AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

『サイレントマジョリティー』初聴き感想(ピーナッツ)

2016-04-29 12:00:00 | AKB48
4/22の「Mステ」で、初めて見た「欅坂46」。そして、『サイレントマジョリティー』…。
まず、「乃木坂」とは、全く逆のテイストで 出てきたのが 良かったな、と。
シャンプーの匂い,風などにも ″揺れる″ことなく、カクカクカクカク。基本的には、キリッキリッのサッサッ&パッパッってなイメージだった。
なんか、少し前に話題となった「RADIO FISH」(オリラジの中田・藤森 率いる)の『PERFECT FUMAN』のことを チョイ思い出したよ。
あれも、カクカク+トントン、そして、ピシッピシ…。どこか、ラップ調に3代目JSBのテイストを加えた感じの…、でも、それを ちょっとマイルドに仕立ててて、そして、さらに、セカオワの世界観をチョイ足ししたようなリズム&パフォーマンスだったからね。
ちょっと似てる?
で、こういうのが、今後のトレンドになっていくのかなぁ~?…と。
とにかく、こっちは、″乃木坂みたいな感じやろ…″って、そんな風に思っていたもんだからさ、「欅坂46」…より新鮮に写ったよ。
あと、「欅坂46」… ″「欅」って、何て読むんだっけ?″… その難読さ加減も 今回は、いいように作用したと思っている。
だって、それは、″何者?″…その得体の知れない感じ の 大いに助けになってるからね。また、今回は、そういうのと楽曲とのマッチングも良かったね。本人たちは、別に何もしてないつもりでもね…。
いい意味で、こちらとの「距離感」があったと思うよ。
いずれにせよ、ファーストコンタクト! 「乃木坂」とのちょっとした違いなんだけど、「欅」…その読みにくさゆえに、″どこだよ?″って、その感情の上をいってた感じがするよ…知らず知らずのうちにね。″何者だよ?″の方がさ…。
あと、このチームが、もう1つ良かったのは、これ、パフォーマンスしてる時と、そういうことをしていない時(トーク,他の出演者にスポットが 当たっている時etc…)のギャップが とても大きく…、で、その差が、より魅力的に写っていたことだ。
失礼な言い方をするけど、歌以外の部分は、″田舎から出てきた修学旅行生 ~はじめてのテレビ局見学(テレビ朝日編)~″といった匂いが、もう プンプンしてた。そんな彼女たちだったんだよな~。
ま、周りの運営スタッフは、宝塚音楽学校風のふるまいを全編に渡って求めてたみたいに感じたんだけど、徹してほしいみたいに見受けられたんだけど、実際、本人たちは、まー そこはボロが出て出て…、とりあえず、お辞儀の角度だけは、見事にそろっているんだけど、その他のもろもろのこと(間合い等全般)が、バラッバラでね…あの合わせようとしてて、合わない感じだよね…。
そして、″うわっ!タモリだ!″… 正直、完全に この感情に押されてた…あの目だよ。で、そんな不慣れな環境に視線を支配されてる修学旅行生たち…ってさ、
フツーやん! シロウトやん!
ただ、お辞儀の角度だけは、バッチリだという…ね。
ところが、彼女たち、自分たちの歌になった時だけは、まるで、そこが逃げ場所か?!のように、そして、水を得た魚のように…って感じだった。で、その自分たちの出番が終わると、再び、″うわ!タモリ…喋ってるよ~″みたいな ザッツ・おのぼりさん状態に戻っていくという…視線も視点も明らかに不自然という集まりに変身してたな~。
あの2度目のギャップも含め、今回は良かったように思った。なんせ、メリハリ効いてたからね。
ただ、慣れてくるだよね~…もろもろのことにさ。そして、ギャップは、いつしか なくなっていく(その差は、少なくなっていく)。口からは、″緊張してます!″って言葉…出続けるんだけどさ、若干の″盛り″…になっていく。
ま、「欅坂」の子たちも 今回のような 0-100-0 の感じは、これ1回きりなのかもしれないな。
でも、それにしても、平手をはじめ、今回のんは、メリハリ効いてたな~。正直、デビューとしては、100点満点だと思うわ。いい意味&面白い意味での「前後裁断」…″慣れていない強みってある!″って、改めて思い知ったよ。
さて、そういうデビューを飾った「欅坂46」のセンター・平手友梨奈。彼女に関しての感想は、なんといっても あの目だよね。「反抗の目」だ。
あれって、14歳…っていうのが、キーだと思ってる。
ぶっちゃけ、14歳の子が ″する″「反抗の目」と、16歳の子が ″する″「反抗の目」… 質が違う。
後者は、やっぱ、どうしても 何%かの ″作り″は、出てきてしまうんだよね~。まあ、若干の演技と言ってもいい。
14歳はね、やっぱ、現役の「反抗期(の目)」だからね、もう、全っ然違う。
そして、それは、平手だけが…という訳ではなく、もう 年齢的なもんだよ。僕は、それって、絶対にあると思っているんだ。14歳と16歳の差がね…。
ただ、彼女の場合は、中でも、そういうの…より強く、また、よりナチュラルに出るんだな。だからこそのセンターだと思っている。14歳のリアルを 最も素直に表現できる子だったのだろう。
あと、彼女は、自分の意識外のところで、「平手ちゃん」と「平手友梨奈」の2つを上手く同居させてる。それも大きいな。正直、本人以外が 勝手に意識する部分だよ。
若干、気を遣う…というか、なんか 一目置く…というか、″なんか怒りそう″…というか、そういう細かい遠慮?の集合体、積み重ね。とにかく、そういう無形のもの。そういう…こっちが勝手に思うやつ、ミステリアス? 雰囲気? オーラ?
で、彼女の場合、そういうの… いきなりMAXになるのが、曲の出だし…音が鳴った時なんだな。彼女が、カッ!っと目を見開く瞬間だ。
あの なんだか分からない説得力…。
彼女って、時々、″山口百恵の目″をするんだよね~。で、それは、歌部分,トーク部分に関係なくね。″理由の分からない反抗の目″だよね、あれ。でも、本人は、全くの無自覚だと思う。
ただ、「平手ちゃん?」「平手友梨奈?」… 今、どっち?的な あの感じは、今後も彼女の武器になっていくだろな?と思っているよ。
あ!そういえば、「百恵ちゃん」と「山口百恵」…。いつも、イントロが、彼女も MAXだったような気が…。
とにかく、久々に、ああいう目を見たな。

