A：差別のなくし方には二種類ある。
B：どういうものですか。
A：一つは「差別する者をなくす」というやり方でもう一つは「差別される者をなくす」というやり方だ。
B：後者は劣った奴は抹殺してしまえということですか。
A：ちがーう。お前は今地獄にいる。
「嫌がらせをするのは楽しい」
そういう人の脳内では無意識的に「楽しいのはよい」だから「嫌がらせをするのはよい」という三段論法による理屈が構成されているのかもしれない。
でもそもそも嫌がらせを楽しく感じるのは正常なことなのか。
昔からそういう人は邪（よこしま）な心の持ち主とされてきたのではないか。
しかし邪悪だからといって狂ってる（異常）ということにはならないんだろうか。
恨む心に恨まない心が勝つから恨まなくなる。
そういうわけではないと思う。
だいたい恨むまいとすると余計に囚われてしまうものだから。
それよりはむしろ恨む相手に許しを与えた方が恨まずに済むと思う。
「恨まない」という否定よりは「許す」という肯定が大切ということ。
