PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

昨今の無金利ローン続出の現象について。

2017-07-05 | 日記

やらないやらないと、店員も言っていた無金利ローンをついにやり始めたショップがある。

36回をついに1年延長して48回無金利に踏み切った店もある。

いくらロレヲタでも、生活の大半を趣味に使っても、収入の大半をロレックスには使えない。

だから買いやすい、は消費者の、さらに安く、に比例し合致する。

それではどれくらいの、徳、が客にもたらされるのだろうか。


0.3×回数=値引き率、と考えてよいだろう。


36回無金利で100万円のロレックスなら10.8%引きになる。それも分割だと買いやすい。


長崎のテレビショッピング会社はきわめて消費者目線で成功した。


いまや、ブランド品は売れず下降の一途だ。

それは囲い込み、閉鎖的になりつつあるブランドの状況を見ても明らかだ。

国内百貨店でも、外商の上得意客にかなりの回数の無金利ローンを進めているがそれでも客はブランド品には飛びつかない。

もはや、国内ブランド需要家は、将来が不安、というよりもおなかいっぱいでいらないのだ。


多くの期間限定で無金利ローンを打ち出しているが、やめることはもはやできないだろう。

なぜなら、それが消費のトレンドだからだ。


それでは無金利ローンができない、整っていないブランドショップは将来どうなるか。

現金一括ならば、無金利ローンの金利分を値引いていないと、当然、客のメリットは出ない。

それができずに無金利ローンの店とさほど変わりのない店頭価格を提示しているのなら、マーケットから退場、

を余儀なくされることは自明の論理だ。


私は、無金利ローンの実施の有無をショップ選択の大きな根拠の一つとしている。



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