あと、曲の構成に関しては、あれだな。サビ前の変拍子の作り方がシブイな、と。
おそらく、あそこ、譜面的には、3拍子+4拍子…という風に、わりと単純な作り方をしてると思うんだけど、それがいいわ。
4拍子→3拍子+4拍子→サビ(4拍子)…。
サビの1小節前の4拍目を どうしても落ち着かせたかったんだと思う。
なぜかというと、それは、サビ部分のアタマっから、その不満であり、言いたいことを一気に吐き出させるため、最初っから爆発させるためだ。そして、″マジョーリティー!″で、その ひとくくりをシメる…。
僕は、あの一気感を重要視したんだと思った。
で、そこを より印象的に聴かせるための1小節前の4拍目なんだ、と。
で、そのサビ部分だけは、ガチガチのラップ調というよりも どちらかというと、少し ビート感を前に出した感じの、つまり、若干、シンコペーションっぽく出したかったのだと思った。その方が、言葉としては、強く出せるからね。
で、そこを よりビート寄りで聴かせるためには、やっぱ、3拍子よりも4拍子系なんだな。で、その1小節前(の4拍子)を より効果的にするためには、その1個前に3拍子… それを変拍子っぽく、かつ、曲のブレイクポイントとしてクサビ…打っておく必要があったんだと思った。そういう風にしたんだと思った。
だから、あの3拍子+4拍子+サビ の流れだったんだと思うな。
とにかく、この曲の構成上、あの2小節の使い方は、シブイと思ったな~。

さて、最後は、ダンスについて。
ちょっと引っ掛かっていたことがあってね…。ダンスっていうより…
と! しばらくしてから自分の中でガッテンしたよ。
それは、これ、ダンスっていうよりも シンクロのフォーメーションだな、と。それに近いな、と。なんか、全体の動き、流れ、センターの出し方、そして、最後の全体ポーズ… その距離感。
僕は、振り付けの人、日本女子シンクロチームの動きを参考にしているように思うな~。
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『ハルジオンの咲く頃』他.初聴き感想(ピーナッツ)

2016-04-25 23:00:00 | AKB48
『ハルジオンの咲く頃』
「ハルシオン」… なんか、昔の映画のタイトルみてぇだな…そう思ってた。
『優駿 ORACION』。斎藤由貴,緒方直人,吉岡秀隆の出てた映画…1頭の競走馬の話だ。つまり、「オラシオン」とは、馬の名前・・・って、あれぇ~? 違うんだね。「ジ」なんだね、「ハルジオン」…か。だったら、「オラシオン」は、出てこなかったわ~。
老眼かな? よし!5分休憩しよ。そして、改めての気持ちとともに、ポチットな。
ただ、曲がかかる…そのすき間時間に、ちょっと、こう思った…
″じゃ、なんで? その花を選んだんだろう? なぜなんだろ?″ってね。だって、花タイトルって、「さくら」「ひまわり」「あさがお」…「チューリップ」「スイートピー」「バラ」…。季節や色,カタチ等々、何かしらの情報があった方が(曲としては)有利だと思ったんだよね。イメージ、簡単に(その画を)思い浮かべられること、歌詞中の主人公とのオーバーラップ感…。
「ハルジオン」って何だよ?! そして、おそらく、この花を″知っている″人は、10%にも満たないと思うんだな。何でだ? 何で、この花をチョイスしたんだ?
まさか?! はじめっから、それが狙いなのか?
イントロが始まる…と、すぐに、「希望」という文字が浮かんできたよ。そうなのか?「ハルジオン」。そして、その子って、今?? 過去形の表現、いや、違うな。そうとも言いきれない…な。
初聴き直後…その「希望」は、少し…「凛として」というイメージに変わりつつもあった、君のこと…。
調べてみると、「ハルジオン」。それは、春に咲くキク科の植物。茎の下部分は、枝分かれすることなく真っ直ぐに伸びる。そして、わりと、どこの道端でも比較的容易に見つけられる。少し高い所で白い花を咲かせる。また、その花言葉は、「追想の愛」…。
なるほど、と。
「凛として」「希望」… あながち 間違っていないな、と。
あと、この花は、多年草だということ。つまり、″毎年、君のことを想うだろう″ってことだ。僕が少し気にすれば、見つけられるという想いとともに…だよね。
けっして、根は枯れずに残り、毎年、花を咲かせる。それは、「君」の精神ってことなんだろね。そう思うんだよね。
要するに、「ハルジオン」… 今回は、あまり有名名前の花ではない必要があったのではないか?と思った。
僕だけの「ハルジオン」… =「君」。
″できれば、いや、本当は、来年の4月も君に会いたいんだ″と…。
ところで、これ、吹奏楽をやってた人は、わりかし思ったと思うんだけど、″イントロ…『オーメンズ・オブ・ラブ』みたいだな″と。たぶん、コードは、一緒。あの曲を思い出したと思うなぁ~。

『遥かなるブータン』
イントロで、二胡から入って、その後も まあ 大活躍なんだけれども、ちょっと思ったのは、二胡単体でいってしまうと、これ ″中国中国″してしまうというきらいがあるってことだ。
ま、″中国側から入ってんねん!″といえば、それまで…いやいや! やっぱ、ブータン…「幸せの国~桃源郷~」を描くんだったら、僕は、「ダムニェン」も上手いこと混ぜるべきだったんじゃないかな?と思ってしまった。
ちなみに、「ダムニェン」とは、ブータンの国民的楽器。中国の二胡に対して、南アジア(インド辺り)から、チベット&ヒマラヤ広範囲に…みたいな流れをくんでる楽器だ。ま、感じとしては、三味線アジア版みたいな音…だね。でも、シタール(インドの国民的楽器)とは、全然違う。もっと、家族的というか、広大というか、宗教的ではない感じ…というか。ま、そんな感じ。
とにかく、二胡とダムニェンのコラボ形式にした方が良かったかなぁ~…って、正直な感想。
で、そう思うのには、もう1つ理由がある。
それは、この二胡って楽器は、おそらく、最も原始的な弦楽器。要するに、メロディーしかできない、というか、メロディー具合が非常に強く出る、いや、出てまうんだな。だから、歌唱とは合わないんだよなぁ~。主張し合って、間違いなく(仕上がりが)ダサくなる(確率が非常に高いと思う)。
だから、だからのダムニェン案なんだな。中和剤だよ。
まあ、「幸福度世界一の国ブータン」…秋Pも難しい課題に取り組んだもんだよ。
ま、朝青龍さんや 横綱・白鵬なんかは、(「ブータン」の部分をチョイ代えて歌って)″なんか懐かしい感じのする曲だね~″とかは、言ってくれそうな気はするけど…。
まー、難しい題材やったね。一歩間違えば、コミック的になってしまうという…。

