トリCのブログ

ジャンル問わず現場に近いスタンスで書いていきます

NHK会長の発言は問題なし

2014-01-28 22:20:57 | 政治
そもそも日本が大陸に進出した目的はアジア圏から欧米植民地を解放しアジア各国からエネルギーをもらいその代りインフラ整備をしてアジア諸国を日本の様に富国強兵にする算段だった。当時の日本の目標は白人列強の侵略に打ち勝つことと左翼思想による国家転覆工作を打破する事だった。

この時代に世界地図で欧米の植民地になっていないのは数少ない。迫りくる脅威は今現在の中国レベルではなかった。特に怖かったのはロシア(白人で共産主義というダブルパンチ)でそのために日本は朝鮮半島とさらにその先の満州をミニ日本とし仮にロシアが攻めてきてもこの地域で持ちこたえられる様に考えていた。朝鮮半島や満州、台湾でインフラ整備をせっせとしたのは別段日本人が心優しいからではなく進撃の巨人でいう防壁を更に外側に展開させる戦略的な意味があった。防壁は強固な方が良いに決まっている。欧米の植民地は搾り取る事で弱める意味があるが日本の場合は逆に強める必要があったわけだ。

その為朝鮮半島や中国大陸での日本兵によるレイプ事件は非常にまずい。現代でいう沖縄から米国を追い出したい連中が米軍レイプ事件をことさら大事件に扱うのと逆説的に意味が似ている。

慰安婦の主目的は軍人のレイプ事件数を大きく減らし日本のイメージを悪くしたい敵側に上げ足を取られないようにする点にあった。



俗に戦争というと欲に目がくらんだ金持ちや政治家が国内だけでは飽き足らず海外にまで軍隊を使って占領政策をする、というイメージがある人も多いだろう。そうして洗脳された兵士は占領した先々でレイプを犯し怒った住民は皆殺しをすると。

従軍慰安婦は「戦争ってたぶんこんな感じなんだろう」という人々のこういったイメージを逆利用している。



先週NHK新会長が個人的認識として「どこにでもあった」というのは要するに

外国に駐留している兵士の性欲をどうやって満たすか(常識的にプロに依存するしかない)という対策はどこの国でも同じ様にあったわけでそういう対策をしていない国家はなかったでしょ、という意味合いに理解することができる。

冒頭に書いた日本の基本政策からしてレイプなんかとんでもないし更に軍の憲兵が少女を連行するなど「お前は一体何をしたいんだ」状態なわけで日本の政府や軍がそんな事をするメリットは一つもなかったのが当時のアジア情勢だ。


ただしちょっと上に書いた「戦争ってたぶんこんな感じなんだろう」という人たちにとっては全く意味が分からない傍若無人な金持ち会長が何か偉そうに無知をさらしている

と認識するだろうから左翼系の思想を持った新聞社記者がこれを取り上げて「大変な事をNHK会長が言った!」と騒ぐのは左翼の職務上(笑)全うな反応だったと思う。




脱原発への基本知識

2014-01-19 14:18:56 | 政治
物事を決める上で基本知識は欠かせない。原発というより発電について書いておこうと思う。

電気はどうやって作られるかだが最もお手軽に分かりやすいのは自転車のライトだろうか。今は太陽光や電池で光るものが多くなってきてタイヤにローラーを当てて光るものは少なくなってきている。しかし発電の基本はこれでとにかく回転させると電気が起きるのだ。これは巨大な発電所でも原理は同じでどうにかして回転させるものを作らないと電気は作れない。(太陽光はその点別だけど)

火力発電は火をガンガン焚いて(間は省くが)風車を回す、水力も水の落ちるところに風車、風力発電はそのもの、という様に大抵は大きな回転体を電力に置き換えているわけだ。もちろん原発も同じで分かりやすい例えで言えば超熱した石の上に水をたっぷり入れた鍋を載せて水蒸気を出しその上にプロペラを置いて発電している。

電気を作るにはこの様にえらく非効率な事をしてようやく完成する。


日本の場合、アメリカとかつて険悪な関係になった。第ニ次世界大戦前に日中関係が悪化したせいでアメリカが制裁として日本に原油を売らなくなったのだ。当然ながら発電できなくなる。国としての存亡をかけ結果として「原油を求めて」アジア各国に進出することになった。

更にそれから40年弱経った戦後には今度は中東が原油を売らない(もっと高く買え、イスラエルを支持するな)という石油ショックが起こる。またしても発電できなくなる。石油の値上がりよりも日本の生命線であった輸出製品が作れなくなる状況に陥る。

こういった悪夢を経験した当時の日本は何よりも供給バランスを重視する政策になる。石油がストップしても何とかなる、原発が全面的に止まってもギリギリ何とかなる、同じく風力が、水力が以下略。

今、日本が原発が止まってもギリギリやっていけているのはこの当時の人たちの政策的尽力が大きい。ただしこれで中東戦争などがイランなどで起こって石油供給が止まると原発が止まっているだけに明らかにやばい。節電レベルではなく戦時中や石油ショックの時以上の大混乱が待ち受けている。

多くの政治家や官僚は当然この歴史と経緯を知っているわけでだからこそ単純に原発を即時ストップせよ、とは言えない。モラルの問題ではないのだ。言える政治家は間違いなくこれらを知っていて止めろと言っている。その意図は色々だろう。日本の技術革新に期待し世界的問題を率先してやる未来図を描く人、エネルギー問題で日本を路頭に迷わせ中国や韓国から個人的金銭支援を期待する人、エネルギー不足で再び日本が世界戦争の主役に…、単に今の与党を困らせられればそれで自己満足できる人、等々

