30%、中国共産党15%、民進党20%、在日プロデューサー20%などと出てしまう(あくまでイメージです)。


情報取得に慣れている人は、新着ニュースがどこの発信だろうが、3行も読めばこういった内訳はおおよそ分かる。つまり騙されない。何か事件や震災があっても感情的に情報に踊らされることはない。これを一般の人にも普及できないだろうか、と思うのだ。


これからの時代は、大量の情報が信頼性順にランキングされる時代がやがて来る。朝日新聞やTBSといった大手一流企業だから信用できる、というブランドを利用した昭和的商法は、独裁国家の指導者達に利用された事によって、そろそろ引退なのではないだろうか。

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偏向報道の行く末

2017-08-06 13:32:44 | 政治

各業界によってお金の入り方は違う。アニメ業界などは、その人気度と反比例で現場の人たちの収入があり得ないレベルで低い事でよく話題になる。お金の出入りがその業界の金を扱う地位にならないと分からないから、なんだか奴隷制度の様に感じるわけだ。


映画業界は、スクリーンで興業し、その後ブルーレイなどで更に収入を得る。これは直接的なので分かりやすい。


テレビは、ある番組を放送することで視聴者を集め、その間にCMを流して物が売れるようにする。CMスポンサーは、お金を出すことで自社の製品が売れ、結果としてテレビ局を支えている。CMスポンサーの商品が売れなければ、話にならないので番組を好んで視聴する人の、年齢、性別、収入などは非常に重要だ。


深夜アニメを主に見るのは、マニアを除き若い層(=金がない)が中心なので生命保険、高級自動車、海外旅行などのスポンサーはつかない。結果、視聴者が買いそうなアニメやマンガ、スマホゲームのCMとなり、テレビ局へのスポンサー収入も少ない。


テレビ局としては、最もお金に余裕があり、スポンサーの製品を買ってくれそうな金持ち購買層中心の番組を、夜の食事時間に放送したいのは当然の流れだ。この結果、この時間帯が金持ちの高齢層以外の人々にとっては大して面白い番組がなくなり、テレビ離れが起こっている。


テレビを見る時間帯は、つまり働いていない時間だ。視聴率だけを追い求めるなら、無職の視聴者が最強となる。しかし無職だから購買する金があるわけではなく…、というジレンマがある。ここからも金を持ってすでに引退している高齢層はテレビ側にとってもスポンサー側にとってもおいしい。


少し話がずれるが、安倍政権はここ数か月、マスコミの疑惑攻撃にさらされ、大きく支持率を落とした。女性、且つ高齢になるほど、支持率が低い。首相が信用ならないというのが主な理由だ。


自分などは、ブログの書き込み率からも分かるように、政界に関してはそれなりに理解していると自認しているが、安倍首相が信用ならない、と感じる言動や、政界の闇に深くかかわるポジションにいる人だとは、感じたことはない。野党議員や自民の反安倍側の批判を聞くにつけ、明らかに政争で発言している人らには、信用ならないと感じるにしてもだ(一般的には分からないかもしれないが、今回の騒動で石破氏は政界内では相当に信用を落とした)。


信用ならない、と感じている人は、いったいどこからそういった情報を集めているのか。上の書き込みから分かるだろうがテレビを見ていられる時間が多い人が、安倍首相の支持率低下に大きく影響している(女性がずっと低い事から新聞の影響はテレビよりもずっと低い)。


安倍政権の日本の経済再生のポイントは、金をバンバン使う世代(20代~40代)の仕事を増やす事にある。この層の収入が増えれば支出も増える。経済はお金が世の中を回る規模とスピードで決まる。日本は金はあるが回っていない。資産は高齢者が持っていて金の使い道がないのだ。加えて安倍政権は高齢者にやさしくない、あるいは年金危機を煽るものだから(これらは明らかに政争目当て)、高齢者はますます金を使わない。


アベノミクスで儲けたのは企業と投資家だけだ、とはよく聞く話だ。一般人に不平不満と富裕層へのやっかみを生ませるのは政策批判の王道だと言っていい。しかし、安倍首相の考えは、まさにそれだ。高齢富裕層の回っていないお金を投資に呼び寄せ、企業の国外移転を国内に戻し、求人倍率を上げる。結果、お金を回せる世代に働いてもらおう、という考えがある。


テレビ業界にとっては、若い世代がお金を持って、テレビのスポンサー商品を買ってくれる環境が出来る事になる。ゴールデンタイムに購買意欲の高い若い層が帰ってくるかもしれない。


