AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

AKB48『失恋、ありがとう』と乃木坂46『しあわせの保護色』は同時発売ではなかった。(ときめき研究家)

2020-03-28 21:17:53 | ときめき研究家
先週「AKB48『失恋、ありがとう』と乃木坂46『しあわせの保護色』が3月18日同時発売。オリコン1位はどちらか?」という記事を書いたが、事実誤認だった。
私が購入した配信では確かに3月18日同時発売だったのだが、よく調べるとCDは同時発売ではなかった。乃木坂46『しあわせの保護色』のCDは1週遅れの3月25日発売だったのだ。配信が1週間先行販売だったと言うべきか。やはりどちらも1位を獲得できるように調整されていたのだ。
そんな訳なので、先週のCD週間ランキングでAKB48『失恋、ありがとう』は1位を獲得していた。販売枚数も116万枚。連続1位も、連続ミリオンも継続した。

となると、今度の水曜日に発表される今週の週間ランキングに興味が沸く。乃木坂46『しあわせの保護色』が1位を獲得するのは間違いないとして、116万枚を上回るのかどうか、密かに注目したい。

ところで、この2曲についての感想は、もうしばらく書かないでおきたい。
せっかく同時に購入したので、2曲を交互に聴いて、同じ回数を聴くように心がけている。同じ条件で聴いて、自分はどちらを気に入るのか、一種の実験中なのである。その実験結果が出るにはもうしばらくかかりそうだ。
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ドラマ『伝説のお母さん』を最終回まで観る。前田敦子の新たな代表作。(ときめき研究家)

2020-03-22 18:10:56 | ときめき研究家
NHKの深夜ドラマ『伝説のお母さん』を第2回まで見た段階で記事を書いたが、最終回まで興味深く見た。育児と仕事との両立の困難さをしっかり描き切っていた。

社会的なテーマをロールプレイングゲームの舞台を借りて柔らかく見せるのは、NHKらしい手法だった。『チコちゃんに叱られる』『突撃!カネオくん』などのクイズ形式の教養番組や『ブラタモリ』などもそうだが、「面白さ」を貪欲に追及していないのがいい。視聴率など気にしていない風の、力の抜けた作りが、かえって興味を引く。『伝説のお母さん』もそんなテイストだった。前田敦子のわかりやすい演技も、その狙いに沿っていて、ハマり役だったと思う。例示した番組にとって岡村隆史や有吉弘之やタモリがそうであるように、『伝説のお母さん』には前田敦子が欠かせなかった。

生後8か月の娘を抱えて、魔王退治という大仕事に臨むメグ(前田敦子)の前には幾多の困難が待ち受ける。社会には「結婚したら子供を持つのは当然」「育児は女性がするもの」「母親がそばにいないとかわいそう」「職場に子どもを連れて来るのは非常識」といった旧態然とした意識が蔓延している。メグ自身も無意識にそういう固定観念にとらわれていて、うまく両立できないことに悩む。何より、彼女を一番助けなければならない夫のモブがダメ男で、主体的に育児や家事に取り組むという姿勢が見られない。
しかし、最終回になってようやくモブの考えも変わりはじめ、「手伝う」「協力する」のではなく「一緒に育児をする」という意識になるのだ。

翻って現実社会を見ると、ドラマと同じような状況だろう。
子育てしながら働く女性は多いし、育児休職とか短時間勤務といった支援制度を導入している企業も多い。昨今は男性の育児休職取得が推奨されている。しかし、希望する保育所になかなか入れなかったり、職場では長時間労働が横行していたり、何より古い価値観から全く変わっていない人もまだまだ沢山いる。選択的夫婦別姓に対して感情的な反対論が根強いのもその表れだろう。

同じNHKの朝ドラ『なつぞら』でも、育児と仕事の両立に奮闘する女性たちが描かれていた。渡辺麻友が演じた茜は、2人の娘を出産し、一時は仕事を離れたものの、どうしてもやりたい仕事ができたら親の援助も受けながら短時間勤務で職場復帰した。昭和40年代の話だが、非常に柔軟な働き方を選択したと思う。

メグは伝説の魔法使い、茜はアニメーターという特別な技能を持っていた。そういう人だけでなく、一般的な職場で働く会社員も、仕事は続けたいし、続けないと生活していけないのも現実だ。
現実社会の多くの女性が、いや女性だけでなく男性も、メグや茜と同様に、時に困難に立ち向かいながら、したたかに仕事と育児を両立できる社会を実現させたいと思う。


前田敦子の出演ドラマ・映画の感想はこちら
『もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』
『苦役列車』
『クロユリ団地』
『もらとりあむタマ子』
『さよなら歌舞伎町』
『イニシエーションラブ』
『ど根性ガエル』
『毒島ゆり子のせきらら日記』
『旅の終わり、世界のはじまり』

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AKB48『失恋、ありがとう』と乃木坂46『しあわせの保護色』が3月18日同時発売。オリコン1位はどちらか?(ときめき研究家)

