先日、早朝バイトの同僚が、美味しいシャケをもらったからお裾分けすると言うので、オーそれならたこやきご馳走するよ、20年の大阪暮らしでたこ焼き上手だよ、と待っていたのだが、年寄りを病院に連れて行かねばならなくなったとシャケだけ置いて帰ってしまった。
シャケはとても美味しくて、焼いてお茶漬けにしたり、粕漬けにしていただいた。そろそろタコを消費してしまわなくてはいけないと一人でたこ焼きを焼いた。
夏祭りの時、近くの小学校の会場からたこ焼きの香りが漂ってくるとたこ焼きを焼きたくなる。たくさん焼いて、お隣にもお向かいにも配る。「今年もたこ焼きくるかな?」と向こうも待っているみたい。
たこ焼き器に念入りに油を塗って準備する。卵とダシにたこ焼き粉を溶いてゆるさを調節する。煮干しの削り粉を加えて生地自体を美味しくするのが美味しいたこ焼きの秘訣だ。小麦粉を水で溶いただけなんて以ての外。
あげだま、タコ、ネギと紅生姜を入れたたこ焼きが出来上がり、一人で食べた。削り粉を入れすぎて少々色が黒いが美味しくできた。タコは使い切ったがまだ生地が残っている。
大阪では町内に一軒はたこ焼きを焼く家があった。道に面した一間でたこ焼きを焼いて近所の人が食べにくる。10個で100円とかめちゃ安かった。タコの他にコンニャク入りというのがあって、コンニャクなんて食べる人いるかと思ったが、小さな子供やお婆さんは注文していた。
冷蔵庫にコンニャクがある。あすはコンニャク入りを焼こうかな。