しかし、同時に共働きでほとんど、家にいない、テレビも見る暇がない、という政策にも見えるから、どんな層が見ていようが視聴率は視聴率、と考える人にとっては無職を減らしまくるアベは天敵に映るかも(笑)


購買意欲のない高齢者相手に、テレビは視聴率維持の為に、彼らの好みに合わせるしか道はなく、他の世代も戻ってくる要素がない。もっと広く長期の視点で今後の方策をテレビ業界は考えなくてはいけないのだが、この業界には安倍首相の様な戦略を立てられる人材がいないと感じる(今の政権批判一辺倒の番組を見ているに)。


現在の袋小路状態は、政治にとっても好ましい状況ではない。テレビを見ない=CMを見ない=購買意欲が沸かない、あるいは製品の価値の差が分からないからネットで最安値(中国製)を買う、という国内産業にとっては良い事がないのだ。


テレビ業界を救えるのは政治のはずだ。それも世界経済に関われる大物でないと、この流れは変えられない。それをカップラーメンの値段や、忖度疑惑などで何とかして追い落とそうとする業界人。あまりにも近視眼的で、自分たちの首を絞めているのは自分たち、というのも気が付いていないようだ。

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悪目立ちの女性議員達のレース

2017-07-30 23:24:34 | 政治

小池が大勝し、蓮舫が代表を辞め、稲田も防衛相を辞任した。奇声をあげた豊田議員、不倫疑惑の今井議員、森友に絡んだ辻元など国会議員に占める女性議員の割には、やたらと目立つ悪評がばらまかれている。


政治でトップに立つにはイメージが大事だ、とはよく言われるが、問題はトップに立った後、何をどうするのか、実行力があるのかどうかが一番大事だ。


かつての民主党はイメージで政権を取ったが、そのあとはアイディアも人を動かす力もまるでなかった。


そうした今、安倍以降の戦いで、全く次元の違う戦いが起こっている。誰が初の女性首相になるか、だ。


そのせいでか、集団から一歩抜け出す女性が現れると、とたんにバッシングの嵐に巻き込まれ引きずり落される。江戸時代の大奥の権力闘争みたいなもので、悪い評判で落とし込む。

 

世に役立つ法案を通すのは、実際かなり難しい。加計学園でも分かるように、世の中のプラスになる事をしようとすると、従来の利権を持っている集団が、対立する側の政治家や行政を使って、全力で法案を阻止しようとしてくる。政治家として敵側をいかにして黙らせるかは非常に重要だ。

 

例えば、安倍首相は朝鮮半島が、ガチで有事になった場合、得する側であるロシアと中国を自制させる力量は持っていると思う。こういった力は国内に築いた人脈だけではなく、海外にも沢山持っている事で可能だ。


女性首相レースの面々は、内外の多くの人を動かせる力を持ち、かつ現時点の政治力学を読み取り、上手く立ち回らなくてはならない。でなければ、韓国の朴槿恵の様に、内政では抵抗勢力を動かせず、外交でも(反日イメージ作戦だけでは)賛同を得られず、結果、敵対勢力のイメージ作戦で最後は陥落、となる。


おそらく今現在の女性候補は誰が首相になっても日本の朴槿恵になるのでは。巨悪のイメージを貼付け、これを批判するのは、敵対勢力の支持率を落とすので、政争的には実に楽な手法ではある。しかし本当は、相手の政策を認めつつ、更にそれを上回る政策を提示し、人を動かせる実力がある事を世間に知らしめないといけない。


女性議員の不祥事や失態ばかりが目につくが、こんな低レベルなイメージ政争ばかりしていては、いざトップになった時に何が出来るのか(そういう人望と老獪な技量はないだろうな)、と非常に不安になる。

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レイプ報道の失敗

2017-06-01 22:38:12 | 政治

首相に非常に近いジャーナリストである山口氏が、レイプにあったと訴えられている。


ポイントは山口氏が事件当時、TBSの上層部に在籍していたが、TBSの本流ではなかった点だ。


例えばTBSを民進党に置き換えてみる。民進党に在籍しながら、森友や加計の問題を「素人だましの票稼ぎ」「発端は我が党の政治家」などとあちら側の発言をする(真正直な)議員がいたらどうなるだろう。