『憂鬱と風船ガム』
グロッケン(鉄琴)とウィンドチャイム(″シャララーン″って音のするやつ)を効果的に使って、なんか、サザンの原由子さんの作ったサウンドに近いな、と。「永遠の青春」だよね。
あと、それに、″ピコピコ″的なポップ音も やり過ぎない程度に混ぜ混ぜしていて、まあ言うたら「プリティー・サザン」ってな感じかな? … 音が。でも、イイ感じ。
歌詞的には、風船ガムの中のものを「胸の奥のもやもや」と表現しているトコや、「だらだらと(腰をあげよう)」って、″そこは、スルーしてあげるよ″ってな優しさ?とか、ああいうのは、好きだな~。発想がね~。
とにかく、″あの頃、僕が、膨らませていた風船ガムの中には何が入っていたんだろ?″って、そんなこと(「青春」)を感じさせてくれる1曲。
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HKT48『74億分の1の君へ』とカップリング曲を聴く。炎上のあの曲も。(ときめき研究家)

2016-04-24 18:42:16 | ときめき研究家
『74億分の1の君へ』。
地球上でただ一人の運命の人と出逢えた奇跡に感謝、というプロポーズソング。AKBグループで言えば『BINGO』『隕石の確率』の内容に近いだろうか。
ミディアムテンポで、幸福感をしっとり歌い上げる歌だから、あまり面白味はない。もう少し有体に言えば、退屈な曲だ。ただ、何回も聴くともっと良さがわかって来るのかもしれない。

『Chain of Love』。
イントロの感じから、いかにもシングル曲っぽい雰囲気がする。むしろこの曲がシングル曲候補だったのではないか。と思ったら、HKT48のドキュメンタリー映画の主題歌だった。映画を観ているのに、すぐには思い出せなかった。確かに映画のエンディングにぴったりのドラマティックな曲だ。
『74億分の1の君へ』が男女の愛情の歌ならば、『Chain of Love』は人類愛、隣人愛の歌だ。
皆が誰かを支え、支えられているというメッセージは、災害復興への支援やボランティアの気持ちにも通じる。
雨や風から君を守るという歌詞は、『君のことが好きだから』を連想させ、HKT48メンバーを支えるファンの心境を歌っているという解釈も成り立つ。「無償の愛」という言葉が目立つ。好きなメンバーが1つでも上位になるようにと同じCDを何枚も買って投票するのは、正に無償の愛だ。握手をしたい、認知されたいというのは無償ではない。

『HKT城、今、動く』。
楽屋落ちソング。ホークスタウンの劇場から天神町の新劇場へ移転することを、戦国時代になぞらえて歌っている。SKE48の『ピノキオ軍』、NMB48の『てっぺんとったんで』と同じような位置付けの曲だ。
ファンとの一体感、全員で支えていて干されにもチャンスがあることなど、HKT48らしい歌詞も盛り込み、「大晦日にまた会おうぜ」と、紅白歌合戦へのこだわりもさり気なく訴えている。
和風テイストのメロディも歌詞にマッチしている。コンサートや劇場公演で歌えば、盛り上がることは必定。

『タブーの色』。
宮脇、兒玉という両エースに、女同士の禁断の恋愛を歌わせている。とは言え、AKBグループにはよくある歌で、『禁じられた二人』『おしべとめしべと夜の蝶々』、他にも何曲かあったような気がする。島崎、横山コンビの『友達でいられるなら』は男同士の恋愛の歌だというコメントをいただいたが、確かにそういう解釈も成り立つ。曲調が隠微な感じではなかったので気がつかなかった。
『タブーの色』は、どこからどう見ても女性同士の恋愛だ。曲調も隠微な感じだ。宮脇と兒玉は声質が全く違うので、声の個性も楽しめる。どちらかというと宮脇が大人っぽく、兒玉は舌足らずで子どもっぽい。

『図々しさを貸してちょうだい』。
今回の6曲の中では一番気に入った曲。
いつも男子の目を意識し、空気を読まずに図々しく振る舞う「彼女」に呆れながらも、ちょっと羨ましく思っている女の子の歌。好きなものは好きだと言って手に入れる、それが若者の特権。清々しい。
歌詞の中に出て来る「グリーンランド」とは北極海の島ではなく、三井グリーンランドという福岡の老舗の遊園地。東京で言えば読売ランドや豊島園のようなもの。ローカルアイテムを堂々と使っていて潔い。
それにしても、遊園地に真赤なミニスカートは何かと支障があるのではないか。ジェットコースターにも乗っているが、どうなっちゃうのか。全て承知の上で攻めている「彼女」に天晴れ。そして「何か羨ましい」と素直に認めている女の子も柔軟で好ましい。

『アインシュタインよりディアナ・アグロン』。
この曲は、ネット上でバッシングを受けているようだ。
「若い女の子は頭が空っぽでも可愛ければいい」という極端な価値観がけしからんという批判。それから、米国のドラマ『glee』を引用しているが、ドラマの内容を理解していないという批判。

後者については、私は『glee』を観たことはなく、ディアナ・アグロンという女優も知らないので、コメントしにくい。有名なドラマの役者を引いているということは、日本で言うなら、「『男はつらいよ』の渥美清のように、何歳になっても定職を持たずにふらふらしたい」とか、「『水戸黄門』の高橋源太郎のように、要人と一緒でもうっかりお気楽に旅したい」とかいうような歌だろうか。
映画やドラマの解釈は人それぞれだから、それを批判しても水掛け論の気がする。寅さんはただの無職ではなく、深い考えがあるのだとか、私の解釈に異論がある方もいるだろう。
そう考えると、女性蔑視、前時代的と言えるこの歌のメッセージも、フィクションの中でデフォルメされた生き方にちょっと憧れるといった程度のもので、現実社会の中で本気で実践しようと思っている訳でもなさそうだ。寅さんや八兵衛が不真面目なのはけしからんと批判するのも、野暮というものだ。

しかし、女性の活躍が期待されている今日、1つ目の批判はもっともだと思うし、何で今わざわざこんな歌詞を書くのかと思う。批判覚悟の挑戦的な歌詞なのだろうが、挑戦して何を得ようとしているのか定かでない。昔、さだまさしの『関白宣言』が男尊女卑だと批判されたことがあったが、あの歌詞は愛情に裏打ちされた照れ隠し、空威張りという解釈の逃げ道があった(その後『関白失墜』という曲も書いている)。この曲にはそういう逃げ道もないように思うが、強いて探すなら、「ママになるまで子供でいい」という部分だ。最近は親なのに親の自覚がなく、しつけができないどころか虐待する親までいる。この子にはそうはならないという自覚はあるし、いずれはしっかりした大人になるけど、今の間は子供らしく楽しみたいという人生観なら、そんなに批判されるようなものではないだろう。