2020-03-20 11:43:59 | ときめき研究家
今週AKB48の新曲『失恋、ありがとう』が発売されたので、配信で購入した。その時に気づいたのだが、乃木坂46の新曲『しあわせの保護色』も全く同じ日に発売されていた。もちろんそちらも購入した。

売り上げ枚数とかランキングにはほとんど興味がないが、今回の事態には興味をそそられた。
AKB48のシングル曲は、オリコン週間ランキングで、確か43作連続で1位を獲得し続けているのではなかったか。また、売り上げ枚数100万枚も継続中だったと思う。それが途切れるかもしれない。

発売日を綿密に調整してジャニーズ等と競合しないようにし、握手券を同封して売り上げを嵩上げして継続して来た1位やミリオンの記録に、大きな意味はないと思う。でも、AKB48が人気の根拠として堅持して来たこだわりではあったのだろうから、それが途切れるとすれば1つの節目ではあるだろう。

コロナウイルス流行の影響で握手会の開催は難しいだろうし、何かと逆風下ではある。でも何だかんだ言ってミリオン継続は自助努力(AKB商法)により死守するのだろう。
しかし、ランキング1位は他者との相対的なものなので、よりによって乃木坂46の新曲と同時発売とは冒険過ぎるのではなかろうか。今や世間の一般的な人気では乃木坂46の方が高いし、CD売り上げもそうなるのではないか。どうせ途切れるなら、「公式ライバル」の乃木坂46に引導を渡させようということなのか。あるいは、レコード会社も違うことから、全く何の調整もなくそれぞれ決めた発売日がたまたま同じだったということなのか。

配信購入後、2曲とも1回だけ聴いた。テイストは違うが、どちらもノスタルジックな曲調だと思った。『失恋、ありがとう』は70年代フォークソング風、『しあわせの保護色』は80年代ニューミュージック風だろうか。どちらもじわじわ良さが分かるタイプの曲だと思う。
もう少し聴き込んでから曲の感想は書きたいが、初週売り上げの結果が出ないうちにと思いこの記事を書いた。
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手塚治虫AIプロジェクトの新作漫画『ぱいどん』は冒涜か?(ときめき研究家)

2020-03-14 18:17:20 | ときめき研究家
昨年のNHK紅白歌合戦に登場した「AI美空ひばり」について、山下達郎が「冒涜だ」と批判したりして、賛否両論の議論が続いている。私もブログに記事を書いたが、面白い試みで、批判されるほどのものではないという意見である。3月20日にはNHKが検証番組を放送するとのことで、ぜひ見てみたい。

一方、講談社の漫画週刊誌「モーニング」では、手塚治虫AIプロジェクトして、新作漫画『ぱいどん』の第1話が掲載された。私は、これも興味深く読んだ。手塚治虫の熱心なファンだったわけではないが、いかにも手塚治虫っぽい絵柄、ストーリーで、よくできていると思った。純粋に、続きを読みたいと思った。その後2週間、続きが掲載されていないが、どうも次回掲載予定は決まっていないようである。これはいただけない。創作する以上、ちゃんと完結させるべきだ。未完に終わった作品も多い手塚治虫らしいと言えばそうかもしれないが。

「モーニング」では、『ぱいどん』の創作過程が詳しく説明されていた。全てをAIが創作した訳ではなく、一部の過程にAIを活用した、人間とAIの合作というべきものだった。AIが担ったのは、プロットの自動生成とキャラクターデザインである。プロットは、過去の手塚治虫作品のストーリーのパターンを学習したAIがいくつかのプロットを自動生成し、その中からいいものを人間が選び、そこに肉付けをしてストーリーを創った。キャラクターデザインも同様で、過去の手塚治虫作品のキャラクターを学習したAIが、今回の「新作」に必要な何人かのキャラクターデザインを行い、それを人間が手直しして完成させた。手塚治虫作品のキャラクターはいわゆるスターシステムで、作品が違っても同じキャラクターが登場したりするので、AIも学習しやすかったのではないか。そして、これらの創作過程の総監督の役割を担ったのは、ご子息であり、映像クリエーターの手塚真氏である。

この創作過程を知ると、乱暴に言えば、手塚治虫が蘇って漫画家のアシスタントになったというようなことではなかろうか。通常のアシスタントよりは重要な役割を担ってはいるが、最終的には手塚真氏や他のクリエーターの作品であり、AIは部分的にそれをアシストしているに過ぎない。

つまりは、これが現在のAIの限界なのだろう。
新井紀子氏のベストセラー『AI vs 教科書が読めない子どもたち』は、AIができることと苦手なことを分かりやすく解説している。莫大なデータの記憶と統計的な判断は得意だが、教科書を読んで理解するような思考力はないというのが結論だろう。
だから、今のところ、AIは手塚治虫によく似た優秀なアシスタントにはなれるが、『ブラックジャック』や『ブッダ』、『アドルフに告ぐ』のような作品を一から創作することはできない。
美空ひばりによく似た映像、歌声を再現することはできるが、AI自身が意志や感情を持って歌うことはできない。
それを理解した上で、現在のクリエーターが作る作品として、純粋に楽しみたい。

