徒然草Ⅱ

「アッ!」「イイねえ!」「ウッソー!」「エーッ!」「オおぉ!」ということを書きたい!?
(読書日記備忘録を中心として)

カシオペアの丘で 上

2017年08月23日 | 小説


書名   カシオペアの丘で 上
著者   重松 清美
発行社  講談社
発行年 2007年5月31日
頁数   352頁
価格   1,500円+税

丘の上の遊園地は、俺たちの夢だった。
肺の悪性腫瘍を告知された三十九歳の秋、俊介は二度と帰らないと決めていたふるさとへ向かう。
そこには、かつて傷つけてしまった友がいる。
初恋の人がいる。
「王」と呼ばれた祖父がいる。
満天の星がまたたくカシオペアの丘で、再会と贖罪の物語が、静かに始まる。

・「でもな。人間は、前ばっかり向いているわけには、いかないんだよ。
  下を向いたり後ろを振り返ったりするのが人間だと思うんだ」

・「人間は、そんなに強くないと思います。」

・許したい相手を決して許せずに生きていく人、
 許されたい相手に決して許してもらえずに生きていく人は、
 どちらが悲しいのだろう。



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2017年08月23日 | スナップ写真
酔芙蓉