楽曲として純粋に評価するなら、めるみお、なこみくという両世代のエースに歌わせているのに、今ひとつ弾けていないし、心から楽しそうでもない。サビの「ディアナ・アグロン」という部分も気持ち良く歌えていない。懐かしい『片想いの唐揚げ』に似た雰囲気のイントロで期待させる割には、狙い過ぎの歌詞も含めて、それほど完成度は高くない曲だと思う。
コメント (2)
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山本彩の始球式に感動 (ピーナッツ)

2016-04-21 23:00:00 | AKB48
4/20(水)の 阪神vsヤクルト(甲子園)の始球式に登板した 山本彩。
水色の大ぶりイヤリング + 黄色&白のタテじまユニフォーム(背番号は6)+ 白い短めのボタンスカート + 真っ白スニーカーという 出で立ちをした 小っちゃいのんが、ラッキーちゃんと一緒に 小走りでマウンドに向かってる。
また、その時、ちょうど、大男(1塁のゴメス)の近くを通らなきゃいけないもんだから、余計に小っちゃく見えるんだよね~。
そして、そこに到着すると 間髪を入れず!!のタイミングで(わりと早めの展開)ノーワインドアップからのアウトロー…ちょっとボール気味の、ま、アイドルストライクでね。でも、ナイスピッチングだった。
だけど、僕が感動したのは、そこじゃない。ノーバンで、結構いいボールを投げたこと…じゃあない。そんなもんで、感動しない。
それは、投球後の彼女の姿だった。
彼女は、ホーム方向に一礼。そして、その後、ほんのちょっとだけ乱れたマウンドをチョイしゃがんで(スカートなので)右手でササッ!ってやった、軸足部分の砂をね…。で、その流れの中で、チャッチャと退場…。
まさに一瞬…だよね。そして、よく考えると、彼女は、個人としてのアピールとか、一切していない。
正直、何十…何百回も こういった始球式って見てきたけど、あんな光景は、初めて見た。一連の流れの中で、マウンドをササッ!・・・ 感動したな。
そして、″あ、この子は、本当に野球が好きなんだな、選手をリスペクトしてるんだな″と。
ぶっちゃけ、甲子園のマウンドは、非常に柔らかく、1回の表を投げるピッチャーは、彼女がササッと直した部分もガッ!ガッ!ガッ! って、(自分の投げやすいように)蹴り固めるんだけどね。実際は、意味ないんだけどね。でも…。
マナーの問題だ。
いや、昨日は、いいものを見たな。それは、「真っさらなマウンド」という意味をちゃんと理解している人の行動だった。
感動したわ、山本彩の1分間に。そして、あの1秒…素晴らしいと思った。
あれで、阪神が勝ってたらな~。
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欅坂46『サイレントマジョリティー』とカップリング曲を聴く。(ときめき研究家)

2016-04-17 18:40:24 | ときめき研究家
欅坂46のデビュー曲『サイレントマジョリティー』とカップリング曲を配信で購入し、聴いている。聴き始めた時点では、ただ1人のメンバーの名前も知らない状態だった。何の予備知識も持たず、ただ楽曲だけを鑑賞するのもいいものだ。

『サイレントマジョリティー』。
緊張感のあるイントロ。複雑な手拍子が更に緊張を高める。それだけで名曲の予感がする。
アイドルのデビュー曲としては珍しい、暗く短調の曲調だが、思わず聴き入ってしまう。
物言わぬ大衆になるな、自分の意志を持ちNOと言え、というメッセージソングだ。と言っても、政治色はそれほど濃くなく、どちらかと言えば個人としての個性的な生き方を説いている。
細かい音符に早口で当てられた歌詞は、青臭く、ストレートで、挑発的だ。「夢を見ることは孤独になること」「One of themに成り下がるな」「見栄やプライドの鎖に繋がれた大人は置いていけ」。こういうメッセージを、白けることなく聴いているとしたら、いまどきの若者も捨てたものではない。周囲からどう思われようとアイドルが好きという若者には、サイレントマジョリティーにならない素質がある。

『乗り遅れたバス』。
皆が乗ったバスが発車してしまい、1人取り残された少女の心境を歌った歌。そのバスは欅坂行きということで、これは完全に「楽屋落ち」の曲だとすぐわかった。デビュー直前に辞退したメンバーがいたので、その子のことを歌った歌詞かなと思ったが、ネットで調べると違った。家族の反対で最終オーディションを受けられなかったが、その後家族を説得して「けやき坂」という練習生扱いで加入した「長濱ねる」のことのようだ。彼女と欅坂46メンバーが一緒に歌っているようだ。
坂の途中で途方に暮れているが、いつか合流すると歌っていて、正規メンバーに昇格するのも時間の問題だろう。しかし、こういう内部事情を知らないとサッパリ意味がわからない「楽屋落ち」の曲は好きではない。同じ「楽屋落ち」でも、内部事情を離れても味わえる普遍性のある曲(例えば「初日」や「ファーストラビット」)はいいが、仲間が乗るバスに乗り遅れたという状況は特殊すぎて、感情移入できない。

『山手線』。
平手友梨奈のソロ曲。『サイレントマジョリティー』でも彼女がセンターのようで、現在のところエースなのだろう。しっかりした歌唱だと思う。昭和歌謡のような、ちょっと野暮ったくも懐かしい曲調だ。
山手線を何周もぐるぐる回っている少女の歌だ。どこにも居場所がなく、孤独と虚無感を抱えた少女には、誰もが自分に無関心な電車の中は居心地がいいのだ。私も学生時代に同じことをした経験がある。
しかし山手線は終着駅のない電車だ。どこへも行けないし、どこからも逃げられない。いずれどこかの駅で降りなければならない。その時を待っているだけなのだ。

『手を繋いで帰ろうか』。
若いカップルの痴話げんかの歌だ。男友達の手前、照れ隠しをして、彼女の逆鱗に触れてしまった。怒って店を出て行った彼女を追いかけ、機嫌を直してもらおうと「手を繋いで帰ろう」と申し出る。最後には、今ここでキスをしようとまで。
繊細過ぎる彼女を持つ男はいつも大変だ。NMB48『青春のラップタイム』の彼も、バスケ部の練習でデートに遅れそうになり、全力疾走で走っていた。男友達や部活と彼女とは、どちらが大切とか比べようもないものだから、どちらも大切にするためには、莫大なエネルギーが必要なのだ。
軽妙な曲調で、楽しい曲だ。

