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てらまち・ねっと



 兵庫県議会の議員の不正に関して、本人の号泣しての釈明は批判の的。
 今は"逃走"しているという。
 《県議会の各会派は、政務費の使途について説明させ、説明ができない支出があれば返還したうえで議員辞職を要求する勧告文を作成し、過去3年度分の政務費を再調査することも決めた》(zakzak)、という。
 自分たちに関心や調査、捜査が及ばないようにする"策"と見受けられる。

 この関係の報道を記録しておく。
 最初は、出張日ごとのデータ・カレンダーを色分けして月別に見せてくれた《野々村竜太郎氏、日帰り出張197回 カレンダーで見ると...【号泣県議】》(Huffington Post 吉野太一郎氏) 。
 とても分かりやすいから興味ある人は、リンク先の全文を見られたし。

 一番面白かったのは、「地方議員を5つのパターンに分類」、分析し、有権者、市民に対して、「当事者として決起することも選択肢に入れておくべきではないか」とした意見。それは、地方自治を知り尽くしているといっていいジャーナリストで、テレビリポーターなどもする相川俊英氏の 《驚き、嘆き、あざ笑うだけでは何も変わらない! 第二の「号泣県議」を誕生させない眼力の養い方》(ダイヤモンド)。
 《・・・とんでもない地方議員は兵庫県議会のみならず、日本各地に数多く生息する。・・・ 政策よりも人物で判断する地方政治。地方議員は5つのタイプに大きく分けられる。・・・5つのタイプを意識しながら議員個々をウォッチすると、見えてくるものがある・・組織のないEは選挙に弱いからだ。・・選挙に当選するよりも役割をきちんと果たせる議員になることのほうが、数倍も難しいからだ。・・当事者として決起することも選択肢に入れておくべきではないか。》

 ふむふむ・・・、私はEパターンに分類されるはずだけど・・・
 ともかく、自分で議員なったら、との旨の結びは他の報道にはないもの。
 こちらも、とても分かりやすいから興味ある人は、リンク先の全文を見られたし。

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●野々村竜太郎氏、日帰り出張197回 カレンダーで見ると...【号泣県議】
          The Huffington Post | 執筆者: 吉野太一郎 2014年07月08日
 日帰り出張などの名目で、2013年度に約301万円を領収書なしで受け取っていた兵庫県議の野々村竜太郎氏。本人が申告した行き先や領収書の発行場所などをカレンダー上に整理すると、県議会の合間を縫って計197回、最長12日連続で2カ所を交互に日帰り出張し、出張ルートにない場所で物品を購入するなど、不自然な出張日程が浮かび上がった。

・・・・・・・(略)・・・
【1月】
神戸市内の県議会への登庁が多くなっているが、それでも計10回、城崎と佐用へ交互に日帰り出張している。


■2日連続、同じ場所に日帰り出張?

【2月】
次年度予算の審議が始まり、県議会への登庁が多くなる。2月7日の県議会臨時会で野々村氏は一般質問に立っていたのだが、一般質問は県庁内への質問通告や回答作成をめぐるやりとりに直前まで時間を割かれるのが普通だ。その前日と翌日に、城崎へ日帰り出張をしている。

【3月】
次年度予算の審議の合間を縫って城崎に12回、佐用に7回、日帰り出張をしている。3月27日と28日は城崎に2日連続で日帰り出張している。

●号泣県議:報道陣の取材かわす 抗議や苦情は3075件
        毎日新聞 2014年07月07日
 兵庫県の野々村竜太郎県議(47)=無所属、西宮市選出=が政務活動費で不自然な支出を繰り返していた問題で、県議会は7日、各会派代表者会議を開いた。野々村県議はこの日、一般来訪者がほとんど使わない貨物用エレベーターでひそかに5階の議長応接室に入り、報道陣の取材をかわしていた。

 議会事務局幹部が2日朝に会った際、自殺をほのめかすなど精神的に不安定な状態だったため、貨物用エレベーターで来るよう勧めたという。貨物用エレベーターは廊下からドアを隔てた非常階段脇にあり、議会事務局は「結果的に報道陣に見つかりにくいルートになった」としている。

 県に寄せられた抗議や苦情の電話・メールなどは7日午後4時現在で3075件になった。【神足俊輔】

●新疑惑が次々と…“号泣”野々村県議「詐欺で逮捕」あるのか
     日刊ゲンダイ 2014年7月8日
 もはやワイドショーの“ネタ”では済まなくなってきた。「公金不正事件」に発展しそうな雲行きだ。兵庫県の野々村竜太郎県議(47)が不自然な日帰り出張を繰り返し、11年の初当選以降、3年間で計約800万円の政務活動費を得ていた疑惑のことである。

