「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【北海道】大雪山黒岳から北海岳往復

2014-09-21 23:42:37 | ハイキング

              黒岳石室付近から見る北海岳(中央右寄の白いピーク)

【日 程】2014年9月21日(日)日帰り(旭岳温泉発、層雲峡温泉泊)
【山 域】大雪山
【山 名】黒岳、北海岳
【メンバ】本人、妻
【天 候】快晴
【参 考】山と高原地図3大雪山(昭文社)
【コース】リフト上(8:30)→黒岳(10:00)→黒岳石室(10:50)→北海岳(12:50)→黒岳(15:15)→リフト上(16:40)

前日は天気が悪くて旭岳に登れず、裾合平を歩きました。21日は北海道全体が良い天気との予報なので再度、旭岳を目指す選択もありましたが、いろいろな所を見てみたいという気持ちがあったので、層雲峡に向うことにしました。旭岳温泉から層雲峡へは縦走もできるくらいなので、直線距離は近いのですが車で行くとなると大回りになり、1時間20分かかりました。
前日とは打って変わって最高の天気で、ロープウエイからリフトに乗り継ぐとあたりの紅葉が青空に映えて素晴らしく、リフトの下にはリンドウの花が咲いていました。リフト終点からの展望はニセイカウシュッペが中央に大きく、屏風岳、武利岳、武華山などが広く見渡せ、登る途中でも所々で同じ展望が見られます。黒岳までの登りは大石がごろごろあって登りにくいのですが、この日はさらに雪が溶けた水が道を濡らし、石の上も濡れた泥で汚れて滑りやすくなっていました。登り始めは日差しが強くて暑くて汗をかきましたが気温自体は低く、黒岳頂上直下の日陰になった急な登りが一部凍結していてスリップしやすくなっていました。
広い頂上に出ると、さすが北海道の大雪山と言いたくなる雄大な景色が広がっています。青い空の下に白い雪を被った頂はヒマラヤの峰のような雰囲気がありました。黒岳石室に下っていくと所々、雪の上を歩くようになります。黒岳石室は北鎮岳方面と北海岳方面の分岐になっています。石室の人に様子を尋ねると北鎮岳も北海岳も道の状況は同じだが北海岳のほうが時間がかからないとのことで、北海岳を目指すことにしました。
北海岳へは途中に赤石川という沢を渡ります。飛び石伝いで注意が要りますがここからの景色が綺麗でした。登って行くにつれ雪が多くなり、踏み抜かれた跡を見ると膝ぐらいまで積もっている所もありました。幸いこの日は雪が締まって踏み抜くことはありませんでした。また、急な斜面の一部は凍結して滑りやすくなっていました。最後に長く続くなだらかな斜面を登って頂上に着きました。
頂上は、展望が素晴らしくてゆっくりしたいところですが、風が強くとても寒く感じました。その上、ロープウエイの制限時間が気になっているので、記念写真を撮り、昼食を食べるとすぐに下りにかかります。天気が良かったので、行きと帰りでは雪もずいぶん溶けて減ったように感じました。黒岳石室に戻って御礼を言い、黒岳に登り返します。この登りの途中にエゾシマリスが目の前に飛び出してきて綺麗な可愛い姿に感激しました。
黒岳からの下りは足元が悪くて時間がかかり、ロープウエイの展望台で夕暮れの展望を楽しむと最終便の一つ前になりました。

 

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