即座にその議員のもとには、魅力的な女性(男性)が相談にやってきたり、新人秘書が意味不明な経費をせっせと使った後に雲隠れしたりする事になる。


山口氏の何がそれほどTBSは気に食わなかったのか。やはりベトナム戦争時の韓国に、慰安婦システムが存在した事を明らかにしたことだろう。韓国の天敵である産経ならまだしも(当時産経の記者が韓国政府への忖度で逮捕)、TBSがこれをやれば毎日新聞までもが損害を被る。


隣国の情報発信元(特に政府筋)から何十年と裏情報をもらえなくなるのは、一般企業で言えば公式ホームページの主な得意先から三菱や三井住友が消えるレベルに相当する。


大事な得意先に食い込んでいる社員が、次の日には社内ホームレスと化すわけだから、(慰安婦問題が北朝鮮系の活動家の日韓分断工作だと分かっていても)ベトナムの慰安婦の報道は(TBS発信では)報道できない。


一向に折れない本人相手にTBSの動きは速かった。レイプ騒動と左遷のダブルパンチで、とっととお辞めくださいである。慰安婦の問題をスクープした本人が自分で慰安婦のまねごとをしていたのだから例の記事は信ぴょう性がない、という前川的なオチを作って韓国にも納得してもらいました。


こんな社内上層部の圧力をようやく読んだ山口氏は退社。むしろ好き勝手に書ける身分を利用して安倍政権の内情を紹介する本を書き、TBSの言うところのあちら側を強烈プッシュ。しかし同時期TBSが忖度した大顧客である朴政権が崩壊。痛み分け、という辺りだろうか。


ところが、その後、民進党が安倍政権を追い落とすには「証明できない疑惑、また疑惑」という斬新な政策?(笑)を打ち出した。要するに


朴政権が慰安婦で使った手法である「認めないのは、嘘をついている証拠」「証拠資料が見つからないのは上の圧力で消去したから」「こちらには生の証言をする実直な人が勇気を振り絞って声を上げているのに」


という一般庶民の政治家のイメージを増幅させ拡散する手法に舵を切った。


なんだかサムソンのスマホをサンヨー(今、ないんだっけ?)が必死に真似た様な、居心地の悪さがあるが、これが案外効くのだ、面白いように。


そんなわけで森友(辻元担当)だ、加計(玉木担当)だ、ときて、何かないかと探しているときに、一旦は勝負がついたベトナム慰安婦忖度事件のおまけ部分で「作れる」のではないかと山尾脚本担当が持ってくる。


レイプ事件をもみ消したのは、安倍政権側に付いている警察上層部の圧力なのではないかと、一般庶民に思い込ませるシナリオだ。


いかにも山尾脚本担当回らしく、雑で穴だらけ(笑)なだけに、むしろ世間の風当たりは数日で追い風が一気に逆風に。韓国だったら水曜デモ10年分レベルのスキャンダルも3日と持たなかった。

 

ところで、当初見事に騙された方々は、何をもってして女性側に肩入れしたのか、と言えばやはり見た目に肩入れたのだろう。


例えば、訴えたのがさすがにこれは無理筋じゃね?というドブス容姿だったらこの人たちは入れ込んだのだろうか。


同様の話だが、訴えた女性は、自分の不遇を強く主張していたが美人な分だけ、圧倒的に警察も前向きに調べたんだろうなぁ、などと思うわけだよ。普通門前払いよ?


蓮舫なんかもそれで今の地位だし。あの人、ドブスだったら絶対、芸能界に入ってないし、当然その先の政治家にもなっていないわけで。美人を利用するのもほどほどにね。

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政治はイメージ戦争

2017-05-28 21:09:24 | 政治

政治家はイメージが大事だとずっと認識されてきた。選挙権が政治に詳しくない人にまで均等に一票が与えられている弊害だ。

 

イメージが大事だと、人望がない出世欲丸出しタイプの人はあきらめるだろうか。当然、嘘のイメージで塗り固め、良い人アピールを露骨なまでにする。


一方、人望があり出世欲がなく、集まった人の力を上手に使えるタイプの人はどうだろうか。嘘が必要ないため、政策の主張で人に納得してもらえる様に努力する。


政治に詳しい人は、上記の理由から良い人アピールの政治家を総じて信用しない。政策内容しか興味がないのだ。この人たちをA層としよう。


一方で詳しくない人は、政策に興味がないので人を見て判断する。これをB層とする。

 


