PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

聖徳太子と日本経済。新紙幣の顔には「龍馬」。

2011-01-09 | 社会・経済

Photo

わが国における聖徳太子の肖像紙幣(1930-1984)は戦前を除いては最高額貨幣として長く継続してきた。

私が子供の時分、2種類の聖徳太子なんぞはどれも滅多にお年玉には貰わず、長州の伊藤さん3枚が圧倒的に多かったし、お小遣いも毎月、長州の伊藤さん2、3枚で充分やり繰りして今よりも物価的価値が非常に高かった切手収集に充てていた。

それは兎も角、激動といわれた昭和以来の日本経済を今、振り返ってみると、ちょうど聖徳太子のお札がこの世から消えたとほぼ同時の時間軸で悪化の一途を辿った、と言ってもいい。

やはり明治の文化人では、聖徳太子と比較しても明らかに貰っても心理的も見劣りする。子供銀行並の玩具紙幣である。

貨幣の肖像というものは国内外的に当然インパクトがあるものでなければならない。

観念的にも現実的にも物事に杓子定規ゆえの役人なので、自発的アイデアや急進的な回天は出来ない。個々勝手なことをすると社会が混乱してしまう。そこで民間から押しに押す。

やはり我々商人にとって少しは現実的に元気が出るものの一つの国策としてこの際、政府は国民心理昂揚に大きな意味を持つ「紙幣切替」を断行するべきだと思う。

それはまず五万円札を先発させ、1年後、十万円札を発行し、それらの肖像に「聖徳太子の復活」させる。段階的なインフレターゲットに持っていくのである。

壱万円札はもちろん我等の「坂本龍馬」である。これには経済界のオジサンらも異論はあるまい。五千円札以下は文化人(平安時代も含めて)以外で革命的野心家であれば誰でもいい。もちろん日本人で。

私はいつも周囲にはこの一策を洩らしている。ただ私のブログで初めて意見いたします。Riyoma 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする