指原莉乃 “凄み”を感じさせる演技 (総選挙分析ライター)
『こっちには失うものは何もないんだ』・・指原莉乃
『役者とは悪魔に魂を売った生き物』・・「ミューズの鏡」
指原が8月17日にフジテレビ「土曜プレミアム・ほんとにあった怖い話」と8月26日にTBS「天魔さんがゆく」に出演し、6月8日の総選挙でAKB48グループのトップになって初めて“女優”として演技をした。
指原の“女優”としての活動は、昨年の2012年1~6月に主演した「ミューズの鏡」があり、筆者はこちらのブログにその記事を書くためちょうど昨年の今頃録画を何度も見たのを覚えている。
スキャンダルによって博多のHKT48へ移籍となり、映画版「ミューズの鏡」の上演が伸びてしまい、やっと9月29日に決まったので、ブログで「ミューズの鏡」の前宣伝をしようと24回の放送内容を要約して約2カ月間にわたって紹介した。残念ながらこのときは、指原に対する逆風がまだまだ吹いていたので、記事への関心は低かった。
今、「ミューズの鏡」の指原の演技を思い出してみると、本当に稀なのだがめちゃくちゃに可愛い何シーンかがありその一瞬の映像を見て救われた気持ちになったことと指原莉乃「ミューズの鏡」第9話 悪魔に魂を売る、強烈な“変顔”シーンが相当あり小嶋陽菜『メグたんって魔法つかえるの?』第6話 小嶋・指原魔女対決この後アイドルとして大丈夫なのかと心配になったこと、そして第23話のクライマックスで延々とセリフを語るシーン指原莉乃「ミューズの鏡」第23話がありよくこの長いセリフを覚えたものだと感心したのを覚えている。
さて、そんなことを思い出しながら久しぶりに見た指原の演技は、「ほんとにあった怖い話」の方はストリー的にはそれほど怖くはなくAKB48の選抜総選挙でトップとなった今まさしく旬なアイドルとして演技をしており指原の自然な美しさが出ていた無難なものだった。(演技というより寝顔のシーンがよかった)
一方、「ミューズの鏡」を監督した福田雄一氏が脚本を書いている「天魔さんがゆく」で指原が演じたのは、大阪芸人の悪霊がのりうつってしまった大臣の娘“押水みよこ”役。こちらは圧巻だった。のり・突っ込みが長くおもしろくない大阪芸人を演じたり、映画「エクソシスト」のブリッジで進む(実際にはうまく進めずに潰れてしまった)シーンへの挑戦、最後は“ドン引きするメーク”で大阪芸人の悪霊になりきり「天魔」と対決するシーンなど。
このメークが強烈なのだ。お笑い芸人のイモトアヤコのような太い眉を左右つなげて、おでこに2本しわを書き、鼻の穴を黒く塗りさらに鼻毛を書き入れ、歯は何本かお歯黒。これが選抜総選挙で過去最高の15万票を得てAKB48グループの頂点にたったアイドルのメーク姿か? さらに鼻の穴から豆鉄砲を発射するのである。
今年の6月の総選挙でトップとなってから指原はほとんど“変顔”をしていなかったのでアイドルの頂点となり“変顔”を封じた(自重した)のかなと思っていたが、福田監督のもとでは一切解き放れた演技をしていた。昨年演じた「ミューズの鏡」の中で“役者とは悪魔に魂を売った生き物(12/3/10)”という言葉があったが、「天魔さんがゆく」での指原はまさにそれを地でやっていた。
昨年のスキャンダル後に出演した「有吉AKB共和国(12/7/17)」で指原は『こっちには失うものは何もないんだ』という当時の心境を語っていたが「天魔さんがゆく」での指原を見ていると演技にAKB48の選抜総選挙でトップとなったアイドルとしてのプライドなど微塵も感じさせないのである。『失うものは何もない』という心境から再スタートしたものには、懼(おそ)れるものは何もないのかもしれない。達観しているというのか。久しぶりに見た指原の演技に何か“凄み”を感じたのである。
「天魔さんがゆく」指原映像
「ほんとにあった怖い話」指原映像
以上
「指原莉乃のすべての関連記事」
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『役者とは悪魔に魂を売った生き物』・・「ミューズの鏡」
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指原の“女優”としての活動は、昨年の2012年1~6月に主演した「ミューズの鏡」があり、筆者はこちらのブログにその記事を書くためちょうど昨年の今頃録画を何度も見たのを覚えている。
スキャンダルによって博多のHKT48へ移籍となり、映画版「ミューズの鏡」の上演が伸びてしまい、やっと9月29日に決まったので、ブログで「ミューズの鏡」の前宣伝をしようと24回の放送内容を要約して約2カ月間にわたって紹介した。残念ながらこのときは、指原に対する逆風がまだまだ吹いていたので、記事への関心は低かった。
今、「ミューズの鏡」の指原の演技を思い出してみると、本当に稀なのだがめちゃくちゃに可愛い何シーンかがありその一瞬の映像を見て救われた気持ちになったことと指原莉乃「ミューズの鏡」第9話 悪魔に魂を売る、強烈な“変顔”シーンが相当あり小嶋陽菜『メグたんって魔法つかえるの?』第6話 小嶋・指原魔女対決この後アイドルとして大丈夫なのかと心配になったこと、そして第23話のクライマックスで延々とセリフを語るシーン指原莉乃「ミューズの鏡」第23話がありよくこの長いセリフを覚えたものだと感心したのを覚えている。
さて、そんなことを思い出しながら久しぶりに見た指原の演技は、「ほんとにあった怖い話」の方はストリー的にはそれほど怖くはなくAKB48の選抜総選挙でトップとなった今まさしく旬なアイドルとして演技をしており指原の自然な美しさが出ていた無難なものだった。(演技というより寝顔のシーンがよかった)
一方、「ミューズの鏡」を監督した福田雄一氏が脚本を書いている「天魔さんがゆく」で指原が演じたのは、大阪芸人の悪霊がのりうつってしまった大臣の娘“押水みよこ”役。こちらは圧巻だった。のり・突っ込みが長くおもしろくない大阪芸人を演じたり、映画「エクソシスト」のブリッジで進む(実際にはうまく進めずに潰れてしまった)シーンへの挑戦、最後は“ドン引きするメーク”で大阪芸人の悪霊になりきり「天魔」と対決するシーンなど。
このメークが強烈なのだ。お笑い芸人のイモトアヤコのような太い眉を左右つなげて、おでこに2本しわを書き、鼻の穴を黒く塗りさらに鼻毛を書き入れ、歯は何本かお歯黒。これが選抜総選挙で過去最高の15万票を得てAKB48グループの頂点にたったアイドルのメーク姿か? さらに鼻の穴から豆鉄砲を発射するのである。
今年の6月の総選挙でトップとなってから指原はほとんど“変顔”をしていなかったのでアイドルの頂点となり“変顔”を封じた(自重した)のかなと思っていたが、福田監督のもとでは一切解き放れた演技をしていた。昨年演じた「ミューズの鏡」の中で“役者とは悪魔に魂を売った生き物(12/3/10)”という言葉があったが、「天魔さんがゆく」での指原はまさにそれを地でやっていた。
昨年のスキャンダル後に出演した「有吉AKB共和国(12/7/17)」で指原は『こっちには失うものは何もないんだ』という当時の心境を語っていたが「天魔さんがゆく」での指原を見ていると演技にAKB48の選抜総選挙でトップとなったアイドルとしてのプライドなど微塵も感じさせないのである。『失うものは何もない』という心境から再スタートしたものには、懼(おそ)れるものは何もないのかもしれない。達観しているというのか。久しぶりに見た指原の演技に何か“凄み”を感じたのである。
「天魔さんがゆく」指原映像
「ほんとにあった怖い話」指原映像
以上
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また、さっしーの声はアイドルとしてはあまりかわいい声とは言えませんが、妙に説得力があって、演技する上でプラスになっているような気がします。こんな理由から、さっしーは女優としても十分活躍できるのではないかと私は考えています。
(ちなみに変顔は、TIF2103などで結構やっています(笑)。ファンとしてはいい加減、変顔はやめたほしいのですが・・・)
これ迄にないほど想像と言うものに掻き立てられた
事はありません。
コンパクトにワンロケーション・ワンシチュエーションを基本とした作品だと思いまいました。
このMVを観て、記憶に蘇ったのが『10年桜』のMVでした。
分析ライターさんの、着眼点はには驚かされました!!
アルバムを観て、列車事故を調べるところはすごいですね。