政策には、専門家でも様々な意見がある。意見が割れると相手の政策を封じるために(皮肉なことに話し合いで決着がつくのは政治ではない)色々な手を使う。最も古典的な手法はB層をターゲットにしたイメージ作戦になる。


相手のイメージを悪化させ「あんなことをやっているのであれば悪い人だ、支持できないな」と誘導するわけだ。


政治の舞台では、出世欲丸出しで政策に弱いタイプは、この手を頻繁に使う。これに加えて与党や政府の政策が気に入らないマスコミも、同様の手口で始終報道する。

 

これによって、世界中のB層が「我が国の政治家は金もうけばかりにご執心で庶民の心が全然わかってない」「また嘘の言い訳をして国民をだまそうとしている」「どうして我が国の政治家はダメなやつばかりなんだろう、先進国(北欧イメージ)の政治家の様な人が欲しい」


こういうイメージになる。良い人アピールをしている政治家が、政策通の政治家のイメージを悪化させる為、結果的にB層にとっての政治家は「どいつもこいつも自分の事だけで強欲で嘘つきばかりだ」となる。


こんなんで選挙に行く気になれるだろうか。B層に「支持する政党も政治家もいない」のは当然だし、バカばかりの候補者の誰を選べと言われても、結論として、選ぶ気にもならないではないか。(実際はバカばかりではない)

 

ところで世論調査は全体の6,7割にもなるだろうB層の「今の政治に対する感想」が常に反映される。


A層は敵対する側の汚職疑惑や失言は、イメージダウンに直結するので(本当は政策ではないのでどうでもいいのだが)、B層を取り込むために大騒ぎをする。だがA層自身は、政策以外の失態で支持政党を変える人はまずいない。あくまで大変な事をしでかした、という演出だ。


B層は当然ながらイメージで政治家を支持したり、しなかったりするので何かあるごとに劇的に数値は変動する。これが敵対勢力やマスコミに今回のやり方は正しかったという「やる気」と「確信」と「正当性」を与える。


ただ、世論調査に変動を与えるB層の多くは、選挙には行かない。調査の上下変動は選挙への効果はない。B層で熱心に選挙に行くのは、宗教のノルマを持っている人やTPPなどで、もろに自分の収入に影響がある人達だ。

 

民進党で目立っている蓮舫、山尾、辻元などは、明らかにB層のプラスイメージを取り込んで議員になった「良い人たち」だ。自身の成功ノウハウを党の方針に強引に反映するものだから、政策論がなく、ひたすら敵対勢力のイメージダウンを狙ったものになる。

 

その結果、民進党にも二大政党を理想とする、政策通の人材がいるにもかかわらず、選挙では良い人アピールで票を得るしかない。自分が民進党の議員だったとすれば、割を食ってる感半端ない。そうだ、離党しよう(JR東海)という気持ちはよく分かる。

 

加計学園問題のターゲットは森友よろしくB層だ。よってイメージで全てが決まる。


「首相の友達の学園だから、政府から役人に圧力があって学園が優遇されたわけでしょ。森友学園と同じでまたまた、首相が裏で手をまわしているに違いない。案の定、役人側は(出世の為に)政府に気を利かしてそんな文章はなかった、と言う。許せないよな、安倍は。民進党もどうでもいいんで、もう好きにやってくれ、俺は興味ないし選挙は行かない、所詮日本の政治なんてこんなレベル(溜息)」


こんな人が多いと思われる。世論調査でも5%ぐらいは支持率が落ちるのではないか。ただし選挙では1%程度の影響力だ。


包括して言えることは、野党は自民を超える王道で政策を立案しなくてはいけない、という事だ。王道=保守ではない。リベラルでも構わないが、リベラルの王道であるべきなのだ。具体的に言えば、例えば北朝鮮。完全武装放棄と経済協力、金王朝=北朝鮮の象徴の維持、民主化をセットに100年後、韓国との統一を誘導する、くらい言えないものかと。下手に北の現政権にへこへこするから、何も言えない。思考がはなから相手ペースなのだ。


政府が反北朝鮮なら野党は親北朝鮮、という思考形態が既に敗北を招いている。政策の9割方、政府と同じでもいい。大人の事情で相手が揺らいでいる時にこそ、攻め時ではないのか。

 

日本の第二野党が毎度こういう罠(イメージ作戦しか道はない!)に嵌るのは、どうにも。もちろん、野党の面々がバカな連中だから、で済ませられれば簡単なのだが。

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