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指原莉乃 選抜総選挙トップ獲得の意義(総選挙分析ライター)

2013-07-07 23:54:49 | 分析系 メンバー
指原莉乃 選抜総選挙トップ獲得の意義(総選挙分析ライター)


まず最初に指原アンチの方は、この記事を読むことをお薦めしないことをお断りしておく。


指原が6月8日にAKB48第5回選抜総選挙でトップをとってから約一ヵ月になろうとしている。

トップをとった直後のTV番組やラジオの中では今回の総選挙で内心はトップをとれるかもしれないとは少しは思っていたろうが、まさか大島優子や渡辺麻友を抜いてトップになることを想定していなかったようで、「とまどっている(HEY×3)」、「実感がわかない(ANN)」などの発言をしてトップになった現実を受け止めるのに多少戸惑いがあったようにも見受けられる。

その後は、不正選挙があったのではないかと発言するアンチに対して「1位とったぞ。なめんなよ!バカヤロー(笑っていいとも)」に始まり、AKB48のトップであることの受け止めを自分なりに整理ができたようで、以下に紹介する歯切れよく元気のいい発言が飛び出すようになり、その発言をめぐってマスコミやネット上を賑わしている。

7月2日に放送された「踊る!さんま御殿!」に出演した際には、さんまから指原に総選挙の話題を振られて、さんまが指原に、昨年スキャンダルがあってAKB48から博多のHKT48へ飛ばされた指原をファンが応援してくれたので総選挙で一位になれた。

スキャンダルがなければ一位になっていなかったかもしれない、だから逆説的に言うとあのスキャンダルがあったからこそファンが応援してくれて1位になれたのだろ、という問いかけに対して、指原が今となってはスキャンダルを掲載した「週刊文春に感謝している」と発言して周囲の度胆を抜き、ネット上では物議を醸した。

さんま「だからああいうことがあったからよかったんでしょ。」
指原「えっ!」
さんま「ファンが助けてやろうと。そうやろ。」
指原「一位になったんで、そのこと忘れてた。」
さんま「応援票やな。」
指原「あれがなかったらこう(一位)はならなかったと思うので、その週刊誌にもすごく感謝している。」
さんま「逆にな。」.
指原「感謝してる。(上と下を)どっちも経験させてくれたのが週刊文春なので」
指原莉乃130702「踊る!さんま御殿!」映像

指原莉乃7/4 12:28 グーグルプラス
さんま御殿もTVエースも楽しかったー(((o(゜▽゜)o)))らんらん。ただ、誤解を招く言い方をしてしまったので、反省。。四位になってから、AKBにいたままだと個人としての成長も、人として成長もできないだろうなと思ったので…今でも、本来通りの自分ではなく二倍頑張らなければという気持ちで活動しているしこれからもそうします!まだまだ頑張ります。


筆者は、自分のアイドル生命が絶たれるかもしれないという地獄に突き落とした「週刊文春に感謝」とは凄いな、と。何でも「芸の肥やし」にする指原は大きくなったなあ、とつくづく感心してしまった。(このブログのライターであるKC氏が、昨年6月に指原のスキャンダルが起きたときに「指原莉乃は、左遷ではなく栄転」で指摘していたように、指原自身が「AKBにいたままだと個人としての成長も、人として成長もできない」と感じていたようだ。自分を成長させ、飛躍させてくれるきっかけを週刊文春は与えてくれたのだとプラスにとらえて、TV上では「感謝」という言葉を使っている。ただし、この辺はどこまで本音なのかはわからない。)
指原莉乃は、左遷ではなく栄転


7月3日に放送されたTBSの「TVエース」では、AKB48グループの恋愛禁止について、指原はメンバーの恋愛は『自己責任』という見解(公式なのか指原個人の見解かは不明)を出し、AKBグループの懸案になっている恋愛禁止について、今までの解釈とは異なる発言をした。当然、それを聞いた出演者(近藤春菜)から「だいぶ緩くなった」と驚かれている。