『キミガイナイ』。
恋人と些細な喧嘩して、1人で自分の部屋で過ごす孤独を歌った歌。『手を繋いで帰ろうか』の彼が、彼女を追いかけずに帰ってしまった場合の歌と言える。マーラーの憂鬱な交響曲をBGMに孤独をかこっているが、明日になれば仲直りをするような喧嘩なのに、大袈裟だ。
サビが、息継ぎをどこですればいいかわからないような、ちょっと読経のような平板なメロディーで、それが帰って印象的だ。

『渋谷川』。
既に絶賛する記事を書いた。今泉佑唯、小林由依の2人が歌っている。「ゆいちゃんず」と言うらしい。『AKB48 SHOW』で歌唱を観たが、とても楽しげに歌っていて好ましかった。惜しむらくは口パクだった。
いつか実際に渋谷川を見に行き、古川橋から恵比寿橋まで歩いてみたいとも思うが、まだ実現できていない。

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中国人女性林莉莉さんとの会話、指原莉乃を知っていますか?(ナッキー)

2016-04-12 22:19:08 | アイドル鑑賞論、趣味人、趣味論
中国人女性林莉莉さんとの会話、指原莉乃を知っていますか?(ナッキー)

私は天職アイドリアン(アイドル鑑賞家)を自称しているが、天職では収入がないので、生活の糧を得るため、やむなくサラリーマン。
日本国憲法27条には、「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負う」とあるが、勤労を極小化することが人類の進歩であるから、

「すべて国民は、アイドル鑑賞の権利を有し、この権利の行使を極大化するために、国民の勤労の極小化を国家の目標とする」べき。

さて、やむなく勤労の義務を履行しているナッキーは、勤労中も脳内はアイドリアンとしてアイドル研究。取引先の女性、林莉莉さんとビジネスランチでの会話。英語なので直訳調で。

ナッキー「林莉莉さんのお名前は、私に二人の人物を思い起こさせます。」
林莉莉さん「誰でしょう?」
ナッキー「中国現代史から、林彪国家副主席、毛沢東の後継者に指名されました。」
林莉莉さん「私は林彪のような野望を持った人間ではありません。」

ナッキー「もう一人は、日本で一番ファンが多いアイドルで、選挙で一番になりました。ご存じですか。林莉莉さんの莉の字が名前に。」
林莉莉さん「その方のお名前は?」
ナッキー「指原莉乃です。莉に、乃。ところで、莉という字は中国の女性の名前でよく使われるのでしょうか? 日本の女性のファーストネームでは最近増えていると感じます。」
林莉莉さん「中国では、莉莉という名前ありますが、莉と他の漢字を組み合わせる名前はありません。」


後日談、寿司屋で食事中、林莉莉さんは、突然カメラで隣のテーブルで食事中の年配の女性グループを写真に撮る。
断りもなく写真に撮られて気を悪くされないか、ハラハラしましたが、寛大な方たちで、ポーズをとってくれたので、一安心。

何故写真を撮ったのか、林莉莉さんに質問したところ、「年配の方々がとても幸せそうなので、思わすカメラを向けてしまいました。」

現代中国では国家が人民を統制しているから老人が幸せを感じないのかと邪推してしまいましたが、日本も75年前は、宗教国家で、国民の権利は極小化され、義務が極大化されていたのですから、

国家を信頼せずに、アイドル鑑賞の権利を追求し、
勤労の義務をはじめ、国民の国家に対する義務は極小化を。

国家に対する義務は極小化の一方、人類の普遍的な義務、例えば文化の継承、その実践としてのアイドル鑑賞は極大化。

私たちアイドリアンは、国家に対してではなく、人類の普遍的価値に対する義務を果たすため生きている。

幸せそうに見える年配の女性たちという林莉莉さんの発言に、日本国憲法で、基本的人権が守られていることに、感謝しました。

ナッキー
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梅田彩佳ソロ歌唱『抱きしめちゃいけない』を聴き、あれこれ考えた。(ときめき研究家)

2016-04-12 06:00:00 | ときめき研究家
4月9日放送のNHK-BS『AKB48 SHOW』で、藪下柊のピアノ伴奏、梅田彩佳ソロ歌唱による『抱きしめちゃいけない』を観た。非常に感動的で、心揺さぶられるパフォーマンスだった。

『抱きしめちゃいけない』は、2011年の第3回選抜総選挙で22位~40位となった「アンダーガールズ」により歌われた。1位~21位の選抜メンバーが歌った『フライングゲット』のカップリング曲である。当時の記事その1その2
メンバーは、梅田彩佳、高柳明音、中川遥香、多田愛佳、平嶋夏海、宮崎美穂、(当時はまだ才能の全容を明らかにしていなかった)山本彩、大家志津香、大矢真那、小森美果、秦佐和子、仁藤萌乃、佐藤すみれ、大場美奈、須田亜香里、前田亜美、松井咲子、市川美織、藤井れいな。個性派ぞろいで、実に錚々たる顔ぶれだ。そんな中、22位でセンターを務めたのが梅田彩佳である。この曲は彼女にとって思い入れのある曲だと察する。

3~4人ずつ代わる代わる歌うミュージックビデオは、1カットの長回しで撮影されていて、その労力に驚嘆した。何よりメンバー全員が楽しそうな様子で、キラキラと輝いていた。
別れの歌をそんなに楽しげに歌ってもいいのかという意見もあろうが、それもまたアイドルポップの醍醐味の1つだと思う。歌詞の世界観は一旦置いておいて、何よりアイドルの輝きを引き出すのが楽曲の務めである。そして、ふと歌詞の内容を気に留めると、楽しげな歌唱の中に一抹の寂しさも感じられるようになるのだ。「泣きながら微笑んで」「顔で笑って心で泣いて」「白鳥は水面下で必死に水を掻いている」ようなものだ。

今年4月1日に、宮澤佐江、梅田彩佳、小林香菜という2期生の3人が卒業した。4月8日には、初代総監督高橋みなみが卒業した。1つの時代の終わりを感じさせる季節だ。
4月9日のオンエア時には既に卒業していることが決まっていた梅田彩佳は、どういう気持ちで収録に臨んだのだろうか。彼女のことを慕っているという薮下柊とアイコンタクトを交わしながら、慈しむように歌った『抱きしめちゃいけない』は素晴らしい歌唱だった。テンポを少し落としたバラード調で、1フレーズごとに歌詞をはっきり歌い上げるスタイル。堂々としていて、慈愛に満ちていて、神々しくさえあった。歌唱技術ももちろん巧みであったが、それよりも自分の歌いたいように自由に歌っている感じが圧倒的だった。
アレンジを変えたバージョンは、えてしてオリジナルには及ばないものだが、今回は違った。オリジナルとは全く違った別の楽曲と言ってもいいくらいの、新しい感動を湧き起こしてくれた。

