AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

菊池桃子が一般男性と再婚。(ときめき研究家)

2019-11-05 22:49:58 | ときめき研究家
私は「生身派」ではなく「企画派」なので、アイドルの私生活には興味がない。
しかし、今回の菊池桃子の再婚報道の中には、「企画派」的視点から面白い記事が2つあった。

1つ目は、再婚相手の経産省官僚の新原氏本人が語っていた内容
「私は1984年に経産省(当時は通産省)に入省したので、彼女と職歴は同じ。ただ隔絶した世界にいたので、彼女の仕事は全く知らなかった。」

菊池桃子のデビューが1984年なので「職歴が同じ」と捉えているのは好ましい。
アイドルを1つの職業として正当に認識している証拠である。私も1984年に社会人になったので「同期」の1人。彼に一方的な親近感を感じた。
しかし、彼がアイドル時代の彼女の仕事を全く知らなかったというのは信じがたい。
『青春のいじわる』も『卒業』も『SAY YES』も知らない?『パンツの穴』や『君の瞳に恋してる!』も見たことない?本当にそこまで世の中の流行に疎い人間だとしたら、そんな人に日本経済を語ってほしくない気がする。
私の深読みだと、全く知らなかったというのは照れ隠しで、「昔からファンだった」などと言うと要らぬ嫉妬を買うので、敢えてそう言っているのだと思う。賢明な人なのだ。

2つ目は、甘利元経済産業大臣のコメント
「我等のアイドルが野蛮人(笑)の手に まっ、みんなに夢と希望を与えるからいっか。おめでとー。」

何気ないコメントのようで、菊池桃子がリードボーカルを務めたバンド「ラ・ムー」のヒット曲『TOKYO野蛮人』を念頭に置いた上級コメントである。彼も相当なアイドルファンだと見た。

いずれにせよ、ご結婚おめでとうございます。
芸能活動は当然継続するのだろうから、一層の活躍を期待しています。


菊池桃子に関する過去記事はこちら
30周年記念アルバム
30周年記念コンサート


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乃木坂46『夜明けまで強がらなくていい』とカップリング曲『路面電車の街』を聴く。(ときめき研究家)

2019-11-04 19:06:43 | ときめき研究家
『夜明けまで強がらなくていい』。
ドラマティックな楽曲だ。『君の名は希望』『何度目の青空か』『命は美しい』から続く、人生を臆面なく語る歌だ。乃木坂46の世界観の1つだろう。
冒頭「水道の蛇口から後悔が漏れる」からは『何度目の青空か』の冒頭「誰かが閉め忘れた蛇口」を連想する。更に言えばSKE48『Glory days』の「水道の水は出しっぱなしで僕だけ溺れそう」もだ。秋元康得意の心象風景だ。『何度目の青空か』からは「今の自分を無駄にするな」を引用して「命の無駄遣い」とも歌っている。これも彼得意のフレーズだ。
苦悩で眠れない夜は強がらなくていい。誰に対しても、自分自身に対しても格好つけなくていい。思い切り悩んで、泣いて、苦しんで、そして夜明けにはまた新たな力を得て立ち上がれというメッセージソングだ。「ヨロヨロと立ち上がれ」という表現も独特だ。力強くではなく、やっとの思いで力を振り絞って立ち上がるという形容で、ネガティブな表現をプラスイメージに転じている。「ジタバタ」という言葉もよく使われるが、それもネガティブな表現をプラスイメージで使う例だ。
歌い出しのAメロの後、短い間奏を挟んでAメロを繰り返すという構成が珍しい。勿体付けているというか、ゆっくりと楽曲の世界に誘っている印象がある。

『路面電車の街』。
カップリング曲の中では一番気に入った。ノスタルジックなフォークソング調の曲だ。
高校を卒業して夢を追って上京したもののパッとしない現状を「自慢できるような土産話がない」と歌う。そんな自分を何事もなかったように迎えてくれる故郷のやさしさを淡々と歌っている。都会で一旗揚げて凱旋できる人は少ないのだから、だいたいの人は彼のような気恥しさや後ろめたさを抱えて帰省する。そんな気持ちを上手く表現できている歌詞だと思う。
彼は自宅を出て、おそらく昔付き合っていた彼女と待ち合わせた店へ向かう。実際に彼女に会う前に曲は終わる。余韻の残る終わり方だ。
ところで、歌われている路面電車の街とはどこだろう。長崎、広島、松山、熊本。いずれも風情のある地方都市だ。ある程度の規模の都市だから、歩けば必ず知り合いに会うということはなく、でももしかしたら偶然会える可能性もあるという塩梅だろう。そんな街だからこその雰囲気が出ている。
ソロパートがふんだんにあるのがいい。それぞれのメンバーの声や歌い方を味わえる。残念ながら歌っている3人、齋藤飛鳥、堀未央奈、山下美月の声を聴き分けることまではできない私は未熟者だ。
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