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日向坂46『ソンナコトナイヨ』にハマった。(ときめき研究家)

2020-03-07 22:49:19 | ときめき研究家
日向坂46は絶好調。今回のシングルは素晴らしい出来栄えだ。

前髪を切り過ぎたと落ち込んでいる彼女に対して「ソンナコトナイヨ」と慰める歌だ。それだけでなく、「クラスで一番かわいいよ」とか「どんな君だってときめいてしまうよ」とか「僕は君でなきゃ嫌だ」とか、臆面もなく彼女を持ち上げている。

女子目線で聴くと、ここまでぬけぬけと褒められると悪い気はしないのではないか。日本人はこのようなストレートな表現は苦手とされる。だからこそ、インパクトがあるのではないか。女子は自分を全肯定してほしいのだと思う。理屈ではないのだ。「ソンナコトナイヨ」は魔法の呪文だ。

一方、男子目線で聴くと、こんなこと面と向かって言えるわけないと思う。ましてや彼は高校生だろう。こんなことを平気で口にする高校生などいるわけない。いるとすれば『花より男子』のF4くらいだろう。とすると、これはやはりいつもの片思い妄想ソングなのか。そうに違いない。彼と彼女は付き合っていないし、歌詞の全ての言葉は、彼が心で思っているだけなのだ。そう思うとしっくり来る。

女子目線と男子目線、2通りの聴き方ができる歌なのだ。

ところで、「奈良美智の絵」という歌詞が全く聞き取れなかった。ネットで調べてようやくわかったが、そもそも奈良美智という画家(イラストレーター?)を知らなかったので聞き取れるわけがない。最近の若者は皆知っているのだろうか。でも、彼の絵は見たことがあった。前髪が短い女の子は、不二家のペコちゃん、NHKのチコちゃんの系統だ。その子に似ていると誰かに言われて落ち込むというのは、子どもっぽく見られたくないという女子の感性なのだろう。

画家とその絵が出て来る歌を思い出してみた。ほとんどがアルバム曲だ。
さだまさし『歳時記』には、「そんなちひろの子どもの絵のような君が好きだった」というフレーズがあった。いわさきちひろの淡い水彩画は当時とても人気があった。
太田裕美『あじさい』には、「白い壁にはルノワールの少女」というフレーズがあった。NHK『みんなのうた』の楽曲だった。
ザ・タイガース『モナリザの微笑』には、「壁に飾ったモナリザも微笑みを忘れてる」というフレーズがあった。遠距離恋愛の彼女に会えない寂しさを絵に投影している。
ゆうゆのアルバム曲には『モナリザのいたずら』という曲がある。美術館で出会った彼女の、モナリザのような微笑みにハートを盗まれたといった歌詞だ。これは秋元康作品。
誰もが知っている絵は案外少ない。それを歌のモチーフにするとなると、なかなか難しいのだろう。


日向坂46についての過去記事
『ドレミソラシド』
『キュン』
『ひらがなで恋したい』
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アイドルイベントは中止するべきか?(ときめき研究家)

2020-03-01 09:21:11 | ときめき研究家
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、大規模なイベントは軒並み中止、延期または縮小となっている。スポーツの試合には「無観客」という選択肢もあるが、アイドルイベントはそもそも見せることが目的であり、考えにくい。(2017年、沖縄で開催されたAKB選抜総選挙開票イベントは台風のため無観客で開催されたが、テレビ中継があった。無観客の中、渡辺麻友が卒業を発表したが、残念な感じだった。)

状況は日々変わっている。
2月24日のナゴヤドームでの乃木坂46のコンサートは開催され、多くのファンはマスクをして参加した。
パフュームの東京ドームコンサートは、2月25日は開催されたが、翌26日は中止になっている。
秋葉原のAKB48劇場の公演も2月26日から中止になっている。
一方で、小規模のアイドルイベントの中には、開催されているものもまだあるようだ。

難しい問題だ。
感染拡大を鈍化させるためには、できる限り人が集まることを避けることは有効だ。しかし、全員が家に引きこもって、社会活動を全て停止することはできない。電車に乗って会社にも行くし、買い物にも行く。外食もする。一方、多くの会社では、可能な範囲で在宅勤務や時差通勤も導入され、大規模な会議や研修、イベント、送別会なども中止になっている。
0か100ではない。それぞれの会社、個人が、その時々で真剣に考え、感染拡大鈍化の効果と社会活動の必要性のバランスを取りながら判断して行くことが重要なのだと思う。
つまり、アイドルイベントの主催者が真剣に考えて決定し、1人1人のファンが真剣に考えて参加を判断したことであれば、第三者がどうこう言えない。

新型インフルエンザが流行しはじめていた2009年5月22日、真剣に悩んだ末に秋葉原で劇場観戦したことを思い出した。ブログ記事を読み返すと、若かったなと思う。
私は元々書斎派(在宅)であり、現在はそこまでして観に行きたいというイベントはないので、悩むことはない。休日はほぼ家に引きこもっている。規模縮小して開催されている東京マラソンをテレビ観戦している。
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