そしてまた、この曲は、長年応援してくれたファンへのメッセージにもなっていた。「すれ違った中学生たち あの頃どういう夢見た?」とは、今の若いメンバーを見てデビュー当時の自分を思い起こす彼女自身の心境にシンクロしているだろう。
「サヨナラが言えなくなるから」とは、明るくサヨナラを言いたいという彼女の思いを代弁している。
「思い出は味方なんだ いつだって輝いているだろう」とは、彼女がAKBグループでの10年間を「キラキラしていた」と全肯定する今の心境なのではないか。
そして彼女のことを慕っているという薮下柊と最後のパフォーマンスができたことは、薮下へバトンを渡すという象徴にもなったのだろう。
こういう曲を、こういうタイミングで放送した『AKB48 SHOW』の粋な計らいに感謝する。

「アイドルは抱きたい存在ではなく、抱きしめたい存在」という名言(読み人知らず)がある。アイドルに抱く感情はセクシャルなものではない、プラトニックな思いなのだという趣旨だ。『遠距離ポスター』でも「プラトニックでいい」と歌っている。
しかし、ここでは「抱きしめちゃいけない」と歌っている。プラトニックに思っていても、いつかは去って行ってしまう。アイドルを好きになるのも辛いものだ。

ところで、同じ日の番組の中で、NGT48の『Maxとき315号』のパフォーマンスも放送された。
これも素晴らしかった。生歌なので、各パート、各メンバーの声量がまちまちで、臨場感があった。ほとんどのメンバーがまだ声を充分に制御できていない歌唱だが、一生懸命で、歌う喜びは充分伝わった。また、それほど激しいダンスではない「振り付け」だったが、必死に踊りながら歌う姿は、正にアイドルの原点を見る思いだった。特にセンターの「おかっぱ」こと高倉さんは、緊張のあまり固い表情で、踊りもぎこちなく、決めの場面でもふらつく有様で、もう目が離せなくなってしまう。
アイドル道を極めて去る者もいれば、これから始まる者もいる。

ナッキーさんが、前の記事でいいことを書いている。
プロ野球ファンは、豪快な満塁ホームランも見たいし、盗塁やスクイズといった緻密な野球も見たいのだ。
梅田彩佳の円熟した歌唱に泣きそうになったり、NGT48の拙い歌唱や振り付けにたまらなく愛おしさを感じるのも、どちらもアイドルを鑑賞する醍醐味なのだ。
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欅坂46『渋谷川』に心奪われる。(ときめき研究家)

2016-04-11 07:00:00 | ときめき研究家
欅坂46のデビュー曲『サイレントマジョリティー』とカップリング曲を配信で購入し、聴いている。
表題曲もなかなか良いと思うが、カップリング曲のうち『渋谷川』に心奪われてしまった。

渋谷の中心部をひっそりと流れていて、目立たない渋谷川。以前テレビ番組で見たことがあるが、ほとんどが地下や高架下を流れている都会の川だ。その川のように、彼女への恋心を隠して、友達のままでいようと歌っている。テーマとしては秋元康作品によくあるものだが、渋谷川というモチーフに目をつけたところが新しい。

そう思っていたが、歌詞を調べようとネット検索したら、同じ『渋谷川』というタイトルの曲が他に2曲もあることを発見した。
1曲目は山本譲二と城之内早苗のデュエット曲。作詞は喜多條忠、作曲は弦哲也。歌詞だけ読んでも、おそらく演歌と思われ、誰も知らない2人だけの密かな恋を渋谷川になぞらえて歌っている。
2曲目はやなわらばー(沖縄出身の女性デュオ)。作詞作曲は伊勢正三。沖縄から上京した少女から、故郷に残った恋人への思いを歌っている。渋谷川は「コンクリートの川」と表現され、「私が流した涙は東京湾に届き、沖縄まで繋がっているのか」とも歌われている。
どちらの歌も、都会の川、建物や道路に隠れてひっそり流れるといった渋谷川の特徴を生かしている。その川のたたずまいには、ソングライターの創作意欲を刺激するものがあるのだろう。

欅坂46の『渋谷川』は、フォークソング調だ。
初めて聴くのに、どこか懐かしく、昭和の匂いがする。そしてこの曲もデュエット曲で、メンバー2人が歌っているようだ。
男言葉の歌詞だが、清純そうな女性ボーカルがよく似合うし、やまびこのように繰り返すフレーズも心地よい。何回も繰り返し聴いていたいような気分になる。

ところで、この歌の2人。彼の方は、恋心を隠して友達のままでいたいと歌っているが、彼女の方はどう思っているのだろう。2人で川辺を談笑しながら散歩しているのだし、またそれも今回たまたまという感じでもなく、いつものことのようだから、単なる友達以上の好意を抱いているのではなかろうか。
年をとったので私もそう思うようになったが、若い男というものは、いつも鈍感で、臆病だ。
コメント (2)
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市川乙女、初観戦その3、アイドル鑑賞の真髄の一つの方向(ナッキー)

2016-04-11 00:29:24 | アイドル論
市川乙女、初観戦その3、アイドル鑑賞の真髄の一つの方向(ナッキー)

相撲好きは、小兵力士が上手出し投げから小股すくいを決める瞬間を見たい一方で、大型力士が45日(一突き半)で相手を土俵の外に突き飛ばす豪快な相撲も見たい。
野球好きは、無死一塁から盗塁と送りバントの後スクイズで一点という小技を見たい一方で、一発で逆転する満塁ホームランも見たい。

アイドル好きは、アイドルという伝統芸能を高度に極めたアイドルの技量が発揮されるパフォーマンスを見たい一方で、技は未熟でも見ているだけで楽しい・微笑ましくなる素朴なアイドルも見たい。

「技は未熟でも」 は、「技は未熟が故に」 なのかもしれない。

アイドルとは二律背反する存在なのだが、両方とも好きなアイドルファンなら、どんなアイドルでも楽しめる。
その楽しみは、両極端なアイドルを見た時に極大化するようである。

市川乙女、素朴な方で純度が高かった。

地下アイドルの多くが、芸能人の技を習得してファンを喜ばせる現代では、ローカルアイドルしか、こういう味は出せないという意味での素朴さ。
市川乙女が高度化してしまう前に、観戦を続けるべきと、自分自身で決意。

対極として、一番高度なアイドルは、X21

ナッキー
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長年アイドルファンやっていますが、サイン会で「お好きな動物は何ですか」と初めて聞かれる(ナッキー)