 野々村県議は「号泣会見」で潔白を訴えていたが、その後、「出張」となっていた日の特急が運休していたことや、視察日に別の場所で購入した切手の領収書が残っていたなど、新たな事実が次々に発覚。“カラ出張”の疑いは高まるばかりだ。こうなると「うっかりミス」のレベルではない。議員失職は当然だが、刑事事件に発展する可能性も出てくる。元検事の落合洋司弁護士がこう言う。

「ウソの申請で数百万円もの公金を得ているわけですから、詐欺事件として立件される可能性は高いと思います。詐欺は故意性を立証するのがむずかしいが、今回の場合、同じ場所に日帰り出張を繰り返すなど、明らかに不自然な点が複数あり、裏付け捜査は比較的容易なのではないか。今後は県議会や市民団体などが告発する事態になるかもしれません」

■毎月大量の切手購入
 しかも野々村県議の疑惑は“カラ出張による公金詐欺”だけじゃない。

「政活費の13年度収支報告書によると、野々村県議はほぼ毎月、切手を買っていて、その金額は今年2月の1カ月間だけでも約40万円になります。政治家が大量の郵便物を送る場合は『料金後納制度』などを利用するのが一般的で、いちいち自分で切手なんて買いません。で、野々村県議は、購入した切手をチケットショップに持ち込んで換金しているのではないか、と疑われています。これは役所が余った予算をプール金にかえる時に使う常套手段で、元市職員の野々村県議なら手口を知っているのではないか、との声も出ています」(兵庫県政担当記者)

 さらに、計80万円の家電を量販店で一括購入していたこともわかった。

 いやはや、この疑惑が指摘通りならトンでもない話だ。野々村県議本人は「自殺に追い込まれるのではないかと不安だ」なんて言って報道陣から逃げ回っているらしいが、一刻も早く公の場に引っ張り出して徹底追及しないとダメだ。

●号泣・野々村県議、今度は報道陣かいくぐる逃走劇 捜査当局も重大関心
         zakzak 2014.07.08
 政務活動費の不正使用問題で注目される兵庫県議会の野々村竜太郎県議(47)=無所属。カラ出張疑惑に始まり、家電製品や切手など大量に購入して政務費から不自然に支出していた疑いが強まり、捜査当局も詐欺罪などを視野に重大な関心を寄せている。その野々村氏は7日、1日の号泣会見以降、初めて姿を現す可能性があるとして、多くの報道陣が県庁に集まった。だが、報道陣の裏をかいて約5分で退庁、今度は逃走劇を演じてみせた。

 県議会は7日、梶谷忠修議長が各会派による代表者会議を議会棟5階の議長応接室で開催。野々村氏の処遇を協議し、政務費の使途について説明させ、説明ができない支出があれば返還したうえで議員辞職を要求する勧告文を作成。過去3年度分の政務費を再調査することも決めた。

 応接室には約50人の報道陣が殺到。議会棟の出入り口や5階の来庁者用エレベーター周辺、応接室の前などを固めていた。

 ところが、議会関係者らによると、正午ごろ、無精ひげに青いシャツに黒っぽいズボン姿で登庁した野々村氏は、報道陣の目をかいくぐって地下駐車場などとつながる非常用の階段で5階まで上り、階段室のドアから数メートル先の議長室に駆け込んだ後、隣接する議長応接室に入った。

 応接室では一回り痩せた顔に神妙な表情を浮かべ、小刻みに何度も頭を下げながら辞職を求める勧告文を受け取り、「大変な迷惑をかけた。議員辞職も念頭に置いている」と陳謝したという。

 その後は再度議長室から階段室に駆け込み、非常用エレベーターを使って退出した。滞在時間はわずか5分間だった。

 議会事務局の担当者は「野々村氏は会見後、取材攻勢にまいっていたようなので、非常用エレベーターなどを使うようアドバイスした」と釈明した。

 税金を財源とする政務活動費。法曹関係者は「野々村氏はカラ出張をしていた疑いが濃い。そうであれば、本来の政務活動費の目的から外れて私的に公金を流用していたことになる。県をだまして金品を詐取したことになり、詐欺の要件は十分に満たしている。今後、詐欺罪に問われる可能性がある」と指摘する。

 県議会も不正使用が明らかになれば、詐欺罪で告発することを検討しており、何より市民団体も黙ってはいない。議員辞職したとしても、法のけじめが待っている。

●「マスコミ怖い」県議号泣の次は逃走劇
       日刊スポーツ[2014年7月8日8時45分
 不自然な政務活動費支出問題と号泣会見で批判を集めた兵庫県の野々村竜太郎県議(47=無所属)が7日、事実上の辞職勧告を受けた。県議会5会派による代表者会議に出席し、責任を追及された野々村氏は「辞職を念頭に置いている」と返答した。会議室へは、荷物用エレベーターを使うなど報道陣の目に触れずに入退場。世間を驚かせた号泣会見に続き、今度は逃走劇を展開した。