東野幸治「(恋愛禁止の)ルールは存在しているんですね ?」
指原「まあ、自己責任。」
東野幸治「なるほど。責任を持ってお付き合いをすることも良いし、ファンのことをいろいろ考えると、そういうことをやめても良い。」
指原「そうです。」
近藤春菜「だいぶ緩くなったんですね。」
東野幸治「やっぱ、あの丸坊主騒動以来」
指原「はい。」
近藤春菜「あそこまでやっちゃったら、みたい」
指原「それが大きかったですね。」
近藤春菜「これ以上坊主が増えてもっていう。」


7月5日には選抜総選挙当日のTV中継時の発言も含めて指原に対して常日頃厳しい批評を展開している指原アンチの漫画家小林よしのり氏に対して、作家の林真理子氏との対談のなかで、小林氏を「熱心に楽しませているパフォーマー」として自分を位置づけて、小林氏は「どっかでまだ(自分に)興味がある」と軽くいなしている。小さい男の子がいじめる女の子は好きの裏返しの心情といわんばかりで、小林氏を完全に手玉に取り、子供扱いのようにもとれる。

<林真理子と指原莉乃の対談>7月5日NHK
指原「どうにか私のことを言ってきたひとを見返そうという気持ちが凄く強いので。それが野心かどうかわからないけど、強く生きようと思っています。」
林真理子「それはいいことですよね。強く生きようということは。」
指原「小林よしのりさんが私のことがスゴイ嫌いで。」
林真理子「そうみたいですね。」
指原「すごいいろんなところで名前を出してくださってるんですけど。でも、私が二十歳そこらの女が50代とかの男性をここまで熱心に楽しませているんだって思ったら、なんてパフォーマーなんだって。」
林「なんて強いんでしょう。まあ。」
指原「すごいなって思ったんです。」
林「それはすごいよ。50幾つのおじさんが20歳そこそこの子を気にかけて気にかけて一挙手一投足を見てるって、すごいことだよね。」
指原「好きなメンバーの言動をチェックするより、指原のなんかあら探しをすることに必死なような。」
林「でも愛の反対は嫌いじゃなくて無関心だっていうから。」
指原「そうですね。」
林「そうなんです。それは愛情の裏返しですよね。」
指原「どっかでまだ興味があるのかなと。」
林「なんかすっごいうれしいですよ。そういうポジティブな考え方大好き。」
指原「あらうれしいです。」
指原莉乃 林真理子との対談映像

前田敦子は第3回選抜総選挙で1位に返り咲いたときの挨拶のときに、自分(前田)のことを心よく思わないアンチに対して、涙ながらに(前田としては精一杯の表現だと思うが)「自分のことは嫌いになってもAKBは嫌いにならないでください。」とAKBグループに対する“愛”を訴えたのに対して、指原は前述したようにある意味かなりルサンチマン的に強い姿勢でアンチに対して自分から発言している。黙っていてもどうせ厳しいことしか言われないのだから、それならトップになったのだし自分の考えていることを言おう、という決意のようなものを感じる。

選抜総選挙で指原が一位になってよかったなと思ったのは、こういった一連の発言を指原がいろんな番組に一人で出てしっかり語れる機会をより多く持つようになり、また、マスコミも取り上げてくれること。歯に衣着せぬ発言をしている。林真理子氏の対談のなかで指原が語った『強く生きよう』という気概が伺える。

AKB48の総合プロデューサーの秋元康氏はだいぶ前(2010年12月インセプション アワードの席上)にセンターになりたいという指原に対して「だいたいあまりしゃべる奴はセンターになれない。昔から売れるアイドルに凄くおしゃべりなひとはいない、そこに指原は果敢にもいどんでいる」と言って放送作家になることを薦めたが、まさしくあれから2年強たち、実際にセンターになった指原は『しゃべる、おしゃべりなもの言うセンター(アイドル)』として果敢にいどみ異色を放ち始めた。今後、この調子でプロデュースについても指原流の力を発揮し始めるかもしれない。指原莉乃「来年はセンターを目指す」