2016-04-10 15:33:00 | 現代のアイドル
市川乙女、初観戦その2、長年アイドルファンやっていますが、サイン会で「お好きな動物は何ですか」と初めて聞かれる(ナッキー)

アイドルの物販は、CD(DVD)を買いたくなって、その特典で握手・サインがあれば参加、という消極的なナッキーなので、市川乙女の物販は、遠くから眺めていました。
メンバー7人、お客さん10人くらい。

7人のメンバーは(おそらく)年齢順に並んでいるようでした。遠くから眺めている私、二番目の年長(物販対応していない)メンバーの子と目が合い、挨拶されました。
参加する予定はありませんでしたが、購入の机(メンバーの机とは別)で、そのメンバーの写真を見てみると、相当に可愛いので、一つ購入。名前は、ゆめ。

サインしている時の会話。
ゆめ 「暑い中お越しいただきありがとうございます。」
ナッキー (市川市ローカルアイドル なので、市川市の知っている限りの地名をあげて会話 したところ、須和田公園が共通の 二人とも 行ったことある場所と判明)
ゆめ 「お好きな動物は何ですか」
ナッキー 「うさぎ です」
(サインの後で、うさぎの絵を描く ゆめちゃん)
ナッキー 「何年生なのですか」
ゆめ 「中学二年になりました」

ゆめ 「また見に来て下さいね」
ナッキー 「はい」

帰り際スタッフの方に聞いたところ、メンバーは小学校4年から高校1年。楽曲はスプラッシュというグループの方に作ってもらったオリジナル。

私は相撲のペンネームが羽黒蛇。
好きな動物は? と聞かれて「蛇」と答えそうになり、アイドルには相応しくないので、
私の好きな動物ではなく、私の娘の好きな動物を答えました。

アイドルが好きな食べ物聞かれて、いちごパフェ、と答えるような。

ナッキー
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市川乙女、初観戦 その1(ナッキー)

2016-04-10 15:02:49 | 現代のアイドル
市川乙女、初観戦 その1(ナッキー)

千葉県市川市のローカルアイドル市川乙女を初めて見ました。

市川市が主催するウォーキングイベント(市民の健康促進がテーマ)のスタート(ゴール)会場である市川市スポーツセンター(市川市国府台1-6-4)

会場に着くとステージ横に二日間のイベント予定。(写真を文末に)
市川乙女のみアイドル、他は地元民(素人)のパフォーマンス。

市川乙女も地元民。プロというには素朴すぎる。

物販に設営されているのぼり。下の方に、メンバー7人のシュルエットが描かれているところがおしゃれ。(次の写真は公式っぽいブログ 市川にゅ~す http://ichi-24.jp/archives/cat_1168264.html より)

観戦メモ
写真撮影可、動画撮影不可(曲の著作権があるから)との説明。
衣装は制服風。スニーカー。
1曲目「なってったて市川市」 地名がでてくるご当地ソング。曲名を聞いた時は秋元康の「なんたってアイドル」の替え歌かと想像したがオリジナル。
MC 7人のメンバーの自己紹介。苗字なし、ファーストネームのみ。市川市をーーーーしたい「名前」です。 と、それぞれーーーの自己紹介に名前の文字が含まれているのがおもしろい。
2曲目「乙女ジェネレーション」 アイドルの伝統を継承する名曲。 歌詞をメモとりませんでしたが、「控えめなあなたに(私から)手をつなぐ」ようなシーンを歌っていました。

物販メモ
3000円のTシャツ (メンバー全員のサイン)
1000円の写真(二枚) 1人のメンバーのサイン
CDは、5月に発売。

ナッキー
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AKB48と7&I (総選挙分析ライター)

2016-04-07 21:00:00 | AKB48
AKB48と7&I (総選挙分析ライター)


本日4月7日にセブン&アイ・ホールディングスの会長で最高経営責任者(CEO)の鈴木敏文氏が退任した。セブンイレブンならびにイトーヨーカ堂に日ごろから随分お世話になっているだけに鈴木さんの退任は残念である。

鈴木さんにはこんなにも便利な流通機構を創ってくれたことに心から感謝したい。

ところでAKB48と7&Iのタイアップを調べてみた。筆者が覚えているのは「ラッキーセブン」と「予約したクリスマス」ぐらい。いずれもHKT48の指原莉乃がAKB48に所属していたとき。だいぶ前である。


<AKB48と7&Iのタイアップ>
“ラッキーセブン” CM:セブン-イレブン『セブン-イレブンフェア×AKB48』「おにぎり篇」・「パン篇」
“彼女になれますか? ” CM:イトーヨーカ堂『イトーヨーカドー BODY HEATER』「ハグ篇」
“予約したクリスマス” CM:セブン-イレブン『セブン-イレブン×AKB48』「クリスマスケーキ篇」
“ノエルの夜” CM:セブン-イレブン『AKB48 クリスマス』「ケーキ篇」・「オードブル篇」、CM:セブン&アイ『AKB48「クリスマス ドアを開けたら」』「恋人篇」・「友達篇」・「家族篇」
“スイート&ビター” CM:セブン&アイ『バレンタインフェア』
“なんてボヘミアン” CM:セブンネットショッピング『AKB48 UNDER GIRLS 写真集』
“とっておきクリスマス” CM:セブン-イレブン『AKB48 クリスマス』

以上

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『君はメロディー』カップリング曲を聴く。(ときめき研究家)

2016-04-06 22:22:48 | ときめき研究家
好きな順番にコメントを書く。

『Maxとき315号』(NGT48)。
既に絶賛する記事を書いたが、聴けば聴くほど好きになる。ミュージックビデオの新潟の街に積もった白い雪のように、まだ何色にも染まっていない初々しいグループ。その最初の1曲は、彼女達のストレートで素直な歌声が心地よい。恋人を故郷に連れて帰る歌と思いきや、ファンに新潟の劇場に来てほしいと誘う歌という解釈もできる(ピーナッツさん説)。いろんな聴き方ができる多面性のある歌詞もいい。イントロの最初のピアノは、私はホームに流れる発車時の音楽をイメージしたものと解釈した。

『しがみついた青春』(NMB48)。
全体の曲調はいかにもNMB48という感じで、『北川謙二』によく似ている。サビが「あれはしがみついた青春」「あれが北川謙二だ」というのも似ている。何より、山本彩が歌い出した途端に、その曲はNMB48の色を放ち出す。それが個性でもあり、ややマンネリ気味とも言える。
歌詞は、久しぶりにサッカー部の後輩の練習を見に来たら、当時のマネージャーも来ていたという内容だ。「大人っぽいワンピースを着た」と描かれている彼女のことを、彼が当時好きだったとか、今もまだ好きだとかそういうことは一切言っていない。でもたぶんそうなのだろうと推測させるのが上手い歌詞だ。
熱く燃えた自分達の青春時代の回想と、後輩たちへの思いを歌うが、歌詞の端々に彼自身がまだ青春を引きずっている気配が漂う。「しがみついた青春」というより「しがみついている青春」なのではないかと思った。
暑苦しい先輩の助言は迷惑なだけだということをわきまえた方がいい。