 号泣の次は逃走だった。野々村氏はこの日、兵庫県庁で開かれた代表者会議に出席し、事実上の辞職勧告を受けた。会議は午前11時、本人不在で始まり「活動費の使途を過去3年度分にわたって再調査する」と決議。同40分、梶谷忠修議長が議会事務局員へ、野々村氏の招請を指示した。

 野々村氏は同45分、人目のつきにくい荷物用エレベーターで会議場のある5階へ着き、議長室から会議室に駆け込んだ。議長から「説明できない政務活動費は全て返還」「説明責任が果たせなければ速やかに議員を辞職すること」と、実質的な辞職と説明責任を求める勧告文を渡され、「再調査に応じ、説明できないものは全て返還する。議員辞職を念頭に議長と相談したい」と語ったという。

 事務局によると、この日の逃走ルートは号泣会見の翌2日、野々村氏が議長から注意を受けた際に偶然使った経路。同氏から「マスコミが怖い」と訴えられた事務局が配慮し、このルートを提案したという。

 説明責任を果たさない野々村氏を結果的に守った形の事務局は「2日の時点で憔悴(しょうすい)しきっており、過呼吸のような症状も見られた。本人から『自殺に追い込まれるかもしれない』との発言もあり、配慮した」と説明。野々村氏のブログにはこの日、逃走最中と思われる正午ごろに「心身とも疲れ果てて不安」と報道自粛を求めた。携帯電話の着信も拒否している。

 野々村氏は初当選した11年度からカラ出張と疑われるような不自然な出張や支出を繰り返した。同じ無所属で控室が同じ丸尾牧県議からは「辞めるだけでは何も説明していない。あったことはすべて話さないといけない」。井戸敏三知事からも「説明できないなら出処進退を考えるべきだ」と最後通告された。

 この日、目撃した局員によると「2日よりも憔悴した様子で、無精ひげもはやし、一回り痩せた感じ」という。逃走した号泣県議の逃げ場が、いよいよなくなった。【村上久美子、鈴木絢子】

●号泣県議 議会事務局に自殺ほのめかす
         デイリースポーツ 2014年7月9日
 不自然な政務活動費を巡る疑惑に揺れる兵庫県議会の野々村竜太郎議員(47)が、7日に県議会に登庁した際に、報道陣から死角になる“裏口ルート”で議長室に入退室することに協力した議会事務局が同日夕に事情説明の会見を開き、背景に野々村氏から自殺をほのめかす発言があったことを明かした。

 号泣会見で世界の失笑を買い、ここ数日は“雲隠れ”状態だった野々村氏は、この日、梶谷忠修議長の要請を受け議長応接室で行われた代表者会議に出席。

 約100人の報道陣が待ち構えたが、野々村氏の入退室は確認されず。後に、議会事務局職員が携帯メールで野々村氏を誘導し、貨物エレベーターまで使って、報道陣の死角になる隣室伝いに入退室させたことが明らかになった。
 議会に1500件超の抗議が殺到する状況下で、説明責任を果たすべき立場にある野々村氏の“逃走”を議会事務局が加担した格好となり、報道陣が理由を追及した。

 事情説明した議会事務局は「本来なら正面エレベーターから入室するべきだった」と謝罪。そのうえで、野々村氏が号泣会見の翌日(今月2日)に、事務局長、次長らの前で過呼吸気味となり、混乱した様子で「自殺に追い込まれるかも」と漏らしたことを明かした。

 このため、職員が野々村議員に7日に実施された「議長呼び出し」について連絡した際、貨物エレベーターを使った入室ルートを提案。野々村氏から「了解」との2文字返信があったという。その通りこの日午前、野々村氏に職員が予定通りの裏ルートでの入室を指示し、出迎えたという。

 ただ連日の市民からの苦情対応に追われる事務局関係者は「これ以上、迷惑をかけてほしくない」とポツリと漏らした。

●驚き、嘆き、あざ笑うだけでは何も変わらない!
第二の「号泣県議」を誕生させない眼力の養い方

          ダイヤモンド/相川俊英の地方自治“腰砕け”通信記 【第101回】 2014年7月8日
「号泣県議」はなぜ選ばれてしまったか?
議会改革は議員定数・報酬の削減にあらず


 西宮市民も「誰に投票しても同じだ」と思って、うっかり票を入れてしまったのだろうか。それとも「西宮最後の希望」というキャッチフレーズに、幻惑されてしまったのだろうか。いずれにせよ、世界中に日本の恥を晒すはめになった。例の「号泣県議」(野々村竜太郎・兵庫県議)の一件だ。

 まさに「後悔先に立たず」である。カラ出張など政務活動費の不正疑惑に決着はついておらず、兵庫県民はとても平常心ではいられないだろう。

 とんでもない地方議員は兵庫県議会のみならず、日本各地に数多く生息する。さすがに号泣県議クラスは珍しいが、セクハラヤジを連発させた都議のように「社会人としてアウト」という議員は少なくない。
・・・・(略)・・・


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