今までは、ともすると指原を筆頭にAKBメンバーに対する枠にはめた厳しい発言だけが取り上げられて、メンバーがそれらの批判に対して何か発言しようものならマスコミやアンチから総攻撃を浴びるという悲惨な状況だった。メンバーには人権もへったくれもあったものではない。良きにつけ悪しきにつけ指原がトップになり指原なりに自分の考え方を語ることでAKB48グループという巨大アイドル集団に所属する多様なメンバーの個性がより豊かに発揮される可能性がこれから出てくるのではないか。


さて、余談を一つ。

筆者のように握手会にも、シアター公演にも、コンサートにも行かない指原の1ライトファンでも指原がトップになったことで今回は随分恩恵を受けている。

もっぱら指原の情報といえばTVとネットでしかとらないのだが、指原がトップになったことで前述したようにバラエティー番組で指原が話す機会が増え情報量が多くなったことに加えて、歌番組ではそれまでは映ってもほんの数秒でその数秒に一喜一憂していたのが、AKB48の32枚目メジャーシングル曲「恋するフォーチュンクッキー」を指原がセンターで歌った6/29「音楽の日」、7/5Mステ、7/6「音楽のちから」では指原が映る機会が多く、センターは別格だということをあらためて実感した次第である。
130629音楽の日「恋するフォーチュンクッキー」映像
130705Mステ「恋するフォーチュンクッキー」映像
130706音楽の力「恋するフォーチュンクッキー」映像
130711MJ「恋するフォーチュンクッキー」映像
130712Mステ「恋するフォーチュンクッキー」映像
130809Mステ「恋するフォーチュンクッキー」映像
130817CDTV「恋するフォーチュンクッキー」映像
130823MD「恋するフォーチュンクッキー」映像
130821一番ソング「恋するフォーチュンクッキー」映像
130825東京ドーム「恋するフォーチュンクッキー」映像
130830Mステ「恋するフォーチュンクッキー」映像
130903火曜曲!「恋するフォーチュンクッキー」映像


日本テレビで始まったHKT48の新番組「トンコツ魔法少女学院」では指原がセンター魔女ということで指原の写真がひと際大きく日テレの番組ページに掲載されるようになり、やっと順位と連動した扱いを受けるようになった。なにか胸のつかえがとれたような晴れ晴れとした気分である。

今までは前田敦子と大島優子推しのファンしか味わえなかった気持ちが多少なりともわかるようになった。トップになるということは大事だな、と。

今日7月7日は幕張メッセで握手会が開かれており、握手会に参加した指原のヘビーファンは指原とトップになった喜びを分かち合ったのではないか。たくさんの票を入れた熱心なファンには頭が下がる。

以上

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2 コメント

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Unknown (1ファン)
2013-07-09 01:47:34
凄く冷静な分析で非常に納得しました。
指原1位は前田vs大島の二強を崩した事、スキャンダルで左遷されてからのHKTの躍進の話題性に加えて笑っていいとも等メディア露出が多いメンバーなので記事にし易いのだと感じました。
運営側としては売り出し中のHKTの宣伝にもなるので狙い通りなのかな?とも。
悪口を言うつもりはないですが、仮に渡辺麻が1位になっても一般の人にはあまりインパクトは無かったのでは、と思います。
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Unknown (指原1位でAKB48が、崩壊するなら、それはそれでかまわない。ナッキー)
2013-07-09 07:48:42
指原1位は、結果として、面白かった。
アンチさんが指摘するように、指原1位でAKB48が、崩壊するなら、それはそれでかまわない。
そうはならないと思いますが。
AKBが健在だから、面白いから、素敵だから、他のもっと素敵かもしれないアイドルを鑑賞できないというジレンマから解放されるし。
でも、AKB48より、面白いアイドルが他にあるとは期待していません。ナッキー
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