少なくとも「危ないから」「将来の子供たちの為」などは政治家としてありえない。マジに言っているとしたらそれは歴史とこれまでの流れ、発電の原理を知らないからとしか思えない。

細川氏と小泉氏の反原発は原発行政のシステムに対する反発と技術革新への期待が込められていると思う。悪い考え方ではないが冒頭に述べた様に発電原理は至極単純なものだけに新たな発電アイディアが早々出来るものではない。月に太陽光パネルを敷く案や古くからSF小説にある地球にリング状の発電パネルを敷くものが実現可能か、あるいは極論を言わせてもらえば地球規模で人口抑制を行いエネルギー消費量を抑えつける案もある。

理想論よりも技術力が全く追いついていないのがエネルギー問題だ。再び例えれば「自動車が空を飛べば交通事故死が激減する」を実現させようとするのが新エネルギーへの難易度だと思っていいい。


中国大使もたとえ話に大変大変

2014-01-11 18:41:08 | 政治
あまり理解できない人の為にたとえ話は非常に有効だ。悪用する意図の人間からしたらそれによって瞬時にそのたとえ話の良い人、悪い人を現実のものに置き換えられ簡単に相手を凹ませることができる。

そんなわけで今、世界中の中国大使が韓国の大統領のように日本の悪口外交を展開せよ、今すぐに!との指令を受け悪戦苦闘中だ。

そこでイギリスの中国大使はイギリス人なら100%、海外でもかなりの人間が理解できるハリーポッターの主要キャラを出してきた。今までならヒトラー、ドイツと天皇、日本をリンクさせ未だに軍国主義でアジア覇権、その後に大虐殺をして世界覇権を狙っているのが日本であるっ!とか言ってたのだがどうもあちらさん(欧米)の反応が死んだ魚の目になっているというのに気が付いたようだ。中国人も進歩するのだ。

ところでそのハリーポッターだが最初の映画3つくらいまでなら観た記憶があるがその後はアニオタ的に言う切った作品なのでどうなったのかは分からない。少なくともその頃は「あの人」という名で呼ばれていたのがそのヴォルデモート卿だったはずだ。理由は観ている人には分かるがちゃんとした名前で呼ぶと災いがあるレベルの怖い人というニュアンスがある。

中国側の演出意図としては欧米で誰もが口を紡ぐ「あの人」は日本であり以前に自分(中国)も殺されかけたが鉄の意志でこれを撃破。そうして自分が成長してきて世界が「待っていたよ!中国君、世界を救うのは君だ!」と言われているのにメラメラと殺意を沸かしているのが復活した「あの人」だと。

そうして中国大使であるわたしは言うよアル。あの人とは「日本」でアルね!



という演出だとしたら(いや、そうだろうw)中国の公共テレビの反日ドラマよりも面白い。



イギリス人的なノリでこれに応えるとしたら
「ところで大使は映画館なり公式販売のDVDでこの映画を観てくれたのだろうか。世界平和への危機よりも我々にはそれが重要な問題だ」
とでも答えておきたいところだ。

綾瀬はるかと政治論

2014-01-04 21:03:47 | 社会
タイトルを意味不明にしてみた(笑)

綾瀬はるかと言えば年末の紅白司会で日本中を緊張の渦に巻き込んだ張本人である。事前に「あの人は天然だから絶対ダメ!」と言われていた人事抜擢。案の定、説明不要のかみまくりであった。

しかし福島ネタではすでに3年が経とうとしているのに正直今回の企画が最も感傷的になったのはやはり彼女の真摯な気持ちに共鳴したからとしか言いようがない。スラスラと台本を読み、役者レベルに感情を込め不幸を背負った地域に対して視聴者にやんわりと同情を強要する多数のコメンテーターに対して彼女のそれは非常に個人的な訴えであり全く打算的ではなかった。そこが非常に感情移入された原因だったと思う。

さて、政治にこの話を移動すると今や日本だけではなく韓国も中国も言ってみれば打算的な芸能人による「福島を救え」に近いものがある。言ってみれば誰がより「弱者に対して同情している自分に支持を!」という競争になっている。韓国や中国での福島は日本軍による大虐殺()である。

それが正直かなり膨張された物語である上に感情が全然真摯ではないのが問題だ。中国の外交部報道官の発言である「わが中国に対する日本の度重なる残虐非道な行為は…」という発言はものすごくしっかりとしたキレと音量だ。誰にでもどんな劣悪なスピーカーで聞いていたとしても聞き取れるこの演出はもちろん発言する報道官の意図でもあるし劣悪なスピーカーはチベットやモンゴルやウイグルの貧民の所有物のレベルを想定している。

こんな下心バレバレで綾瀬はるかのよく聞き取れないかみかみ司会に対抗出来る、いや圧倒できると思っている中国共産党はアホである。

人間は政治に精通している、していない以前に即座に話しかけている相手の真意を見抜く。頭が悪かろうが相手の下心を見抜くのは人間の特性の最も重要な部分なのだ。これが共産党のエリートには理解できない。幼少時から他の児童を圧倒し自分は頭が良いと自認している人間は本来の人間の特性を理解できず自分が思想含め全部支配下に置けると本気で思っている。

もちろん、このターゲットは中国の貧民層だけではなく日本人全般、世界中の人々でありぶっちゃけ人間として自分より下だと思っているのだ。

この感情は日本で言えば民主党の議員やマスコミが似た様なものだ。

しかしアジアで大抵先陣を切る日本において一般人を下に見たこういった工作がどういった結果を見たかが今後のアジアの答えになるだろう。政治とメディアの蜜月は終わりを迎えようとしている。