『LALALAメッセージ』(次世代選抜)。
『君はメロディー』がAKB48の最初の10年間をノスタルジックに締めくくる曲だとすれば、『LALALAメッセージ』は次の10年間のスタートとなるべき曲だと思う。だから「次世代選抜」が歌っている。
『君はメロディー』の歌詞にある「ノイズだらけのラジオから」を踏まえて、『LALALAメッセージ』のイントロはラジオから聴こえるような音質である。『君はメロディー』の歌詞にある「サビだけを憶えてる」を踏まえて、「LALALAだけ歌えばいい」という歌詞がある。
そもそも『LALALAメッセージ』は、「世界は1つ、歌えば仲良くなれる」というメッセージを歌っていて、それはこれまでにも『誰かのために』『僕にできること』『街角のパーティー』『誰かが投げたボール』『夢の鐘』などで歌い続けてきたテーマだ。10年の節目を超えても、これからも歌い続けるのだという決意を示したものとも言える。やや単調なメロディーではあるが、長く歌い続けるにはちょうどいいのかもしれない。

『混ざり合うもの』(乃木坂AKB)。
曲調、歌詞とも、いかにも乃木坂46っぽい曲だ。他人に迎合することを嫌い、混ざり合うことを拒んで来た「僕」が、図らずも出逢った「君」と混ざり合って行くという歌詞。『君の名は希望』と似たような世界観だ。
AKB48のメンバーが混在しているとは言え、完全に乃木坂カラーの曲になっている。

『Make noise』(HKT48)。
HKT48初の本格的なダンスナンバーという触れ込みだ。朝長美桜がちゃんと踊れているのか心配だ。
歌詞は、愛されることに慣れていなくて、泣いたり甘えたりすることができない少女の歌だ。中森明菜の『飾りじゃないのよ涙は』を彷彿とさせる。「お、しえてもらえなかった」と1音だけ区切る歌詞の乗せ方は、乱発しなければ印象的だ。

『Gonna Jump』(SKE48)。
冒頭の珠理奈の「行くぞ!」、メンバーの「オー!」というやり取りが、張り切って号令をかける上司と、渋々それに従う部下たちみたいな雰囲気が、どうしても感じられる。偏見に満ちた聴き方かもしれないが。
愛しているなら誰より高くジャンプして目立ってみせてという、「愛の無茶ぶり」シリーズだ。古くはシブがき隊の『NAI NAI 16』(授業中に手を挙げて俺を好きだと言え)とか、榊原郁恵の『わがまま金曜日』(10分以内に迎えに来て)とか、南野陽子の『トラブルメーカー』(一人旅したいというわがままを許すか、許さないか、どっちでも不満)とかに原型がある。AKBグループだと、夜中に呼び出す『100メートルコンビニ』や『パジャマドライブ』が該当。
曲調はいつものSKEという感じで、あまり印象に残らない。
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指原莉乃 明治大学でのヲタ芸講義に大物の片鱗を見る(総選挙分析ライター)

2016-04-05 20:40:00 | 分析系 メンバー
指原莉乃 明治大学でのヲタ芸講義に大物の片鱗を見る(総選挙分析ライター)


HKT48の指原莉乃に関する古い録画を見ていたら指原がまだAKB48に在籍時にネ申テレビの特集で明治大学において数百人の学生を前にヲタ芸を講義している映像が出てきた。

調べてみると2009年11/20(金)に放送されたものなので指原が17歳の時である。

指原より年上の多くの学生を前に指原が1人でMIX、PPPH、ロマンスなどを身振り、手振りを交えて説明していた。多少早口にはなっているが、全く臆することなく堂々と説明し講演を聞いている学生たちをのせてヲタ芸を学生と一緒に行い最後に学生たちから盛大な拍手を浴びていた。さすがである。

この映像を見たことがある人も多いと思うが、指原が若い時から一瞬にして多くの人達を巻き込む能力に長(た)けていたことを示す貴重な映像なのであえて紹介した。

指原莉乃 明治大学でのヲタ芸講義 091120 ネ申テレビ16分過ぎ

以上


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指原莉乃 “おっぱい”の顔芸をするトップアイドル 「凄い!」(総選挙分析ライター)

2016-04-03 07:30:00 | 分析系 メンバー
指原莉乃 “おっぱい”の顔芸をするトップアイドル 「凄い!」(総選挙分析ライター)


昨日4月2日放送の「有吉大反省会」(日本テレビ22:00~23:24)にHKT48の指原莉乃が出演した。事前に指原はTwitterで「今日の有吉反省会スペシャルに出るよ〜 指原の○○ものまね放送されてるといいなあ〜〜〜23:02 - 2016年4月1日」と告知しており、新聞のTV欄にも「筧美和の豊乳を指原つかむ暴挙」と出ていたので注目していた。

実際に見てみるとこの日のゲスト筧美和子や大久保佳代子、ぱいぱいでか美、作家・岩下志麻子の胸を指原が触ってその胸の感触を顔で表現するという顔芸をした。

この指原の顔芸について番組に出演していたフリーアナの吉川美代子は「新しい芸域広げましたね」、MCの有吉弘行や博多大吉もそれぞれ「面白い(有吉)」、「ちょっと仮装大賞の予選行ってみて。欽ちゃんが何て言うか見たい(博多)」とかなり高く評価しているように見えた。

随分前から指原は変顔を含めて顔芸を披露していたが、まさかすでにトップアイドルの地位を確立した指原が自身のイメージ悪化のリスクを省みず“おっぱい”の顔芸をするとは・・・、この勇気と“おっぱい”を顔で表現するという奇想天外なアイデアが出てきて実演する指原の才能に今更ながら驚愕してしまった。

ただ、ただ「凄い!」の一言に尽きる。


「有吉大反省会」160402“おっぱい”芸は2の22分~
指原莉乃「有吉大反省会」160402
有吉大反省会 指原様がおっぱい鑑定
有吉反省会の指原が面白いと話題

以上

<参考>
指原莉乃 “顔芸”をするアイドル 151111
指原莉乃 “顔芸”をするアイドル2 151112

なお、指原はこの顔芸をTwitterで「おっぱいものまね7:10 - 2016年4月2日」と言っていた


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